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September 28, 2008

2008/9/27

20080927 FLOWERS CH SONOMA COAST 2006.jpg
◇2006 Flowers CH Sonoma Coast
今年8月にも飲んでいたく感動したFlowersのシャルドネ。
Astorで安売りになったので再び購入。ただし、今回は軽いブショネ。
ミネラル、レモンのニュアンスはあるが、コルク臭が邪魔をして楽しめない。
前回評価が高かっただけに残念だが、この銘柄は追跡していきたい。
購入価格$39.99(2008/8)。

September 21, 2008

2008/9/20

20080920 AMAYNA SB 2006.jpg
◇2006 Amayna SB Leyda Valley
ミヤパパお勧めのチリのソーヴィニヨンブラン。日本名「甘い~な」。
LeydaはSan Antonioの一角で、太平洋から数キロの地域らしい。
外観は黄色。粘性強。樹木の香りと蜜、パイナップル、グレープフルーツ。
濃厚な果実味と後口に残る苦味がコントラスト。余韻も結構長い。
アルコール14.5%だしSBと思って飲むと裏切られるが、味わいは良。
裏面にはClone242、Davis Clone 1のブレンドとの記載。案外化学的。
なお、相当太いボトルです。12本入りケースに入るのかな?
購入価格$16.99(2008/9)。

September 17, 2008

2008/9/16

20080916 MOREY-ST-DENIS CLOS SOLON FOURRIER 2004.jpg
◆2004 Morey-St-Denis Clos Solon VV Domaine Fourrier
1971年生まれのJean Marie Fourrierが現当主となり名声回復。
アンリ・ジャイエの最後の弟子、オレゴンのDrouhinでも修行との由。
薄めだが芯のあるルビー色に、チェリー、赤ベリー、スミレの花の香り。
当初は酸も控えめだが、小梅系の香りとともに徐々に前面に立つ。
柔らかな印象の芳香と後から出てくる酸がややバランス悪いか。
カリピノ続きの身にはミネラル感とじわっと滲む旨味が安らぎに。
持続性がないのは2004年だからですかね。まあ已む無しか。
→明らかに翌日の方が上。滋味深く凝縮しましたね。
購入価格$35.99(2008/8)。

September 14, 2008

2008/9/13

20080913 LIOCO CH SONOMA COUNTY 2007.jpg
◇2007 Lioco CH Sonoma County
Wine Spectatorの2008/7号で2006年がBest Buy(90点)のCH。
Matt Licklider(輸入業)とKevin O'Connor(Spago-Beverly Hills)が設立。
LIOCOの名前はLI-cklider + OCO-nnorの合成との由。
緑がかった黄色に、白桃、メロン、グレープフルーツの香り。
樽不使用で、果実とミルクの香りが主体。酸やミネラルは中庸。
飲みやすくストレートな新鮮さを楽しむワイン。今飲んでおいしい。
スクリューキャップだし、ラベルも可愛いので日本で流行るかも。
購入価格$15.29(2008/9)。

September 13, 2008

2008/9/12

20080912 CAPIAUX PN PISONI SLH 2005.jpg
◆2005 Capiaux PN Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands
1994年に設立されたキャピオー。ピノノワールのみ生産。
Jordan、Pine Ridge、Peter Michaelのほか、NYや豪州で経験を積む。
深いルビー色に、赤黒ベリー、プラム、スパイス、なめし革の香り。
濃厚な果実味の中に複雑な香りが充満。アルコール由来の甘さも。
非常に妖艶な味わいだが、少し酸の締まりが足りないかも。
しかし、さすがのPisoni畑。葡萄の力強さがよく出ています。
購入価格$35.00(2008/4)。winebid。

September 12, 2008

2008/9/10 -California Wine Rush-

今月はNYでカリフォルニアワイン強化月間。で、試飲イベントに参加。

20080910 goods.jpg

場所は42丁目の11番街と12番街の間にあるEspace。
Hell's Kitchenと呼ばれる地域で、以前はWestside Storyの舞台にも。
今はきれいになっていますが、一応、バスに乗って現場まで直行。

20080910 espace.jpg

会場では地域毎にブースがあり、Napa、Sonoma、Santa Barbara、
他にはAmador、Livermore、Lodiというマイナーな地域までを網羅。
Pinnacle/Classic(極上)、Sustainable/Organic/Biodynamic、
Leading Family Wine、Female Winemaker、Innovative Package
or Label Design、Unexpectedのジャンルに分けてワインを展示。
全部で100種類ぐらいのワインがありましたが、入場料$40は高い。

飲んだのは次の19種類(順不同、PNと白中心に試飲しています) 。

◇2007 Etude Pinot Gris Carneros
◇2005 Patz&Hall CH Hudson Carneros
◆2005 Robert Stemmler PN Ferguson Block Carneros
◆2005 Donum PN Carneros
◇2007 Breggo Pinot Gris Anderson Valley
◆2005 Goldeneye PN Anderson Valley
◆2005 Handley PN Mendocino
◆2005 Duckhorn Merlot Estate Napa
◆2001 Heitz CS Martha's Vineyard Napa
◆2004 Ladera Vineyards CS Napa
◆2006 Longoria PN Sanford&Venedict Vineyard Santa Barbara
◆2006 Dierberg PN Santa Barbara
◆2005 Hitching Post Merlot Alisos Vineyard Santa Barbara
◇2007 Zaca Mesa Viognier Estate Santa Barbara
◆2005 Rodney Strong Bordeaux Blend Synmetry Sonoma
◆2006 Kokomo Malbec Sonoma
★2003 Handley Brut Rose Mendocino
☆N/V Mclntyre Vineyards Sparkling l'homme qui ris Monterey
☆2001 Domaine Chandon Sparkling Mt. Veeder Napa

断トツにいいなと思ったのは、やはりHeitz($140表示)。
20080910 DUCKHORN HEITZ.jpg

PNではDonum(Robert Stemmlerの上級だそうです)、Goldeneye、
Dierbergが個人的嗜好と路線違いながらも満足できる味わいでした。
20080910 DONUM.jpg

20080910 GOLDENEYE HANDLEY.jpg

20080910 DIERBERG.jpg

20080910 NAPA WINES.jpg


Santa Barbaraのブースには映画に出たあのHitching Postの方が。

以下、会話。

uge 「Pinot Daysで会ったんだけど・・・」
俳優 「覚えてるよ。3人だったろ。中に背の低い(shorter)のがいて」
uge 「僕はいま、NYで働いてんだよ」
俳優 「そりゃよかったじゃないか」と言いつつ、目は二人連れの女性を追う
uge 「Merlot出してんだ。Sidewaysで注目されたおたくがMerlot出すのは面白いね」
俳優 「いま推してんだ。中華料理と合わせる食事会があったがNiceだった」

おもむろに、
俳優 「そのシャツどこで買った?」
uge 「Paul Stuartっていうブランドだけど」
俳優 「明日、シャツ買いに行きたいと思ってんだよ」

なんとも身の入らない反応ではありましたが、覚えておいてくれたことに感謝。
ボトルを抱える一部でおなじみのポーズをとってもらって写真に収めました。

20080910 hitching post.jpg

September 09, 2008

2008/9/8

20080908 CHASSAGNE MONTRACHET CLOS ST JEAN BLAIN GAGNARD 2005.jpg
◇2005 Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos Saint-Jean Blain Gagnard
姻戚関係が複雑なガニャール家。説明は過去の試飲記録参照。
この一族の造る白ワインは実は結構気に入っています。
やや濁りのある黄色に、バニラ、洋梨、白桃、レモンの香り。
酸もミネラル感もあるがDelagrangeほどきつくない。調和的。
フルーツの香りは弱いが全体のバランスがよく軽快な印象。
時間をおくとナッティーな後口が出て来るが、濃厚さはない。
これぞブルゴーニュの白という感じ。ちと早開けだったかも。
価格も抑制的で好印象。残り1本は熟成後の姿を見たい。
購入価格$41.39(2008/7)。

September 04, 2008

2008/9/3

20080903 MEURSAULT LE LOMOZIN JOBARD CHABLOZ 2005.jpg
◇2005 Jobard-Chabloz Meursault Le Limozin
ムルソーの造り手Remi Jobardが2002年に始めたネゴシアン。
やや濁りのある黄色に、白桃、リンゴ、シトラス、ミネラルの香り。
特にミネラル分が強く、最初は塩をなめているような感覚。
ピンと張りつめた感じでフレッシュさが前面に立ち、ムルソーぽくない。
ただ、3日目になると凝縮感や熟した果実の香りも出て漸くの感あり。
ネゴスとしての葡萄の限界か、はたまた自分の感覚が変わったのか。
購入価格$40.49(2008/8)。

September 01, 2008

2008/8/31

20080831 B VINEYARD&HABITAT PN RRV 2005.jpg
◆2005 B Vineyards&Habitat PN Russian River Valley
SonomaのGreen ValleyにあるBybee Vineyards&Habitat
takuyaさんが気になるワインとして掲げ、ともにNVWEで購入。
Bybee夫妻は広告、モデル等の出身でオーガニック、terroir重視。
濃いめのルビーに、赤ベリー、チェリー、オレンジの皮、スパイスの香り。
最初は赤系果実、時間をおくと革やきのこ等の香りが複雑に出現。
酸もほどほど、味わいも重層的だが余韻がすっと引く感じなのが残念。
ブルゴーニュの影響を認めて、New California Styleと表現してます。
ワインメーカーのブルゴーニュでの経験が出ているのかもしれません。
購入価格$54.95(2008/6)。ちょっと高いよなあ。