弦楽的発想とピアノ的発想
クラシック音楽ファンとロックファンでは感性の異なる部分もあると思われますが、
同じクラシック音楽の中でも弦楽とピアノでは音楽の発想といいますか表現といいますか、
微妙に違うようです。本当に簡単に言い切ってしまうなら、旋律的な感性と和声的な感性となります
(もちろんこんな簡単なものではないのですが)。私はどうも弦楽的な感性のようです。
音楽のジャンル的にはクラシック、現代音楽、ロック、ジャズ、邦楽と雑食性なのですが。
この夜想的間奏曲などは、ピアノ的な発想の元に作曲されていると思われます。そのため、
c版ではピアノソロにしてみました。Piano Collection の他のパッチを使用してみたいと
思ったのですが、結局スタインウェイ。曲の終わりのお約束的な分散和音は、原曲から勝手に
変えています。マンドリンの合奏形態は弦楽合奏に類した形式ですが、マンドリンの発音機能は、
撥弦楽器的な意味において実はピアノに近いものです。(03/04/27記) |