翼のある音楽
おかげさまで2年ほどかけて50曲目です。まあ遅いのは仕方ないんで、この調子で20年で500曲ですか?絶対飽きて止めていますね。さて50曲目は少し記念的に超有名曲をということで、ボッタキアリの交響的前奏曲です。曲や展開が単調だといわれようが、ワンパターンといわれようが、多くの人の心を波立たせてきた曲であることは間違いありません。
音楽には2種類あって、どんなにうまく書けていても何も心に残さないものと、曲のできに傷はあっても心をかき回して飛び立っていくような、翼を持った音楽です。私にとっては「ハ短調の序曲」や「劇的序曲」などがその後者のタイプにはいるのですが、この「交響的前奏曲」はその最たるものです。小さな翼であっても、それは確実に私の心をかき乱してはばたいていきます。演奏の要は緩急というよりは静止と動き、それは心の二面であります。そして和声のうつろいがそれを支えていきます。
作成はCubase SX 2.2 と QLSO Gold を使用。その他にリヴァーブに anwida soft のフリーソフトの DX Reverb Light を使用しました。リヴァーブでちょっと細部がボケているかもしれませんが、今回はそれよりも雰囲気を重視しました。12分近くある曲を192kbpsでコーディングしたため、少々サイズは大きくなっていますが、ぜひ多くの人に聴いていただけますよう。(04/07/19記)
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