メリアの平原に立ちて
この曲は Il Plettro 主催の第二回作曲コンクール(1909年)に二位入賞の曲でございますが、
このときの一位はアマディの「海の組曲」なのですな。出版の時は単に「序曲」だったようですが、
出版時に作者の了承の下に「メリアの平原に立ちて」と名づけられたようで、そういう意味では
元々メリアを表現しているかどうかはわかりません。ただ、本邦マンドリン界の名曲として
(あるいは難曲として)演奏会で数多く取り上げられています。
つくりとしては豪壮な第1主題と叙情的な第2主題からなりますが、どうも第2主題の
旋律的魅力に欠けるのがマネンテの弱点かと個人的には思っております。どうも旋律が
器楽的なんですね。ごつごつしているというか。しかしアレグロにおけるマンドリン的な
書法はよく特徴を出していると思います。対位的な動きを出したいので、弦の速い動きは
少し音量大き目かも。最後はもっと加速するのもあるでしょうけど、マシンがついていきません。。。
小さい音量の動きはヘッドフォンでないとわかんないかも。
さて、どうもあまり時間をかけている暇がなく、今回は弦楽とピアノにしました。
本来は第1主題では金管が、第2主題では木管が活躍すべきかもしれません。打楽器も省略。
中野二郎先生もメンバー70~80名以上の時のみ使いたいとされておりますゆえ。弦楽は Quantum Leap Symphony Orchestra Gold です。
ちなみに QLSO も追加パッチがでまして、QLSO Gold XP なるものを購入しているのですが
なにぶんこの状態ゆえインストールもしておりません。ピアノはいつもの Giga Piano を
HALion Player で。この曲にしてはちとリヴァーブかけすぎだと思われるかもしれませんが、
元々入っている残響音ゆえこれ以上は減らせず、デッドにやるには HALionStringEdition の
ほうが良いかもしれない・・・けど、これもインストールしていない。(06/01/02記)
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