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April 29, 2009

2009/4/28

20090428 MERRY EDWARDS SB RRV 2007.jpg
◇2007 Merry Edwards SB Russian River Valley
昨年のPinot Days旅行の際にワイナリーで購入したもの。WS96点とのこと。
ボルドー近郊のPont-de-la-Mayeから輸入されたMusqueクローンを使用。
緑がかった黄色で洋梨、クレープフルーツ、草木、シトラスの香り。芳醇。
初口にハチミツの甘さを感じるも、後口の味わいに異質な苦味が残る。
果実味も詰まっているし酸の支えもあるが、焦げた印象が払拭できず。
まだまだ瓶熟が必要なワインなのかも知れない。後続の感想に期待。
購入価格$29.00(2008/6)。

April 27, 2009

2009/4/26

20090426 AMAYNA PN 2005.jpg
◆2005 Amayna PN Leyda Valley Chile
2008年9月にSBを試飲した「甘い~な」のピノ。チリピノながら秀逸な味わい。
ガーネット色で黒ベリー、プラム、コーヒーの香り。アルコールも14.5%と高い。
文字通り甘いが後を引かない。酸よりもタンニンが前に出るがバランスもよい。
JETROのサイトでは銀メダルだったようです(どういうメダル?)。
ミヤパパによれば日本には輸入停止とのこと。考え直してジェロBOAMさん。
→3日目になると甘さが際立ちやや満腹感。もう少し酸が必要だな。
購入価格$24.64(2008/9)。

April 25, 2009

2009/4/24

20090424 BOURGOGNE BLANC DERNIERS JUS 2006 VERGET.jpg
◇2006 Bourgogne Blanc Derniers Jus Guffens Heynan
一時帰国時に飲んだマコンの旗手ギュファン・エイナンのブルゴーニュ白。
プイィ・フュイッセとマコンの葡萄から(サンヴェランとの説も)造られている。
クリーンな黄色でレモン、ライム、リンゴ、洋梨の香り、ミネラル感中心。
綺麗な果実の中に硬質な印象があるが、後口は伸びよりもキレで勝負。
よくできているが、コストを考えると以前ほど手放しで喜べないかな。
購入価格3,648円(2009/4)。

April 24, 2009

2009/4/23-「3+1」ワイン会@HAK-

20090423 WINES.jpg

私の転勤後に始まったらしい3人ワイン会に無理やり(?)参加。
で、「3+1会」。場所は昨年10月の一時帰国時にもお伺いしたHAK@赤坂

◇2007 Spy Valley SB Marlborough NZ
参加者の皆さんを少しお待たせしてしまったら先に始めてました(当然)。
ニュージランドはマールボロのスパイバレーのSB。
1993年設立で畑はJohnson Estate、ワイナリーは2000年よりこの名前との由。

◆2007 Rivers-Marie PN Sonoma Coast
馴染みのないリバーズ・マリー。日本登場前なのにこんなことをする人の持ち込み。
アルコール14.2%と高め。Occidental Ridgeの667、Summaの若木、Willow Creekより。
チャーミングな果実と酸に予想外の甘さ。旨味成分が出てくるとさらによいかも。

◆2007 Coterie Cellars PN Saralee's Vineyard RRV
こちらも馴染みのないコトリー。Rivers-Marieの小鳥マークがより合います。
持ち込みはこの方。初めて聞くワイナリーでした。
綺麗な酸と抑制された果実味。広がりはないですがこれは後世評判になるのでは?

◆2003 Kosta Browne PN 4-Barrel RRV
Mailing Listでないと買いにくいがこれはWinebid。4-Barrelは年によって畑が異なるようですね。
赤黒ベリー主体の香りで後口が伸びる。Kanzler、Cohn、Amber Ridge、Koplen混醸

参加させていただき、ありがとうございました。次回は4人会に格上げかな?

April 23, 2009

2009/4/22-ワイン講座二次会-

ワインの師匠青木先生の講座二次会に特別参加。

先生からはブラインド問題。最初はイタリア品種かなぁ~と思いつつ。。。

20090422 CHATEAU LE PUY BARTHELEMY 2006.jpg

「神の雫」TV最終話(に出たらしい、観てません)シャトー・ル・ピュイでした。
取材と記事のアップは最終回前にされてますけどネ。
若いルビー色でカシス、スパイス、漢方薬っぽい香り。メルロー主体とは思えず。
なめらかなタンニンでシルキー。口当たりはピノかと思うほど。繊細。上品。
少し酸が立ち気味で年数が必要でしょう。雫よりも上級キュベでお高いです。

April 20, 2009

2009/4/18-一時帰国ワイン会-

一時帰国時に成田到着後、「のみ山」で行われたカリピノワイン会に直行。
ワインを持ち寄り、参加者9名(店ごと参加のくるくんさん含め10名)で12本。

20090418 WINES.jpg

◇2007 Beau Paysage CH Tsugane Japan ★★★ (お店から購入、Blind)
ボー・ペイサージュワイン会開催の報を受け、取り置きをお願いしたもの。
★の意味は夫々自然な醗酵、酸化防止剤の不使用、無補糖だそうです。
薄めの黄色でピュアなCH。ストンと落ちるのが気になるがまとまってます。

☆1998 Vilmart Champagne Cuvee Creation
焦がしたトーストの香りが香ばしい熟成シャンパン。沢庵の燻製と合いそう。

◇2007 Maranges CH Domaine Chevrot
日本人女将Kaoriさんのいるシュブロ。マランジュ村にあります。
レモン、りんごと酸、ミネラルのあるブルゴーニュらしいシャルドネ。深みはない。

◇1988 Kistler CH Dutton Ranch Russian River Valley
米国より持ち帰ったもの其の一。キスラー白は熟成するのか?の検証。
結果:きれいに熟成してました!ハチミツ、モカ、きのこの香り。味わいやわらか。
ダットンはもともとはリンゴ畑だったそうで。キスラーは1979年から造っている?
因みにこれはWinebidで$25.00で落札しました。超お買い得。大当たり。

◆1994 Williams Selyem PN River Block Vineyard Russian River Valley
◆2006 Williams Selyem PN Rochioli River Block Vineyard Russian River Valley
1994年持参の旨を伝えたところ、takuyaさんが同銘柄同畑のVT違いをご提供(感謝)。
色合いは当然違うが1994年は果実味を抑えて酸も強く、よりブルゴーニュ的。
2006年は相対的に外向的で果実、ボリュームが表に出るワインでした。
造り手が変わったそうで。テロワールとワイン醸造技術について暫し沈思黙考。

◆2001 J. Rochiolli PN West Block Russian River Valley
ロキオリの中でも"J"がつく上級品。West Blockは1969年から続く区画との由。
赤ベリーの中に旨み成分が詰まった複雑みのある銘柄。この時にVT違いを飲んでました。

◆1991 Calera PN Central Coast
これもエッジが茶色で中心部にも熟成感。酸、タンニンもこなれて綺麗に熟成。

◆2005 Jonata PN La Poesia de Jonata Santa Rita Hills
Screaming Eagleのオーナーが持つHo-notta。ワイナリー紹介はこちら
サンタリタヒルズだけあって濃い系のピノ。濃厚な果実味が前面に。嗜好とは違うな。

◆1995 Pine Ridge CS Stags Leap District Napa
参加者ebikenさんが米国出張で入手したパインリッジ。CS75%、PV9%、Merlot8%、CF8%。
同銘柄がHPで紹介されています。中川ワインさん取り扱いかな。

◆1999 Great Wall Red Wine China
北京五輪公式ワイン。Foxy Flavorとの声が。確かに一種独特の香りあり。

飲み足りずに最後に割り勘でタコラベルのシラーを。
◆2005 Holus-Bolus Syrah Santa Ynez Valley


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キスラーとマランジュ。熟成の妙。

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ヴィンテージ違い飲み比べ。

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お料理もおいしく。特にこのフォアグラ=苺。絶品。

April 12, 2009

2009/4/11-WINE会@NYC-⑦

定例のワイン会。今回のテーマはピエモンテとトスカーナ以外のイタリア。
また今回より拙宅が会場に。参加20名ということでグラスを30脚ほど新調。

20090411 WINES.jpg

◆2003 Peter Solva&Sohne Edizione (Lagrein) DOC Alto-Adige
かつてオーストリー領だったトレンティーノ=アルト・アディジェ。白で有名。
地葡萄のラグレインは赤ベリー主体で酸が強く野生っぽさのあるワイン。

◆2004 Foradori Granato (Teroldego) IGT Trentino
こちらも地葡萄テロルデゴ。ざくろという名の通りの甘酸っぱい香り。
凝縮した果実に酸が立ち、アルコール感と舌にざらざら感が残る。

◆2005 I Vigneri Vinupetra (Nerello, Mascalese etc) IGT Sicilia
お次はシチリア島。南伊のピノと呼ばれるネレッロ・マスカレーゼ種。
赤ベリー、チェリーの香り。火山、石灰質土壌からくるミネラル感も。

◆2000 Gulfi Nero Bufaleffi (Nero d'Avola) IGT Sicilia
シチリア島。地葡萄ネロ・ダヴォラ。エトナ火山周辺で栽培されるとの由。
赤黒ベリーの深い香りで果実のとろみやジューシーさがある。澱が凄い。

◆2001 Salvatore Molettieri Taurasi Riserva (Aglianico) DOCG Campania
カンパーニャ州の葡萄アリアニコから造るタウラージ。36?のDOCGのひとつ。
赤黒ベリーにハーブの香り高くタンニンはやや強め。余韻長く本日のイチオシ。

◆2004 Miani Calvari (Refosco) DOC Friuri-Venezia-Giulia
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のレフォスコ種。超高級ワイン、ミアーニ。
カシス、ハーブの香りで落ち着いた果実味。複雑な味わいだが余韻がさほど。

◆2003 Rivera Puer Apuliae (Uva di Troia) DOC Puglia
プーリア州の葡萄ウヴァ・ディ・トロイア。ギリシャ由来で補助品種の役割多し。
これは100%だがあまり果実の香りが立たずタンニンを強く感じる。熱劣化?

◆2000 Arnaldo Caprai Sagrantino di Montefalco "25 Anni" (Sagrantino) DOCG Umbria
ウンブリア州DOCGサグランティーノ・ディ・モンテファレスコ。葡萄はDOCG名の中。
赤ベリーの香りにシラーかと思うようなスパイス香。落ち着いた果実。現代風。

◆2003 Moschioni Pignolo (Pignolo) DOC Friuli-Venezia-Giulia
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のピニョーロ種。絶滅寸前だった希少品種。
ねっとり甘み系でジャミーの中にも抑えた果実味が心地よい。凝縮感あり。

◆2003 Dettori Tenores (Cannonau) IGT Sardegna
サルデーニャ州の地葡萄カンノナウ。グルナッシュと同品種。ひとこと甘い。
赤ベリー系の甘さで干し葡萄かと思わせる。赤いフィーノとの声も。

◆2003 Latium Morini Amarone della Valpolicella "Campo Leon" (Corvina etc) DOC Veneto
ヴェネト州のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ。甘い赤系果実。

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「神の雫」ばりのデキャンティングをする主宰。

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ご持参いただいたチキンとサフランライス。おいしいです。

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こちらも持ち込み料理のパスタ。うまいですね。


この後はワイン居酒屋状態。挨拶がわりに所蔵ワインを少しばかり放出。
やや奇を衒ったところでブラインドをしかけたが、ヴィオニエはほぼ正解。
惜しむらくは状態の悪いワイン続出で、ホストとしては残念無念な結果に。

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◆2005 Sula Vineyard Shiraz Dindori Reserve Shiraz India (いただき物)

◆2004 Chambolle-Musigny Georges Roumier
やはり2004年は青臭さが残ります。避けた方がよいかも。

◆1996 Echezeaux Rene Engel ※ブショネ

◆2006 旭洋酒 Soleil PN Yamanashi Japan ※ブラインド
ゆるゆると飲めますがやはり果実は薄い。料理と一緒がいいですね。

◇2006 Whetstone Viognier Catie's Corner Russian River Valley ※ブラインド
昨年のソノマ旅行でお世話になった方のお勧め。花や濃いめのライチの香り。

◇1997 Batard-Montrachet VV Vincent & Francois Jouard ※熱劣化と思われる酸化

◆2005 Peju CS Napa Valley
まっとうなカリカベ。デキャンタのまま翌日飲んだら滑らかで絶品でした。癖になりそう。

April 11, 2009

2009/4/10

20090410 CORTON CHARLEMAGNE RAPET 2001.jpg
◇2001 Corton Charlemagne Domaine Rapet
1765年創業の名門ドメーヌ、ラペ・ペール・エ・フィス。その割には無名?
Pernand-Vergelesses、Aloxe-Corton両側の樹齢50、20、10、3年の葡萄。
輝きのある黄色にレモン、洋梨、ハチミツ、バターの香り。キノコっぽい香りも。
すっきりとした味わいで口の中で自然に溶けるような印象。ボリュームはない。
ブルゴーニュ特級としては弱腰だがミネラル感や後口の清明感はコルトン。
Winebidで割安に放置されているので追加購入を検討してみるか。
購入価格$40.00(2009/2)。Winebid。

April 07, 2009

2009/4/6

20090406 RADIO COTEAU PN ALBERIGI RRV 2004.jpg
◆2004 Radio-Coteau PN Alberigi Russian River Valley
NY出身Eric Sussmanが営むラジオ・コトー。知る人ぞ知るワイナリーらしい。
コーネル大学農学部卒業後、ワシントン州、ボルドー、ブルゴーニュと研鑽。
Bonny Doonを経てDehlingerで4年を過ごし、2002年に独立という経歴です。
濃いめのルビー色に赤ベリー、スパイス、オレンジピール等の複雑なアロマ。
甘くなく抑制の効いた果実味は私好み。酸も適度でタンニンも主張し過ぎない。
香りの段階から気に入ったが味わいも秀逸。ブルゴーニュ特級クラスです。
今まで飲んだカリピノ5本、いや3本指に入るかもしれません。ストライクです。
なお、買った値段は参考程度で。リリース価格でも倍するはずです。
購入価格$25.00(2009/2)。Winebid。

April 06, 2009

2009/4/4-WINE会予行演習-

定例ワイン会の会場提供者が帰国することになり、次回から拙宅が会場となることに。
要領を覚えるため有志を集めてワイン会を開催。併せて主宰と会場提供者を慰労。

20090404 WINES.jpg

20090404 WINES2.jpg

20090404 WINES3.jpg

◇2005 Nicolas Joly Savennieres Les Clos Sacres Loire
☆N/V Champagne Brut Reserve Grand Cru Francois Hemart Henri Giraud
★N/V Champagne Brut Rose Grand Cru Egly Ouriet
◇2006 Didier Dagueneau Pouilly-Fume Pur Sang Loire
◆2007 Felton Road PN Central Otago New Zealand
◆2001 Kistler PN Kistler Vineyard Russian River Valley
◆2001 Barolo Cannubi Boschis Luciano Sandrone
◇1999 Montrachet Remoissenet Pere et Fils
◆2005 Vinho Tinto Egoista Alentejo Portugal
◇2001 Bienvenue-Batard-Montrachet Paul Pernot
◇2003 Marcassin CH Marcassin Vineyard Sonoma Coast
◇2003 Meursault Coche Dury
□2005 Casa Larga Fiori Vidal Ice Wine Finger Lakes NY

9人で13本はきついが、参加者の盛り上がりもあり、満足な初ワイン会開催でした。
なお、今回はワイン会予行演習が主目的のため、テイスティングのメモもとらず。
覚えている範囲では、
■ニコラ・ジョリーとダグノーはやはり美味しい。果実本来の味がよく出ている。
■モンラッシェは余韻の長さが、ビアンヴィニュはミネラルと果実のバランスが最高。
■マーカッサンがブショネで途中断念。サランラップ対処法も試したが少し回復程度。
■キスラーはブラインドで供したがカリピノと即座に看破。フェルトンロードとも相違。
■主宰持ち込みの「神の雫」第六の使途バローロは弥勒菩薩半跏思惟像の味わい。

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参加者の手料理。しゃけの寿司。

20090404 lasagna.jpg
同じくラビオリ。

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チキンのクリームソ-ス。帰国者奥様の手になるもの。

April 04, 2009

2009/4/3

20090403 LONDER PN ANDERSON VALLEY 2004.jpg
◆2004 Londer PN Anderson Valley
カリピノ仲間では"Are you Londer?(飲んだ?ではない)"で有名なロンダー
Pinot Days前の予習第二弾として試飲。日本では入手困難かも。
濃いめのルビー色に黒ベリー、ザラメ、バニラの香り。結構な果実味。
味わいはやや甘さが先に立ち、酸やタンニンは後から感じる印象。
まだまだ果実の衰えは見えず後口にも甘さが残る。やや分厚いかな。
購入価格$20.00(2009/2)。Winebid。

April 01, 2009

2009/3/31

20090331 PHILLIPS HILL PN OPPENLANDER MENDOCINO 2006.jpg
◆2006 Phillips Hill PN Oppenlander Vineyard Mendocino
今年のPinot Daysに参加すべく予習を開始。第一弾はフィリップ・ヒル
当主Toby HillはNYでのアーティスト後、故郷でワイン造りを開始したとの由。
赤の強いルビーでラズベリー、漢方薬、コーラの香り。落ち着くと赤系果実主体。
アタックに甘さを、余韻に上唇で凝縮感を感じるが、伸びはさほどでもない。
一言でいえば赤く甘酸っぱいピノ。腐葉土系とは一線を画す。でも少し高いな。
購入価格$42.99(2008/9)。