2013年1月アーカイブ

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◆1999 Ch. Rauzan Segra Margaux

ルイ14世時1661年にPierre de Rauzanにより創設された ローザン・セグラ

格付2級ながら停滞したが、1994年にシャネルが所有し品質向上なった由。

10年以上経過も赤黒ベリーの香り健在。繊細なタンニンとクールな口当たり。

スレンダーな印象ながらバックボーンの芯はしっかり。継続的な閉じた印象。

もう少し暖かみとふくよかさがあってもよい。品種CS57%、ML40%、PV3%。

購入価格3,980円(2003/1)。

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◇2000 Kistler CH Vine Hill Vineyard Russian River Valley

本日誕生日ということで直近では2002年物を飲んだヴァインヒル畑を抜栓。

キスラーの醸造所目前を走るVine Hill Road隣接の黄金のシャルドネ畑。

外観は熟成で藁色で健全な状態。甘露飴、ハチミツの香り、後口にナッツ。

酸も鈍くなくきっちりと躯体を下支え。若干の苦味あるもバランス感は良好。

ブル白と比較するのは好きではないが文句なくグランクリュクラスの味わい。

購入価格$35.00(2009/12)。Winebid。

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◆2011 Domaine Chaud Muscat Bailey A Niigata Japan

新潟はカーブドッチの近くにあるドメーヌ・ショオ。2011/9にワイナリーを開設。

小は当主・小林夫妻の小。Chaudはフランス語で「熱い」、「情熱的な」の意。

軽めのガーネットにイチゴ、チェリー、赤い花の香り。酸が強くなく飲みやすい。

2011/11訪問時購入の際、新酒的に造ったとの言あり。アルコールも11.5%。

マスカット・ベーリーA。Baileyであってベリーに非ず。川上善兵衛による交配。

購入価格1,800円(2011/11)。

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◆2001 Littorai CH Charles Heintz Vineyard Sonoma Coast

2010/11に2007年を飲んだリトライ。Heintz RanchのCHは1982年に植樹。

葡萄はDuMOL、Freeman、Flowers、Kosta Browne、Selyem等にも供給、

NY駐在時仕事先に好物ワインを訊いた際にリトライと即答したのが印象的。

熟成感ある黄金色にリンゴ、ハチミツ、シナモンの香り。とろりとした舌触り。

裏腹に背中がピシっと伸びるような骨格。 カリドネの進化系を既に体現☆。

購入価格$40.00(2010/11)。

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◆1999 Ch. Branaire-Ducru Saint-Julien

デュクリュ・ボーカイユ同様ベイシュベルの一部だったブラネール・デュクリュ

格付4級。所有者はDuluc家、Ducru家と移り、現在はPatrick Maroteaux。

若い外観に赤黒ベリー、チョコレートの香り。乾いたしかし滑らかなタンニン。

ホットな印象なく酸が結構残るのが意外。あっと驚くような質感量感はない。

特徴的なスパイスは感じないが上品な冷涼感は夜静かに飲むには丁度よい。

購入価格2,100円(2003/3)。

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◆2002 Savigny-Les-Beaune 1er Cru Aux Vergelesse Simon Bize

2004年の旅行で訪問したシモン・ビーズ。マダムは日本人伊藤千砂さん。

畑はペルナンヴェルジュレス側にあり1939年、1949年及び1954年に植樹。

まだ若々しい濃いめのルビー色に赤ベリー、鉄、赤身肉、なめし革の香り。

味わいは出汁系に変わる一歩手前。含み香も膨らみそうで急に萎む感じ。

第一印象は野性的だが徐々に上品に。性格が変わっていく様が面白い。

購入価格€16.00(2004/11)。

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◇2007 Muddy Water CH Waipara New Zealand

1993年に創設されたマディ・ウォーター。2011年にグレイストーンに売却。

2000年からワインメーカーだったBelinda Gouldも退社し今はビール醸造。

少し緑を残す黄色に甘さを抑えたトロピカルフルーツ、白桃、バニラの香り。

最初に樽を感じるがこなれた後はクリーンな果実味。口当たりもストレート。

カリフォルニアのシャルドネに似ているが、果実感は中肉中背で重くならず。

購入価格2,100円(2012/12)。

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◆2001 Felton Road PN Central Otago New Zealand

1991年に葡萄を植え1997年から醸造を開始したNZのフェルトン・ロード

若々しいエッジと赤みの強いルビー色。赤青ベリー系とスパイスの香り。

やや人工的な甘さを感じるも時間経過とともに落ち着いた香味に変化。

味わいは濃密で享楽的な印象だが酸の支えがあって間延び感はない。

澱の出方も凄く複数の要素が混在。後口の伸びに欠けるのが弱点かな。

購入価格4,580円(2004/6)。

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◆2003 Bourgogne Passetoutgrain Emmanuel Rouget

アンリ・ジャイエの甥エマニュエル・ルジェ。クロ・パラントゥーの畑で有名。

1976年にジャイエから仕事付与され、1985年には自身のドメーヌを設立。

赤みの強いルビー色に香水やリキュール的揮発性物質のかぐわしい香り。

ピノノワールよりも熟成したガメイの滑らかな味わいが諒。澱の多さも旨み。

10年置くつもりはなかったがこの成長度合いなら良し。造り手の技量十分。

いただきもの(2007/11)。

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◆2001 Volnay 1er Cru Les Mitans Nicolas Potel

新年最初の赤ワイン。同じ干支である巳年ヴィンテージのこちらのワインを。

ニコラ・ポテルが1997年(父ジェラールの死去した年)に開いたネゴシアン。

コタン・フレールに買収されたのち、ニコラ・ポテル自身はこのメゾンを退社。

エッジに退色あるも確りしたルビー色。なめし革、鉄の香り。正統的なブル。

酸の下支えと繊細な旨味があり上品な出来栄え。持続力ないのが玉に瑕。

購入価格3,850円(2006/8)。

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◇2000 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Pucelles Jean Boillot

1885年創業のジャン・ボワイヨ。1996年にアンリ・ボワイヨ名でネゴス創業。

但しドメーヌ名も2005年アンリ・ボワイヨに変更。このボトルは旧ドメーヌ名。

濃いめの黄金色にハチミツ、黄桃の香り。アフターのナッツの返しが秀逸。

濃厚でもなくバランスのよい酸とふくよかな飲後感。まだ熟成可能と思料。

若干の苦味はあるものの凝縮感や複雑さがあり特級クラスと見紛うほど。

購入価格4,552円(2004/6)。

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☆N/V Ayala Brut Majeur Champagne

出自をスペイン貴族とするエドモンド・デ・アヤラが1855年にアイ村に設立。

2005年にSociete Jacques Bollinger傘下となりセカンドブランド的存在に。

旺盛な泡は減衰ちょっと早め。リンゴ、洋梨の香り。生地には少し苦味あり。

味わいはバランス良好。ドザージュ7g/lで甘さ中庸。特徴がないとも言える。

PN67%、CH26%、PM7%。アイ村のピノが効いている。デゴルジュ2011/9。

購入価格2,888円(2012/9)。

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◇2012 Hasumi Farm Niagara Dry Nouveau Nagano

あけましておめでとうございます。日本の正月は日本ワインと一緒が基本。

2012/11に訪問したはすみふぁーむの生食用葡萄ナイアガラによる新酒。

濁りに微発泡。葡萄、リンゴの果実感溢れる香りと裏腹に辛口の味わい。

酸と果実のうま味が残っており爽やかな口当たり。アルコール9%と軽い。

まさに和食と合わせられるワイン。敢えてヌーヴォー飲むよりいいのでは。 

購入価格1,429円(2012/11)。

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