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August 13, 2009

2009/8/12

20090812 PAPAPIETRO PERRY PN LERAS RRV 2006.jpg
◆2006 Papapietro Perry PN Leras Family Vineyard Russian River Valley
1998年創業。2008/6に訪問したパパピエトロ・ペリー。最近の注目株です。
Letas畑は樹齢16年、クローンはPommard、115、667、777。ワイン造りはminimalist approach。
オーナー兼ワインメーカーはBen Papapietro、共同オーナーはBruce&Renae Perry。
赤みの強いルビー色に赤ベリー、チェリーの香り。酸は中庸だがミネラル感が特徴的。
味わいも赤系果実味中心だが時間経過とともに旨みも。舌には凝縮感。余韻は中庸。
美味しいですね。日本人好みかも。後半部分の伸びがあればさらによい。追跡級です。
購入価格$49.00(2008/6)。

August 08, 2009

2009/8/7

20090807 DOMAINE SERENE PN YUMHILL 2006.jpg
◆2006 Domaine Serene PN Yamhill Cuvee Willamette Valley Oregon
1989年創業のドメーヌ・セリーヌ2004/6の比較試飲でDRCに勝ったらしい。
飲んだのは商品ラインの一番下。クローンはPommard54%、Dijon33%、Wadenswil13%。
ルビー色に赤ベリー、チェリーの香り。後から土。酸が立ちタンニンも感じる。
スパイシーで複雑さはないが味わいは素直な果実味中心。余韻はさほどない。
ブルゴーニュよりも濃いが上品なニュアンスを湛えておりコスパはよさそう。
購入価格$35.09(2009/5)。

August 06, 2009

2009/8/5

20090805 BINNER RIESLING KATZENTHAL 2004.jpg
◇2004 Binner Riesling Vignoble de Katzenthal Alsace
1770年創業。ビオワインの造り手。Josephの後は息子Christianと嫁Audrey。
ペトロール香あるも酸化気味で甘い根菜の香り。酸はあるが熟成色強し。
アプリコット、マンゴーなどなぜかトロピカルな香り。厚みはあるがキレがない。
これがSO2無添加ゆえか流通時の保管によるかは不明。いずれにせよ不満。
購入価格$19.79(2009/7)。

August 04, 2009

2009/8/4

20090804 CHAMPAGNE BARONS DE ROTHSCHILD NV.jpg
☆N/V Champagne Brut Barons de Rothschild
3日前えめぞ~さんの持ち込みでブラン・ド・ブランを飲んだロスチャイルド・シャンパン
セパージュはCH50%、PN/PM計50%でドザージュ(糖分添加)は約6gと少量との由。
優しいタッチの泡。リンゴ、洋梨など果実の香り中心。トーストちっくな香りはなく素直。
しかし甘い。ドサージュの影響あるでしょ。最初は美味しいが温度が上がると凡庸。
シャンパンメーカーとしては発展途上。ところで最近は「ロスチャイルド」表記が優勢?
購入価格4,980円(2009/6)。

August 03, 2009

2009/8/2

20090802 BOUCHARD FINLAYSON CH 2008.jpg
◇2008 Bouchard Finlayson CH Missionvale Walker Bay South Africa
Bouchard Aine社と南アのPeter Finlaysonのコラボ、ブシャール・フィンレイソン
白は漫画「神の雫」に赤は漫画「ソムリエール」に取り上げられている。
濃い目の黄色にトロピカルフルーツ、白桃、洋梨の香り。南方系果実味主体。
案に反して酸はほどほどでだれた印象なし。味わいも果実の美味さ中心。
温度を上げても輪郭はくっきり。凝縮感や余韻は今一歩だが合格レベル。
取り沙汰されるだけあって美味いワイン。本家ブシャール・エイネより上手い。
購入価格2,852円(2009/4)。

July 26, 2009

2009/7/26

20090726 PULIGNY MONTRACHET PERNOT 2006.jpg
◇2006 Puligny-Montrachet Paul Pernot
毎度ながらブルゴーニュ白では好きなペルノ。同銘柄を2009/2にも試飲。
秘中の秘(マット・クレイマー)ということだが米国では相当売られているような。
黄緑色でまずは樽、ミネラル、その後は洋梨、リンゴ、白桃、シトラスの香り。
ピュアな果実と爽快なミネラル感が特徴。ボディはないが味わいは一言美味。
時間経過に伴って舌に果実の甘さを感じる。アルコール14.2%!を感じさせず。
前回飲んだ時よりもこなれて美味くなった。夏の暑さが過ぎればさらに期待。
購入価格$32.29(2009/3)。

July 25, 2009

2009/7/24

20090724 CHAPUY BRUT NV.jpg
☆N/V Champagne Brut Tradition a Oger Chapuy
日本では見かけないシャピュイ。Ogerのネゴシアンです。Garnet WineのSaleで購入。
商業的な創業は1952年。家族経営で現在は父と娘二人で運営しているらしい。
黄色に泡は旺盛。リンゴ、レモンのすきっとした香りとローストっぽい香りが第一印象。
次第にハチミツの香りも出るが基本はフレッシュ&フルーティ。複雑さは感じない。
さほど特徴ある味わいではないが標準的と言える。買ってきた寿司の邪魔はしない。
67%CH、33%PN。なお、Ogerは319クリュ中僅か17しかない格付100%のクリュとの由。
HPには"An Advice: Never drink Champagne with Chocolate!"ですって。禿同。
購入価格$30.59(2009/7)。

July 20, 2009

2009/7/19

20090719 REBECCA K PN SONOMA 2006.jpg
◆2006 Maboroshi Rebecca K PN Sonoma Coast
日本人醸造家私市(Kisa-ichi)さんの奥様レベッカさんの名を冠したピノ
2008/10に訪問。傾斜のきつい葡萄畑でした。あの時の犬は元気かなぁ。
澄んだルビー色で赤ベリー系果実の香り。酸も感じるが酸っぱい感はない。
口当たりもチャーミングで果実味もストレート。なんとなく懐かしい感触が漂う。
クローンが115というのと符合するかな。最後まで澄んだ色。フィルタリング?
確かに料理に合うワイン。圧倒的な果実感や複雑さはないがほっこりおいしい。
購入価格$24.00(2008/10)。

July 18, 2009

2009/7/17

20090718 KUTCH PN RRV 2006.jpg
◆2006 Kutch PN Russian River Valley
2008/10に日本に持ち帰って飲んだクッチ。当時はジャミーなカリピノとの印象。
裏ラベルによれば30%Whole Clusterで畑は60%Kanzler、40%La Jons。畑はこちら
濃いめのルビー色に赤黒ベリー、ブルーベリー、スパイスの香り。ジャミーさはない。
口に含むとなめらかな果実味が流れるように舌先で溶ける。妖艶なタッチ。意外。
前回飲んだ時との落差が激しいがこれなら最近のWinebid落札価格上昇も納得。
Jamie Kutchは30代半ば。元々はウォール街のトレーダー。なんとDVDも販売中。
購入価格$45.00(2008/7)。Winebid。

July 16, 2009

2009/7/15

20090715 BJORNSTAD PN HELLENTHAL SONOMA 2006.jpg
◆2006 Bjornstad PN Hellenthal Vineyard Sonoma Coast
過日、シャルドネを飲んだ熊のマークのビヨルンシュタットこの時にも試飲済み。
濃いめのルビーに赤黒ベリー、チェリー、スパイスの香り。果実味中心かな。
思いのほか酸が立ち果実味が単純明快なタイプ。噛んでも味わいが出てこない。
後口もスーと流れる果実感とやや強めのタンニンが妙にバランスを失する感じ。
この造り手は白の方が上手いと思うが何事にも抑制的な印象。もう一歩欲しい。
購入価格$40.00(2008/11)。

July 11, 2009

2009/7/10

20090710 FAVIA PN LA JOSEFINA RRV 2005.jpg
◆2005 Favia PN La Josefina Russian River Valley
Andy Erickson、Annie Favia夫妻のコラボで造られるファヴィアピノノワール
Annie Faviaは葡萄栽培家でAbreuとScreaming Eagleの栽培管理を担当。
Andy EricksonはワインメーカーでScreaming Eagle, Dalla Valle, Arietta,
Dancing Hares, Ovid, Jonata等のコンサルティングを担当。
濃いルビーで多少の濁り。赤ベリー、ブルーベリー、オレンジ皮、スパイス、バニラの香り。
口当たりがシルキーで果実味の後に複雑な風味と凝縮感。絹を舌で触る感触。
アルコール度は高いのに前面に出ず。2日目は少し落ちるも上品な口当たりは変わらず。
これは美味い。酒質はブルゴーニュのグランクリュ上級に匹敵。薄旨じゃないけど好み。
購入価格$64.95(2008/10)。

July 08, 2009

2009/7/7

20090707 BJORNSTAD CH RITCHIE RRV 2006.jpg
◇2006 Bjornstad CH Ritchie Vineyard Russian River Valley
ノルウェー語で"Bear Place"なるビヨルンシュタット。ラベルに熊。評価はこちら
緑がかった黄色。最初はRiedel新世界シャルドネグラスで。。。ミネラルの香り。
大きすぎたかな?と小さめの白ワイングラスで。。。やっぱりミネラルの香り。
果実味としてはレモン。口の中では専らLeanな塩っぽさ。後口にはやや凝縮感。
硬質なシャルドネ。余分な贅肉は削ぎ落としたがエッセンスも剥がれてないか?
同じ畑のAubert, DuMol, Flowers, Londer, Pahlmeyer, Ramey, Tandemと比べたい。
購入価格$45.99(2008/11)。

July 04, 2009

2009/7/3

20090703 BAKER LANE PN HURST SONOMA 2006.jpg
◆2006 Baker Lane PN Hurst Vineyard Sonoma Coast
以前、日本でのワイン会に持ち帰ったこともあるベイカー・レーン。美味だった記憶あり。
ワイン業界が長いStephen Singerが2003年に創業。クローンはPommard, 115, 777。
濃いめのルビー色。最初は香りが立たずに?だったが徐々に赤ベリー系の香り。
特徴的な香りはないが味わいはしっかりと赤系果実を中庸な酸が支える構図。
ん~。バランスはいいんだけど物足りない。これという特徴をたたえないワインかも。
購入価格$35.98(2008/9)。

July 02, 2009

2009/7/1

20090701 ADRIAN FOG PN TWO SISTERS RRV 2004.jpg
◆2004 Adrian Fog PN Two Sisters Vineyard Russian River Valley
2008/7にAVA違いを飲んだエイドリアン・フォグ。この畑は樹齢が古いらしい。
クローンはMartini、667でMartiniは1953年、667は最近植えられたもの。
濃い赤紫色に赤黒ベリー、スパイスの香りにリキュール的なアルコール感。
初口は甘いが時間経過とともに落ち着く。味わいは噛むようなフルーツ爆弾。
RRVぽくなくAnderson Valleyに近い印象。テロワールより造り方かもしれない。
購入価格$35.00(2008/6)。Winebid。

June 22, 2009

2009/6/21

20090621 POUILLY FUISSE LES MOULINS J A FERRET 2005.jpg
◇2005 Pouilly-Fuisse Les Moulins J. A. Ferret
日本では飲んだことがあるドメーヌ・フェレ。ジャンヌ・フェレ夫人が運営。
まだ緑がかった黄色にレモン、リンゴ、ミネラルの香り。きりっとした味わいです。
中間部には特筆すべき特徴はないですが後口には一種甘さがあります。
オー・クラッセはもっとハチミツ然とした感じでしたが、これは格下だからか?
とろとろ感や複雑さは感じませんでした。良年といえどもこのクラスはここまで。
購入価格$24.64(2009/3)。

June 18, 2009

2009/6/17

20090617 ALBAN ROUSSANNE EDANA VALLEY 2005.jpg
◇2005 Alban Rousanne Edna Valley
San Luis Obispoのローヌレンジャーの巨人、アルバン。1989年設立。
John AlbanはUC Davisを出てフランスに渡り、その後加州でローヌ品種を栽培。
酸化を疑うような濃い黄金色にアップルタルト、アプリコット、ジンジャー、ハチミツ。
甘みを感じる味わいで、アルコール16.1%の重量感を酸とミネラルが下支える構図。
飲み進むとアタックの強さは果実本来の美味さに変化。されど酔いが回るのは早い。
料理を選ぶというよりも合わせる料理がない印象。ポート代わりの食後酒でどうだろ?
購入価格$35.99(2008/7)。

June 15, 2009

2009/6/14

20090614 CLOUDY BAY SB MARLBOROUGH 2008.jpg
◇2008 Cloudy Bay SB Marlborough New Zealand
2年前にも2005年物を飲んだ安心SB銘柄のニュージーランド、クラウディ・ベイ
緑色の若い色合いに草木、グレープフルーツ、シトラス、アスパラガスの香り。
酸、ミネラル感も強く、喉が痛くなるワインで飲むのを逡巡。香りは徐々に果実。
時間をおくと若木の清冽な印象が少しこなれるも、酸やドライな印象は変わらず。
う~ん。ちょっと早すぎたか。落ち着いた後も直截的な味わいが若干不安だが。
購入価格$22.99(2009/6)。

June 13, 2009

2009/6/12

20090612 DASHE RIESLING POTTER VALLEY 2007.jpg
◇2007 Dashe Dry Riesling Potter Valley
1996年にMichael&Anne Dashe夫妻が設立したダッシュ。Astorで試飲して購入。
夫妻は夫々UC Davis、Bordeaux大学で醸造修学。ラベルの由来はこちらで。
緑がかった黄色で黄桃、アプリコットの香り。南イタリアの白ワインのような印象。
スワリングすると仄かにペトロール香。酸、ミネラル感もあり、喉が乾くワイン。
味わいもアタックは果実味中心、徐々に甘さが広がり、最後に舌を〆て流れる。
Rieslingらしくはないが、初夏のテラスで飲む白ワインとしては好適でしょう。
購入価格$18.69(2009/6)。

June 09, 2009

2009/6/8

20090608 MARY ELKE PN ANDERSON VALLEY 2007.jpg
◆2007 Elke PN Mary Elke Anderson Valley
2008年のPinot DaysでVinographyから高評価を得たElke Vineyards
もともとリンゴ畑を営んでいたが葡萄を栽培、以下のワイナリーに葡萄を供給。
Mumm Napa、Roederer Estate、Radio Coteau、Copain、Londer、Breggo、
Au Bon Climate、Far Niente、ICI/La Bas、Franciscan、Mendocino。
自社畑の葡萄を使って自社醸造がElkeブランド、他社醸造がMary Elkeらしい。
→Pinot Daysで本人に確認。Elkeはブルゴーニュ的、Maryは廉価版で濃い口。
現在のMary Elkeの醸造担当者はBreggoのRyan Hodginsとのこと。
赤みの強いルビー色に赤ベリー、オレンジの皮、スパイスで果実味主体の香り。
最初は甘さを感じる味わいだが徐々に落ち着き。味わいが輻輳する感はない。
酸、タンニンは滑らか、舌触りも滑らかでコスパは頗る良いです。お買い得。
購入価格$19.99(2009/5)。

June 07, 2009

2009/6/6

20090606 PULIGNY MONTRACHET CHAMP GAIN REMOISSENET 1995.jpg
◇1995 Puligny-Montrachet 1er Cru Champ-Gain Remoissenet Pere et Fils
2009/3にも飲んだお気に入りネゴシアンのルモワスネ
麦藁色の外観で熟したリンゴ、ハチミツ、アプリコットの香り。酸、ミネラルは健全。
やや酸化が進んだ印象を受けるが果実は生きており許容範囲。徐々に甘い蜜も。
万全な過程を経てはいないのだろうが正しく熟成。ホタテバターにはあまり合わず。
前回は残念ボトルだったがこれはまずまず。この個体差はどこに原因が?謎だ。
購入価格$25.00(2009/2)。Winebid。

June 03, 2009

2009/6/2

20090602 CHAMBOLLE MUSIGNY HUDELOT BAILLET 2004.jpg
◆2004 Chambolle-Musigny Hudelot Baillet
堀晶代さんの新ブルゴーニュ本でも紹介されたユドロ・バイエ
前はジラルダンやポテルに葡萄供給。1998年から軍隊上がりドミニク参画。
中心部分が薄いルビー色で赤ベリー、チェリー、スミレの花の香り。
酸も強いが少し青臭い香りが。全房除梗のはずなんだが。少し嫌な香り。
味わいは薄い中にも旨みがしっかりとあり、望外に果実味が立つ印象。
上品な感じだがやはり2004年は酒質が弱い。赤い花の命は短いかも。
購入価格$29.98(2009/3)。

June 01, 2009

2009/5/31

20090531 CHASSAGNE MONTRACHET CLOS ST JEAN BLAIN GAGNARD 2002.jpg
◇2002 Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos Saint-Jean Blain Gagnard
2009/1に飲んだ際には酸化ワインの烙印を押したブラン・ガニャール。
今回は健全な黄色。洋梨、白桃、レモン、白い花に仄かなキノコの香り。
味わいは果実味、ミネラルを酸が支えるバランスのよい構造。一言美味い。
余韻や複雑さは特級レベルではないが、ブル白1級らしく落ち着いた印象。
これよこれ。ブルゴーニュの白はこうでなくちゃだわの逸品。癒される。
購入価格$25.00(2008/11)。Winebid。

May 27, 2009

2009/5/26

20090526 ROCHIOLI SB RRV 2007.jpg
◇2007 Rochioli SB Russian River Valley
超有名なロキオリ。ピノノワール、シャルドネ以外にソーヴィニヨン・ブランも秀逸。
1959年植樹の畑と最近植えた超レアなクローン、山腹の16年経つ畑から造るらしい。
緑がかった黄色にパッションフルーツ、グレープフルーツ、若いピーチの香り。
果実味はあるがとにかく酸が強くドライでしきりに喉が渇く。ミネラル感もある。
草木の香りはしないが果実と酸のバランスがいまひとつ。きりっとし過ぎる印象。
アルコール14.5%というのも渇水感の原因か。いや喉が痛い。飲むには時期尚早。
購入価格$25.99(2009/5)。

May 25, 2009

2009/5/24

20090524 MUDDY WATER PN WAIPARA 2004.jpg
◆2004 Muddy Water PN Waipara New Zealand
一部のカリピノマニアにも人気のマディー・ウォーター。mud=para、water=waiでワイパラ。
ワインメーカーはBelinda Gould。女性でCalera、Cristomでの経験があるらしい。
エッジにオレンジの熟成が見える。最初は赤ベリー、チェリーの可愛らしい香り。
徐々に黒ベリー、腐葉土、なめし革の香り。二層構造なのが面白い。高アルコール。
あくまで柔らかく包み込むようなニュアンス。酸、タンニンも目立たないが存在する。
果実味のカリピノ、酸のブルゴーニュと異なる個性。NZにしては後口の苦味がない。
取り沙汰されるのもわかりますね。できればもっと近いヴィンテージを飲んでみたい。
購入価格$32.99(2009/5)。

May 22, 2009

2009/5/21

20090521 SURH LUCHTEL PN GARYS SLH 2006.jpg
◆2006 Surh Luchtel PN Garys' Vineyard Santa Lucia Highlands
友人だったDon SurhとGary Luchtelが1999年に初めて外販したシュア・ラクトル?
畑は有名なふたりのゲーリーズ。Garys'表記です。お間違えなきよう。
ひとこと薄いが中身が濃いワイン。色合いはルビーで赤黒ベリー、チェリーの香り。
アルコール感あるも、味わいは初速と終速が変わらないどころかさらに伸びる。
どっしりとした安定感だが意外に親しみやすさがある。2日目はアルコール前面。
Bigなカリピノだが旨みも抽出され、雑味はないが複雑味がある(巧いな、オレ)。
購入価格$35.00(2008/7)。Winebid。

May 20, 2009

2009/5/19

20090519 CHATEAU DU ROUET ROSE 2008.jpg
◆2008 Chateau du Rouet Rose Cuvee Reservee Tradition Cotes du Provence
過日のロゼワイン試飲会で気になったワイン。。。と間違えて買ったワイン(笑)。
よくよく見てみると由緒あるシャトー・デュ・ルーエ。創業は1840年ということです。
山鶉の目より少し淡い色。イチゴ、チェリー等赤系果実の香り満載。
Grenache60%、Syrah40%。葡萄種類に比して軽めの仕上がりと思う。
味わいはフレッシュ&フルーティー。初夏のテラスでムール貝とともに。
ワイナリーによる解説はこちら。ロゼも1936年から醸造なんだ。凄い。
購入価格$11.69(2009/5)。

May 19, 2009

2009/5/18

20090518 ZEPALTAS PN SUACCI 2005.jpg
◆2005 Zepaltas PN Suacci Vineyard Sonoma Coast
Pinot Daysでも見かけたゼパルタス。真面目そうな夫婦ですね。
同銘柄をこの時にも飲んでますが、やや複雑性が増したような。
濃いめのルビー色に黒ベリー、ブルーベリー、チェリー、スパイスの香り。
果実の厚みと確かな酸を実感。味わいは果実味優勢。後口の凝縮感も優良。
もう少し抑制された印象だったが、かなりボディや複雑さを感じる。成長銘柄?
購入価格$35.00(2008/8)。Winebid。

May 17, 2009

2009/5/16

20090516 TENSLEY BLANC SANTA BARBARA 2007.jpg
◇2007 Tensley Blanc Santa Barbara
1998年創業のローヌ品種専科テンスレー。Beckmen在勤中に自分ワイン造り開始。
この白はGrenache Blanc57%、Roussanne28%、Viognier15%のブレンド。
Viognier以外は一緒に樽熟成、Viognierは瓶詰前にブレンドされるとの由。
濃いめの黄色に熟したリンゴ、トロピカルフルーツ、白い花、ハチミツの香り。
濃厚な果実の一方でフレッシュな後味が意外性をもたらす。甘さも感じる。
華やいだViognierの香りと他葡萄のボディある味わいが調和している印象。
購入価格$21.24(2009/3)。

May 16, 2009

2009/5/15

20090515 BATARD MONTRACHET JOUARD 1997.jpg
◇1997 Batard-Montrachet VV Vincent & Francois Jouard
以前、熱劣化による酸化という検分を行ったワイン。North Berkeley物です。
ほとんどの葡萄をVergetに売ってしまうそうでドメーヌ元詰めはレアらしい。
出涸らし麦茶の色に煮詰めたリンゴ、杏、ハチミツの香り。後口に微かな余韻。
前回よりまともで劣化という印象はないが、この経年でこの老い方はないな。
中間部の伸びのなさからやはり熱を浴びたと確信するが、まあ飲用可能レベル。
安いからといって飛びついてはいけないのね。まだ3本もある(涙)。反省。
購入価格$30.00(2009/2)。Winebid。

May 12, 2009

2009/5/11

20090511 HEART O THE MOUNTAIN PN SANTA CRUZ MOUNTAINS 2006.jpg
◆2006 Heart O' The Mountain PN Santa Cruz Mountains
2008年のPinot DaysPinot on the Riverに出展していたハート・オー・ザ・マウンテン
1881年創業で1940~1974年はかの有名なヒッチコックが所有したらしい。
濃いめの赤紫色で黒ベリー、チェリー、革、木の実の香り。果実味前面。
口当たりは柔らかくシルキーなタンニン。酸は中庸で飲みやすい印象。
後口にも赤系果実のニュアンスがあり、素直にああ美味しいなと感じる。
Pinot Daysで一部話題になったが改めて飲むとやはり美味しい。
クローンはDijon 667と777、Pommardとの由。ワイナリーによる説明はこちら
購入価格$48.00(2008/10)。

May 10, 2009

2009/5/9

20090509 HUIA SB MARLBOROUGH 2007.jpg
◇2007 Huia SB Marlborough New Zealand
1996年創業のフーヤ。Huiaは絶滅したミツスイ科の小鳥のようです。
ワイラウ渓谷の5つの畑からそれぞれ別に醸造してブレンドしているそうな。
緑がかった黄色にパッションフルーツ、シトラス、グレープフルーツの香り。
少し青い草木の香りは残るが目立たない。さっぱりしているが果実味は濃厚。
NZのSBらしいSBだと思うが、コスパからいえば上等ですね。初夏の昼に好適。
なお、ワイナリーのテイスティングノートはこちら。メロンの香りはさすがにないだろ。
購入価格$14.44(2009/4)。

May 09, 2009

2009/5/8

20090508 OJAI PN PISONI 2001.jpg
◆2001 Ojai PN Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands
1983年からAdam & Helen Tolmachによって営まれているオ-ハイ。鳥の巣。
HPには飲み頃やこのワインの解説を掲載。ピゾーニ最終ヴィンテージとの由。
ほとんどガーネットの濃い色調に黒ベリー、カカオ、革、腐葉土の香り。
最初は果実味が立たず、徐々に開くも伸びがなくタンニンの強さが際立つ。
噴いた後もなく健全だと思うが、構造が中途半端。果実味、熟成感とも弱い。
閉じている時期なのか?とにかくピゾーニという感じはしない。期待はずれ。
購入価格$25.00(2009/1)。Winebid。

May 05, 2009

2009/5/4

20090504 LANGEVIN PN SONOMA COAST 2004.jpg
◆2004 L'Angevin PN Sonoma Stage Vineyard Sonoma Coast
2008/11にCHを飲んだランジュヴァン。ラベルがアートでかっこいい。
どうもLaughlin Family Vineyardを買ったということで今後はEstateで出すらしい。
Sonoma Stage(Hyde家が1999年植)はPeirson Meyerラベルになるとの由。
濃いめのルビー色で黒ベリー、木質系の香り。甘さはアルコール由来(15.1%)。
濃厚な果実とアルコール感があり、口当たりの滑らかさと味わいがちぐはぐ。
ポテンシャルは認めるが濃すぎて料理の味がわからなくなります。寝酒です。
購入価格$40.00(2008/7)。Winebid。

April 29, 2009

2009/4/28

20090428 MERRY EDWARDS SB RRV 2007.jpg
◇2007 Merry Edwards SB Russian River Valley
昨年のPinot Days旅行の際にワイナリーで購入したもの。WS96点とのこと。
ボルドー近郊のPont-de-la-Mayeから輸入されたMusqueクローンを使用。
緑がかった黄色で洋梨、クレープフルーツ、草木、シトラスの香り。芳醇。
初口にハチミツの甘さを感じるも、後口の味わいに異質な苦味が残る。
果実味も詰まっているし酸の支えもあるが、焦げた印象が払拭できず。
まだまだ瓶熟が必要なワインなのかも知れない。後続の感想に期待。
購入価格$29.00(2008/6)。

April 27, 2009

2009/4/26

20090426 AMAYNA PN 2005.jpg
◆2005 Amayna PN Leyda Valley Chile
2008年9月にSBを試飲した「甘い~な」のピノ。チリピノながら秀逸な味わい。
ガーネット色で黒ベリー、プラム、コーヒーの香り。アルコールも14.5%と高い。
文字通り甘いが後を引かない。酸よりもタンニンが前に出るがバランスもよい。
JETROのサイトでは銀メダルだったようです(どういうメダル?)。
ミヤパパによれば日本には輸入停止とのこと。考え直してジェロBOAMさん。
→3日目になると甘さが際立ちやや満腹感。もう少し酸が必要だな。
購入価格$24.64(2008/9)。

April 25, 2009

2009/4/24

20090424 BOURGOGNE BLANC DERNIERS JUS 2006 VERGET.jpg
◇2006 Bourgogne Blanc Derniers Jus Guffens Heynan
一時帰国時に飲んだマコンの旗手ギュファン・エイナンのブルゴーニュ白。
プイィ・フュイッセとマコンの葡萄から(サンヴェランとの説も)造られている。
クリーンな黄色でレモン、ライム、リンゴ、洋梨の香り、ミネラル感中心。
綺麗な果実の中に硬質な印象があるが、後口は伸びよりもキレで勝負。
よくできているが、コストを考えると以前ほど手放しで喜べないかな。
購入価格3,648円(2009/4)。

April 11, 2009

2009/4/10

20090410 CORTON CHARLEMAGNE RAPET 2001.jpg
◇2001 Corton Charlemagne Domaine Rapet
1765年創業の名門ドメーヌ、ラペ・ペール・エ・フィス。その割には無名?
Pernand-Vergelesses、Aloxe-Corton両側の樹齢50、20、10、3年の葡萄。
輝きのある黄色にレモン、洋梨、ハチミツ、バターの香り。キノコっぽい香りも。
すっきりとした味わいで口の中で自然に溶けるような印象。ボリュームはない。
ブルゴーニュ特級としては弱腰だがミネラル感や後口の清明感はコルトン。
Winebidで割安に放置されているので追加購入を検討してみるか。
購入価格$40.00(2009/2)。Winebid。

April 07, 2009

2009/4/6

20090406 RADIO COTEAU PN ALBERIGI RRV 2004.jpg
◆2004 Radio-Coteau PN Alberigi Russian River Valley
NY出身Eric Sussmanが営むラジオ・コトー。知る人ぞ知るワイナリーらしい。
コーネル大学農学部卒業後、ワシントン州、ボルドー、ブルゴーニュと研鑽。
Bonny Doonを経てDehlingerで4年を過ごし、2002年に独立という経歴です。
濃いめのルビー色に赤ベリー、スパイス、オレンジピール等の複雑なアロマ。
甘くなく抑制の効いた果実味は私好み。酸も適度でタンニンも主張し過ぎない。
香りの段階から気に入ったが味わいも秀逸。ブルゴーニュ特級クラスです。
今まで飲んだカリピノ5本、いや3本指に入るかもしれません。ストライクです。
なお、買った値段は参考程度で。リリース価格でも倍するはずです。
購入価格$25.00(2009/2)。Winebid。

April 04, 2009

2009/4/3

20090403 LONDER PN ANDERSON VALLEY 2004.jpg
◆2004 Londer PN Anderson Valley
カリピノ仲間では"Are you Londer?(飲んだ?ではない)"で有名なロンダー
Pinot Days前の予習第二弾として試飲。日本では入手困難かも。
濃いめのルビー色に黒ベリー、ザラメ、バニラの香り。結構な果実味。
味わいはやや甘さが先に立ち、酸やタンニンは後から感じる印象。
まだまだ果実の衰えは見えず後口にも甘さが残る。やや分厚いかな。
購入価格$20.00(2009/2)。Winebid。

April 01, 2009

2009/3/31

20090331 PHILLIPS HILL PN OPPENLANDER MENDOCINO 2006.jpg
◆2006 Phillips Hill PN Oppenlander Vineyard Mendocino
今年のPinot Daysに参加すべく予習を開始。第一弾はフィリップ・ヒル
当主Toby HillはNYでのアーティスト後、故郷でワイン造りを開始したとの由。
赤の強いルビーでラズベリー、漢方薬、コーラの香り。落ち着くと赤系果実主体。
アタックに甘さを、余韻に上唇で凝縮感を感じるが、伸びはさほどでもない。
一言でいえば赤く甘酸っぱいピノ。腐葉土系とは一線を画す。でも少し高いな。
購入価格$42.99(2008/9)。

March 29, 2009

2009/3/28

20090328 BENJAMIN SILVER PN JULIA'S SANTA BARBARA 2005.jpg
◆2005 Benjamin Silver PN Julia's Vineyard Santa Barbara
ベンジャミンのピノノワール。14.3%とアルコール度数は比較的中庸。
Julia's VineyardはCambriaの持ち物なのかな?Clone4中心らしい。
濃いめのルビーに赤黒ベリー、チェリー、胡椒の香り。赤系果実優勢。
果実の美味しさが前面に出るが時間を措くと凝縮したアフターが。
これは贔屓目なしに美味いです。特に2日目の後口。特級クラス。
果実味主体のらしさを残しながら二度おいしい感の醸成。やるなあ。
購入価格$48.00(2009/3)。

March 28, 2009

2009/3/27

20090327 PULIGNY MONTRACHET CHAMP GAIN REMOISSENET 1995.jpg
◇1995 Puligny-Montrachet 1er Cru Champ-Gain Remoissenet Pere et Fils
Winebidで投げ売りのように出ていたルモワスネの1級畑シャンガン。
ブル白では最も好きなネゴシアン。NYのEdward and Howard Milsteinに被買収。
濃い黄色、麦藁色の手前ぐらい。キノコ、ナッツは香るが果実の香りはしない。
ミネラルや酸も感じられ、健全な熟成過程にあると思うが酒質は強くなさそう。
翌日も変わらず。1995年のルモワスネにはよい印象があるのだが。。。
購入価格$25.00(2009/2)。Winebid。

March 24, 2009

2009/3/23

20090323 BENJAMIN SILVER EL OJO ROJO 2001.jpg
◆2001 Benjamin Silver El Ojo Rojo Cuvee Uno Santa Barbara
World Baseball Classicの決勝日韓戦を観ながらシルバーワインを。
CF90%、CS10%のエル・オホ・ロホ(赤い目)。Cuvee OneとTwoがある模様。
ガーネット色で黒ベリー、ブルーベリー、杉、コーヒーの香り。スパイシー。
滑らかなタンニンが心地よく凝縮感もあってアフターもしなやか。柔らかい。
Central Coastの果実むんむんさは影を潜め、抑制された造りだと感じる。
やっぱりベンジャミンなかなかやるじゃないか。これはコスパ高い。お勧め。
購入価格$19.99(2009/3)。

March 22, 2009

2009/3/21

20090321 BENJAMIN SILVER VIOGNIER 2005.jpg
◇2005 Benjamin Silver Viognier Santa Barbara
ワイン仲間のtakuyaさんミヤパパさんが訪問したベンジャミン・シルバー
以前、本人を交えたワイン会にも参加しました。体調不良で気の毒でしたが。
開けたのはヴィオニエ。えっ?色が白くない?ご名答。PNが0.5%入ってます。
どうも誰かが間違ってワイン用のタンクにピノを入れちまったそうです(涙)。
琥珀色の液体。香りはハチミツ、杏が主体。若干、ハチミツ大根の香りも。
色に騙されますが、れっきとしたヴィオニエ。赤い花、オレンジの香りも。
口当たりもよく、2日目の方が凝縮感が出て美味い。ベンちゃんやるね。
購入価格$19.99(2009/3)。

March 18, 2009

2009/3/17

20090317 SIDURI PN KEEFER RRV 2002.jpg
◆2002 Siduri PN Keefer Ranch Russian River Valley
名前もラベルもよく見るのだけど飲むのは初めてのシドゥーリ
著名ワインメーカーのAdam Leeが買い葡萄から造るワイン。
濃いルビー色に黒ベリー、ブルーベリー、プラム、スパイスの香り。
もわっとするほどの厚みのある果実味が前面に立つ。こいぃー。
味わいも濃厚で噛むような果実だが、底辺にはCooLな舌ざわり。
これ、やっぱりKeefer畑の路線じゃないよなあ。元来こうだった?
購入価格$25.00(2009/2)。Winebid。

March 16, 2009

2009/3/15

20090315 BOURGOGNE BLANC FOURRIER 2005.jpg
◇2005 Bourgogne Blanc Domaine Fourrier
そうかこんな銘柄があったのかと気付いて買ったフーリエのブルブラン。
2004年が初ヴィンテージ。エチケットは赤のフーリエと異なり女子背中。
緑の残る黄色に洋梨、バター、バニラの香り。芯のないムルソーかな。
余韻も長くないし化粧っぽい感じもあるが、まずはよく出来ているのでは?
購入価格$18.69(2009/3)。

March 12, 2009

2009/3/11

20090311 GEVREY CHAMBERTIN VV FOURRIER 2004.jpg
◆2004 Gevrey-Chambertin VV Domaine Fourrier
別AOCを飲んだことがあるフーリエ。1971年生まれのアラフォー世代。
伝統的なドメーヌで古くから畑を所有し70%がグランクリュ、プルミエクリュ。
中庸のルビー色にラズベリー、スミレの花、土、革の香り。芳香と言える。
口をつけずに香りを嗅いでいるだけで幸せな気分。これはよいと思ったが。
後口の凝縮感に比して中間部が貧弱な印象。時間をおいても変化なく。
確かに最初は旨いと思ったが急に体躯が痩せていく感じ。どうしたものか。
購入価格$35.99(2008/11)。

March 04, 2009

2009/3/3

20090303 EMERITUS PN RRV 2005.jpg
◆2005 Emeritus PN Russian River Valley
Sonoma Cutrerの創設者Brice Cutrer Jonesが1999年に始めたエメリタス
日本未輸入かと思いきや、お馴染みのこちらが入れてらっしゃるようで。
黒紫色で黒ベリー、プラム、スーボワ、革の香り。果実味むんむん。
口当たりは濃い噛むような果実感と土着的鈍重な歯ざわりが重層的。
今まで飲んだRRVの路線ではなくサンタ・バーバラ系に近いと思う。
初日は圧倒的なボディを楽しめたが2日目に冷やすと完全に沈黙。
高めの温度でないと真価を発揮しない地中海的享楽ワイン。かな?
購入価格$25.00(2008/12)。Winebid。

March 02, 2009

2009/3/1

20090301 PULIGNY MONTRACHET FOLATIERES MARC COLIN 2000.jpg
◇2000 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Folatieres Marc Colin
当研究所では早飲みの評価を下しているマルク・コラン。今は息子に代替わり。
長男ピエール=イヴは独立、次男ジョゼフ、三男ダミアンが当ドメーヌを運営。
いかにも熟成した麦藁色に熟したリンゴ、ハチミツの香りと後口にナッツ。
ミネラル感がかなり強く塩っぽい印象が強いが、時間を置くとちょうどよく変化。
1日目は凡庸だったが2日目はトロトロの味わいが美味くなりました。
もしかした早飲みの後、暫く長く熟成させると劇的に変化する造り手かも。
購入価格$35.00(2009/1)。Winebid。

February 24, 2009

2009/2/23

20090223 PAUL MATHEW PN RUXTON RRV 2006.jpg
◆2006 Paul Mathew PN Ruxton Vineyard Russian River Valley
なぜこの名称なのか今ひとつ不明なポール・マシュー。醸造者はMat Gustafson。
MatはソムリエやJoseph Phelps等を経てMerry Edwardsの元でワイン造りを経験。
Ruxton VineyardはGreen Valleyにあり、CloneはDijon 667、777、115とのこと。
濃いめのルビー色で、黒ベリー、ブルーベリー、アジア風スパイス、奥に土の香り。
一風変わった風味を醸し出すも、基調はRussian River Valley。酸はさほど強くない。
ただ、初日の力強さに比べて2日目、3日目は味わいも貧弱。足の早いワインとみる。
購入価格$33.99(2008/9)。

February 22, 2009

2009/2/21

20090221 LOUIS ROEDERER BRUT NV.jpg
☆NV Louis Roederer Champagne Brut Premier
1776年アメリカ合衆国と同じ年に誕生したルイ・ロデレール
傘下にはRoederer EstateやDeutz、Chateau Pichon Lalande等々を抱える。
泡の量はさほどではないが断続的。リンゴ、洋梨、ピーチの香り。
フレッシュさが主体であまり複雑な味わいや熟成的な香りは感じない。
CH30%、PN50%、PM20%で瓶熟3年。最近、ドサージュを減らしたらしい。
標準ラインとはいえ、どうも味わいの薄さが気になる。路線変更か?
購入価格$37.99(2008/12)。

February 20, 2009

2009/2/19

20090219 PULIGNY MONTRACHET PAUL PERNOT 2006.jpg
◇2006 Puligny-Montrachet Paul Pernot
ピュリニ・モンラッシェでは秘中の秘と言われるポール・ペルノ。
ブルゴーニュ白の中ではお気に入り(なんせ最初に飲んだブル白)。
綺麗な黄色に洋梨、リンゴ、白桃、白い花、シトラスの香り。酸は中庸。
味わうと果実の美味さの後に苦味が襲来。樽由来なのか聊か不満。
ボリューム感はないが表記上ではアルコール14.2%!ブル白ですよ。
ミネラル感もあるしカリフォルニアのシャルドネとは印象が異なります。
購入価格$34.19(2009/1)。

February 16, 2009

2009/2/15

20090215 SOJOURN PN SANGIACOMO SONOMA 2005.jpg
◆2005 Sojourn PN Sangiacamo Vineyard Sonoma Coast
Craig HaserotとErich Bradleyがテニスコートで出会って始めたソージャーン
ErichはAudelssaの元ワインメーカー。Sojournの発音はこちらでご確認を
ほぼガーネット色で赤黒ベリー、プラム、スパイス、黒糖、バニラの香り。
重量感のある味わいで複雑さも感じる。アルコール14.5%が甘さを現出。
Sonomaと言っても畑はCarneros。上品というより果実の美味さで勝負か。
PinotReport97点ということだが個人的には少し方向性が違うかな。
購入価格$30.00(2008/7)。Winebid。

February 15, 2009

2009/2/14

20090214 CHAMBOLLE MUSIGNY ROUMIER 2004.jpg
◆2004 Chambolle-Musigny Georges Roumier
現当主クリストフが運営するルーミエの村名(広さ3.704ha)を連休に抜栓。
HP日本版はフィネス管理だが英語版もWinartの日本語解説出現(笑)。
濃いめのルビー色に赤ベリー、チェリー、花の芳香。ミネラル感も良好。
ビオなのか葡萄未成熟なのか、少し違和感ある青系の茎っぽい香り。
酸、タンニンも強すぎず徐々にまとまり出てくるも、凝縮感がないなあ。
時間経過とともに焦点が定まる傾向があるのでもう少し熟成が必要。
フィネスや上品さという形容には遠いような。。2004年は厳しいのか。
購入価格$45.00(2008/11)。Winebid。

February 12, 2009

2009/2/11

20090211 FLOWERS PN KEEFER RANCH RRV.jpg
◆2002 Flowers PN Keefer Ranch Russian River Valley
RRVではKeeferが良い畑だと思う。ので、Keefer Ranchの飲み比べ実施中。
濃いルビーでエッジも若い。赤黒ベリー主体なんだけど黒糖の香りも。
時間をおくと次第に落ち着いた果実の香り。酸も衰えずタンニンも残存。
味わいは抑制気味だがアフターの伸びと凝縮感は片鱗も見せるが。。。。
若干、中心線がぼけて焦点が定まらない。この造りはKeeferじゃない。
まあ、個人的なお祝いごともあったということで、Flowersがよいですな。
購入価格$25.00(2008/7)。Winebid。

February 09, 2009

2009/2/8

20090208 CHASSEUR CH SONOMA COAST 2005.jpg
◇2005 Chasseur CH Sonoma Coast
今年1月にも飲んだシャスール。Sonomaはどうかなと飲んでみる。
黄色の外観にリンゴ、洋梨、ほんのりバターの香り。ミネラル感も良好。
綺麗な果実味を活かした味わい。雑味なし(ミヤパパ表現拝借)。美味い。
確かにこのレベルだと値段が上の造り手を凌駕しますね。お勧め。
購入価格$33.98(2008/11)。


February 02, 2009

2009/2/1

20090201 MEURSAULT GENEVRIERES GIRARDIN 2005.jpg
◇2005 Meursault 1er Cru Les Genevrieres Vincent Girardin
ブルゴーニュのドメーヌ兼ネゴシアンであるヴァンサン・ジラルダン
好きなネゴシアンのひとつ(My Best3の残りはルモワスネ、ルイ・ジャド)。
Santenay村で1982年にワイン造り開始、2002年にMeursaultに移動。
輝きのある黄色でバニラ、白桃、リンゴ、シナモンの香りにミネラル感。
味わいはピュアな果実であまり濃厚さはないが後口はナッティー。
ボディは豊かでなくどちらかというと繊細でおとなしめの印象。寡黙。
面白いのは日数が経つほどに香りが前に出ること。晩熟かもしれない。
購入価格$35.00(2008/11)。Winebid。

January 31, 2009

2009/1/30

20090130 KEEFER RANCH PN RRV 2006.jpg
◆2006 Keefer Ranch PN Russian River Valley
Pinot DaysとPinot on the Riverで試飲したキーファー・ランチ
A.PVin、Failla、Freeman、Kosta-Browne、Loring、Pali、Siduriに葡萄供給。
ネゴシアンに葡萄を売ってたのが生産者元詰めを開始したということ。
薄めのルビー色で赤ベリー、ブルーベリー、プラム、スパイスの香り。
最初は香りが軽いが徐々に芯が出てくるところが特徴。酸もほどほど。
香りの変化につれて味わいも変わり、果物の美味さが滲み出る。
やっぱりこれ美味い。先日飲んだLoringと同畑だが造り方が違う?
購入価格$42.00(2008/11)。

January 29, 2009

2009/1/28

20090128 KORBEL CHAMPAGNE NATURAL RRV 2006.jpg
☆2006 Korbel Champagne? "Natural" Russian River Valley
誕生日なので定番泡物。カリフォルニア・シャンパンのコーベルを抜栓。
オバマ大統領の就任式ランチで供されたものと中身は一緒らしい。
シャンパン?どうも既得権がある模様。詳細不明。情報求む。
濃い目の黄色に旺盛な泡。粘性は高いが果実味はあっさり。
クリスピーで柑橘系の香りが強いが、余韻はさほど感じられず。
コスパはよいと思うがシャンパンとは複雑さが違うよな。やっぱ。
購入価格 $12.59(2009/1)。

January 26, 2009

2009/1/25

20090125 LWC PN KEEFER 2004.jpg
◆2004 Loring Wine Company PN Keefer Ranch Russian River Valley
買い葡萄からワインを醸造、毎年毎畑でラベルが変わるローリング
Keefer RanchにはKeefer夫人Marcyの愛犬Maxwellがお目見え。
ローリングでは2004年から全銘柄スクリューキャップに変えた由。
濃い赤紫色に赤黒ベリー、プラム、スパイスの香り。甘さも漂う。
口当たりにも果実の濃さや甘さが先立つが、味わいにくどさはない。
しばらく置くとぎゅっと凝縮したうま味と複雑な芳香が立ち込める。
いかにもカリピノらしいワインだが多様性のアフターは秀逸です。
しかし、Keefer Ranchってこういう葡萄なんだっけ?やや疑問。
購入価格$25.00(2008/12)。Winebid。

January 21, 2009

2009/1/20

20090120 MEURSAULT ARNAUD ENTE 2003.jpg
◇2003 Meursault Arnaud Ente
Obama大統領誕生の歴史的な日に祝杯をあげるべく選んだアント。
1992年にドメーヌを譲り受け、1994年から元詰めを開始した由。
綺麗な黄色でまずはリンゴ、洋梨の香り。徐々にトロピカルフルーツ。
当初は後口に焦がした果実の苦味があったが次第に消失。
一貫してハチミツとミネラル感が支配。味わいは意外にあっさり系。
ラベルには通常ボトル3,820本、マグナム14本と記述。少量生産。
購入価格$45.00(2008/11)。Winebid。

January 18, 2009

2009/1/17

20090117 CHASSAGNE MONTRACHET CLOS ST JEAN BLAIN GAGNARD 2002.jpg
◆2002 Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos Saint-Jean Blain Gagnard
ブルゴーニュ白の好きな造り手ブラン・ガニャール。同じ畑の2005年を以前試飲済み。
黄金色で熟成色が出ており、リンゴ、アプリコット、ハチミツ、干し芋の香り。
口当たりに甘さや酸を感じるものの、やや酸化のニュアンスも。
アフターも凡庸で果実の美味さや凝縮感はあまり感じられず。
葡萄完熟で造りによるものか、なぜ酸化が進んでしまったのか不明。
誰も買わないので4本まとめて落札。全部同じなら早く飲み切らないと。
購入価格$25.00(2008/11)。Winebid。

January 17, 2009

2009/1/16

20090116 SCHERRER PN RRV 2003.jpg
◆2003 Scherrer PN Russian River Valley
Dehlinger出身のFred Scherrerが率いるシェラー。1991年設立、PNは1999年から。
赤ベリー、チェリーのコンフィ、スパイス。熟成した果実の香り優勢。
甘やかながらストレートな果実の口当たりでコクのある味わい。
RRVにしてもスパイスのキャラクターが強い印象。凝縮感は少ない。
カリピノも5年くらい経ったものが一番美味しく飲めるのかもしれない。
購入価格$31.99(2008/12)。

January 13, 2009

2009/1/12

20090112 HUNTERDON PN SLH 2006.jpg
◆2006 Hunterdon PN Santa Lucia Highlands
NJ州に因んだハンタードン先月飲んだオベロン同様、Michael Mondavi物。
薄い色合いのルビーでチェリー、ラズベリー、やや人工的な香料の香り。
妙に甘ったるい感じがあるも飲み進めると普通。ただし奥行は感じず。
酸、タンニンも中庸で飲みやすいが味わいに芯が感じられないかな。
どうも作為的な印象が拭えず。旨安にしては主張不足、値段相応。
購入価格$13.79(2008/12)。

January 09, 2009

2009/1/8

20090108 MIGRATION PN ANDERSON VALLEY 2005.jpg
◆2005 Migration PN Anderson Valley
Duckhornのピノ部門であるGoldeneyeのセカンドラインMigration
まあ、価格的には通常のワイナリーのピノと変わらないわけで。
昔のワイン会で「鳥に関係ない銘柄名?」との質問に「渡り鳥」と。
深めのルビーに赤ベリー、プラム、スパイスの香り。果実味強し。
味わいもそのまま強い果実だが、最後の後口にヒネた土系ニュアンス。
この喉越しの悪さが最後まで好きになれず。飲み干しましたけどね。
上位銘柄のGoldeneyeで再度要確認。なんでかな。原因不明。
購入価格$31.99(2008/11)。

January 07, 2009

2009/1/6

20090106 CHASSEUR CH RRV 2006.jpg
◇2006 Chasseur CH Russian River Valley
ミヤパパお気に入りのシャスール。どんな感じかと試飲してみる。
リンゴ、洋梨、白桃の香りに樽香がほんのり。MLFのニュアンスも。
ミネラル感は強いが酸は中庸。いかにも美味い果実の味わい。
後口にも凝縮感が残り蜜のような感じ。余韻はさほど長くはない。
流石に秀逸な造りです。少しFreeman、Flowersに似ているかな。
Bill Hunterの苗字は登録済で仏語のChasseurとしたそうです。
購入価格$30.49(2008/12)。

January 05, 2009

2009/1/5

20090105 OBUSE BLANC VDP 2008.jpeg
◇2008 Obuse Blanc VDP Sogga Pere et fils
日本滞在中は日本のワインかなということで小布施ワイナリーの白を。
Sogga Pere et filsは自社畑だけでなく他農家畑も使う所謂ネゴシアンワイン。
ミュラートゥルガウ、ケルナー、バッカス、ライヘンシュタイナー、リースリング。
薄めの黄色に微発泡でレモン、シトラス、草木のフレッシュな香りが主体。
甘さを感じる口当たりだが酸や果実のフレッシュネスがあり緩さはない。
「名刺代わりのワイン」ということだが、確かに小布施白悪くないね。
購入価格1,500円(2009/1)。

January 03, 2009

2009/1/3

20090103 FINCA DOFI ALVARO PALACIOS 1999.jpeg
◆1999 Alvaro Palacios Finca Dofi Priorato
2009年最初のワインはスペイン、プリオラートの10年選手。
造り手はプリオラート四人組のひとりアルバロ・パラシオス。
Garnacha50%、Merlot15%、Syrah15%、CS15%、Cariñena5%。
漆黒の外観にプラム、ブルーベリー、チョコレート、タバコの香り。
酸は残るがタンニンはゆっくりと溶け込み口当たりは滑らか。
香りはローヌ系、味わいはボルドー系。もっと時間をかけるべきか。
購入価格3,740円(2006/9)。