2011年6月アーカイブ

  20110626 MACON PIERRECLOS CHAVIGNE GUFFENS HEYNEN 2000.jpg 

◇2000 Macon-Pierreclos Le Chavigne Guffens Heynen

ネゴシアンのヴェルジェを持つギュファン・エナンのドメーヌ物。畑はマコン主体。

マコン・ピエールクロにある単一畑シャヴィーニュは南西向きで40度の急勾配。

黄金色でリンゴ、洋梨、パイナップルの香り。グラス底からキノコの香りも漂流。

ミネラル感も強くピュリニ・モンラッシェを彷彿とさせるが中核部に芯が不足かな。

WA94-96点の評価だがそれほどでもない。少し長く寝かせすぎたかもしれない。 

購入価格3,980円(2002/11)。

20110625 KIZAN KOSHU YAMANASHI 2009.jpg 

◇2009 Kizan Koshu Yamanashi Japan

75年に亘って葡萄栽培やワイン・ブランデー醸造を手掛ける機山洋酒工業

土屋夫妻(阪大工学部醗酵工学科卒)が運営。ワイナリー訪問時に購入。

黄色に柑橘系、根菜の香り。時間経過で円やかさ出るも柑橘の香りが強く。

味わいにコクがあるが後口に苦みが少し強く出ておりバランスはいまひとつ。

甲州種のワインはバリエーションが増えているが伝統的な部類に属しますね。 

購入価格1,300円(2011/6)。

 

20110625 CS JUICE KAI WINERY.jpgのサムネール画像

◆N/V Grape Juice CS Kai Winery

甲斐ワイナリー訪問時に購入したカベルネソーヴィニヨン100%葡萄ジュース。

濃厚な葡萄の味。通常の葡萄ジュースと比べると酸の高さに驚きます。

朝起きぬけに飲むよりもアルコールを摂れない食事の際に好適かと思料。

購入価格1,000円(2011/5)。

米国から持ち帰った2001年のキスラー白ワインを飲む会@のみ山を開催。

倉庫から前日夕方に到着する予定が配送ミスで当日夕刻に。焦りました。

 

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☆2007 Schrameberg Blanc de Blancs North Coast

◇2001 Kistler CH Hudson Vineyard Carneros (0)

濃い黄色の外観。黄桃の香り優勢で少し苦みを感じる。味わいは平坦。

◇2001 Kistler CH Vine Hill Vineyard Russian River Valley (3)

緑がかった黄色。リンゴに加えてミネラル優勢。冷涼な地域とみた。

◇2001 Kistler CH Camp Meeting Ridge Sonoma Coast (5)

少し緑め残るがナッツやキャラメル、落ち着いてミネラル。多面的。

◇2001 Kistler CH Hyde Vineyard Napa Valley (2)

リンゴ、洋梨の香り。ひっかかりなくするっと流れる。奥深くない。

◇2001 Kistler CH Dutton Ranch Russian River Valley (4)

リンゴ、ミネラル系でこれも冷涼な地域とみた。余韻も長い。好み。

◇2002 Kistler CH Camp Meeting Ridge Sonoma Coast (0)

洋梨、ミネラルあるが余韻がすっきり。ちょっと視界は狭い印象。

◆2007 Dehlinger Syrah Russian River Valley

 

恒例のウェルカム・バブリーで乾杯の後は3本をブラインドで並べて試飲。

1本目は果実の完熟度、2本目はミネラル感をつかめたが3本目は不明。

ひとり1票持ちによるここまでの票決では3票、4票、2票でVine Hill人気。

飲み進めるにつれてかなりの変化を遂げてきて最初の印象が翻ります。

 

最後にひとり2票持ちでの票決では上記カッコ書きのとおりの結果に。

CMR2001が人気No.1でしたが個人的にはVine HillとDuttonを推し。

興が乗り、店主も巻き込んで「男をかけて」のブラインド勝負を催行。

結果的には全員、男をやめることになった模様。しかし難しいです。

Pinot Days帰りのtakuyaさんからDehlingerのお土産が。感謝です。

20110619 BOURGOGNE BLANC RENOMMEE REMOISSENET 1995.jpg

◇1995 Bourgogne Blanc Renommee Remoissenet Pere et Fils

1877年ボーヌ設立のルモワスネ。古酒のプロとして評価の高いネゴシアン。

後継者がおらず2005年にNYの金融不動産業Edward Milsteinに身売り。

黄金色にハチミツ、リンゴ、キノコの香り。16年を経ても清涼感を保持する。

徐々にとろっと粘りが出てきて甘さが出現。奥行きはないが後口は秀逸。

ルモワスネは若さを感じるのでリコルクの噂もあるが不明。コスパは抜群。

購入価格1,938円(2005/10)。

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◆2000 Corton Grand Cru Les Vergennes Nicolas Potel

Domaine de la Pousse d'Or前当主Gerard Potelの息子Nicolasのメゾン。

2009年に自分名メゾンを解雇されRoche de Belleneを設立。詳細はこちら

濃い目ながらエッジはオレンジ。赤黒ベリー、紅茶、鉄、なめし革の香り。

当初はタンニンが残りバランス悪いが徐々にこなれて滑らかかつ旨味充満。

味わいもマイルドですっと流れるような印象。重層感はないが中庸の妙かと。

購入価格3,676円(2005/4)。

20110612 MUMM NAPA BDB 2006.jpg 

☆2006 MUMM Napa Blanc de Blancs Napa Valley

2009/11に訪問した風光明媚なマム・ナパ。1979年にG. H. マムが設立。

ワインメーカーLudovic Dervinはシャンパーニュ出身。本社で勤務経験あり。

淡い黄色に柑橘、摺ったリンゴの香り。すっきり系の果実感で樽を感じない。

味わいは果実主体でストレート。CH90%、Pinot Gris10%で後者の苦みも。

泡が少々荒っぽく持続性も乏しいが暑い日に野外でぐびっと飲むとよさそう。

いただき物(2011/5)。

5月にのみ山主催ツアーに参加し、なかなかよいと思っていた塩山を再訪。

電車遅延のアクシデントはあったがタクシーを乗り継ぎつつ4軒ほど訪問。

 

甲斐ワイナリー

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前回も訪問した1834年創業のワイナリー。醸造家風間聡一郎氏が対応。

シュールリーとそうでない甲州を飲み比べ。個人的にはシュールリーが好み。

◇N/V 甲斐ワイナリー キュベかざま Semi Sweet

自社農園甲州種を70%使用。前ヴィンテージ(2006&2007)が甘く命名。

但し、現行ヴィンテージ(2007&2008)は結構辛口でSemi Sweetじゃない。

◇2009 甲斐ワイナリー かざま甲州 Sur Lie

製法特有のコクがよく出ている。翌日に新ヴィンテージ2010に交代との由。

◇2009 甲斐ワイナリー キュベかざま甲州

Sur Lieなし。ドライで酸が前に立つワイン。こちらもヴィンテージ交代。

 

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試飲後は併設のカフェ「古壺」へ。限定版デラウェア100%の白をグラスにて。

◇2010 甲斐ワイナリー かざまデラウェア

Sur Lie8ヶ月。すっきりだが旨味が残る。余韻は中庸。甘さが少し残る。

 

奥野田葡萄酒

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甲斐ワイナリーから徒歩で20分程度。予めメールでアポ(電車遅延で遅刻)。

4種類のワインを試飲。前回同様、甲州種のハナミズキが気に入り購入。

◇2009 奥野田 ラ・フロレット ハナミズキ・ブラン

白い花、柑橘系の香り。コクや旨さを感じる。甘さのある料理に合う感じ。

◇2009 奥野田 ワイン・ヴィーナス 桜沢シャルドネ

黄色い花、ミネラルの香り。樹齢14年から糖度23度で収穫。苦み残る。

◆2009 奥野田 ロッソ

Merlot85%、CF15%。鉄、ハーブの香り。ステンレスタンク。素直な果実味。

◆2010 奥野田 ラ・フロレット スミレ・ルージュ

Merlot100%。チャーミングな赤系果実。雑味なし。最終工程でブル酵母使用。

 

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奥様は絵心満載。いくつかのラベルは自らのデザインとか。

 

機山洋酒工業

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次の機山にはタクシーで。新旧渾然一体となった雰囲気の中で試飲。

◇2009 キザン 白

甲州種100%。柑橘系の香り中心。フレッシュな甲州らしい味わい。

◇2009 キザン セレクション シャルドネ

自社畑葡萄より醸造。リンゴ、洋梨の香り。果実味が軽やかな印象。

◆2009 キザン 赤

ブラッククイーン100%。酸味が強く舌に刺すような感じだが味は伸びる。

ベリーAの兄弟品種で昔は両方醸造。後味さっぱり感重視でこちら専従。

◆2009 キザン ファミリー・リザーブ

Merlot45%、ブラッククイーン45%、CS10%。胡椒、ハーブの香り。

Merlotは知り合いのお年寄りから分けてもらう葡萄と自社畑葡萄。

MerlotはCH同様そこそこ造れるがCSは気候的にダメな年があるとの由。

 

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CHは2~2.5tしかできず泡にするには量が不足。よって泡には甲州種。

甲州種の違うスタイルを求めたら泡になったが甲州は酸弱く難しい。

一次発酵のイメージ掴めるが二次のイメージが掴みにくい。着地点探す。

柑橘系でアロマ弱く渋さ苦みがあるため香り高い葡萄を育て香りを出す。

少し突っ込んだ質問をすると、その後からとても詳しい説明に。感謝です。

 

五味葡萄酒

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奥野田で「どこか面白いワイナリー知りませんか」と訊いて紹介された五味。

 

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某テレビ番組の撮影に出くわし「すみませんね」と言われつつ勝手に試飲。

白では甲州種、赤ではCSが美味しいと感じ購入。なぜか日本酒的なワイン。

 

撮影していたのは「辰巳琢郎のワイン番組」。覗き見るとご本人が試飲中。

スタッフに訊くところによれば本人自らがこのワイナリーを指定したそうです。

少し話をしましたが、「カリフォルニアワイン、好きなんですよね」と言うと、

「なかなか料理に合わせにくいでしょ?日本ワインは合わせやすいですよ」と。

撮影後、「畑を見せてもらっていいですか?」と言って見学に行かれました。

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◇2009 Roar CH Santa Lucia Highlands

SLHの葡萄栽培家Gary Francioniが所有するロアー。詳細はこちら参照。

2007年からEd Kurtzmanがワインメーカー。PN醸造家の造るCHに興味津々。

粘性強い黄色に黄桃、パッションフルーツ、洋梨の香り。ミネラル感もあり。

口に含むと上品な凝縮果実が広がり大変美味。バニラ香もするが抑制的。

惜しむらくは温度を下げた後に金属的なニュアンスに。熟成時間必要かも。

購入価格5,280円(2011/5)。

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◆2008 August West PN Santa Lucia Highlands

ワイン仲間のtakuyaさんが輸入しているオーガスト・ウェスト。詳細はこちら

August Westとして初めてのSLH AVA物でRosella畑95%、Garys畑5%。

濃いルビー色で黒ベリー、ブルーベリー、プラムの香り。芳香が広がる。

口当たりは滑らかで凝縮感も充満。ザラメ的甘さも感じるがバランス良好。

余韻に複雑さはまだ出てこないが、酒質がよく熟成後の枯れた姿も試したい。

購入価格4,950円(2011/5)。

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