ロシア的憂鬱
ロシアの作曲家は初めて取り上げますが、私はグラズノフについては全く詳しくないので、あまり書くことができません。知らないのになんでこんなマイナーな曲なのかというと、やはりこれもかつてマンドリン合奏ではいかがなもんかと思って、スコアの譜面づらだけ見て買っていたのでした。エレジー好きというのもある。1928年の曲で「M. P. Belaieff の想い出に」とあります。原曲は弦楽四重奏ですが、ここでは弦楽合奏とピアノの2種類にしてみました。残響を少し深めにしています。
曲は、メランコリックな第1主題とゆれるような第2主題から、展開部と再現部がいっしょになったような簡易ソナタ形式のようになっています。最後には葬送行進曲となって、第1主題の上昇音型がエコーのように現れて消えていきます。なお、私はこの曲の演奏は知りませんので、スコアのみ見て作っている関係上、テンポ設定など大きな誤解や間違いがある可能性があります。
カワイのスコアメーカーで取り込んで編集してみました。最初でかつポケットスコアサイズだったので、感覚がわからず相当修正しましたが、それでもべたで入れるよりは楽なようです。(04/06/26記)
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