2011年1月アーカイブ

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☆2001 Schramsberg Sparkling J. Schram North Coast

自分の誕生日祝い(1日遅れ)で10年物を開栓。生年ワインは良年過ぎて無理(笑)。

独移民Jacob Schramが1862年に開いたシュラムスバーグ。泡造りは1965年開始。

初ヴィンテージ1987年。2001年はCH77%、PN23%。従来よりCH中心のようです。

黄金色で泡は旺盛だが弱るのも若干早め。熟れたリンゴ、洋梨、ハチミツの香り。

濃厚な果実優勢の味わいで甘さと力強さが同居。後口には焦がしたトーストの感じ。

ドサージュ多めの美味いシャンパンとの印象。この時にはクリュッグと間違えてました。

購入価格$76.49(2009/12)。

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◆2007 Coho PN Russian River Valley

最近、日本で売られたコーホー。銀鮭。俗に言うエコを体現するものとして採用。

Brooks PainterとGary Lippが2002年に創業。ピノは2002年以来久々に醸造。

赤みを帯びたルビー色で赤ベリー、チェリー、ジャムの香り。軽い果実の印象。

味わいはまずまずだが後口に苦み。果実は熟してるから除梗してないのが理由?

このアフターは好みが分かれる。個人的には感心しない。今後の精進を待とう。

→プラティ・プリザーブで保存し5日目に試飲再開。角はとれたが中心線は欠落。

購入価格$36.95(2010/11)。

定例ワイン会を開催。本日のテーマはブルゴーニュはコート・ド・ボーヌ。

日曜開催で午後5時開始だったのに忘れて30分遅刻。すみませんでした。

 

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◇2009 Obuse Blanc VdP Nagano Japan

開始時間を間違えた人もいて集まり悪し。場持たせでこちらをブラインドで供出。

ラベルはVin de Pay表示だが、参加の仏人によればPaysが正しいらしい。

四択への回答は独4、仏1、西0、日6。ドイツ品種なので独も正解。優秀じゃん。

 

ここからは本来の試飲にて。

◆1990 Savigny les Beaune 1er Cru Aux Serpentieres Remoissenet

◆1988 Beaune 1er Cru Les Vignes Franches Jacques Germain

◆2002 Monthelie VV Nicolas Potel

◆1978 Volnay 1er Cru Caillerets Clos des Soixante Ouvrees Pousse d'Or

◆1989 Volnay 1er Cru Clos des Ducs Marquis d'Angerville

◆1988 Pommard 1er Cru Les Rugiens Domaine de Montille

◆1996 Pommard 1er Cru Clos des Epeneaux Comte Armand

◆1999 Corton Grand Cru Les Bressandes Marc Colin

◆1997 Corton Grand Cru Les Renardes Domaine Leroy

 

う~む。やっぱりブル古酒は旨い。ミネラルや出汁、小梅など癒し系が多い。

印象に残ったのは1978年プスドール。果実、土、花などの香りが渾然一体。

鼻に抜ける花の香り。口当たりも柔らかで32年経過したワインの趣を存分に発揮。

マルク・コランはこんなの造っていたのか?的発見。赤系果実で喉越しが美味い。

ルロワは相変わらず孤高の旅。旨味成分全開で余韻が長い。欠点が見つからない。

ヴィンテージのみならず、隣り合わせの村の個性の違いを感じたテイスティング。

ヴォルネイは上品、ボーヌは少し野暮ったく、ポマールは力強く、コルトンはバランス。

 

二次会は目当てのワインがなかなか探し出せず、参加者を待たせて申し訳なく。

◆2004 Chambolle-Musigny Hudelot Baillet

繋ぎで出したバイエ。2004年はミネラル感優勢。果実の熟成は進んでいる感じ。

◆1999 Beaune 1er Cru Epenottes Nicolas Potel

主宰が自分用に買ったワインを抜栓。良作の果実を感じる味わい。

◆2003 Corton Grand Cru Clos du Roi Prince Florent de Merode

これが探すのに苦労したワイン。DRCが買った畑。次見つかる時は高騰予想。

 

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二次会三銃士。コルトンはヴィンテージの個性が出て焦げたニュアンス。

 

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1978年のVolnay。いい色だなぁ~。

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◆2006 Lioco PN Hirsch Vineyard Sonoma Coast

Matt LickliderとKevin O'Connor が興したリオコ。後者は元Spagoワイン担当。

Hirschは海から3.5milesのCoastal Pinotを供給。グラン・クリュとも模せられる。

エッジに少し退色の見えるルビー色。赤ベリー、赤チェリー、すももの香り。

濃厚な口当たり。 味わいはふくよかで舌に凝縮感が残る。素直に美味い。

後口も優雅でよろしいが少し息切れ気味。しかし、深みのある果実味は衰えず。 

購入価格$44.00(2008/11)。

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◇2009 Shion Jyozo Blanc Rose(Daidai) Yamanashi Japan

一時帰国時に買い求めてNY戻り後にすぐ開栓(Screw Cap)したローズ(橙)。

根菜の香り、ビオっぽさはそのままだが柑橘系の香りは消失。その分苦み。

舌に刺さるドライな印象で水分が失われる。なぜかこめかみに来るワイン。

2日めはややマイルドで角がとれた印象。日本の野菜料理に絶対合うと思う。 

購入価格800円(2010/10)。Half。

日本に一時帰国していたので、NYに戻ってから少し遅めの新年会を開催。

シャンパン中心のラインアップとし、各自料理を持ち寄りいただきました。


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☆2005 Frank Bonville Blans de Blanc Millesime Champagne

☆1999 Taittinger Blanc de Blancs Comtes de Champagne Champagne

☆N/V  Perrier Jouet Grand Brut Champagne

◆2010 Santa Julia Malbec Mendoza Argentina

☆1999 Philipponnat Brut Clos des Goisses Champagne

◇1995 Montrachet Grand Cru Remoissenet Pere et Fils

◇2002 Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos Saint-Jean Blain Gagnard

◇2006 Chateau du Juge Cadillac

◇2005 Far Niente Dolce Napa Valley

◆2006 Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux St-Jacques Louis Jadot

 

フランク・ボンヴィルは2010年ノーベル賞授賞式ディナーにて供された同一銘柄。

泡は弱いがブラン・ド・ブランとは思えぬ濃い黄色の色合いで味わいはしっかり。

テタンジェのコント・ド・シャンパーニュは7つの村のグラン・クリュからなるCH100%。

泡は細かく旺盛で色合いもしっかり。味わいにコクがあり余韻も長め。美味しい。

フィリポナの単一畑クロ・デ・ゴワセは泡が微細だが香りと裏腹に酸が強め。要時間。

 

えいやっと開けてみたモンラシェは香りは芳しいものの熟成の進み過ぎた色が不安。

熱帯びボトルのようで味わいは酸化のニュアンス。ルモワスネは贔屓銘柄だけに残念。

好評だったのは甘口ドルチェ。2009年秋のファー・ニエンテ訪問時に仕入れたもの。

最後に開けたジャドのジュブシャンがまだ酸が強いものの薄旨の予感で好印象。

なお、ノーベル賞シャンパンは昨年まで3年間はジャカール、その前2年はポメリー。

さらに前3年はドンペリ、前6年がポメリー、1年テタンジェを挟んで、その前はモエ。

 

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コント・ド・シャンパーニュはラベル変更。チボー4世はどこ行った?

 

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モンラシェはラベル破損。中身も不満で踏んだり蹴ったり。

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◆2006 Keefer Ranch PN Russian River Valley

2年前にも飲んだキーファー・ランチ。 銘醸畑だがワイナリーとしては新進。

薄めのルビーに赤ベリー、チェリー、スミレの花の香り。エレガントです。

酸、タンニンもこなれて飲みやすいバランス感。フィネスを感じると言える。

味わいにさほど変化はないが日本人好みのピノ。2007年<2006年かな。

→抜栓2日めにジャド2006年の後に飲んだら甘さ増幅。やはり果実が甘い。

購入価格$42.00(2008/11)。

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◆2008 Arissa Jane PN Sonoma Coast

Stewart DormanとJane Farrellが営むエイドリアン・フォグのセカンドラベル。

本家も名前のSとJを組み合わせたシンプルなラベルだがこちらもシンプル。

濃いルビーに赤黒ベリー、ブルーベリー、本家と共通のオレンジの皮の香り。

酸はあるが口当たりはマイルドで味わい的にはやや複雑。アフターは短い。

難しい年のセカンドなのにコスパは頗る良い。$20台のカリピノではないね。 

購入価格$25.00(2010/6)。

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◇2004 Newton CH Unfiltered Napa Valley

白ワインの名手John Kongsgaardがワインメーカーを務めたこともあるニュートン

同じ銘柄を2002-2006年まで揃えてたのに自宅にあったため間違えて抜栓。

濃いめの黄色で粘性強。洋梨、白桃、バニラの香り。完熟果実とミルクのコラボ。

飲んで即座に美味しいと感じる味わい。濁りはあるけどケレンミはない。直球。

酸とミネラルのシャルドネとは一線を画す造り。これはこれで確立した流儀でよい。

購入価格3,380円(2006/12)。

正月一時帰国の際にカリピノ会の新年ワイン会に参加。10年経過ワイン等。 

関西よりSARAパパ、空の翼さんを迎えて異国情緒豊かな会合に(笑)。

 

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◇2006 Henri Giraud Coteaux Champnois Blanc Grand Cru AY

恒例のブラインドでのウェルカムドリンク。マルサンヌ・ルーサンヌ系かと推測。

実際にはシャンパーニュのシャルドネ。しかもアンリ・ジロー。採算割れでは?

◇2001 Kistler CH Camp Meeting Ridge Sonoma Coast

私の持ち込み。2002年で生産終了のCMR。Flowersはまだ造っているとの由。

ミネラル感、ボディがあり、バター風味のオイリー系。後味が少し弱いが美味。

◆2001 DuMOL PN Finn Russian River Valley

見るからに綺麗なルビー。赤黒ベリー、赤身肉、紅茶のニュアンス。凝縮感。

◆2006 Paul Hobbs PN Lindsay Estate Vineyard Russian River Valley

◆2008 Peter Michael PN Moulin Rouge Santa Lucia Highlands

◆1999 Kistler PN Sonoma Coast

◆2001 Harrison Merlot Napa Valley

◆2001 Beringer CS Knights Valley

◆2001 Kelham Vineyards CS Oakville Napa Valley

◆2006 Dancing Hares Red Napa Valley

◆2001 Dehlinger Syrah Russian River Valley

持ち込んだのに飲んだ記憶が・・・。どんなんやったっけ?

 

料理もにほん~って感じで。

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◆2005 Siduri PN Sonoma County

1994年にAdam&Dianna Lee夫妻が興したシドゥーリ(Babylonian Goddess of Wine)。

カリピノのベンチマークとも呼称。このボトルはtakuyaさんからいただいたもの。

キャップシール。赤ベリー、チェリーの香り。チャーミングな味わいで飲みやすい。

時間をおくとなめし革のニュアンスとスパイスが出現。次の7つの畑のブレンド。

Sonatera, Terra di Promissio (Sonoma Coast)、Van der Kamp (Sonoma Mountain)、

Ewald, Keefer, Lewis, Sapphire Hill (Russian River Valley)。

いただき物(2007/3)。

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◆2000 Kongsgaard CH Napa Valley

1920年代からカーネロスに自社畑を持つコングスガードが造るリッチなワイン。

WinemakerはJohn Kongsgaard。Newtonで13年働いた後、1996年に独立。

熟成感ある黄金色。リンゴ、ハチミツ、オレンジジャム、マロングラッセの香り。

果実味が濃すぎる嫌いはあるがシナモン等果実味以外の要素もあって複雑。

まったりとした口当たりで、10年うまく熟成したシャルドネの美味さが全開です。

購入価格8,246円(2006/11)。Winebid。

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◆2001 Ojai PN Clos Pepe Vineyard Santa Rita Hills

2011年最初のワインは10年経過したオーハイ。1983年にAdam Tolmach設立。

クロペペはSteve&Catherine Hagen Pepe夫妻が運営(Wes Hagenが醸造)。

グラスの底が見えない漆黒の世界。黒ベリー、インク、黒胡椒のくぐもった香り。

黒装束の割には酸、ミネラル感あり。酒質も強くまだまだタンニンの強さを感じる。

熟成感はほとんど見えず。こりゃあピノでなくシラーと言われてもわからんなぁ。

購入価格4,831円(2005/5)。Winebid。

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