◇2006 Chassagne Montrachet Michel Niellon
シャサーニュ最上級生産者ニーロン。Georges Delegerの義兄弟。畑は僅か6ha。
少し緑がかった黄色に洋梨、白桃、シトラス、白い花の香り。まさしく芳しい香り。
味わいはピュアな果実だが後味に少し苦み。口唇にへばりつく果実感もまたよし。
これは美味い。村名の域を越えている。あっぱれ。上級物を飲んでみたくなったな。
購入価格$38.69（2009/7）。
2009年12月アーカイブ
☆N/V Ruinart Blanc de Blancs
1729/9/1創業のリュイナール。高僧ドン・リュイナールの甥ニコラが始祖らしい。
1949-63年まではムートンのバロン・フィリップと販売提携していたとの由。
黄金色で細かな泡。焦がしたリンゴ、レモン、ピーチ、ハチミツの香り。
味わいはピュアなと上品な甘さ。素直に美味しいと感じるが余韻はさほど。
酸が柔らかいのが意外だが、「シャルドネ・ハウス」と謂われるだけあります。
購入価格$27.95（2009/12）。Half。
◆1992 Barnardus PN Bien Nacido Vineyard Santa Maria Valley
カーメル・バレーにあるバーナーダス。ロッジも有名。注力するのはボルドー系。
代々、フレンチ系の人がWine Makerを務めているようだが92年当時は不明。
少し退色気味だがまだ若々しい中心部。果実より土、なめし革の香りが前に。
どうも果実味がこなれておらず初口は黒系果実、徐々に平坦な液体という具合。
果実が強すぎるのか綺麗な熟成とは言えず。薄旨系を求めるのは無理か。
購入価格$20.00（2009/2）。Winebid。
☆N/V Krug Grande Cuvee
ドイツ移民J. J. KrugがJacquessonでの勤務を経て1843年に創業したクリュッグ。
家族経営だったが現在はLVMHグループの一員。クリュギストなる言葉あり。
CH、PN、PMの混醸で6～10年に亘るヴィンテージのキュヴェ（50種類）をブレンド。
輝く黄金色で泡は細かい。リンゴ、オレンジの皮、後から栗、トーストの香り。
味わいはバランスよくすっきり。ボリューム感はさほどなくやや拍子抜けかな。
購入価格$55.95（2009/12）。Half。
◆1999 Dehlinger PN Octagon Russian River Valley
メーリングリストでしか買えないデリンジャーのオクタゴン。オークションにてGET。
濃い目のルビーでエッジはオレンジ。黒ベリー、プラム、なぜかミルクっぽい香り。
以前飲んだ時とは異なり、最初は果実味、徐々に土、スーボワ、なめし革が薫る。
口当たりも上品ながら果実味主体。紅茶系に変わるには更に待たないといけない。
いや。これは素晴らしく美味。年の終わりに10年前のワインを飲んで正解でした。
購入価格$45.00（2008/6）。Winebid。
◇2006 Chassagne Montrachet VV Guy Amiot
1920年創業のアミオ・ギィ。姓はアミオ、名はギィ。現在は息子Thierry中心。
綺麗な黄金色に洋梨、白桃、百合の花の芳しい香り。清々しくもある香り。
味わいも芳醇でこりゃいいやと思ったものの・・・時間をおくと平坦な味わいに。
噴いた後があったので訝しんだのだが、案の定。最初がいいだけにちと残念。
購入価格$35.99（2009/2）。
☆N/V Billecart Salmon Brut Reserve Champagne
1818年創業のビルカール・サルモン。ロゼは通ったワイン講座で大人気でした。
文字通りの黄金色で細かくクリーミーな泡が旺盛に立ち上る。見栄えがよい。
香りは熟れたリンゴ、洋梨、ハチミツ、ジンジャー。ドライで果実の美味さを感じる。
余韻に少し収斂みがあり余韻の妨げになるのは配送直後に抜栓した故かも。
バランスもよく普及ラインとしては申し分ないが不満は独特のウリを感じない点か。
これはCH30%、PN20%、PM50%のブレンド。一度、ロゼを1本飲みしてみたい。
購入価格$32.99（2009/12）。
お題は師走に相応しくスパークリングワイン。銘柄数11。参加21名。会費$70。
☆2001 Gramona Cava "Iii Lustros" Gran Reserva Penedes (Xarel-lo70%、Macabeo30%)
☆2002 Domaine Huet Vouvray Petillant Brut Loire (Chenin Blanc)
☆2004 Binner Cremant d'Alsace Extra Brut Alsace (Riesling, Pinot Gris, Auxerrois)
★2000 Strohmeier "Schilchersekt" Extra Brut Weststeiermark (Blauer Wildbacher)
★2001 Bellavista Franciacorta Gran Cuvee Brut Rose Lombardia (Pinot Nero55%, CH45%)
★2000 Tattinger Comtes de Champagne Rose (PN70%, CH30%)
（以下、ブラインドにて）
☆1995 Krug Vintage (PN, PM, CH)
☆2001 Schramsberg "J. Schram" California (PN23%, CH77%)
☆2001 Sekthaus Raumland "I. Triumvirat" Grande Cuvee Brut Rheinhessen (PN, PM, CH)
（以上、ブラインド）
☆1996 Salon Blanc de Blancs (CH)
☆1999 Henri Giraud "Cuvee Fut de Chene" Blanc de Noir (PN)
ブラインドでは泡の立ち方と余韻の複雑さで判断し、KrugとJ. Schramを取り違え。
好きなものということで一票ずつ投票の結果、Jが11票、Krug6票、Raumland3票。
今日のイチ押しはアンリ・ジロー。余韻がこんなに伸びるシャンパンはあまり経験ない。
サロンも切れのある酸とキノコのようなニュアンス、漂うような後口が素晴らしい。
ロゼではテタンジェは風格あり別格。数人賞賛のStrohmeierもチャーミングで好印象。
シャンパン以外にも秀逸な泡物は世界にあるなと実感。それぞれ楽しみ方が違うだけ。
コント・ド・シャンパーニュのロゼ。いつか再会したい。
二次会ではカリフォルニアの白の試飲を依頼した後、古式ゆかしきブルゴーニュ赤で〆。
◇2005 Three Saints CH Santa Maria Valley
◆1997 Chambertin Clos de beze Domaine Pierre Damoy
◆2006 Darioush CS Signature Napa Valley
11月ナパ旅行時に訪問した ダリオッシュ。映画「サイドウェイズ」にも登場。
師匠の取材随行だったため地下セラーでの試飲を楽しませていただいた。
濃いガーネットに黒ベリー、ブルーベリー、プラム、ハーブの香り。果実前面。
口当たりもよく飲み易いが柔らかいというわけではない。余韻はほどほど。
ハーフボトルを時間をかけずに飲んだが若飲み可能。熟成した姿は難しい。
このワイナリーの駐車場で少し苦手な肥料の匂いがしたがなんだろうな。
ワイナリーからの頂き物（2009/11）。Half。
