超季節はずれ
ジュゼッペ・シルレン・ミラネージ(Giuseppe Sirlen Milanesi)は
マンドリン独奏曲である「サラバンドとフーガ」やマンドリン合奏曲の「主題と変奏」
で有名ですが、同時代のアマデイ、マネンテ、ファルボなどに比べるとどうも渋い印象があります。
曲はしっかりしてるんですけどね。「誕生日の幻影」はそんなミラネージの小品であります。
ただ、古来「誕生日の幻影」と訳されているんだけど、なぜか不明。「クリスマスの情景」と
でも訳したほうがよいのではないかと思うぞ。そういう意味ではいま出すのはまったくの
季節外れではありますが。
なおパストラーレは6/8や12/8なのだが、2拍子、4拍子であって、どこぞのサイト
(マンドリン系のサイトではない)に書いてある3拍子ではありえない。まじめに書くと
複合拍子なのだが、大本は2拍子系なのだね。パストラーレはけっこう簡素な曲も多い中で、
ミラネージはまじめに書いているなあという感じがあり、逆に洒脱な感じはないのでその
あたりが渋さにつながるのであろうか。
作成環境としてはPCを相当入れなおして、WindowsXP環境になりました。そして、
CubaseSXは3.0で。といっても、まああんまり変わりませんが。今回はHALionPlayer
を導入し、ほとんどの音色はそれを使いました(一音のみPlugSound)。HALionPlayer
便利かどうかわからん。。。それようの音ねたが手元に増えれば便利なんでしょうけどねえ。
HALion2.0で使用していたものは利用できていますが、HALionStringEditionの音は
無理っぽい。使えないならプレーヤーもアップデートしてくれよって感じ。(05/06/27記)
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