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December 21, 2007

2007/12/19-Amber Ridge WINE会@CWG-

Amber Ridge畑(加州Russian River Valley)のピノを飲み比べる会に参加。
Crushpad Japanのかんちゃんから授けられた0906を抱えて参加。

Amber Ridge畑は30エーカーで植え付けは2000年。オーナーはFrank Darien。
ただ、2007年6月にFar Niente/Nickel&Nickelに売却されたらしい。
クローンはDijon115、667(2ブロック)、777。台木は101-14。

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◇スポッツウッド SB 2006
Spottswoode SB 2006
◇シャトー イガイ・タカハ CH サムライ・ビューティー 2006
Ch.igai Takaha CH Samurai Beauty 2006
◆0906 PN アンバーリッジ 2006
0906 PN Amber Ridge Vineyard 2006
◆デイン PN アメリカン・ビューティー 2006
Dain PN American Beauty 2006
◆デイン PN アンバーリッジ クローン777 2006
Dain PN Amber Ridge Vineyard clone777 2006
◆デイン PN アンバーリッジ クローン115 2006
Dain PN Amber Ridge Vineyard clone115 2006
◆コスタ・ブラウン PN アンバーリッジ 2006
Kosta Browne PN Amber Ridge Vineyard 2006

Samurai Beautyはパーカー氏がSamurai Vineyardとして95点評価。
CWFC会長がDiatomに樽を使用して造ったもの。
リンゴ、洋梨の香りと果実の濃い味で後口にヘーゼルナッツ。
やや沈み込んでいる印象もあるが、落ち着いた上品な味わい。

0906はclone777 100%にてCrushpadで造られたもの。
酸は物足りないが、出汁や小梅系の香りがブルゴーニュっぽい。
じわっと旨味が出てくるタイプ。これは日本人好みでしょう。
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DainのAmerican Beauty 2006は777と115が半々のブレンド。
チェリー、フルーツのコンポート、スパイスの香り。
クローン777と115では、フローラルな777に対し、115は野趣豊か。
ブレンド前の777と115を混ぜて飲んでもAmerican Beautyにならない。
やはりブレンド後の熟成が重要な味の決め手なのか?
777は可憐な印象で一般的に長熟タイプと言われているのが意外。
Kosta Browneは777、667、115の混醸。濃厚で旨味も乗り美味。

下の写真は0906の兄弟ワイン、"Dear Friends" by 島田紳助。
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December 16, 2007

2007/12/14-カリピノ会大忘年会@のみ山-

カリフォルニアピノノワールの会の大忘年会@のみ山に参加。
今回は各自好きなワインを持ち寄り。とはいえ北米に偏ります。

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☆Pol Roger Brut Reserve NV (Magnum)
英国王室御用達。インポーターのメンバーご持参。

☆Segura Viudas Cava Brut Reserva NV
スペインのカヴァ。マカベオ50%、パレリャーダ35%、チャレッロ15%。
某TV番組でドンペリと間違えられたらしい。ご本人が持参。

◇Crushpad Chardonnay Alder Springs Vineyard Neutral 2006 (Sample)
◇Crushpad Chardonnay Alder Springs Vineyard New Oak 2006 (Sample)
Crushpad Japanの現地特派員かんちゃんが持参。
サンプル品で新樽/中古樽による熟成。ブレンドしながら飲むのが粋。

◇Sea Smoke Chardonnay SRH 2005 (Magnum)
takuyaさんの持ち込み。レアな逸品で入手困難。
洋梨、白桃の濃厚な香りに、凝縮感溢れる味わい。
くどくなく甘すぎず、アフターに残る果実味のバランスよし。
これは美味しいシャルドネですね。状態がよいのもマグナムゆえ?

◇Testarossa Chardonnay Central Coast Castello 2005
「赤毛」という意味のワイナリー名。サンタバーバラとモントレーの葡萄。
香りはトロピカルだが味わいは上品。VT2000年を2004/1試飲済み。

◆Sokol Brosser Pinot Noir Dundee Hills 2004
同姓のミヤパパ持ち寄りのオレゴンピノ。
赤ベリーに土、鉄のニュアンス。飲みたいと思っていた銘柄。ども。

◆Domaine Serene Pinot Noir Evenstad Reserve 2004
こちらもオレゴン。高額・入手困難。貰い物との由。羨ましい。
様々なベリーの香りで複雑な味わい。余韻も長く秀逸。
以前、ワイン講座で先生から推奨を受けた記憶あり。

◆Sea Smoke Pinot Noir SRH Southing 2004
こちらもtakuyaさん持参。濃い果実味とこなれた酸が印象的。

◆Au Bon Climat Pinot Noir Santa Maria Valley Knox Alexander 1998
有名なジム・クレンデネンのABC。息子さんの名前を冠したワイン。
やや甘めながら熟成感ある落ち着いた果実味。滑らかです。

◆Beringer Cabernet Franc Napa Third Century 2001
こちらもバリバリさん。カベルネフランの特徴は未だわからず。

◆Overture Napa NV
◆Napanook Napa 2003
自分で持参したOpus Oneのセカンド。2005年現地にて調達。
NVだがワイナリーでビンテージは2002年と聞いた記憶が。
初口が甘く飲みやすいが、奥への広がりには欠けるかな。
ナベさん持参のNapanook(Dominusセカンド)との飲み比べも楽し。
個人的にはNapanookの抑制された味わいの方が好み。

◆Hendry Zinfandel Block28 Napa 2004
◆Sandler Syrah Connell Vineyard 2005
◆Kistler Pinot Noir Kistler Vineyard 2002
このあたり記憶が怪しく、実はもうよくわかりません。
Kistlerも一杯だけ飲んだと思うのですが。。。

ということで、みなさまよいお年を。


December 06, 2007

2007/12/5-WINE会@della collina-

海外駐在時代にお世話になった人が同僚に。その歓迎会。
場所は恵比寿のイタリアン。持ち込み料2,000円で2本持ち込み。

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◇レ・ファッジェ カステッロ ダルボラ 2000
Le Fagge Castello d'Albola 2000
同僚持ち込み。トスカーナ州。ゾーニンの造る白。
樽香、熟した洋梨やリンゴの香りでしっかりしたボディ。
甘さを感じるのは完熟葡萄から造られた証拠かな。

◆シャンベルタン クロ・ド・ベーゼ プリューレ・ロック 1997
Chambertin Clos de Beze 1997 Prieure Roch
私の持ち込み。DRCの共同経営者でビオワインの造り手。
深みのあるルビー色に複雑系のベリー、キノコ、少し土の香り。
シルキーな口当たりでタンニンも円やか、果実の味わいも残る。
まだまだピークは先で数年は熟成するのでは。美味しい。
この造り手は賛否両論聞くが、このボトルは○。winebid物。

料理も色鮮やかで、かつ美味しい。

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うにのソースのパスタ。これが好きでした。

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ポルチーニ茸のリゾット。これも旨い。

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December 01, 2007

2007/11/30-WINE会@アテスエ-

会社同僚&元同僚との定例ワイン会をアテスエにて。
こちらはグラス1つあたり420円で持ち込み可能。
ただし品種毎にグラスは変えたいもの。都合4客使用。

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◇サンセール ラ・ヴィーニュ・ブランシュ アンリ・ブルジョワ 2006
Sancerre "La Vigne Blanche" Henri Bourgeois 2006
お店から。ロワール地方で10世代というドメーヌ。
淡い緑黄色で、グレープフルーツ、レモン、ミネラル。
ローストっぽいと感じたが、樽熟成ではないらしい。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/horoyohi/20060329gr0d.htm

★ヴーヴ・クリコ ポンサルダン ロゼ 1985
Veuve Qliequot Ponsardin Rose 1985
元同僚持ち込み。バルブ・ニコル・ポンサルダン(クリコ未人)で有名。
1772年創業のハウスで、1775年にロゼ造りを開始。
ヴィンテージ・ロゼは通常物+赤ワイン10~15%。
赤みを帯びた琥珀色。細かい泡で年代物にしては旺盛。
甘い人参のデザート、赤ベリーの香り。時間が経つとザラメ。
http://www.veuve-clicquot.co.jp/index.php

◆カレラ マウント・ハーラン ライアン 2004
Calera PN Mt. Harlan Ryan 2004
私の持ち込み。カレラの新しいRyan Vineyard(2002年~)。
1998年と2001年に植樹。葡萄畑管理人のJim Ryanに由来。
深いルビー色に、赤ベリー、プラム、いちじく、土の香り。
甘酸っぱい味わい。奥深くに野性的な香り。余韻は舌先に。
普通のグラスで飲み始めたが途中でブルゴーニュグラスに変更。
http://www.calerawine.com/index.html

◆シュグ メルロー カーネロス ヘリテージ・リザーヴ 2003
Schug Merlot Carneros Heritage Reserve 2003
元同僚持ち込み。ドイツ出身、1980年創業のシュグ。
これはサンジャコモ家のDonnell Ranchの葡萄から。
メルロー主体だが、CS、CFも混醸されているらしい。
ガーネット色で、プラム、ハーブ、チョコレートの香り。
ふくよかな味わいだが甘さはなく、寧ろ抑制された味わい。
http://www.schugwinery.com/index.jsp


料理も上品で美味しい。デザートワゴンも好きなだけ選べる。

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November 02, 2007

2007/10/30-ブルゴーニュ古酒会@のみ山-

お手頃価格のブル古酒を楽しむ会をのみ山@三軒茶屋にて主宰。
当日はカリピノ好きを招いて改宗を迫るべく。。。ウソ。

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☆Tarlant Cuvee Louis NV
お店に注文したレコルタン・マニュピュラン。
CH50%、PN50%でハチミツ&ブリオッシュの香り。
味の濃いシャンパンで、これからの季節に丁度よい。

以下、持ち込み。古酒は状態に不安を抱えつつも、問題なし。

◇Pouilly-Fuisse VV Les Crays Daniel Barraud 2004
1890年創業、1979年ドメーヌ設立のマコンの定番造り手。
マコンに計7.1haを保有。若くても美味しく飲めるので選択。
まだ緑がかった黄色で、樽香、リンゴ、レモンの香り。
果実味がクリーンでストレートで、時間が経つと味わいにコク。
ミネラル分もあっておいしいが、余韻は平凡。

◇Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Embrasees Bernard Morey 1999
2006年ヴィンテージで引退するベルナール・モレ。
シャサーニュ村の保有畑8.8haは息子達に譲るらしい。
これはパーカーさんが「エギゾチックで肉付きよい」と評する畑。
個人的には早熟という印象だが、当夜のそれは少々異なる。
果実味がモカやキノコの香りに変化しつつあり、余韻も長い。
もう少しトロリ感が欲しいものの、熟成ブル白を堪能できた。

◆Nuit-St-Georges 1er Cru Les Perdrix Mugneret Gouachon 1983
Georges MugneretやMongeard Mugneretと同じミュニュレ。
既にワイン造りは卒業したらしい。Winebid物(日本で入手困難?)。
エチケットも汚れているし、状態不安の中、最初に抜栓。
ところがこれが、土、紅茶、小梅、出汁系の妖艶なワイン。
酸も適度で個人的好みはこれ。当日唯一のコート・ド・ニュイ。

◆Beaune 1er Cru Les Boucherottes Bernard Delagrange 1969
1792年ヴォルネィ設立、1972年ムルソー移転のドメーヌ。
自社カーヴで長期熟成させてから世に出すらしい。
意外に若い色合いで、土、紅茶の芳香豊か。
色合いも赤く、やけに酸が目立つ。リコルクかも?
時間経過でガクッと落ちるのは酒質の弱さか。

◆Beaune 1er Cru Les Teurons Albert Morot 1986
1820年ネゴシアン設立、1984年にドメーヌに転換。
ブルゴーニュ赤の古酒では信頼の置ける造り手と認識。
ルビー色に、最初は還元的な香り、後で燻したような感じ。
酸、タンニンも主張しており、余韻は華クリーンで華やか。
ローストのニュアンスとのみ山の燻製沢庵がマッチ。

◆Corton Grand Cru Les Greves Adrien Belland 1990
本拠地はサントネー、シャンベルタン等も保有し計12ha。
現在はジャン・クロード・ベランがアドリアンの後継で運営。
やはり特級は格上。土や獣臭にハーブな感じ。余韻も長い。
参加者曰く「女性を落とせるワイン」???

のみ山の店主に気合いを入れて作っていただいた料理とともに。
■ポルチーニ茸のクリームソース、栗を添えて
キノコの香りが赤白両方のワインにベスト・マリアージュ。
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そのほかには;
■なす、ズワイガニ、アボカドのミルフィーユ仕立て
■鴨のロースとルッコラ
■ブッフ・ブルギニヨン
■あいちゃん(黒ニンニク)

October 25, 2007

2007/10/24-San Sakana Tasting@CWG-

ワイン仲間の主催でカリフォルニアSan Sakana Cellarsワインの試飲。
「飲んで感想を」との由で感想をblogにアップすることが参加条件。
詳しい経緯はこちら

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◇San Sakana Viognier Broken Leg Vineyard 2006
花の香りぷんぷんのヴィオニエ。甘さ苦味が同居。
パッションフルーツやシトラス、酸よりも後口にまったり感。

◆San Sakana Syrah Carneros Las Madres Vineyard 2005
◆San Sakana Syrah Sonoma Valley Trio 2005
◆San Sakana Syrah Santa Barbara County White Hawk Vineyard 2005
ローヌ品種がお得意らしく、シラーの3地域試飲。
Carnerosは黒ベリー系で甘く、酸が少ない。
リキュール的な印象があり、抑揚のない甘さが今一歩。
甘いタレの焼き鳥と合うのでは?と思いました。
Sonomaは最も静謐。アフターに残るブルーベリーが印象的。
ハーブ系スパイスに酸もそこそこあるが、少し余韻に乏しい。
これはテリヤキですかね。マリアージュは。
Santa Barbaraは一番の好み。プラム、スパイスの香り。
タンニンも酸も強く、味わいもよいが少し構成感に乏しいか。
ワイン単独というよりスキヤキに合わせて。ってな感じ。
総じて、カリフォルニアのシラー全般よりも軽めで中庸な位置。
種々の地域の葡萄やブレンド技術を有するので特徴が出せれば。

It seems that San Sakana is good at making Rohne wines.
Carneros tastes sweet with low acidity.
I bet it's best with Yakitori (Grilled chicken with sweet sauce).
I feel serene silence in Sonoma. Good mariage with Teriyaki.
Santa Barbara. My favorite! Sukiyaki beef will be a good match.
(If you find any mistakes in English, please help me to correct them.)

そのほか飲んだワインは;
☆Merry Edwards Sparkling RRV Cuvee Meredith 2000
泡少なめで濃い山うずらの眼のようなロゼと見紛う色合い。
ハチミツに苦味あるが、クッキーの香りも芳しい。

◆Hitching Post PN Cargasacchi Vineyard 2003
映画"Sideways"で有名なHitching Post。Cargasacchiは秀逸畑。
赤ベリー系の香りにエレガントな酸。小梅風。
ブルゴーニュのPNのような印象。これは美味しい。

October 21, 2007

2007/10/19-WINE会@C'ZON-

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カリフォルニア料理のC'ZON@恵比寿でワイン会。
グラスをボトル1本ずつに対応して取り替えてくれる。

◇フロッグス・リープ ソーヴィニオン・ブラン 2006
ナパ旅行時に訪問したカエルのラベルのワイナリー。
グレープフルーツの香りに酸が立ち、料理に合わせやすい。

◇ムルソー 1級シャルム 2001 ヴァンサン・ジラルダン
私が持ち込んだワイン。購入価格は4,980円(2006/12)。
黄金色だが冷えすぎで最初は仄かなリンゴ、洋梨の香り。
徐々に開いて白桃の熟れた香りが。ただ線は細い印象。

◆ポマール 1級プラティエール 1999 ティエリー・ヴィオロ・ギマール
私が持ち込んだワイン。購入価格は5,500円(2007/6)。
新ブルゴーニュの旗手ギマールの看板ポマール。
黒ベリー、土や獣臭の香り。余韻が綺麗に伸びる。樹齢70年。

◆フラワーズ ピノ・ノワール フランシス・トンプソン 2003
ワイン仲間の持ち込み。CWTのワイン会でも飲んだ。
赤ベリー系の香りでジャミーでなくエレガント。
最初は甘く感じる口当たりだが、酸も強くミネラル感もある。

◆チムニー・ロック エレヴァージュ スタッグス・リープ 2002
ワイン仲間の持ち込み。CS、Merlot、Petit Verdotの混醸。
カシス、ブルーベリーにユーカリ、ココアの香り。
複雑なテクスチャーだがするする飲める。美味。
http://www.chimneyrock.com/

料理はカリフォルニアテイストでおいしい。このお店はゆったりできてお奨め。
・セルバチコ(胡麻のルッコラ)、リンゴ、ブルーチーズのサラダ
・金目鯛のカルパッチョ
・麦豚のカツレツ
・パプリカ、ズッキーニ、トマト、パルメザンチ-ズのパスタ
・きたあかりのニョッキ

September 29, 2007

2007/9/27-Cavist10周年記念-

ブルゴーニュワイン専門のワインバー"Le Caviste"。
10周年を迎えたということで記念のワイン会に参加。

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☆テタンジェ ブリュット NV
すっきりしたシャンパン。写真のボランジェは飲んでないよ。

◇ブルゴーニュ・ブラン レ・シャルモ 2005 モワスネ・ボナール
酸と柑橘系の香り、さらに樽の香りがきつすぎて早々にパス。

◆ブルゴーニュ・ルージュ 2000 トロ・ボー
酸はややきつめだが、木苺の香りや熟成感出てよし。

◆ポマール レ・トロワ・フォロ 1997 ドメーヌ・ルジェーヌ
1783年設立だが元詰めは1990年からということらしい。
酸はおとなしいがタンニン強く、黒ベリー系の香り。
http://www.domaine-lejeune.fr/english.htm

◇ヴィレ・クレッセ VV 2004 アンドレ・ボノーム
マコンの造り手。ミネラルやリンゴ、レモンの香りが芳しく美味。

◆ポマール 1976 ドメーヌ・ルージョ
ルージョはドメーヌ元詰め。ルージョ・デュパンがネゴス。
http://membres.lycos.fr/domainerougeot/
うまく熟成し、小梅や出汁の香り。味わいの伸びは感じず。

◆ボデガス・マウロ 1996
なぜかスペインはリベラ・デル・デュエロの造り手。
97%テンプラニーリョ、3%ガルナッチャ。
プラムの香りに土、獣の香り。タニックだが余韻は長い。

◆ブルゴーニュ・パストゥグラン 1993 エマニュエル・ルジェ
◆ブルゴーニュ・パストゥグラン 2002 エマニュエル・ルジェ
1993年も果実味が残っていて驚くが、上品さには欠ける。

テタンジェとパストゥグランは通常のブティーユ(750ml)。
ポマールの1976年は8ℓサイズ。残りは6ℓのマチュザレム。
8ℓボトルの呼称はわからず。誰か教えて。

August 29, 2007

2007/8/28-WINE会@はなはな-

定例メンバーの出身ワインスクールつながりでワイン会。
場所は元JOY講師が仕切る店「はなはな」@表参道。

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◇Sancerre Jadis Henri Bourgeois 2003
ロワールの雄ブルジョワのSB。樹齢は50年以上。
赤グレープフルーツ、ハチミツの香り。熟成しそう。

◆Ch. Lynch Bages 2001
黒ベリー、プラム、チョコレートの香り。凝縮感あり。
これはVTゆえか、今飲んでも近づきやすい。

◆Chambertin Lea Selection 1990 Lou Dumont
私の持ち込み。日本人ネゴシアン仲田さんのワイン。
赤ベリー、黒ベリーの香り。獣や土の香りがしない。
酸もほどほどあり、クリアで上品なシャンベルタン。
グランクリュによくある舌先に残る凝縮感は健在。

◆Schuetz Oles Zinfandel Esther's Reserve 1999
リック・シュルツとラス・オアラスがナパで創設。
禁酒法時代からの古い畑を継承したとの由。
黒いガーネット色に、プラム、ココア、スパイスの香り。
滑らかで飲みやすく、これだけですいすい飲めそう。

August 28, 2007

2007/8/27-白ワイン会@のみ山-

白ワインを持ち寄って、それに合わせた食事をという飲み会。
当日結成された"白熊boys"5名でのみ山@三軒茶屋に集合。

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☆Varnier-Fanniere Brut Zero Blanc de Blancs NV
クラマン、オアリー、アヴィズ、オジェに5haを持つRM。
ドザージュをしないすっきりタイプで、トースト、リンゴの香り。
供出温度高めだったが、濃厚な味わいは夏よりも初秋に相応。

◇Willamette Valley Vineyards Pinot Gris 2005
1983年設立のオレゴン州のワイナリー。
熟れた果実味。パッションフルーツ、メロンの香りにミネラル感。
果実の味わいや旨味がストレートにわかるワイン。
ピノグリ90%、ピノブラン7%、オーセロワ2%、Early Muscat1%。
http://www.willamettevalleyvineyards.com/?s=ce

◇Moraga SB Bel Air 2002
LAの高級住宅街Bel Airに畑があるワイナリー。
なんでもボルドーに微気候が似ている地らしい。
Red とWhiteの2種類のみ。Whiteは2つのクローンのSB。
グレープフルーツ、草木の香りに凝縮感あり。
余韻も長く、ブラインドだったらPNと答えたかも(言いすぎ)。
http://www.moragavineyards.com/

◇Meursault 1er Perrieres 2003 Albert Grivault
ムルソーの大御所。単一畑クロ・デ・ペリエールを保有する。
これはその北に位置する1級畑ペリエール。広さ1.5459ha。
白桃、リンゴの香り。ミネラルが豊富で酸は少し緩い。
余韻が長く上品な香りが漂う。一般ムルソーよりも鋭角的。

◇Kongsgaard CH Napa Valley 2000
私の持ち込み。WA94点で早めに飲むよう推奨あり。
アプリコットや熟れたリンゴの香りに、ナッティーな後味。
酸もそこそこあるが、ミネラル感には乏しい。まだイケる。
http://www.kongsgaard-wine.com/?CFID=543290&CFTOKEN=76068271

◆DuMOL PN RRV 2002
白ばかりではなんだからとDuMOLのピノを。
2006年11月にもいただきました
黒ベリー、プラムの香り。酸も強く、凝縮感もあり。
ヨードのニュアンスはMLFなのか、滑らかで飲みやすい。
http://www.dumol.com/

食事は白ワインに合わせて和のテイストで。

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にんじんのムース、キャビア添え

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なす、おぼろこんぶ

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さんまのハチミツ酢〆

その他、豆腐、蓮根まんじゅうなど。

August 24, 2007

2007/8/23-仮想Pinot Days会@CWG-

今年のPinot Daysに参加した方々のお土産ワインをご相伴。
なかなか日本ではお目にかからないワインも。現地調達ならでは。

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◇Radio-Coteau CH Savoy 2005
ラヂオ=コトーが初めて造ったシャルドネ。WA91-93点。
Wenteクローンで1991年に植えられた葡萄より。
リンゴ、洋梨の香りがすっきりですが、まだ硬い印象。
HPにCortonの話が書いてありますが、目指すところなのか?
http://www.radiocoteau.com/

◆Twomey PN RRV 2005
SilverOakの創設者がメルロー中心に造るワイナリー。
PNはワイナリーでしか購入できないとの由。
新世界らしい濃厚なピノだが、果実味は意外にクリーン。
http://www.twomeycellars.com/

◆Cima Collina PN SLH Tondre Grapefield 2005
2004年モントレー設立。女性ワインメーカーAnnette Hoff。
PommardクローンおよびDijon115と667の1/3ずつのブレンド。
濃い色調で、ブルーベリー、チェリーの香り。酸あるが中心やや弱し。
http://www.cimacollina.com/

◆August West PN SLH Rosella's Vineyard 2005
"Pinot Noir from California's finest vineyards"を掲げる。
元TestarossaのEd Kurtzmanがワインメーカー。
Gary Franscioni所有の畑は7つのクローンを栽培との由。
赤ベリー、チェリーの香り。酸のバランスもよい。
旨味が舌先でよく伸びて凝縮感あり。一番人気。
http://www.augustwestwine.com/

◆Thomas Knoll CS Napa Valley 2003
ナパのThirteenにも出資するSean Thomasのワイン。
ワインメーカーはSteve Reynoldsではないかとの話。
黒ベリー、プラム、ココアの香りに凝縮感。CP高い。

◆Elizabeth Spencer CS Napa Valley 2004
Elizabeth PresslerとSpencer Graham(夫婦)の造るワイン。
ストレートな黒系果実の香りと味わい。
やや凝縮感に乏しいが、酸もバランスよく飲みやすい。
CS91%、Merlot3%、CF3%、Malbec2%、PV1%。
http://www.elizabethspencerwines.com/

◆Martinelli ZN RRV Giuseppe&Luisa 2005
1896年設立の超有名銘柄のジンファンデル。
ワインメーカーHelen Turleyということでも有名。
明るい色調に、完熟した赤系果実、スパイスの香り。
甘さが詰まったフルーツコンポート。WA94点らしい。

◆Hendry Primitivo Napa Valley Block 24 2005
ジンファンデルと同種との見解もあるPrimitivo。
1997年植樹のSt. George rootsにU.C.D. Primitivo Clone 3。
Opus Oneに葡萄を供給していた栽培農家が元詰め。
色も濃く、アルコール度も高い(16%!)。スパイシーです。
http://www.hendrywines.com/current/prim05.htm

August 23, 2007

2007/8/22-米仏対決WINE会@C'ZON-

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ワイン関係知人と米仏対決ワイン会をC'ZON@恵比寿にて開催。
計8本の持ち込みワインにすべてグラスを変えていただき感謝。
新世界に対象を広げて対決したものの・・・戦略ミスだったか。完敗。

☆ヴィルマール ブリュット グランド・レゼルヴ NV
1890年にリリー・ラ・モンターニュ村設立のRM。
レモン、リンゴに加えて樽の香り。ある程度濃厚。

☆ニコラ・フィアット ブリュット キュヴェ・パルムドール 1996
アルマジロのようなボトルのニコラ・フィアット。
色調も濃く熟成した果実の味わいがGood。

ここからメインイベントのフランスvs新世界対決編。

◆ストニアーズ PN リザーヴ 2005
私の先鋒、豪州ヴィクトリア州のピノ。豪州出張時にGET。
明るい色調に赤系果実、チェリーのジャミーな香り。
味わいはやや単調でアルコール由来の甘さあり。
http://www.stoniers.com.au/

◆ボンヌ・マール 2002 ジョルジュ・リニエ
相手方の先鋒。ブレタノマイシス臭あるも徐々に開眼。
黒ベリーに、土や獣の香り。ジュヴシャン?酸もほどほど。
第一印象では同点だったが、時間経過後は全票獲得。

◆ベリンジャー CS プライベート・リザーヴ 2000
大将として出したベリンジャーのトップ・キュヴェ。
カシス、チョコレートの香り。スパイシーで余韻長い。

◆シャトー ポンテ・カネ 2002
最初はおとなしいが徐々に開き、食事とマリアージュ。
黒ベリー、ブルーベリーに、カシス、スパイスの香り。
これまた第一印象では同点で、時間経過後は全票こちら。

◆スタッグスリープ ワインセラーズ SLV 2002
黒ベリー、スパイス。ミルキーでとてもおいしい。

◆ベーレンズ・ヒッチコック シラー 2002
可愛い犬のラベルだが、プラム香で濃厚。
http://www.behrensandhitchcock.com/bh-wines.html

August 04, 2007

2007/8/1-日本のワインを愉しむ会@MannerBO-

日本のワインばかりのワイン会をSalon Manner BO@恵比寿にて。
講師は日本のワインを応援されているmimiさん
国産ワインでも欧州系品種。軽さはあるものの総じて優秀。立派。

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☆高畠ワイナリー 嘉スパークリングCH N/V
◇グレイスワイン CH 2006
◇マンズワイン ソラリス信州小諸 CH樽仕込 2005
◇Beau Paysage(ボー・ペサージュ) CH 2005
◆原茂 ヴィンテージ メルロー 2004
◆酒井ワイナリー スペシャルブレンド カベルネ&メルロー 2005
◆Beau Paysage "TSUGANE" la montagne メルロー 2005
◆シャトー・メルシャン 長野メルロー 2004
◆アルプスワイン AWプラチナコレクション シラー 2005
◆サッポロワイン Polaire 古里樽熟成 シラー 1997

人気投票では白ではBeau Paysageが一番人気。「佐々木小次郎」らしい。
個人的にはマンズワインの綺麗に伸びる果実味が好み。
赤では個人的にはBeau Paysageのピノと見紛う赤系果実味、酸に挙手。

ワインも食事もおいしく、享楽的なひと時。

July 15, 2007

2007/7/14-WINE会@CWG-

少人数でワイン持ち寄り会@California Wine Garden。
オーパスワンを持参いただけるということで、返礼の白を持ち込み。

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◇ムルソー クロ・ド・ラ・バール 1993 コント・ラフォン
Winebid仕入れ。値段は$90(他に手数料、保険料、運送料要)。
最初の香りは白桃、ハチミツで熟成感のあるいい香り。
期待して飲むと・・・酸化が進んだのか余韻が伸びず。
ソムリエにも試飲してもらい、とりあえず代打を出すことに。
→これは自宅に持ち帰り、翌日再研究

◇コルトン・シャルルマーニュ 1995 ベルトラン・アンブロワーズ
代打用に準備していたもの。これもWinebidで$55。
赤が有名な造り手で保有する当畑は0.2ha、2~3樽との由。
硬質なミネラルと酸、白い花、リンゴの香り。アフターはナッツ。
静謐な印象だが初夏のディナーには持って来い。

◆オーパスワン 1995
主役の持ち込み。ワイナリーで購入したものとのこと。
ガーネット色でエッジには熟成感が見えずまだまだ若い。
黒ベリー、カシス、スパイス、ユーカリの香り。
シルキーなタンニンが滑らかに伸びて美味。
オーパスワンのCPは・・・とも言われるが、さすがに美味い。

食事はアラカルト、魚介類中心。

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秋田は男鹿のカキ。

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鯵の揚げ春巻きは旨いね。

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ソフトシェルクラブのフリッター。ヴェトナム産。

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ムール貝。

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スペアリブ。柔らかくておいし。

July 14, 2007

2007/7/12-Clone Ranger@CWG-

クローン別に造られたピノノワールを利き分ける会に参加。
ワイナリーはSaintsbury、畑はCarnerosのBrown Ranch。
クローン/台木別に別ブロックに植えられたワインをブラインドで。

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①◇Kistler CH Stone Flat Vineyard 2005
②◆Saintsbury PN Brown Ranch Block D 2005(667&777/3309)
③◆Saintsbury PN Brown Ranch Block C 2005(667&777/1103P)
④◆Saintsbury PN Brown Ranch Block G 2005(Pommard/110R)
⑤◆Saintsbury PN Brown Ranch 2002
括弧内はクローン名/台木。数字はDijonクローン。

①は2005年から新しくリリースされたシャルドネ。
洋梨にナッティーな香り。おいしいが少しフラットな印象。
http://www.kistlerwine.com/wines/wines071.html#stone

②③④の人気投票では②に2票、③に1票、④が3票。
④は赤ベリーの甘い果実と酸のバランスよく個人的好み。
②は甘さを感じるも、酸がやや強めに感じられて今は厳しい。
③はドライで舌にタンニンが残る印象。畑の場所は最も北。

時間経過とともに趣は変わり、特に③は滑らかになって好みに。
味わいの差は土、微小気候、醸造法によるものなのか?
台木による差は意識したことなく不明。影響はないのだろうか。
⑤は上記の他の畑もブレンドされた完成品。バランス良し。

なお、Pinotfile2007.5.7によれば、
Pommard Clone(US Davis 4,5,6)はChateau de Pommard由来。
1940年代にHarold Olmo教授が取り寄せたものらしい。
Dijon667と777の記述は以下のとおり(原文のまま)。
667 (1980): good color, hi-tone aromas, ripe black sweet fruit,
fleshy, firmness, thick but soft tannins.
777 (1981): more consistent than 667;
denser and complex with earthy notes, black fruit, cherry,
cassis, leather, tobacco; almost Cabernet-like.

June 28, 2007

2007/6/27-WINE会@オゥレギューム-

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ワイン仲間が行くPinot Daysを憧憬しつつお留守vin会。
6人5本でオゥレギューム@赤坂の野菜料理に舌鼓。

☆クリュッグ グラン・キュヴェ N/V
ドイツ出身のジョセフ・クリュッグ設立のハウス。
6年から10年のストックを混ぜ合わせて造るらしい。
味わいは濃厚。樽の香りに熟したリンゴ、洋梨、ハチミツ。
初夏ではなくX'masの晩餐に相応しいとは参加者の弁。
http://www.krug.com/en/Home.aspx

◇シャサーニュ・モンラッシェ 1級カイユレ 1999 アミオ・ギィ
MyP持ち込み。シャサーニュ・モンラッシェ村の造り手。
父ギィが息子ティエリと8haの畑を運営。カイユレは樹齢70年。
最初は香りはあまり立たないが徐々に開く。
ハチミツ、フルーツのコンポート、ミネラルの香り。
綺麗に熟成しつつある白。まだまだ変化しそう。
http://perso.orange.fr/domaine.amiot/accueil.html

◆サヴィニ・レ・ボーヌ 1級 オー・ゲット 1997 メゾン・ルロワ
オー・ゲット(物見)の畑は標高高く北斜面にあり。
「かたくけわしい(クレイマー)」長熟型ワインとの由。
やや濃いルビー色で、小梅、出汁系の香りに酸。
余韻も伸びて本領発揮。先日2004年のヘタレはどこへやら。

◆コス・デストゥルネル 1997
MyP持ち込み。サンテステフ2級のスーパー2nd。
ガーネット色にカシス、ピーマン、なめし革の香り。
酸は効いているが、タンニンは比較的穏やか。
コスのサイトでは2003-2015年が飲み頃とか。
http://www.estournel.com/

◆スタッグス・リープ アルテミス 2002
ナベさん持ち込み。ナパ旅行を彷彿と思い起こさせる。
CS92.35%、Merlot7.6%、PV0.05%のブレンド。
畑はFAY、SLVとArcadia Vineyardのブレンド。
http://www.cask23.com/Wines/CSN020.php

料理は野菜の彩りも鮮やか。美味しい。

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June 22, 2007

2007/6/21-米仏WINE会@CWG-

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米仏のワインを飲み比べましょう企画『バリバリsの審判』。
ブラインドでの利き分けはほぼOKだったが勝負には敗退。
ワインは2001年以降で、白1、ピノ2、メリタージュ1が条件。

【1st Flight】
◇Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Chaumees 2002 Michel Colin-Deleger
◇Brewer-Clifton CH Santa Rita Hills Ashley's Vineyard 2003
シャルドネ対決。酸とエレガンス、余韻のコラン・ドレジェ。
アタックとボリューム、複雑な果実味のブリュワー・クリフトン。
拠出者以外の6名票は3vs3で引き分け。

【2nd&3rd Flight】
◆Tantara PN La Grande Colline Arroyo Grande Valley 2002
◆Bourgogne Rouge 2004 Domaine Leroy
◆Clos de la Roche 2001 Armand Rousseau
◆Ryan PN Sara Jean's PN 2001
Tantaraは1997年設立でこれは22ケースの貴重なワイン。
Leroyは格下げした年で、Clos de la RocheやCorton等のブレンド。
Rousseauは唯一ジュヴシャン以外に持つグラン・クリュ。
Ryanは1996年設立でワインメーカーはMarguerite Ryan。

前評判を翻し、8名投票でRyan→Rousseau→Tantara→Leroyの順。
米のアルコールの高さ、プラム、ジャミーな果実味が印象的。
仏は酸の違いが顕著で、はっきりと好みが分かれたFlightでした。
ブラインドでLeroyをビオと看破する声多く。Ryanは総じて高評価。

【4th Flight】
◆Ch. Leoville-Poyferre 2001
◆Portfolio Limited Edition 2001
PoyferreはSt. Julien2級。近年よくなりこの年もPP90。
Portfolioは仏→米と渡ったGenevieve Jensenのカルト。
これは凝縮感が違いました。Portfolioの4vs2勝利。

米仏対決とはいえ、特徴的なワインのためブラインド勝負にならず。
次回は各ワインのキャラクターも見ながら選定し必ずリベンジを!

June 02, 2007

2007/6/1 ワイン会@Ma Brochette

急のお誘いを受け、ワインメーカーワイン会@門前仲町へ。
ニコラ・ポテルのマーケティング担当、Marco Cascheraさんを迎えて。
プスドールの故ジェラール・ポテルの息子で、安定感のあるネゴシアン。
クイズとして出された食事とのマリアージュ問題にしばし興じる

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◇ブルゴーニュ シャルドネ キュヴェ・ジェラール・ポテル 2004
レモン、青リンゴの香り。酸もあり、まさにブルブラン。
レモンを絞った焼ホタテにあうと思ったが、Marco選択はマグロねぎま。

◇プイィ・フュイッセ 2004
樽香、スモークっぽさが前面に出て複雑さあり。
これはスモーキーなマグロと判断。しかし答えはホタテ。

◆ヴォルネィ VV 2004
最初に土、徐々に赤ベリー系の香り。色合いも濃い。
これにはレバー。Marcoの選択もレバー。

◆シャンボール・ミュジニ VV 2004
可憐なチェリー、赤ベリー。テロワールが出ていると思う。
奇を衒って鰻としたが、Marcoは鶏もも肉を推奨。当然か。

Marcoに質問したところ、ポテルは現在、自社畑を7ha保有。
以下のワインを造っているらしい(ヒアリングミスあれば謝)。
◇ブルゴーニュ シャルドネ メゾン・デュー
◆ボーヌ 1級 トゥーロン
◆ボーヌ 1級 グレーヴ
◆ボーヌ モンテ・ルージュ
◆サヴィニ・レ・ボーヌ 1級 オー・ジャロン
◆コート・ド・ニュイ ヴィラージュ

2001年と2004年のブルゴーニュは似てない?という質問には、
2001年は酸に特徴、2004年は果実味もあるとの由。

May 30, 2007

2007/5/29 ワイン会@CWG featuring バリバリ

いつもワイン会でお世話になっている方々とCWG@麻布十番へ。
今回はゲストにバリバリ・バリューの方を迎えて。
詳しい説明はこちらtakuyaさんのblog

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◇Brogan Cellars SB RRV 2005
Williams SelyemのBurt Williamsの娘が興したワイナリー。
"Good, Better, Brogan"のキャッチフレーズ。"BEST"ってこと?
SBらしくない凝縮感だが、アフターでは草木っぽさあり。
http://www.brogancellars.com/

◆Kosta Browne Rose of PN 2006
先日も飲ませていただいたロゼ。可憐な印象。

◇DuMOL CH RRV Chloe 2004
5月に訪米したエリザベス女王の歓迎昼食会で出たDuMOL。
ハチミツ、アップルパイの香りに、アフターはナッティー。
アタックは力強いが、中間部からは上品な味わい。
これはブルゴーニュっぽい。再試飲可能性模索。
http://www.dumol.com/

◆Rhys PN Family Farm Vineyard San Francisco Bay 2004
ビオディナミを実践しているらしいワイナリー。
確かにHPを見ると鳥や花がいて、畑の土もふかふかの様子。
http://www.rhysvineyards.com/index.htm
香りは赤系ベリーだが結構タニック。ビオ臭は感じない。

◆Kosta Browne PN Sonoma Coast 2005
既に入手困難銘柄となったKosta BrownE。
Kanzler、Miron、Demeo、Dutton-Manzanaのブレンド。
黒系ベリーの香りだが、酸とタンニンが強く最初は尻込み。
次第にほぐれて上品に。バリバリさんご推奨。
http://www.kostabrowne.com/

◆Kosta Browne PN RRV 2005
こちらはCohn、Koplen、Amber Ridge、Ketcham、Castaldi。
黒系ベリーにプラムの香りが混じり、案外飲みやすい。
複雑なスパイスも感じられ、バランスのよさでこちらに一票。

◆Ketcham PN RRV 2005
http://www.ketchamestate.com/home.asp
Kosta BrowneのMichael Browneがワインメーカー。
Ketchamその他畑からの葡萄が使われているらしい。
このあたり酔いも進み、飲みやすかったとの感想のみ。

◆Kosta Browne Syrah Amber Ridge 2004
サイトにはPNと同じスタイルで造ったと書かれているシラー。
確かに上品な黒ベリー、プラムの香りで酸ものびる。
参加者の感想もシラーらしくなく、むしろピノとの声。

May 20, 2007

2007/5/19-PNCJ-

Pinot Noir Celebration in Japan 2007@東京アメリカンクラブ。
セミナーもあったが、グランド・テイスティングの方に参加。

20070519 pamphlet.JPG

飲んだワインでは、ブルゴーニュ特級はさすがの味わい。
特にDujacのクロ・サン・ドニ、Liger-Belairのリシュブール。
奥沢某ワインバーのお勧めはプスドール。確かに美味い。
加州ではFlowersがよいですね。オセアニア系はストレート。

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飲んだワインは以下の銘柄。飲み干しはつらいけど楽しい。

◆Dujac Clos de la Roche 2004
◆Dujac Clos Saint-Denis 2004
◆Maume Mazis-Chambertin 2001
◆Frederic Esmonin Charmes-Chambertin 2001
◆Ponsot Chambolle-Musigny Les Charmes 2004
◆Pousse d'Or Corton Les Bressands 2001
◆Simon Bize Savigny-les-Beaune Aux Grands Liards 2004
◆Thibault Liger-Belair Richebourg 2004
◆Thibault Liger-Belair Nuits-St.-Georges Les St.-Georges 2003
◆Thibault Liger-Belair Haut Cote de Nuits La Corve de Villy 2004
◆Thibault Liger-Belair Haut Cote de Nuits Clos du Prieure 2004
◆Saintsbury PN Brown Ranch 2003
◆Flowers PN Sonoma Coast 2005
◆Flowers PN Andreen Gale 2003
◆Flowers PN Camp Meeting Ridge 2003
◆Siduri PN Pisoni Vineyard 2005
◆Bergstrom PN Cumberland Reserve 2004
◆Yarra Yering PN Yarra Valley 2003
◆Ata Rangi PN 2003
◆Felton Road PN 2005
◆Mt. Difficulty PN 2004

May 15, 2007

2007/5/14-WINE会@CWG

カリフォルニアのカルトワインを飲む愛好家の会に参加。
場所は聖地CWG@麻布十番。ワインはすべて持ち込み。

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◇Marcassin CH Marcassin Vineyard 2001
私の持ち込み。猪年なので猪ラベルのシャルドネを。
外観はフィルリタングしていないからか濁った黄色。
最初はリンゴ、白桃、パッションフルーツ、ハチミツの香り。
この時点でも余韻が非常に長く、旨味が唇に戻ってくる。
時間が経つとナッティーな香りが現れ、複雑さが増進。
さらに時が経過し、キノコ、トーストの香りも。これは美味い。
モンラッシェともまた違う独自の世界を見たような気がする。

以下、参加の皆様からの持ち込みワイン。
月曜日からこんな凄いの飲んでていいのだろうか?

◆Kistler PN Kistler Vineyard 2000
キスラー・キスラーはタンニンも滑らかで甘い印象。
黒ベリー、ラズベリー、ジャムに少し革の香りが漂う。
キスラーは赤白ともに早飲みタイプではないか疑惑発生。

◆Kistler CS 1991
1993年まで造られていたというキスラーの貴重なCS。
ハーブ、ユーカリの香り優勢だが、徐々にプラムの香り。

◆Araujo CS Eisele Vineyard 1999
黒ベリー、プラム、ハーブの香り。シルキーなタンニン。
いつまでも唇から離れない果実味が葡萄のよさを物語る。

◆Dalla Valle Maya 1996
黒ベリー、カシス、カカオの香り。ベルベッティなタンニン。
酸も強く、まだまだ熟成する気配あり。

May 13, 2007

2007/5/12-WINE会@Villa Due-

Villa Due@神田で開催されたカリフォルニアワイン会。
垂涎のラインナップに引き寄せられるように参加表明。
アルコール度数はすべて14%以上。相当の摂取量に。

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◇Merryvale CH Silhouette Napa 2002
◇Ramey CH Hide Vineyard 2002
◇Kongsgaard CH Napa 2003
◇Kistler CH Vine Hill Vineyard 2003

人数が増えたとかで、最初の2本がリストに追加される。
Merryvale、Rameyはレモン、リンゴの果実味中心。
Rameyがあっさり淡白だったのにはやや意外感。
KongsgaardとKistlerは洋梨と綺麗な酸がエレガント。
Kistlerは濁りもあるが味わいはストレートに迫ってくる感じ。
Kongsgaardは周りからじわっと押し寄せてくる印象。

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◆WesMar PN Oehlman Vineyard 2003
◆WesMar PN Piner Ranch Vineyard 2003
◆Williams Selyem PN RRV 2003
◆Kistler PN Kistler Vineyard 2003

Wesmarは初試飲。William Selyemの娘がやっているらしい。
http://nakagawa-wine.co.jp/modules/tinyd0/index.php?id=25
赤ベリーの香り主体だが、Oehlmanは酸が立ち、小梅系の香りも。
Piner Ranchは濃い果実味で酸はおだやか。個人的にはOehlman。
William SelyemとKistlerは色も濃く、黒ベリー、スパイスの香り。
Kistlerは香り高くアルコール感強い。WSの方が飲みやすいかな。

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◆Duckhorn Merlot Napa Valley 2002
◆Paradigm Merlot Napa Valley 2002
◆Blankiet Merlot Paradise Hills Vineyard 2002

ハイジ・バレットのParadigm、ヘレン・ターリーのBlankietは初試飲。
プラムや肉、土の香りは共通だが、Blankietには一種の厩臭。
Paradigmはアジア系スパイス、Blankietは硬いタンニンが印象的。
Duckhornもよいがこちらは二重奏、Paradigmは四重奏。

◆Turley ZN Contra Costa County Duarte 2002
◆Turley ZN Contra Costa County Duarte 2004

デザート(?)として供されたジンファンデル。ごちです。
共通してシナモンの香りがするが、やはり2002年の方が複雑。

May 06, 2007

2007/5/5-WINE会@MUR-

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「Peter MichaelのCH1999年が逝っている」。
噂を検証するためにこどもの日に持ち込みワイン会。

◇ピーター・マイケル CH ラ・キャリエア 1999
1982年にSir Peter Michaelによって設立されたワイナリー。
La Carierreは石切り場という意味らしい。
黄金色にバニラ、洋梨、リンゴの香り。アフターはナッツ。
中間部がスッと流れる感じでおとなしいが、次第に実力発揮。
時間とともに複雑さが増し、後味に凝縮感たっぷり。
クローンはSee14%、Dijon60%、Hyde26%とのこと。
http://www.petermichaelwinery.com/PMW/vnotes/la_vn.html

◇キスラー CH キスラー 1999
比較のために拠出したキスラー・キスラー。
最初はバニラ、白桃、ハチミツの芳香だが、次第にシェリー化。
酸化のニュアンスもあり、真価を発揮することなく終了。

◆シー・スモーク PN テン 2003
サンタ・リタ・ヒルズ。葡萄はすべてEstate grown。
"Ten"は10種類のクローン混醸(113、115、667、777等)。
ガーネット系の濃い色で、黒ベリー、プラムの香り。
フィニッシュにねっとり感があり、チョコレートの味わいも。
シラーかと思うほどの凝縮感。これは超BIGなピノ。
高アルコール度のせいか試飲中に熟睡(反省)。
http://www.seasmokecellars.com/sections/our_wines/2003_ten.html

◆フラワーズ PN ムーン・セレクト 2003
Flowers夫妻がフィラデルフィアからソノマに移り1989年に設立。
Moon SelectはCamp Meeting RidgeとFrances Thompson、
Sea View Ridgeの畑から醸造。
クローンは2A、Pommard、Swan、Calera、Dijon 777。
こちらもガーネット色で、黒ベリー、プラムの濃い~香り。
違うのは酸が綺麗に立っており、バランス感がよいこと。
ポテンシャルはTenが凄そうだが、今飲むならMoon Select。
http://www.flowerswinery.com/wines/2003-moon-pn.php

April 21, 2007

2007/4/20-WINE会@のみ山-

研究所長MyPと「某コミュメンバー500人達成記念ワイン会」に参加。
諸事情にて参加が遅くなったため、完全制覇は叶わず。。。

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☆Jeriko Brut Mendocino
◇Hendry Unoaked Chardonnay 2005
◇White Oak Sauvignon Blanc RRV 2003
◆Graziano Zinfandel Rose Mendocino 2005
◆Duxoup Charbono Napa 2004
◆Kosta Browne Pinot Noir Rose 2005
◆Enotria Nebbiolo Mendocino 1998
◆Mueller Pinot Noir RRV Emilly's Cuvee 2003
◆Littorai Pinot Noir Hirsch 2003
◆Michel Schlumberger Melrot Dry Creek Valley 2002
◆Clos du Val Zinfandel Carifornia 1999
◆Terra Valentine Cabernet Sauvignon Spring Mountain 1998
◆MATRIARCH Napa Valley 2001
◆Spenker Zinfandel 2002

Kosta BrowneのロゼとSpenkerは差し入れとの由。
Charbonoという弱そうな?ネーミングの葡萄が珍種。
印象に残ったのは、White Oakの果実味豊かなSB、
Mueller PNの酸と旨味のタイミングの微妙なズレ、
MATRIARCH(Bondのセカンド)のカリカベっぷり。

April 15, 2007

2007/4/14 ワイン会@新居祝い

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知人の新居祝いで高層マンションのパーティー室にてワイン会。
夜景を見ながら手料理とワインと景観で至福のひと時。

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☆シャンパン サディ・マロ キュヴェ・ド・レゼルヴ ブラン・ド・ブラン NV
1948年にVillers-Marmery村に設立されたRM。
ボトルはフランスから直接配送されたものとの由。
泡の勢いは弱いが細かい。リンゴの優しい味わい。

◇シュグ シャルドネ カーネロス 2002
これもワイナリーから購入したものとの由。
樽由来のバニラが芳しく、白桃、バターの香り。

◆シャンベルタン クロ・ド・ベーズ 1973 ピエール・ジェラン
私の差し入れ。フィサン村本拠の造り手。
シャンベルタン クロ・ド・ベーズは0.6ha、樹齢70年。
茶色がかったルビーで、香りはリキュール、少し土。
古酒の味わいとも言えるが、残念ながらピーク過ぎ。
http://www.vin-de-t.com/district/bourgogne/bourgogne/gelin.html

◆ルーウィン CS アートシリーズ 1994
豪州マーガレットリバーのCHが有名な造り手。
健全なガーネット色で、黒ベリー、ユーカリ、スパイスの香り。
特に青草ぽい香りが特徴的だが、葡萄は完熟感あり濃厚。

さらにデザートワインまで。

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◇マルク・クライデンヴァイス アルザス セレクション・ド・グラン・ノーブル 1988
アルザスのリュット・リゾネ栽培者のデザートワイン。
ゲビュルツトラミネール。スッキリした甘さ。

食事は奥様の手料理でイタリア小皿風からデザートまで。
約束なので写真掲載は一部のみ(食卓の雰囲気だけ)。

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April 08, 2007

2007/4/7-WINE会@CWG w/Benjamin Silver-

サンタバーバラのワインメーカーBenjamin Silver氏を囲んで。
Silver氏は東海岸出身でZaca Mesaで修行したとの由。
ローヌ種、ピノノワール、ボルドーブレンド等を生産。
ラベルは知り合いの芸術家作。暖炉の前に佇む女。

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◇シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2006
甲州種の果皮を漬け込んだとのことで色が濃い。
柑橘系よりも熟したリンゴのような香り。

◇Silver Viognier Vogelzang Vineyard 2003
最初はルーサンヌと思って植えられていたとの由。
UC Davisでの鑑定でヴィオニエとわかったらしい。
黄色い花の香り、スパイスというより果実味前面。

◆Silver PN Lake Marie Vineyard 2000
Martiniクローン。霧の多い冷涼なクリマから生産。
赤ベリー、チェリーの果実味中心で飲みやすい。

◆Silver PN Julia's Vineyard 2000
上記と3mileしか離れていないが陽当たりがよい畑。
Pommardクローンで95%がJulia'sの畑。
ラベル上の表示はSanta Barbara County。
赤ベリー、黒ベリーに強い酸、タンニンを感じる。
雑味がなくピュアな印象。これは好み。

◆Silver CF 2000
CF95%にCS5%のブレンド。カベルネと見紛う力強さ。
2000はCFの出来がよく、柔らかさを求めたCS混醸とか。

◆シャトー・メルシャン 長野メルロー 2004
メルローのまろやかさがよく表現されている。
インパクトはないが、安心感のある味わい。

Silver氏は合気道を習っていて、Syrahの名前はAikido。
White Hawk Vineyardの葡萄を使っているとのこと。

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焼き野菜のサラダ。

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真鯛のソテー。

April 03, 2007

2007/4/2-BEAUJOLAIS会@八芳園

恒例のボージョレ無料試飲会に講座生と一緒に参加。
今年はモーゼルが不参加。文字通りボージョレの会に。

20070402 BEAUJOLAIS.JPG

◇Beaujolais Blanc
◆Beaujolais
◆Beaujolais Villages
◆Brouilly
◆Chiroubles
◆Regnie
◆St Amour
◆Cote de Brouilly
◆Fleurie
◆Julienas
◆Chenas
◆Morgon
◆Moulin a Vent

印象に残ったのは、白のBeaujolais Blanc。
赤ではCote de Brouillyが果実味満開(VT2003)。
Moulin a Ventもしっかりとした構造でおいしい。

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二次会は都内某所にて講座生シェフによるおつまみで。
今年は抽選でワインが当たらず、持ち込みのみ。
ボージョレ試飲グラスなので、香り・味とも仄かに感じる程度。

◇シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 2006
昨年は甘夏風味だったが、今年は確かにフュメ香が前面。
新鮮溌剌といった印象から、じっくり楽しむワインに変化。

◆ボーヌ 1級 1999 ボーヌ・ドゥ・シャトー(ブシャール)
けれん味のない赤系果実がおいしいワイン。

◆テスタロッサ PN ゲーリーズ 2001
ガーネットに近い色に、黒ベリー、スパイスの香り。
酸が強すぎることもなく、飲みやすく。

March 17, 2007

2007/3/16-WINE会@COLOMBAGES-

5名で定例ワイン会。今回はコロンバージュ@高輪にて。
持ち込み料が1,000円とお安い。ソムリエも熱心。

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☆パニエ ブリュット NV
お店から。何度か飲んでいるシャンパン・メゾン。
泡は適度で、洋梨、ハチミツの香りが心地よい。
バランスのよいシャンパンで食前酒に好適。

◆シャンベルタン 1993 ジョセフ・ドルーアン
持ち込み。Winebidで落札したもの。状態はよい。
ジョセフ・ドルーアンはボーヌのネゴシアン兼ドメーヌ。
深いルビー色(ガーネットに近い)、黒ベリー、チェリーの香り。
後には土やキノコの香りも。とにかく香りが素晴らしい。
味わいはグランクリュらしく凝縮感があり、シルキー。
喉ではなく唇にぴたっと張り付く感覚。余韻も長い。
Winebidでの落札価格$90(2006/11)。

◆シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・スペシャル 2001 タルデュー・ローラン
持ち込み。2001年初リリースのPP95点ワイン。
一世を風靡したミシェル・タルデューとドミニク・ローランのコラボ。
La Crau(ラ・クロ)の畑から造られ、樹齢の古いグルナッシュ中心。
ソムリエさんにも感想を聞いたが、「まだ硬いですね」。
黒ベリー、プラムの甘い香りはするがタンニンはとけてない。
酒質は強そうだが、複雑さには欠けるような気が。
美味いんだけど、感激するかと言われればそうでもない。
購入価格5,980円(2004/10)。

食事はコースで。

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エビとホタテのサラダ苺ソース

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スズキのアンクルート

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仔牛のポワレ

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デザート盛り合わせ


March 01, 2007

2007/2/27-WINE会@C'ZON-

ワイン仲間4名で『エレガントにワインを飲みましょう会』(勝手命名)。
C'ZON@恵比寿にワイン持ち込みにて。

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◇マウント・エデン・ヴィンヤーズ CH エドナ・ヴァレー 2004
お店からとったカリフォルニア・シャルドネ。
樽香に密度の濃い果実味だが、後味は意外にあっさり。

☆アラン・ロベール ブラン・ド・ブラン ル・メニル レゼルヴ 1990
持ち込み。以前、ワイン講座でもご相伴にて嗜んだ銘柄。
ハチミツ、リンゴ、ブリオッシュの上品な香り。余韻も長い。
キレがあるというよりも、濃密な味の推移を楽しむシャンパン。

◆バッチオ・ディヴィーノ 2001
持ち込み。飲んだことのあるカリフォルニアのメリタージュ。
セパージュは64%CS、22%サンジョベーゼ、14%プチ・シラー。
それぞれ、Mt. Veeder、Stag's Leap、Calistogaの畑。
カカオ、コーヒー、黒系ベリーの香りは前回と同じ印象。
若干、タンニンの滑らかさが進んだか?甘さもあり美味しい。
http://www.baciodivino.com/index.html

料理はカリフォルニア・キュイジーヌ。美味しいです。

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Blue cheese apple salad with arugula and walnuts.

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Sea scallop and beets salad with orange, watercress.

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House made gnocchi with apple and blue cheese.

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Pasta.

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Fresh fish with tapenade sauce.

February 16, 2007

2007/2/15-WINE&CHEESE@MANNER-BO-

ワイン関係知人のご紹介でサロンManner-BOに参加。
この日のお題はアルザス/ロワール/ローヌ/南西のワインと
チーズ&お料理のマリアージュ。

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☆Monmousseau Cremant de Loire Cuvee Brut J.M. NV
1886年にアルシド・モンムソーが設立したドメーヌ。
泡立ちは少ないが、柑橘系、青リンゴの香りがフレッシュ。
チーズ(ロビオラ・フィア)とともに。

◇Sevennieres Le Vieux Clos Nicolas Joly 2004
ビオの教祖ニコラ・ジョリーのシュナンブラン100%。
ヴィンテージは若いが褐色を帯び、粘性も強い。
ハチミツ、アプリコットの香り。最初に甘さ、後はドライ。
スモークサーモンと一緒に。

◇Gewurztraminer Hugel 2004
飲んだことのある銘柄。1693年創業のアルザスの大手。
花、ライチ、スパイスの香りでフレッシュ&フルーティー。
これにはアルザスのウォッシュタイプ・チーズHansiを。

◇Condrieu Chapoutier 2002
1808年創業、ローヌの大御所のヴィオニエ100%ワイン。
色調は薄く、白い花、スパイス、パパイヤの香り。
余韻が長く、ほたての海草サラダ添えとマリアージュ。

◆Image du Sud Cote du Rhone Andre Brunel 2005
個人的にCNPで好きな造り手アンドレ・ブリュネル。
グルナッシュとシラーが半々の混醸。
煮詰めた赤ベリー、プラム、カシスの香り。
タンニン少なくすっきり飲める。カボチャの料理と。

◆Cote Rotie Cuvee Normal Rene Rostaing 2002
超人気畑のブロンド、ラ・ランドンヌを所有する造り手。
赤みが強いガーネットに赤ベリー、スパイスの香り。
シラー中心だが酸の強さが印象的。鴨と合わせて。

◆Chateau St.Didier-Parnac Cahor Rigal 2003
リガルは初めて飲む造り手。AOCは南西部のカオール。
マルベック75%、メルロー&タナで25%とのこと。
マルベックはアルゼンチンのそれとは濃さが違うか。
柔らかな印象はメルローっぽいが、タナの特徴は不明。

◇Banyulus Chapoutier 2004
シャプティエが造るルーション地方のVins Doux Naurels甘口。
干し葡萄やドライフルーツの香り。もちろん、デザートとともに。

チーズはワインに合わせて飲むと、表情が変わる。要勉強。

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□ROBIOLA FIA
Robiola Di Roccaveranoを無花果の葉で包んだもの。山羊。
□HANSI
MuensterをGewurztraminerのマールで洗ったもの。牛。
□OSSAU-IRATY AOC
セミハードタイプ。ピレネー地方。羊。

February 09, 2007

2007/2/8-WINE会@CORTESIA-

1976年生まれのワイン講座同期生の誕生日を祝う会開催。
講座生友人のほか、MyP主任研究員も遠路はるばる参加。
場所はコルテージア@青山。当日は「街の巨匠」取材も。

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☆フェラーリ スプマンテ マキシマム・ブリュット NV
お店から講座でお馴染みのフェラーリ・ブリュットを。
と思ったら、マキシマムはシャルドネ100%らしい。
滑らかな泡、洋梨、レモン等の切れのよい香り。
やっぱりシャンパンと遜色が無いと感じる。

◇ル・モンラッシェ 1976 ルモワスネ
持ち込み。Winebid物。ラベルにはバロン・テナールの名。
熟成シャルドネの琥珀色、少しおとなしめの熟成香。
果実味は奥底に潜み、モカ、リキュールの香りが主体。
喉の奥に入ると意外にあっさりだが、舌先では密度が高い。
アフターにはナッツ系の余韻の長い味わいが楽しめる。

◆ロマネ・サン・ヴィヴァン 1976 ロベール・アルヌー
持ち込み。国内流通物。サン・ヴィヴァンは初試飲。
パスカル・ラショー参画前なので、アルヌー翁の作か。
区画はロマネ・コンティの真東との情報あり。
しっかりした褐色で、花、紅茶のような上品な熟成香。
酸、タンニンも滑らかでほんのりしたベリーの果実味。
香りもエレガントでまさに大きな球体の手触り。

◆エシェゾー 1986 ドメーヌ・ビゾー
持ち込み。国内流通物。区画は斜面になるところあたり。
現在はジャン・イヴ・ビゾーがワイン造りを行っているが、
この時期はメタヤージュのはず。よって造り手不明。
赤褐色で、赤ベリー系の果実に梅かつおの香り。
滋味深いピノで本日これが一番好み。美味いの一言。

料理は「街の巨匠」でもある蛸のラグーや鴨肉がおいしく。

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牛肉のカルパッチョ、タコのラグー、
モッツァレラとフレッシュトマトノのカプレーゼ。

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ポルチーニ茸と松の実のパスタ。

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鴨のロースト、ブラッドオレンジソース。

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デザート。

February 08, 2007

2007/2/7-WINE会@C'ZON-

会社同僚歓迎会で加州料理のC'ZON@恵比寿へ。
CWTのワイン会以外では初めての利用。
友人はシャンパン、私は赤と役割を決めて持ち込み。

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☆モエ・エ・シャンドン キュヴェ・ドンペリニヨン 1999
友人の持ち込み。ドンペリの最新ヴィンテージ。
ドンペリはモエ社の英国進出100年記念で開始(※)。
CH50%、PN50%が基本らしいが、このVTはどうかな。
まだ泡は荒く、思いのほか暴れている印象。
洋梨の甘酸っぱい果実と柑橘系の香りが渾然一体。
流石に余韻は長く、凝縮感のあるハチミツが続く。
(※)参考:「シャンパンのすべて」山本博先生

◆シャトー カロン・セギュール 2000
2月月間MVPワインとも言うべきハート印のサンテステフ3級。
若いガーネット色で、黒ベリー、カシスの香り。
初めはとにかく堅い印象で、デキャンティングしてもらう。
次第に木や土の香りが出るも、楽しめたのは最後の一杯。
まだ飲まない方がよいね。
購入価格はプリムール3,980円。市場価格は1万円超!。

料理は素材を活かしたナチュラル系。

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サラダ2種。

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牛肉のカルパッチョ。

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ニョッキ。

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ブロッコリーのパスタ、バジル風味。

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鴨のロースト。

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デザート類。

February 02, 2007

2007/2/1 -WINE会@MUSHROOM-

歓迎会によりワイン持ち込みでMUSHROOM@恵比寿へ。
フレンチのお店できのこ専門店ではない模様。

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◇ル・モンラッシェ 1993 ルモワスネ
そろそろ熟成感もあるかと秘蔵のブル白特級を。
1993年は「白には平凡なVT」byジャッキ・リゴー。
少し暗めの黄金色。スワリングすると綺麗な渦巻。
ハチミツ、煮詰めた果実、きのこの香り。後にヘーゼルナッツ。
複雑な味わいで唇にいつまでも残る凝縮感がよい。
少し熟成が進んでいる印象だが、状態は悪くない。

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ほっき貝とヒラ茸、グラタン風。

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オマール海老の天火焼き。

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チーズプレート。おいしそ。

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クッキーもきのこ。

January 25, 2007

2007/1/24-カリピノ会@NAGAO-

今年最初のワイン会はmixiコミュのカリピノ会。
テーマは『10年経た1997年飲み比べ』。別名ウラピノ会?

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◇ルーウィン CH アートシリーズ 1997
琥珀色でほどよい熟成色、香り。果実味と酸のバランス。
白桃、モカの香りにナッティーなアフター。美味い。

◇コングスガード CH 1997
カリフォルニアのシャルドネではトップ3だと思う造り手。
力強くFatなワインを想像したものの・・・シェリー香優勢。
残念ながら熱劣化と判断。飲めなくはないが、感動はない。

◆バローロ パオロ・スカヴィーノ 1997
個人的にはよくわからないイタリア物。
赤みを帯びたガーネットで、エッジはまだまだ赤紫。
10年経過とは思えない若々しいネッビオーロ。
黒ベリー、スパイスの香り充満で、時間とともに強くなる。
味わいは舌の奥で凝縮。もっと熟成が楽しめるとみた。

◆シルヴァラード・ヴィンヤーズ CS リミテッド・リザーブ 1997
マイミクtakuyaさん供出。Limited Reserveは良年のみとの由。
こちらもガーネット色でエッジも若々しい。
植物系のハーブ、ユーカリの香り。奥に黒ベリー。
中間部からアフターにかけての伸びが素晴らしい。

食事は相変わらず美味い。最後は鯛の炊き込みご飯で〆。

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前菜盛り合わせ。生ハム、白子エスカベッシュ、
スモークサーモン、鰯のマリネ、ふきのとう。

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ホタテ。あと何だっけ?

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鴨のポワレ。

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鯛めし。