2011年4月アーカイブ

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☆1999 Delamotte Blanc de Blancs Champagne

1760年創業のドラモット。1988年からはサロン同様、ローラン・ペリエ傘下。

サロンのセカンドと称されることもあるが醸造チームと葡萄が同じらしい。

シャルドネ100%(グランクリュ)らしい色合いと柑橘、リンゴ、洋梨の香り。

きりっとした酸と切れのある味わいが特徴的。果実の厚みはあまり感じない。

余韻も中庸。シャープでBdBらしいといえばらしいがもっと個性が欲しいところ。

購入価格5,280円(2011/1)。

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◇2003 Anjou Noels de Montbenault Richard Leroy

先日、Le Clos des Rouliersを飲んだリシャール・ルロワ。こちらは樹齢50年。

変わらぬ日本茶色合いに根菜、ミネラル、ハチミツの香り。少し果実味強め。

よりミネラル感を強く感じる味わいだが口腔内での伸びはいまひとつで凡庸。

2日目に入ると凝縮感も出てきて良化するもやはりピークは過ぎている印象。

購入価格3,790円(2006/4)。

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◆2009 Sandler PN Keefer Ranch Russian River Valley

ワイン仲間のtakuyaさんが輸入するサンドラー。Ed Kurtzmanの私有銘柄。

造り手も最高の出来と言いCWGのソムリエも2010年No.1ワインと称する。

赤黒ベリー、プルーン、スパイスに、当初はKeeferには珍しくザラメの香り。

徐々にこなれて果実味全開。口当たりはシルキー。酸やタンニンは中庸。

圧倒的な果実とその裏にある抑制美がよい。やや奥手の凝縮感も特徴的。

購入価格5,600円(2010/10)。

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◇2002 Pouilly-Fuisse Hors-Classe Les Menetrieres J. A. Ferret

1760年設立のプイィ・フュイッセの老舗J.A.フェレ。ルイ・ジャドが買収

麦藁色で強い粘性。熟れたリンゴ、洋梨、ハチミツ、バナナの芳しい香り。

酸は溶け込んで口当たりには甘さもあるがミネラルとのバランスを保持。

ピュアな果実で後口に少し苦みあり。余韻は中庸も心地よい印象が継続。

昨日飲んだボングランより明らかに格上。熟成マコンの可能性を知る。 

購入価格3,360円(2006/6)。

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◇2002 Macon-Villages Cuvee Tradition Domaine Bongran

15世紀からテヴネ家がマコンに所有するボングラン。当主はジャン・テヴネ。

ビオ栽培で畑に発生する霧により貴腐菌が付きやすい環境ということらしい。

綺麗な黄色に熟れたリンゴ、洋梨、メロン、ハチミツの香り。甘さは感じない。

低温醗酵でステンレスタンク熟成ゆえかふくよかさよりも切れが目立つ印象。

後口はすっと流れるようだが複雑さは不足。マコンの限界と言えるかも。

購入価格2,990円(2005/11)。

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☆N/V  Arnaud de Cheurlin Brut Reserve Champagne

Cote des Bar地区Celles sur Ource村のRMであるアルノー・ド・シューラン

自社畑6.5haのうち55%がPN。このBrut ReserveはPN75%、CH25%との由。

細かい泡は最初は旺盛だがその後沈静化。泡はやや持続力に欠けるかも。

ハチミツ、リンゴ、洋梨、ブリオッシュの香り。味わいは豊かだが口当たりは明晰。

素直で好感が持てる味わい。これだけでも楽しめる。コスパは頗るよいと思うぞ。

購入価格3,380円(2011/1)。

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◇2002 Anjou Le Clos des Rouliers Richard Leroy

1996年からドメーヌ運営のリシャール・ルロワ。エコセール取得の有機栽培。

かつて銀行員でパリのテイスティング学校グラン・ノーブルの創設者とのこと。

日本茶のような色合いに洋梨、根菜、金木犀の香り。ミネラル感もぷんぷん。

色合い、香りとは裏腹にドライな味わい。口当たりに甘さは微塵も感じない。

中心線はしっかりだが広がり少なし。シュナンブランはもう少し早く呑むべきか? 

購入価格2,958円(2005/10)。

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◆2000 Cotes du Roussillon Villages Occultum Lapidem Bila-Haut

ローヌの大御所Michel Chapoutierが南仏のビラ・オーとコラボするワイン。

葡萄はビオディナミで栽培。ワイン名は「神秘の岩」という意味らしい。

グラスの底が見えないほどの黒色に黒ベリー、タール、スパイスの香り。

果実味たっぷりという段階は過ぎ、抑制された香りと滑らかな口触りが諒。

流石に複雑味や余韻は凡庸だが旨味もしっかり出ておりコスパは相当よい。

購入価格1,770円(2003/3)。

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☆N/V Champagne Brut Dis Vin Secret Francoise Bedel

1957年にCrouttas-sur-Marne村で創業したレコルタン、フランソワ・ベデル

ビオディナミの真骨頂とも言うべき生産者で2001年にエコセール認証との由。

黄金色に細かい泡、熟れたリンゴ、トースト、ハチミツの香り。果実味が豊か。

泡切れは早いが味わいは芳醇。若干、甘さを感じるがミネラルが補っている。

PMの作付面積が大きい生産者だが、これはPM36%、CH35%、PN29%。 

購入価格5,680円(2011/2)。

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◆2004 Tantara PN Santa Maria Valley

1997年にSanta Barbaraで創業、Jeff FinkとBill Catesが醸造するタンタラ

ワイナリー名はBillが飼っていた馬の名前に因む。Jeffにはこの時にご挨拶。

濃いめのルビー色。黒ベリー、ブルーベリー、プラムの香りにザラメの舌触り。

ボディは厚いがシルキーな口当たりでくどさは感じず。次第に複雑味も現出。

酸やミネラル感は物足りないが口にして美味しいと感じるなかなかの味わい。

購入価格5,980円(2006/5)。

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◆2005 Schug PN Sonoma Coast

Walter Schugが1980年に設立したシュグ。現在はMichael Coxが醸造担当。

シュグ氏はJoseph PhelpsでInsigniaの醸造を担当した後、独立したらしい。

落ち着いた色調のルビー色に、赤黒ベリー、スミレの花、仄かなタールの香り。

口に含むと若干の甘さと酸の中に素直なケレンミのない味わいが広がる。

派手さはないがしっかりした造り。複雑さはないぶん食事に合わせやすいかも。

購入価格2,400円(2006/11)。

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◆2000 Cotes de Rhone Edmond Burle

ヴァケラス村のエドモンド・ビュルル。以前、ローヌのワインに嵌った時に購入。

当主は亡くなり、現在は子息であるFlorent&Damienが運営しているらしい。

少し退色傾向のみえるガーネット色に、黒ベリー、プラム、スパイスの香り。

しばらくすると獣臭が優勢で後口にはホップのような喉越し。果実味充満。

今では人気銘柄らしいが素直な造りで好感。グルナッシュ100%との由。

購入価格1,400円(2002/12)。

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