2009年9月アーカイブ

20090928 FREEMAN CH RYOFU RRV 2004.jpg

◇2004 Freeman CH Ryo-fu Russian River Valley

2008/7にも飲んだ涼風シャルドネ。2005年からはKeefer畑もブレンドされた由。

少し黄色が強くなるも熟成感なし。今回は果実よりも樽由来のバニラの香り強し。

ほどなく洋梨、メロン等のトロピカル系果実が出てくる。ミネラル感はやや弱め。

以前もナパシャルドネに近いと形容したが、バランスを失する時期なのかな?

もう少し寝かせるか、若いうちに飲んでしまう方がいいような気がします。

購入価格$40.98(2008/8)。

20090925 FAILLA PN KEEFER RRV 2006.jpg

◆2006 Failla PN Keefer Ranch Russian River Valley

Turley、Marcassinで修業したアレン・ジョーダンがワインメーカーを務めるフェイラ

ワイナリーはナパ、自社畑はソノマ等に所有するが、これは買い葡萄のKeefer畑より。

濃いめのルビー色に赤ベリー、チェリーのコンフィ、なめし革の香り。果実味強し。

濃厚な果実の割に酸がしっかりして突出した感がない。口当たりも滑らか。柔らかい。

余韻も膨らみがあり好印象だが時間経過後にやや息切れ感が出て平坦な印象。

過去に飲んだ他Keeferとはイメージが異なる。余韻は他のヴィンテージでも要確認。

購入価格$35.00(2008/7)。Winebid。

20090920 CALERA PN RYAN 2005.jpg

◆2005 Calera PN Ryan Vineyard Mt. Harlan

カレラの中で一番若い畑Ryan。地図の中で1998年、2001年に植樹された区画。

濃いルビー色に赤系ベリー、プラム、オレンジピール、スパイスの香り。粘性強い。

初口は濃厚で成熟果実の味わい。酸もあるが強くはない。果実の押し出しが強い。

中間部はやや平坦だが時間をおくと滑らかな凝縮感が徐々に出現。後口は感心せず。

熟成させずとも飲めるな。セールにて安く入手したが、コスパは抜群に高いです。

購入価格$22.49(2009/9)。

日本からの来客を迎え、リムジンに乗ってNY郊外Long Islandのワイナリー巡り。

ボルドーと似た気候ということでMerlotが売りだが凝縮感に乏しく白の方がよい印象。

何種類か飲んで$5~$8程度の有料試飲が多く、旗艦ワインだと$15-$25とるところも。

グラスが小さなデザートワイン用グラスのところもあり、生産量が少ないのかなと思う。

葡萄畑の周囲に造られた野外テイスティング場はピクニック気分を味わえていいでしょう。

 

Bedell Cellars

1985年創業。2001年にテイスティングルームを、2005年に醸造設備を刷新。意欲的。

洗練された瀟洒なテイスティングルーム。ピクニックエリアの調度類の色合いもよい。

試飲は$12と$8コース。$8コースは白3種、赤2種。本格的なグラスに注いでくれる。

前は有料試飲すると兄弟会社のCorey Creekも無料になったようだが今はない模様。 

20090919 Bedell.jpg 

エントランス。午前11時オープンなのでしばし待つ。

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屋外でも試飲可能。

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デザイン性の高い試飲コーナー。販売グッズもなかなか趣味がよい。

 

◇2008 Bedell First Crush White Long Island

82%CH、18%Viognier。白い花、シトラスの香り。CH主体にしてはあっさりして薄い。

◇2007 Bedell CH Long Island

4ヶ月樽熟。リンゴ、レモン、シトラスの香り。少し伸びる感じもあるが総じて薄い。

◇2007 Bedell Taste White Long Island

CH主体でSB、Viognier、Gewurztraminerの混醸。レモン、ライチの香り。美味しい。

◆2008 Bedell First Crush Red Long Island

72%Merlot、28%CF。ステンレスタンク使用で軽いタイプだが酸が強く味わいも渋い。

◆2007 Bedell Merlot Long Island

1年フレンチークで熟成。カシス、ブルーベリーの香り。まだタンニン渋くボディもない。

 

Lenz

1978年創業。あまり商業的ではなく質素で野暮ったさの残るテイスティングルーム。

観光客がツアーバスで大挙して訪問し大変そうだったが応対はきちんとしている。

7種類で$5の試飲パッケージもあったが、単独有料試飲もあったのでこちらを選択。 

20090919 Lenz.jpg

米国旗が掲げてあります。

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質素な造りに緑がきれい。 

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この日は反対側で日本人が大挙試飲中。 

20090919 Lenz6.jpg

ここの土は白かった。

 

☆2002 Lenz Sparkling Cuvee Long Island

シャンパン方式。PN70%、CH30%。焦がしたリンゴの香り。なかなか美味で購入。 

◆2004 Lenz Merlot Long Island

97-98%Merlot。赤ベリー系だがさほど香り立たず。喉奥にタンニン。熟成感なし。

◆2002 Lenz Old Vines Merlot Long Island

Subscriber専用で購入不可。赤黒ベリー、プラムでタンニン滑らか。この日最もまともな赤。

 

Peconic Bay

1979年創業。現オーナーが1999年に取得。バンドのライブ演奏ありでなかなか派手な演出。

来客も多数。あまりに商業的な雰囲気で試飲する気も起きずに見学だけでスルー。 

20090919 Peconic Bay.jpg 

ピクニック気分で大賑わい。 

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広大な敷地とその後ろに広がるぶどう畑。

20090919 Peconic Bay4.jpg

こちらは青々としたイメージ。

 

Pugliese

1980年創業。泡物が売りだと思うがジンファンデルなんぞも造っている様子。

鯉が泳ぐ池の周囲に野外テイスティング場があってなかなか雰囲気よい設え。

20090919 Pugliese.jpg 

Champagne Tastingと臆面もなく掲示。 

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ちょっと内輪のおしゃべり多すぎ。ぷんぷん。 

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このグラスの小ささがなんとも。。。 

20090919 Pugliese2.jpg

雰囲気最高ですね。

 

テイスティングは任意の4種類で$5。

◇2008 Pugliese Pinot Glogio Long Island

フレッシュでパッションフルーツ、白い花の香り。やけに甘い。やや生臭い香り。

☆2003 Pugliese Blanc de Blancs Brut Lonf Island

ブリオッシュ、焦がしたリンゴの香り。まずまず美味しい。手書きボトルもある。

◆2005 Pugliese Sunset Meritage Long Island

Merlot、CF、CSの混醸。タンニンの渋さを感じる。中間部がスーっと流れる。

◆2003 Pugliese Port Bello

Merlot、CSから造られたポート。干し葡萄のニュアンスと高いアルコール感。

 

Pellegrini

1982年創業。西海岸にも同名ワイナリーがあったような(確かNYから移ったとか)。

こちらも大規模なテイスティングルームだが、お祭り騒ぎはなくよさげな雰囲気。

20090919 Pellegrini.jpg

パーティーではなくテイスティングの趣き。こうでなくちゃ。

20090919 Pellegrini3.jpg 

こちらは緑の中にも土壌は白い。

 

帰る時間も迫ったので、一杯(20oz)$5の限定メリタージュ赤を試飲。

◆2005 Pellegrini Reserve Long Island

Melot、CF、PVの混醸。赤ベリー、カシス、杉の香り。酸強くタンニン渋く血の香り。

一本$70ということだが、味わいのコクと余韻の長さが欠けている。でもまずまず。

20090913 PULIGNY MONTRACHET FOLATIERES MARC COLIN 2000.jpg

◇2000 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Folatieres Marc Colin

早熟の評価を下しているColin星の一員マルク・コラン。既に息子達に代替わり。

黄金色で熟れたリンゴ、ハチミツの香り。口当たりも豊潤で健全な熟成状態。

酸もミネラルもバランスよく、甘いナッツの余韻も長い。これは当たりですね。

モンラッシェとの違いはさらなる複雑さと余韻だと思うが、このレベルでも十分。

おそらく今が飲み頃でもうすぐ下降曲線に入るのではないでしょうか。お早めに。

購入価格$35.00(2009/1)。Winebid。

20090912 WINES.jpg

 

定例ワイン会の事務局メンバーが集まり、OFF会と称してワイン会を開催。

高級ワイン会とは異なり、今回テーマは「$30以下の美味しいお奨めワイン」。

 

◇2005 Benjamin Silver Viognier Santa Barbara

Benjamin Silverのピノ0.5%入りヴィオニエを供出。まずまずの評価でひと安心。

 

◇2007 Bourgogne Blanc Paul Pernot

「ブルゴーニュがわかる」のMatt Kramerから秘中の秘と呼ばれた存在。安定感あります。

 

◇2005 Chassagne-Montrachet Les Voillenots Domaine Maroslavac-Leger

知らなかったマロスラヴァック・レジェ。ラブレ・ロワに卸していたとの由。この日のイチ押し。

 

◆2007 Morgon "Cote du Py" Jean Foillard

ボージョレ・ヌーヴォーで有名な造り手。流石にクリュ・ボージョレは美味い。

 

◆2007 Sherwood PN Marlborough New Zealand

初参加の韓国人ソムリエールが持参。素直なフレッシュな果実のNZピノ。

 

◆2005 Saint Joseph "Sainte Epine" Herve Souhaut

旦那仏人の奥様が仏で見染めた銘柄。醸造はパカレ。本国での方が美味だったとの由。

 

◆2001 Cote Rotie Benjamin et David Duclaux

日本では見かけない造り手。ワイン屋のお勧めとの由。巷のコメントも好意的ですね。

 

◆2006 St. Francis Zinfandel "Old Vines" Sonoma Coast

以前のワイン会で飲んだジン。主宰はブラインドで見事に正解!私は伊西の品種と間違い。

 
$30以下だと新世界物頻出かと思ったが半数以上が仏から。〆にはブラインドで以下追加。

 

◆1996 Griotte-Chambertin Domaine Ponsot

ポンソの1990年代は当たらないとの意見も。。。だめだめちゃんでした(涙)。


◆1994 Williams Selyem PN RiverBlock Vineyard Russian River Valley

日本で飲んだ時の方がよかったが時間をおくと美味しくなったとの声も。

 

◆2002 Ch. La Conseillante Pomerol

ボルドーにハズレなしを信じて。酸やタンニンはまだ強く今後も美味しくなりそう。

 

20090912 WINES2.jpgのサムネール画像のサムネール画像

Benjaminのエチケットは個性的。

 

20090912 WINES3.jpgのサムネール画像

ポンソのグリオットが返す返すも残念。

20090906 FREDERIC MALLO RIESLING ROSACKER ALSACE 2004.jpg

◇2004 Frederic Mallo Riesling Grand Cru Rosacker VV Alsace

Alsace Grand CruのRosacker畑。造り手はフレデリック・マロ。あまり情報なし。

綺麗な黄色にペトロール、黄色い花の香り。ナイアガラ葡萄ジュースに近い。

ピュアな果実味と生き生きとした酸があり素直に美味しい。葡萄の良さを感じる。

ねっとりと余韻も伸びるし後口もしっかり。コスパの高さは特筆物ですね。感心。 

購入価格$18.89(2009/9)。

20090905 BATARD MONTRACHET MICHEL COLIN DELEGER 1998.jpg

◇1998 Batard-Montrachet Michel Colin-Deleger

Labor Day三連休なので少し良いワインを。コリン星の重鎮ミシェル・コラン・ドレジェ

最初は果実味もなくハチミツも香らず。こりゃさすがにブル白の1998年はダメだと思いました。

ところがどっこい。4時間経過後の午後10時開き始め、蜜のような味わいと余韻の長さにため息。 

酸化のニュアンスはあるものの、きのこや胡椒も香り、陶然とする存在感。さらに余韻長し。

そうか。こういうワインなんだ。飲み方を間違えちゃったうまい!さらなる修業が必要ですね。

購入価格$60.00(2008/5)。Winebid。

20090903 ELKE PN DONNELLY CREEK ANDERSON VALLEY 2006.jpg

◆2006 Elke PN Donnelly Creek Vineyard Anderson Valley

廉価版Mary Elkeを以前に飲んだエルケ。こちらはブルゴーニュ的と言われたが。。。

濃いめのルビーで石榴、続いて赤黒ベリー、スパイス、黒糖の香り。口当たりには甘さ。

酸は緩めでタンニンも中庸。果実味優勢で他の要素がなかなか出て来ず。余韻もさほど。

それでも初日は楽しく飲めたがいかんせん2日目は別の顔。凡庸な味わいでちと失望。

購入価格$29.99(2009/5)。

20090901 PATZ AND HALL CH TIO TONY RRV 2006.jpg

◇2006 Patz & Hall CH Tio Tony Ranch RRV

買い葡萄から秀逸なワインを造るパッツ&ホール。このボトルは昨秋訪問時に購入。

まだ緑が見える黄色にミネラル、白桃、洋梨の香り。健全な果実味に期待感。

味わいも果実味がほどよく抑制されており酸とのバランスも申し分なし。美味しい。

流石に果実味は濃厚だがくどくないので飲みやすさがある。後口はさらに塩っぽい。

造りのレベルが高い。ホタテのバター炒め、海老カクテルと合わせて享楽感満喫。

購入価格$60.00(2008/10)。 

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