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November 30, 2008

2008/11/29

20081129 DUMOL CH ISOBEL RRV 2002.jpg
◇2002 DuMOL CH Isobel Russian River Valley
勤労感謝週間なので、ちょっとよいワインDuMOLのシャルドネを開ける。
Green ValleyのCharles Heintz Vineyard、樹齢20年、UCD108クローン。
新樽50%で樽熟シュールリで16ヶ月、バトナージュしないとのこと。
少し熟成に入った黄金色で最初はハチミツ、白桃の香りにミネラル感。
続いてリンゴの香りに変わり、アフターはナッティーな余韻が続く。
次第にナッツが前面に出て表情が穏やかになっていく。美味です。
さすがに複雑な香りと味わい。ややおとなしい印象ではあるけど。
購入価格$60.00(2008/5)。Winebid。

November 27, 2008

2008/11/26

20081126 MOSHIN PN LOT4 RRV 2003.jpg
◆2003 Moshin PN Lot 4 Russian River Valley
1989年にRick Moshinが畑を購入して始めたMoshin(猛進?妄信?)。
Lot4はCloneのセレクションらしいが115, Rochioli, Swan, Romanée-Contiか?
退色傾向のあるルビーに、赤ベリー、ブルーベリー、スパイスの香り。
甘さを感じるベリーが主体で酸、タンニンとも中庸といったところ。
ほんのりときのこの香りが漂うも、比較的果実味直球勝負のワイン。
Pinot Days 2008でも飲んだが、あまり印象は変わらないように思う。
購入価格$20.00(2008/7)。Winebid。安く落札。

November 23, 2008

2008/11/22

20081122 COPAIN VIOGNIER RRV 2006.jpg
◇2006 Copain Viognier Catie's Corner Russian River Valley
2008/10 Pinot on the River前日に訪問したコパン。仏語読みですね。
オーナー兼ワインメーカーWells GuthrieはかつてWine Spectator勤務。
ローヌのChapoutierを経て、Turleyでワイン造りに携わったとの由。
ローヌ系葡萄が得意で栽培PNはKosta Browneに売却しているとのこと。
やや緑がかった黄色でライチの香りは最初だけ。専ら桃、スパイスの香り。
アルコール感があり(14.1%)、熟した果実の味わいが前面に立つ印象。
味にコクがあり華やかなイメージはあまりないが、確かにヴィオニエです。
なお、写真の背景だったオブジェは廃止。ワインの色合いがわからないから。
購入価格$28.00(2008/10)。

November 22, 2008

2008/11/21

20081121 SEGUE PN RRV 2006.jpg
◆2006 Segue PN Russian River Valley
takuyaさん指令第二弾のSegue。密かに注目されていた模様。
元ジャーナリストStephen Yafaが現TandemのGreg La Folletteに触発され・・・。
少し深みのあるルビーに、赤ベリー、チェリー、スパイス、ナツメグの香り。
赤系フルーツの香りが主体だが、果実の旨味があり唾液誘因的。
アルコール感は少なく(14.2%ですが)、後口には凝縮感が感じられる。
これはよいですね。個人的には前回のHoldredgeよりも好みです。
2007年からは葡萄栽培もオーガニックにしたらしい。吉凶どうなるか。
購入価格$36.99(2008/11)。

November 18, 2008

2008/11/17

20081117 HOLDREDGE PN BUCHER 2006.jpg
◆2006 Holdredge PN Bucher Vineyard Russian River Valley
$35以下のおいしいRRVピノはないかとtakuyaさんから指令(脚色)。
深めのルビー色に、赤ベリー、チェリー、スパイスの香り。甘い香り。
初口も甘さが先に立つが、アルコール由来というほどでもない(13.9%)。
酸もそれほどなく中庸。引っかかりがなく飲みやすいといった風情か。
ボディの厚いピノではなく抑制されているが、もうひとつ個性が欲しい。
購入価格$32.91(2008/11)。

November 17, 2008

2008/11/16

20081116 AUBRY BRUT 1ER NV.jpg
☆NV Aubry Champagne Brut 1er Cru
1790年設立のレコルタン・マニュピュラン。日本語表記はオブリらしい。
8つの葡萄品種を使ったシャンパンが漫画「ソムリエール」に登場。
8つはアルバンヌ、アンフュメ、シャルドネ、フロモントー、プティ・メリエ、
ピノ・ノワール、ピノ・ブラン、ピノ・ムニエ。今回試飲は普通の銘柄。
泡はやや大きく勢いもある。リンゴ、ハチミツ、ブリオッシュの香り。
口当たりもよく飲んで美味しい。少し甘さもあるがベタベタ感はない。
中庸で飲みやすく、よくできたシャンパン。もう少し安ければ。。。
購入価格$34.99(2008/9)。

2008/11/15 -WINE会@NYC-②

定例ワイン会に2回目の参加。今回はスペイン特集で主役はウニコ。

20081116 WINES.jpg

ただし他のワインも主役級。これだけのワインをどこから調達するのやら。

20081116 WINES2.jpg

最初は差し入れのカヴァでウェルカムドリンク。そこからひたすら試飲。

◇2006 Pazo Senorans Albarino Rias Baixas
白ワインの代表的な産地。
白い花、パッションフルーツの香り。ミネラル感はあるが酸は不足。
後口に苦味が走る。これこそがスペイン白の特徴との説明を得。

◇2006 Guitian "Sobre Lias" Godello Valdeorras
ゴデーリョは初めて飲む品種。近年、人気が高まっているとの由。
白い花、柑橘系のさわやかな香り。苦味はあるがあまり癖がない。

◇2005 Belondrade y Lurton Verdejo Rueda
白の代表的品種ヴェルデホ。粘性が高く脚はねっとり落ちていく。
ハチミツ、熟した果実に樽香。凝縮感が口唇にまとわりつく感じ。

◆2006 Avanthia Mencia Valdeorras
これまた初試飲のメンシア。スペインのピノ・ノワールと言われているらしい。
樽香、スパイシーな印象だが、味わいは単調で後口が伸びないタイプ。

◆1995 Alvaro Palacios "L'Ermita" Garnacha Priorato
エルミタはもちろん初試飲。エッジが若く、チョコ、煙草、アルコール感強し。
酸も強く、タンニンもしみつく感じ。香りが頗るよいが複雑さは少ないかな。

◆2002 Benjamin Romeo "Contador" Tempranillo Rioja
今日のイチオシ。ベンジャミンでなくベンハミン。アルタディにいたらしい。
赤黒ベリーに煙草、土の香り。上品で重層的な香りが漂う。
2002年ながら、これは気に入りました。早速、Winebidで落札。

◆1989 Vaga Sicilia "Unico" Tinto del Pais Ribera del Duero
ウニコ!赤ベリー、土、スーボワの香り。やや沈み込む印象。
酸も活きているが、もう少しずっしり重いものを想像してました。

◆2003 Termes "Termanthia" Tinta de Toro Toro
まだ若く黒ベリー、チョコの香りが優勢。凝縮感あるも喉越しはっきり。
まとまりはあるけど、もう少し置かないと真価は問えないとみた。

微妙な色合いの違いをご体感ください。

20081116 CONTADOR.jpg
コンタドール。

20081116 LERMITA.jpg
レルミタ。

20081116 UNICO.jpg
ウニコ!

November 09, 2008

2008/11/8

20081108 MYUGE CS NAPA VALLEY 2005.jpg
◆2005 Myuge CS Napa Valley
珍しくラベルを見てジャケ買いした一品。My UGEです(笑)。
Michael Greenlee(※)のwine-by-the-glass projectから始まったらしい。
(※)Gotham Bar&Grill, NYの元ワインディレクター、現在はDean&Deluca。
赤みを帯びたガーネットで、黒ベリー、赤ベリー、ハーブ、革の香り。
ストレートな果実味と高いアルコール度(15%)。味覚は甘いと訴える。
タンニンも感じられるが、果実味に隠されていて、飲みにくくはない。
RutherfordとSt. HelenaのCS89%、OakvilleのMerlot6%、CF5%。
WinemakerはScholium Projectを運営するAbe Schoener。400ケース。
購入価格$27.99(2008/11)。

November 02, 2008

2008/11/1

20081101 LANGEVIN CH RRV 2006.jpg
◇2006 L'Angevin CH Russian River Valley
Peter Michael出身のAlan PeirsonとRobbie Meyerが始めたランジュヴァン
L'AngevinはRobbieの母方の姓。Angel Wineとかけているらしい。
レモン、洋梨、リンゴのおいしい果実の香り。ミネラル感も強い。
一言でいえば綺麗な果実のシャルドネ。バランスもよく出来がよい。
間違いなく美味いが、特徴と言われると首を傾げるかな。
優等生的でもう少し尖がった個性がどこかにあっても良いのだけど。
購入価格$30.00(2008/7)。Winebid。