2011年2月アーカイブ

帰国前にやってほしいとお願いして実現したプデチゲ(軍隊チゲ)ナイト。

実は辛いもの苦手なので開始前はドキドキでした。残すわけにもいかんし。 

材料は野菜に豚肉、ソーセージ、スパムも投入。あげくには辛ラーメン、チーズ。

初めは辛さが、次第に慣れて複雑味が、最後はチーズフォンデュ状態でした。

 

ワインは辛いものに合うという観点でチョイス。

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☆N/V Comte de Gascogne Blanc de Blancs Brut France

◇2006 Mittnacht Freres Riesling Grand Cru Rosacker Alsace

◇2007 Bernkasteler Doctor Riesling Spatlese Mosel

◆2007 Librandi Duca San Felice Ciro Calabria

◆2010 Ciconia Touriga Nacional Syrah Aragones Blend Portugal

□久保田 碧寿

 

最初の泡は口腔への刺激とマッチするかなと。しかし、前菜までで消えました。

次は水戸納豆(Mittnacht)のリースリング。合うかなと思ったけど辛口すぎました。

素晴らしく合ったのはドイツのリースリング。やはり甘さが残るワインは中和可能。

「神の雫」でキムチと合わせたカラブリアの唐辛子畑のワインはほぼ普通かな。

辛さと辛さは所詮打ち消し合う運命。この組み合わせはマリアージュではないな。

赤だとポルトガルが諒。おまけの1980年代に漬けた梅酒はシェリー香と紹興酒味。

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◆2008 Domaine Drouhin PN Willamette Valley

ブルゴーニュのジョセフ・ドルーアン長女Veroniqueが1988年に開設したDDO

Veronique女史とは2010/9ブルゴーニュ訪問時に遭遇。両極で情報交換するとか。

紫がかったルビー色に黒ベリー、スミレの花、生肉の香り。甘さはなく果実も抑制。

重心は低いが芳香漂う。新樽20%であるが味わいには苦みが走る。除梗無しかも。

シャンボールミュジニー好きな造り手らしくブル寄り。酸がやや不足なのは良年故?

購入価格$34.99(2010/11)。

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☆N/V  Ulysse Collin Blanc de Noirs Extra Brut Champagne

長く葡萄栽培に携わるコラン家で2003年にドメーヌを開いたユリス・コラン

ブラン・ド・ノワールは2006年よりLes Maillonsという区画から醸造開始。

ロゼと見紛う程の山吹色。赤系果実、ハチミツの後に熟れたリンゴの香り。

どっしりとした体躯でありながらバランスを失わず一種軽やかさも感じられる。

惜しむらくは泡の消えるのが早い。上品さを兼ね備えるとワンランクアップ。 

購入価格$53.95(2010/6)。

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★N/V  Billecart Salmon Brut Rose Champagne

1818年にマレイユ・スール・アイ村で創業。ロゼで有名なビルカール・サルモン

日本のワイン講座通学時に講座生からの人気第一位だったことを思い出す。

やや薄めの山鶉の眼のような色。泡も細かくゆっくりと立ち上る姿が美しい。

赤ベリー、チェリーに芳しい香水の香り。力強さよりもフィネスといった感じ。

味わいもコクや凝縮感があって美味しい。CH50%、PN40%、PM10%。

購入価格$63.74(2010/12)。

今回のテーマはコート・ド・ニュイ。ピノ・ノワール以外はないというラインアップ。

 

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◆1988 Fixin 1er Cru Clos de la Perriere Philippe Joliet

◆2002 Marsannay Joseph Roty

◆1988 Nuits-St-Georges 1er Cru Aux Murgers Andre Chopin

     (tendered by Henri Jayer)

◆1988 Chambertin Clos de Beze Bruno Clair

◆1988 Chambertin Louis Latour

◆1988 Clos de Vougeot Chopin Groffier

◆1988 Clos de Vougeot Charles Mortet

◆1993 Clos St Denis Philippe Charlopin-Parizot

◆1996 Bonnes Mares Robert Groffier

◆1996 Grand Echezeaux Louis Jadot

◆1996 Vosne Romanee 1er Cru Les Beaux Monts Domaine Leroy

◆2008 Ambonnay Rouge Egly Ouriet Champagne (おまけ)

 

どうだと言わんばかりの品揃え。ヴィンテージは1988年、1996年中心。

フィサンは1935年まで特級とのこと。ジョリエの同畑1999赤、1996白は試飲済み。

NSG1級ミュルジェには隠し玉。この年までアンリ・ジャイエが醸造していたとの由。

アンドレ・ショパンはダニエル・ショパン・グロフィエの兄弟(兄?)。土革系の芳香。

 

Chambertinコンビはブラインドで供出。クロ・ヴージョだろと高を括るも開けてびっくり。

1本目が獣臭くgamey、2本目はcubicとコメント。2本目は言い過ぎ。small cubic。

 

ショパン・グロフィエはもう見かけない。買い占めにあったらしい。含み香が秀逸。

好物であるパリゾーはベーコンの香り。相変わらず濃い色で若い。グロフィエも好物。

ジャドは昨年会った醸造担当ラディエールさんの所作を思い出しながら。根菜系です。

トリはワイン仲間内では「おばちゃん」と呼びならわされているラルー・ルロワ。

これも独特のルロワ節で感涙。もう一度飲みたい度100点だな。

 

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何度眺めても飽きないねぇ。

 

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ワイン仲間のDeeさんがしゃぶしゃぶパーティーを主催してくれました。

ワインはDeeさんセレクションに一部在庫を供出。 日本酒差し入れもあり。

 

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☆N/V  Dibon Cava Brut Reserve Penedes Spain

☆2005 Mailly Brut L'Intemporelle Champagne

☆2003 Egly-Ouriet Brut Grand Cru Millesime Champagne

◇2009 Chablis Josephine Dubois

□2010 浦霞 特別純米酒 ひやおろし 塩釜

□2010 米のささやき 大吟醸 姫路

◇2007 Frog's Leap Riesling Frogenbeerenauslese Napa Valley

 

マイィは2010/9のシャンパーニュ旅行で入手。PN60%、CH40%。生地が綺麗。

ウーリエはDeeさんからお好きでしょ?ということで持参いただいたもの。 感謝。

葡萄が持つ本来の美味さが感じられ、コクも味わいも秀逸なシャンパンでした。

最後は軽く甘口デザートワインで〆。こちらも会社同僚夫妻からの頂き物です。

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◆2007 Evening Land PN Seven Springs Vineyard Willamette Valley

最近注目しているオレピノ、イブニング・ランド。ドミニク・ラフォン参画で話題。

ラベルの色で青はレジオナル、銀は村名格、金は単一畑、白はスペシャル。

暗めのルビーに黒ベリー、鉄分、土、なめし革の香り。華やかな果実味はない。

性格的には暗いがどっしりした味わい。後味は粘り口の中に張り付く感じ。

2日目にはさらに後口が粘り、プラムの果実味が表に。オレピノ礼賛派転向。

購入価格$36.00(2010/2)。

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◆2006 Ch. Le Puy Expression Originale du Terroir Cotes de Francs

TV番組「神の雫」で超話題になったシャトー ル・ピュイ仏メディアにも登場。

コート・ド・フランの地で1610年創業。爾来、化学肥料不使用でエコセール認証。

薄めのガーネット色で赤黒ベリー、ハーブ、空豆の香り。青っぽい香りが支配。

口に含むとピュアな果実。後口にはなぜかクッキーとかマルコナぽい含み香。

素直でベジタル系なミネラル感満杯の癒し系的味わい。しょっぱい味かも。

購入価格3,800円(2009/6)。

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◆2004 Merry Edwards PN Meredith Estate Sonoma Coast

1974年に醸造の仕事を開始、1997年に自ワイナリーを始めたメリー・エドワーズ

Pinot Days参加の2008/6に訪問しているが、最近はPNよりSBの方を愛飲。

暗めのルビー色に赤黒ベリー、柘榴、なめし革の香り。赤基調の果実は秀逸。

口に含むと旨味が出てくるが少し平面的。余韻も持続力にも乏しく尻すぼみ。

華やかな印象と裏腹に早飲み仕様を感じるワイン。こういう造りなのか要検証。 

購入価格$35.00(2008/6)。Winebid。

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◇2008 August West CH Rosella's Vineyard Santa Lucia Highlands

カリピノ名手Ed Kurtzmanが独自ラベルで造るオーガスト・ウェストのシャルドネ。

RosellaはGary Franscioniの奥方の名。葡萄を植えたのは1996-2003とのこと。

黄金色に白桃、洋梨、トロピカルな果実の香り。樽は前面に出ないが感じます。

口に含むとシャープな酸とミネラル感。果実の豊かさとのミスマッチにびっくり。

果実味主体で複雑味はさほどないですが美味。少しこなれると美味さ増すかも。 

購入価格$35.96(2010/11)。

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