March 31, 2006

●銀河ヒッチハイク・ガイド

book-Galaxy-01.jpgDVD がでたので購入した後で、積んであった原作を読み始める。ダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」はおばかSFの金字塔といわれているが、まさに金字塔であった。このすばらしさに星4.5。こういうの好きなんだねえ、私。でもただおばかだから、というわけではなく、おバカな題材を精緻に効果的に組み上げている構成が好きだなあ。「宇宙の果てのレストラン」も続けて読む気でいる。

一方、映画のほうは設定や各登場人物?はそれほど悪くもないが、全体のリズム感がとても悪い気がする。なんかねー、せっかくの気の利いた英吉利風風刺がただのどたばた亜米利加風になっていて、とっても嫌だ。でも脚本とかの名前にダグラス・アダムス入ってるんだよなー。まあ、そんなわけで映画のほうは推薦しません。

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March 29, 2006

●Pink Floyd 系 2題

CD-Gilmour-01.jpgpad10.gifCD-Wall-01.jpg

えー、長期出張になりますので、「日々是音楽」は当面あまり新規公開できないと思います(いや逆に暇だったりして。でも音楽作成環境がない)。読書録のほうも・・・というか、まだリンクが古いままなので今は見えなくなっていますが、これは来週までに修正予定。まあなんとかサーバ移行が終わってよかったです。でももし落ちたら週末までなんもできんなー。

さて、音楽のほうでは、Pink Floyd 系として、David Gilmour の「On An Island」と Pink Floyd トリビュートアルバムの「Back Against The Wall」を購入しました。Gilmour の「On An Island」は20数年ぶりのソロアルバムです。「Back Against The Wall」のほうはもちろん「Wall」で、豪華メンバー(キング・クリムゾン + イエス + UK + ELP + ジェスロ・タル の関係者)が演奏しております。両者の方向性の違いが面白い。

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March 27, 2006

●セブンソード

DVD-SevenSords.jpg「HERO」「LOVERS」に続く武侠超大作の第3弾ということで DVD を購入していたのですが、だらだらと Blog のカテゴリを移動しながら見ていたら、けっこう長いので困った。2時間半以上あるじゃん。そのわりに話の展開があらすじ的でまた困る。で、音楽はやたらかっこよいで好きだが映像より目立っちゃいかんなーと思いながらみていて、終わってからケースを見たら川井憲次だった。うーん、川井憲次判定システムが耳にあるわけじゃないんだけど。。。

良くないのはあきらかに7人の個性というか性格を観客に刷り込む時間がないのと、その割に悪役のほうが目立っていて、どうも七剣の伝説や感情移入できんぞー。また恋愛関係や内通者や各人の過去などネタを盛り込みすぎでストーリーの説明にすぎているようである。で、後から調べたらTVシリーズもあるらしく、そちらが先なのだろうか?もしそうなら、基本は知っていて当たり前ということでわかる気もする。

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March 26, 2006

●MovableType設定中

pc-SuSE.jpg

MovableType の移行では、前のPCでは、トラックバックを表示しない設定にしていたのでほっておいたら、記事400件に対して、2万件のSPAMがあって、移行後に泣きながら消しました。つうかSQLで直接消していったわけですが。今回はもう少し注意しよう。

現在カテゴリを移行中です。まだ中途半端な状態なので少し混ざっていますが、こればかりは一件ずつ見ながら変えているんでもう少しかかります。デザインはその後かな。

StyleCatcherを入れてみたのですが、現状のスタイルシートとは定義しているidが違うので、これはそのままは使えないですねえ。元の標準に戻すというのもあるんですが、どうしようかなあ。まあ、明るいデザインの「日々是研究所」もほんの少しの間であるとは思います。

March 25, 2006

●サーバ移行を終えました

pc-SuSE.jpg

やーっととりあえずサーバを移行しました。まあまだまだ不具合はあるかもしれんなあ。。。やはり MovableType の移行はバージョンやサーバ環境を大きく変えたせいもあって結構面倒。デザインは「小粋空間」さんのを入れてみました。ここからカスタマイズする予定。某マンドリン系アンテナで並んでたりするときもあるんだけど、お互いマンドリンからは遠くはずれている気が。。。

やっと音楽関連にも戻れるかも。

March 22, 2006

●SuSE 設定中・・・まだまだ続行中

pc-SuSE.jpg

えー、ファルコムファンとしては「空の軌跡SC」が出ておりましてやらなきゃいかんのですが、「空の軌跡FC」のやり直しが予定通り終わらず、まだ最終章をうろうろしておりますので、まだ始められません。。。といううちにFF-XIIもでてるし時間が。。。

さて、サーバ操作中です。この週末にも何度か停止するかもしれませんがよろしゅう。状況としては、
・MySQL5.0 導入済・・・まあ動いてるかな
・PHP4 導入済・・・動作確認まだしてない
・MovableType は購入と設定済み、テストサイトは作れているのだが、Export/Importでの移行がうまくいっていないんです。サイズの問題なのかなあ。。。小さなImportファイルでのテストしなくては。変更点はバージョン(2.64→3.2)、MySQLの利用、コードの変更(EUC→UTF-8)などで、今度は UTF-8 にするつもりざんす。

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March 19, 2006

●ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎

book-berkeley-05.jpg別に晶文社ミステリを選んで読んでいるわけじゃないけど、部屋を片付けているうちに途中で挫折していたアントニー・バークリーの「ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎」を発見し、最初から読み直して読了。途中でわかっちゃう部分もあるんだけど、あいかわらずシェリンガム君がやってくれるのでよし。今回からモーズビー警部も登場するのでこれもよし。

で、1920年代の作品ではあるが、すでにアンチ推理小説の気分があってそれもよし。構成的にはもう少し古典の某作品に似てるなあ。で、面白くて個人的には好きなんだけど、作品の出来としてはまあ星3.5ということで。でも十分楽しめるよ。さてあとは「絹靴下殺人事件」を読めば、バークリーで訳されているのは大体読んだことになるかな。次はフランシス・アイルズ名義か(全然読んでねー)。

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March 18, 2006

●SPIRIT

Movie-Spirits.jpg李連杰(ジェット・リー)と中村獅童の SPIRIT(霍元甲) を観てきました。うーん、初日から入りが悪いので、きっと2週間だな。外面を鍛えることではなく、敵は自分であるということは武術に限らず、身を律して生きるということを考えると、いずれの世界でも通じるんだと思う。アクションはやはりすばらしい、が高所恐怖症のぼくには辛いシーンもある。あんなところで戦わないでくれー。また、ぼくも年とったんで、その後のこの種のべたでも泣けますよ。

霍元甲毒殺説は武侠小説「近代侠義英雄傳」や「大力士霍元甲傳」で、霍元甲の死を日本人による暗殺・毒殺としたことから、そう実際に思っている人も多いらしいが、長年患ってきた喀血病の悪化による病死だということだそうである。また、1時間45分ほどであるが、元々は2時間30分ほどだということで、相当カットされているようである。もりだくさんあまりにストーリーを追うことで一杯なので、もう少しゆったりしたやつも見たいなあ。もっともノヴェライズでは頭と終わりに現代中国での話が入るらしいが、それはいらないんだけど。

March 17, 2006

●ミルチャ・エリアーデ幻想小説全集第1巻

book-Eliade-01.jpg作品社の全集ではナボコフの短編作品全集や、このミルチャ・エリアーデ幻想小説全集など重要なものがあって、高いんだけどしかたなし。いや、この長編3作分くらいのボリュームが2冊分の読めるんだからよしとせねば。しかし読むのに時間がかかったわ。今回の第1巻では、初期?の「令嬢クリスティナ」「蛇」「ホーニヒベルガー博士の秘密」「セランポーレの夜」「大物」「弟思い」「一万二千頭の牛」「大尉の娘」が入っている。

「ホーニヒベルガー博士の秘密」「セランポーレの夜」は昔福武文庫で読んだなあ。そのときは、ふーん、という感想だったが、今回もいろいろ新たに発見したとはいえ、ふーん、という感じはぬぐえず。中では西欧ゴシックホラーの最高レベルとして「令嬢クリスティナ」、春の祭典的異世界異宗教的な「蛇」が好きだ。また「大物」も後者の系列として好きかも。「大尉の娘」の会話の発散具合は後の「ムントウリャサ通りで」を思わせて好きだ。というわけで、星4つということで。このあたりは「ホーニヒベルガー博士の秘密」「セランポーレの夜」が世間の評価ほど私は気に入っていないということでし。

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March 14, 2006

●マーラー交響曲第9番-Abbado (DVD)

DVD-mahler-9-abaddo.jpgSACDプレーヤーを買ったり、STAX のイヤースピーカーを買ったりで、また音楽を聴こうという気になっているらしいので、財政難である。CD は病気が盛り上がっていない普段でも月数枚は購入するのだが、盛り上がると大人買いに変わるので怖い。しかも今回は SACD 中心だし。そのぶん他が減ればバランスもとれようもんだが、本の購入は減らないのです。

というわけで、MTTのマーラー交響曲の大人買いに続いて、交響曲の女王様(マーラーの9番のことだ)は続けてアバド指揮マーラー・ユーゲント・オーケストラのものをDVD で購入。他にヤンソンス指揮コンセルトヘボウ管弦楽団でのドヴォルザーク「新世界」を購入して、アバドの最近の DVD と、コンセルトヘボウ自主制作版を大人買いすることに決定。財政ピーンチ!というわけで、今回は交響曲の女王様の DVD から。ヤンソンス+コンセルトヘボウ管はまたいずれ。つうか今回はほとんどボケ老人の思い出話です。

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March 12, 2006

●惑星大怪獣ネガドン

movie-negadon.jpg去年の暮れに出ていたようだが全く知らなかった。どこぞのBlogで見て、昨日ジュンク堂で見て、「惑星大怪獣ネガドン」のDVDを買ってしまった。本編25分しかないが、いやあおもしろすぎる。といっても昭和30~40年代の怪獣映画を見た世代でないとこの感覚は伝わりにくいだろうと思うけど。

「 昭和100年。人口対策のために火星を地球化する計画が進行する中、発掘してしまった宇宙怪獣ネガドンが日本に襲来する。もちろん防衛隊の攻撃は効かず、ロボット工学の権威・楢崎博士は自ら開発した巨大ロボット・MI6(ミロク)2号機で、単身ネガドンに立ち向かう。」のであります。まあしかしよくやる。しかし特撮部分(というわけ方がありなのかどうか)もあるけど、男の暑さが「昭和」という感じだったりして。街の風景も含めてそちらのほうが気に入ってみたり。

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March 11, 2006

●STAX SRS-2050A

確定申告が終わりましたが、税金振り込まなくては。。。悲しい。

自分のログをみると今年の1月7日に SENNHEISER HD580 Precision を購入しているので、そのエージングも終わっていないのだが、やはーり仕事のストレスのせいだろうということにして、STAXSRS-2050A(Basic System:SR-202+SRM-252A)を買っちまった。年度末のどたばたっていやーねえ。

STAX は日本のメーカーで、ヘッドフォンではなくイヤースピーカーと呼んでいるんですよね。結構あこがれではありましたがこの際入門機である SRS-2050Aを購入してしまいました。「入荷待ち」の文字列が「在庫あり」に変わっている餌につられてしまったのだ。。。

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March 07, 2006

●クライム・マシン

book-CrimeMachine.jpg晶文社ミステリ終了ということで買ってあった「クライム・マシン」を読んだ。ジャック・リッチー知りませんが、甘ったるいと嫌だなーと思っていたら、カカオ分90%くらいの苦さであったので良かった。どうもスタージョンとかデヴィットソンは一部合成甘味料のような甘さを感じて、そういうところが嫌いなんだけど、リッチーのはそういう部分のカロリーオフ、大人の短編であった。推理小説ということではないので、クライムストーリーというのが適切なのだろうか?というわけで星4つ。

で、「このミステリーがすごい!2006」でも海外部門1位だったわけで、かといって売れているのかどうかは知らないけど、やはり晶文社ミステリ終わってほしくないなあ。

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March 04, 2006

●デス博士の島その他の物語

book-Wolfe-02.jpgジーン・ウルフは疲れる。少なくとも2回は読み直しを強要されるからで、いやーんなんだけど、1回読み通しただけでわからないとその隔靴掻痒感はより一層いやーんなので結局読み返すのだ。だから一冊読むのに 2~3 倍時間がかかるんですー。ついでに書く量も増えちゃう。

ただ、遊べる範囲からいうと「ケルベロス第五の首」のほうがいろいろ突っ込みどころがあっておもしろいかもしれません。「デス博士の島その他の物語」は「接続された女」のほうで読んでいたんですが、やはり「島三部作」まとめて読めるのはうれしい。また、前に読んだときよりはいろいろなことを発見しているようだよん。「アメリカの七夜」もSFマガジン買いながらほっておいたからなあ。どれも良いのだが、「眼閃の奇蹟」は、へえーこんなふうなのも書くんだあと新しい発見があったのと、なんか暖かくてよい。特に最後は心に残るよ。ということで、「アメリカの七夜」までは星4つくらいかなーと思ったんだけど、「眼閃の奇蹟」を加えて星4.5。

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March 02, 2006

●晶文社ミステリの終了

「晶文社ミステリ」は昨秋刊行の「クライム・マシン」をもって終了だそうで。

うーん、とちとうなっちゃいますが、中ではバークリーありがたかったよなあ、グラディス・ミッチェルも買ったなあ、「プリーストリー氏の問題」もおもあしろかったなあ、去年の暮れに読んだペルッツははまりまくったよなあ、「クライム・マシン」とか「壜の中の手記」とか「絹靴下殺人事件」とかまだまだ積んであるんだよなあ。。。

「このミス2006」で、晶文社の隠し玉にマイケル・イネスとグラディス・ミッチェルがあって、手を上げて踊っちゃったんだけどおろしどころがなくなっちゃったなあ。まあ出版物も多いし、ハードカバーは高いし、小説なんて読まない人は読まないし、読む人は何の引け目もなく図書館で借りたりだしなあ。。。

どこか他社でも企画が続くことを祈るのみです。マイケル・イネスとグラディス・ミッチェル!

March 01, 2006

●SuSE 設定中・・・続行中

pc-SuSE.jpgDNSとメール環境は新サーバで稼動中ですが、とりたてて問題がなさそうなので、これはOKとしておくか。その後忙しくて、なんにもできていない。「日々是音楽」のほうも全然触る暇がないし、うーん、もうストレスたまりまくりだなあ。

その後サーバ関係ではあんまりできていないんだけど、YsSTの参照先の設定やNTPの設定、gFTPの導入、VNCでWindowsPCから操作できるようにしました。ちょっと遅いけど、HPのノートPCから操作できるのは楽だ。ただ、ノートは画面の高さが768のため、VNCで1024x768にすると、スクロールしなきゃいけないのが面倒。でもさすがに800x600は小さい気がするし。

MovableType はまだ検討中で、 Serene Bach でいかがなモンだろうかと妄想していましたが、 Jaws というCMS があるらしく、こちらのほうをW&Mの会に使ってみようかとか。。