« October 2007 | メイン | December 2007 »

November 29, 2007

2007/11/28 ワイン講座

20071128 SANCERRE PN LE GRAND CHEMARIN 2004.JPG

ワイン講座年内最終日。ブルゴーニュ、ロワール、アルザス編。
恒例のジャンケンで再び1位!珍しいなとサンセールのピノを。

◆サンセール ル・グラン・シュマラン 2004 リュシアン・クロシェ
Sancerre Le Grand Chemarin 2004 Lucien Crochet
リュシアン・クロシェは18世紀からロワール地方で醸造。
当主リュシアンと息子ジル(ブルゴーニュで修行)にて運営。
赤が強いルビー色にエッジが透明で熟成感あり。
赤ベリー系の香りと小梅の旨味が乗ったワイン。

IMG_0004.JPG

恒例の講座生シェフ手料理と一緒に食すと、美味さが増します。
■燻製鶏のテリーヌ、胸肉と生クリームのムース仕立てで。
燻製鶏は塩漬けのマリネ熟成。ヒッコリー、桜の燻しが香ばしい。

November 25, 2007

2007/11/25

20071125 BEAUJOLAIS NOUVEAU MARCEL LAPIERRE 2006.JPG
◆ボージョレ・ヌーヴォー 2006 マルセル・ラピエール
昨年のヌーヴォーの日に飲んだラピエールの一年落ち。
熟成目的ではなく(当然)、どう変わるか研究するため保管。
深いルビー色でエッジは透明。最初は還元的な香り(製法由来)。
チャーミングな果実の香り・・・は感じられず。土の香りが優勢。
味わいに旨味はあるものの、酸と平坦な果実味が舌先に残る。
やはりこれは昨年、フレッシュな内に飲むべきであった。
購入価格2,690円(2006/11)。

November 23, 2007

2007/11/23

20071123 MELVILLE PN 2005.JPG
◆メルヴィル PN エステート 2005
グレッグ・ブリュワーが造るPN。オーナーはロン・メルヴィル。
Estateは2001年から毎年飲んでいるが、2005年はより濃い系。
ガーネット色に粘性も強く、赤黒ベリーのジャムの香り。
プラム、スパイスに、アルコール15.4%も加わり、厚い味わい。
漫画「ソムリエール」ではないが、確かに飲み飽きするかも。
購入価格3,848円(2007/5)。

November 20, 2007

2007/11/19

20071119 BOURGONE BLANC PAUL PERNOT 2002.jpG
◇ブルゴーニュ ブラン 2002 ポール・ペルノ
前回飲んだ時と印象変わらず。
薄い緑黄色。青リンゴ、洋梨、ハチミツの香り。
余韻が物足りないが、酸もしっかりで安定感がある。
ポテンシャルには乏しく、ここからはもう発展しないか。
購入価格2,100円(2004/1)。

November 14, 2007

2007/11/14

20071114 HENRI BILLIOT CUVEE TRADITION NV.JPG
☆アンリ・ビリオ グラン・クリュ キュヴェ・トラディション NV
アンボネイ村のRM。リュット・リゾネ。品種はPN75%、CH25%。
繊細な泡にハチミツ、ブリオッシュ、熟したリンゴの香り。
クリーム・ブリュレのような甘やかさもあり(ドサージュ?)。
果実の旨味といい、おそらく万人受けするタイプ。
かといってバタ臭くなく、上品な印象を保っている。秀逸。
購入価格3,650円(2007/2)。

November 10, 2007

2007/11/09

20071109 MATUA VALLEY SAUVIGNON BLANC 2006.JPG
◇マトゥア・ヴァレー ソーヴィニヨン・ブラン ホークス・ベイ 2006
1973年設立。NZで初めてSBを醸造。クローンはUCD10。
http://www.matua.co.nz/
緑黄色に、グレープフルーツ、シトラス、草木の香り。
やや甘めのフレーヴァーながら酸が適度で飲みやすい。
味わいも香りもストレートで、秋より春のワインという印象。
購入価格1,048円(2007/10)。インポーター即売会。

November 07, 2007

2007/11/5

20071105 BOURGONE HAUTES COTES DE NUITS AURELIEN VERDET 2004.jpG
◆ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ル・プリューレ 2004 オレリアン・ヴェルデ
2007/1に飲んだ新世代ブルゴーニュ。
濃さの中にも退色が見られる。粘性はしっかり。
前回と異なり黒ベリー系の香り優勢。酸はやや穏やか。
旨味エキスを湛えており、染み入るという表現がぴったり。
時間経過により果実味から旨味中心へと変貌中とみた。
購入価格3,480円(2006/12)。

November 05, 2007

2007/11/4

20071104 GEWURZTRAMINER TRIMBACH 2004.JPG
◇トリンバック ゲヴュルツトラミネール 2004
1626年から葡萄を栽培するアルザスの生産者。
濃い目の黄色に、ライチ、白い花、甘辛スパイスの香り。
トロっとした感触だが、口に含めば少し苦味を感じる。
複雑さはないが、ストレートな果実がおいしいタイプ。
なお、コルクは人工nomacork。アルコール13.5%。
購入価格1,333円(2007/10)。

November 02, 2007

2007/10/30-ブルゴーニュ古酒会@のみ山-

お手頃価格のブル古酒を楽しむ会をのみ山@三軒茶屋にて主宰。
当日はカリピノ好きを招いて改宗を迫るべく。。。ウソ。

20071030 WINES.JPG

☆Tarlant Cuvee Louis NV
お店に注文したレコルタン・マニュピュラン。
CH50%、PN50%でハチミツ&ブリオッシュの香り。
味の濃いシャンパンで、これからの季節に丁度よい。

以下、持ち込み。古酒は状態に不安を抱えつつも、問題なし。

◇Pouilly-Fuisse VV Les Crays Daniel Barraud 2004
1890年創業、1979年ドメーヌ設立のマコンの定番造り手。
マコンに計7.1haを保有。若くても美味しく飲めるので選択。
まだ緑がかった黄色で、樽香、リンゴ、レモンの香り。
果実味がクリーンでストレートで、時間が経つと味わいにコク。
ミネラル分もあっておいしいが、余韻は平凡。

◇Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Embrasees Bernard Morey 1999
2006年ヴィンテージで引退するベルナール・モレ。
シャサーニュ村の保有畑8.8haは息子達に譲るらしい。
これはパーカーさんが「エギゾチックで肉付きよい」と評する畑。
個人的には早熟という印象だが、当夜のそれは少々異なる。
果実味がモカやキノコの香りに変化しつつあり、余韻も長い。
もう少しトロリ感が欲しいものの、熟成ブル白を堪能できた。

◆Nuit-St-Georges 1er Cru Les Perdrix Mugneret Gouachon 1983
Georges MugneretやMongeard Mugneretと同じミュニュレ。
既にワイン造りは卒業したらしい。Winebid物(日本で入手困難?)。
エチケットも汚れているし、状態不安の中、最初に抜栓。
ところがこれが、土、紅茶、小梅、出汁系の妖艶なワイン。
酸も適度で個人的好みはこれ。当日唯一のコート・ド・ニュイ。

◆Beaune 1er Cru Les Boucherottes Bernard Delagrange 1969
1792年ヴォルネィ設立、1972年ムルソー移転のドメーヌ。
自社カーヴで長期熟成させてから世に出すらしい。
意外に若い色合いで、土、紅茶の芳香豊か。
色合いも赤く、やけに酸が目立つ。リコルクかも?
時間経過でガクッと落ちるのは酒質の弱さか。

◆Beaune 1er Cru Les Teurons Albert Morot 1986
1820年ネゴシアン設立、1984年にドメーヌに転換。
ブルゴーニュ赤の古酒では信頼の置ける造り手と認識。
ルビー色に、最初は還元的な香り、後で燻したような感じ。
酸、タンニンも主張しており、余韻は華クリーンで華やか。
ローストのニュアンスとのみ山の燻製沢庵がマッチ。

◆Corton Grand Cru Les Greves Adrien Belland 1990
本拠地はサントネー、シャンベルタン等も保有し計12ha。
現在はジャン・クロード・ベランがアドリアンの後継で運営。
やはり特級は格上。土や獣臭にハーブな感じ。余韻も長い。
参加者曰く「女性を落とせるワイン」???

のみ山の店主に気合いを入れて作っていただいた料理とともに。
■ポルチーニ茸のクリームソース、栗を添えて
キノコの香りが赤白両方のワインにベスト・マリアージュ。
20071030 porcini.JPG

そのほかには;
■なす、ズワイガニ、アボカドのミルフィーユ仕立て
■鴨のロースとルッコラ
■ブッフ・ブルギニヨン
■あいちゃん(黒ニンニク)