March 28, 2007

●QED 河童伝説

book-QED-07.jpg結局3月なんですが京都滞在延長なんで、夏ごろまでいるかな、とかもう一回祇園祭ですか、とか。疲れは溜まっている気がする。で、重い本は読めません。

高田崇文氏のQEDシリーズが出ていたので購入した。。。が遅れて読んだ。「QED 河童伝説」は河童ですが、話は一応「QED ventus 御霊将門」の続きであるらしい。というわけで、事件の人間関係も前作を読んでからのほうがよい。。。が、結局御名方や禮子、そのほかを楽しむには最初から読むしかないか。もちろん、民俗学ライノベですから推理小説ではありません。ジャンル推理小説にしてますけど、でもこちらのほうがよいと思うんだよな。

まあしかし今回は話題が将門からも離れてしまう上に、事件とタタル一行が!!!という究極の次は使えない技になっているんで、どうするんでしょ。まあ、息抜きに読むので良いのですが、こんなだしかたなら ventus と本編は接近させて1ヶ月くらいで刊行して欲しいです。すべて忘れています。 また、謎が昔ほど魅力的じゃないよね、というのもある。

March 25, 2007

●gigabeatV30E その後

gigabeatV30E.jpg 

石川県で地震が起こっていて実家は大丈夫だろうか。。。自分のほうも風邪なのか花粉症なのか大変体調が悪い。ちと頭がズキズキ。

で、gigabeatV30E その後について。まずヘッドフォンをさしても認識しなくなったので修理に出しました。これは対応などまずまずかな。でもWMP11が。。。

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March 22, 2007

●殺人者は21番地に住む

book-Steeman-01.jpgあー、祝日もなく働いておりますが、出しておきたいネタが溜まっております。

で、昔のものをということで、「殺人者は21番地に住む」S=A・ステーマン を読みました。おー、おもしろいじゃん。そう、こういうのが本格なんだよお。というわけでステーマンは「ウェンズ氏の切り札」しか読んでなかったように思うがどうだったか全然覚えていない。

霧のロンドンで頻発する殺人事件、犯人は21番地に住むらしいのだが、そこは素人下宿でいろいろな人が住んでいます。さて、犯人は。。。展開も含めてなかなかおもしろいです。その後の展開も含めてきちんと考えられていてよい。また二度の読者への挑戦の遊びもありますが、良いのは各容疑者の個性が立っているので、ちゃんと感情移入できるんですね。(前に書いたやつは犯人の名前がわかっても区別つかなかったからなあ。。。)

やはり黄金期ものはおもしろい。。。けど、高田崇史の「QED 河童伝説」も買っちゃったんだよなあ(実は読んじゃったので次に紹介予定)。

March 20, 2007

●日々是型本格(海外編)

で、海外編も書いてみる。こうしてあげてみると、緻密な推理よりは雰囲気というか全体としての一体感を重視しているような気がする。まあこんな好みを元にいつも好きなこと書いてるわけです。

とりあえず、犯人に意思がないのは嫌だ。推理小説の中くらいは犯人は強い悪意と犯罪への美意識を持っていただきたい。偶然の固まりも嫌だ。

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March 19, 2007

●nightwish

CD-Nightwish-Once.jpgCD-Nightwish-BestWishes.jpg

えー、最近の非クラシック系はどうかというと、持っているCDをリマスタリング+紙ジャケで買いなおそうとしているのですが、King Crimson の買い替え開始。Pink Floyd はまだ Final Cut のみ買い替え実行。昔のは場所をとって邪魔なので随時替えていこうと思っています。ついでにXTCの紙ジャケもの大量買い。 XTCはよいよ。

新しいところでは、というか新譜ではないんですが、今頃 nightwish などを聴いております。メタルでもゴシックメタルかシンフォニックメタルか。。。よーわからんが。まだ聴き始めたところなのでどれも一緒に聴こえるなあ。 OnceとBest Wishesを持っているんだけど、オリジナルももっと買いそうかな。うーん、せっかく紙ジャケ化で量を減らそうとしているのに。ちなみにWithin Temptation も買ってみたり。

March 17, 2007

●シルバー假面

DVD-Silbermaske-01.jpg年末観にいけなかったが、DVDでのリリースが始まったので買ってみた。昔は「シルバー仮面」だったけど、今回は「シルバー假面」なのですね。 わたしゃあんまり実相寺監督に思い入れはないのですが、では「シルバー仮面」に思い入れがあるかというと、見てはいたんだけど、その頃は「シルバー仮面」「ミラーマン」「宇宙猿人ゴリ」(というかスペクトルマン)あたりがごっちゃになっているので、それほど思い入れが深いわけではないなあ。まあ実相寺監督、佐々木守氏の遺作ということもあり見てみたかったということで。

で、今回の「シルバー假面」は女性です。大正時代です。浅草です。カリガリ博士です。ニーベルンゲンの指輪です。 が、演技つうか演出は独特で、TVドラマみたいなものを期待しちゃいけません。舞台芝居のようなもんで脳内補完して遊ぶ大人のおもちゃであることを前提にして観ないと、なんじゃこりゃ、ですね。いや、ほとんどなんじゃこりゃなんだけど。

でもまあ脳内補完するとそれなりに楽しめます。しかし満月を背景での蜘蛛男とシルバー假面の戦いは笑った。2巻、3巻も買っちゃうんだろうなあ。。。

March 13, 2007

●日々是型本格(日本編)

ちょっと「本格」とかかっこよく書きすぎたので、自分の思う理想の本格をあげてみようと思ったら「変格」っぽかった。すんません。ただ、私の好みはこういうやつなので、私の書く内容はそれを加味して判断していただきたいです。まずは日本編。 もちろん読んでないのも多いし、そのうち気分で変わるのもあるかもしれませぬ。

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March 10, 2007

●乱鴉の島

book-Arisugawa-01.jpgあー、有栖川有栖さんのはね。。。火村シリーズはね。。。私、全然かってないんですよ。これが本格だといわれるとね、なんだか悲しい。が、本ミス1位だったのでさすがに少しはやるのかと思って読んでみたがこれはひどい。

飾り文句はね。「絶海の孤島、隠遁する作家。謎のIT長者、奇怪な殺人事件、精緻なロジック、エレガントかつアクロバティックな結末、ミステリの醍醐味」 とありますが、奇怪でもなんでもないし、事件もしょぼいし、推理もしょぼいし、全部偶然だし、アクロバティックじゃないし、動機もひどいし、雰囲気はないし、書いてるそばから自らぶち壊してるし、もう本当に Nevermore ですよ。一応最後になにかあるのかと思ったらなんにもないし、なんじゃらほい。まあ作家責めるよりこれを1位に選んでしまうほうがもっとひどいな。どこか良いところを探すと・・・装丁だけはかっこよいと思う。。。

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March 06, 2007

●ネジ式ザゼツキー

book-ShimadaSouji-01.jpg続いて、本ミスにあったここ10年の順位の中から島田荘司氏の「ネジ式ザゼツキー」を選んでみました。

そういえば、 島田荘司氏の作品読むのは久しぶり。昔は「占星術殺人事件」に始まって、けっこう読んだんだけど、「暗闇坂の人喰いの木」はけっこうおもしろかったが、綾辻行人の×××と×××。。。で、「水晶のピラミッド」はテキストの意味のなさが許せーん、「眩暈」は再び辻行人の×××と×××で、その後なぜか唐突に「龍臥亭事件」は読んだが、まあね、という感じで。「アトポス」は買ったけど読む気にならず。おいらはレオナものが嫌いなんだなと思う。

で、「ネジ式ザゼツキー」は島田氏によくある冒頭テキストとその解読だが、なかなかおもしろかった。テキスト解読に加えてその後もけっこう展開がおもしろかったのである。まあ無茶なのは昔からなんで仕方ないんですが。、異テキストものでは「水晶のピラミッド」は論外、「眩暈」はまあまあだが今回は本当におもしろかったぞ。

レオナがでてこないのが一番良いのか?まあいつの間にか御手洗はヒューマニスティックになっちまったのか。とにかく他のもまた読んでみようかなと思った。

March 02, 2007

●世界樹の迷宮

Game-Sekaiju-01.jpgいつの間にか3月になってた。で、ゲームしてるわけではなく、仕事が忙しいんですってばさ。

年末にDSでFinal Fantasy III をやっていたんだけど、仕事が始まるとなんか暇がなくて浮遊大陸を抜けたところで停滞中。でもまあおもしろいよね。昔のときのことは、もうあんまり覚えてないけど、ジョブチェンジとかやはりこのくらいがおもしろかったな。

でもそれが停滞して、この前から「世界樹の迷宮」をプレイしてます。。。といっても忙しいと疲れて停滞気味なんですが。なんといってもWizardey派の私にはとっても良い感じです。私だけでないらしく年末から(か1月からか知らんが)売り切れだったりしたもんね。

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