2013年6月アーカイブ

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◆2010 Ten Acre PN Cummings Vineyard Russian River Valley

2013/5にSonoma AVAを飲んだTen Acre。これはChenowethの管理畑。

植樹は2001年。クローンはディジョン115、667、777。Patz&Hallも使用中。

赤紫のルビー色に赤ベリー、プラム、スパイスの香り。果実味は抑制気味。

口当たりには厚い果実と密度の高い凝縮感あり。後口中庸だが心地良い。

AVA物は優等生的だが単一畑も王道外さず。今後期待の造り手と考える。

購入価格$55.80(2013/2)。

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☆N/V Jacques Lassaigne Blanc de Blancs Extra Brut La Cotet

Montgueux村のジャック・ラセーニュ。NMだが買葡萄2割で自社畑4.7ha。

これは樹齢40年以上の古樹からなるル・コテという区画の葡萄だけで醸造。

白亜質土壌というだけあってミネラルとビオっぽい芯のある果実の香り主体。

きりっと引き締まった口当たりと濃厚な柑橘、シトラスの香りが存外合致。

外連味のない泡で好感持てるがもう少し幅のある後口感が残ると一層良い。

購入価格6,000円(2012/9)。

寿司とワインを楽しむということで鮨丸@新宿。持ち込み料は2,000円/本。

本当は有楽町ガード下の鮨大前を狙ったが満席。BYO可能という当店へ。

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☆1998 Henry de Vaugency Brut Non Dose Cuvee Louis Tres VV

おつまみに合わせて樹齢75年の葡萄から造られるドサージュゼロの泡を。

熟成ゆえの藁色に溶け込んだ泡とキレのよい後口感。鮮魚にはぴったり。

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◇2007 Hanzell CH Ambassador's 1953 Vineyard Sonoma Valley

参加者の誕生日を数ヶ月前に祝う趣旨で持参。同年植樹の葡萄から醸造。

有名なWalter Hanselとは異なるHanzell。1940年開設の名門ワイナリー。

濃いトロピカルフルーツの香り優勢だがミネラル感もあり味わいはすっきり。

白魚の寿司よりも穴子の白焼きとか少し仕事が施してある寿司に合うな。

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◇2005 Chateau Mercian CH Nagano Japan

かつて味の素の子会社、現在はキリンビール傘下のシャトー・メルシャン

Chateau Mercianシリーズのワイン発売は1970年。生産本数は11,167本。

淡めの黄色にレモン、洋梨、リンゴの香り。果実味が失われておらず新鮮。

口当たりも素直な果実感でバランス良好。後口に栗ではなく落花生の返し。

こじんまりだが中心線を外さない堅実な出来。日本ワインの見本と言える。

購入価格1,810円(2007/10)。

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◇2009 Mason Cellars SB Pomelo California

季節感ぴったりのメイソン・ポメロ。引越部材を提供した友人からの贈り物。

ilovecalwineが輸入元だったが今後は他の業者が輸入するとの由。残念。

緑がかった黄色。グレープフルーツ、トロピカルフルーツの混ざり合った香り。

中間部は中庸だが柑橘系の口当たりと後口に走る苦味が前後を〆る感じ。

果物ポメロ自体には酸はないそうだがこれはきっちりした酸あり。初夏向き。

いただき物(2013/6)。

カリフォルニアワインを飲み始めた頃からのお付き合いメンバー5名で飲み。

それぞれ趣向を凝らしたチョイスに感心。今の時代は多様性だよ、やっぱ。

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◆2011 Reuling Rose of PN Sonoma Coast

◆2011 Reuling PN Sonoma Coast

Aubert、Peter Michaelへの葡萄供給元だったリューリングが元詰め開始。

存外に甘さのあるアタック。もう少し抑制気味の造りの方がイメージに合う。

◆2010 Ten Acre PN Sonoma Coast

私の持ち込み。果実と酸、ミネラル感のバランスがとれて優等生的な造り。

◆2009 Swan PN Trenton Vineyard Russian River Valley

昨今好調なスワン。赤ベリーとスパイスの香り。伝統的なカリピノという感じ。

◆2008 Failla PN Occidental Ridge Sonoma Coast

本日イチ押し。果実と小梅、出汁の香りが輻輳。流されない芯の強さを看取。

◆2011 Lucia Syrah Soberanes Vineyard Santa Lucia Highlands

カリシラーの新潮流。果実は豊かだが酸の支持。酒質強ゆえ飲み過ぎ注意。

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◆2001 Arietta ML/CF H Block Hudson Vineyard Napa Valley

1996年にFritz HattonとJohn Kongsgaardにより設立されたアリエッタ

通常CFが多いが、この年はCF40%(ハドソンHブロック)、ML60%(同N)。

濃いガーネットに黒ベリー、プラム、チョコレートの香り。CFの青っぽさなし。

肌理細かな口当たりと滑らかなタンニンながらボリューム感や重さもある。

余韻も長いが同じトーンが続くためやや飲み飽きるかも。まだ熟成しそう。 

購入価格7,680円(2005/10)。

2週間ぶりの関西出張時にワイン仲間のナベさんが再びワイン会を主宰。

今回のテーマは泡ということでワイン5本を持参。ピノ対決はブラインドで。

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☆N/V Veuve Clicquot Brut Yellow Label (お店から)

 

比較試飲第一フライト:米仏ブラン・ド・ブラン

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☆N/V De Sousa Blanc de Blancs Cuvee des Caudalies

☆2009 Ch.igai Takaha BdB Charming Wing Sonoma Coast

色合いはド・スーザの方が濃いのに味わいはイガイタカハ。本日一番人気。

 

比較試飲第二フライト:米仏ブラン・ド・ノワール

☆N/V Cedric Bouchard Blanc de Noirs Inflorescence Val Vilaine

☆2009 Ch.igai Takaha BdN Charming Wing Sonoma Coast

セドリック・ブシャールは自然派ビオビオの実。イガイタカハとは方向性違う。

 

比較試飲第三フライト:米仏ピノノワール

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◆1993 Morey-St-Denis 1er Cru La Forge Mommessin

◆1993 Williams Selyem PN Olivet Lane Russian River Valley

ラ・フォルジュはクロ・ド・タールのセカンド。ブルゴーニュのセカンドは珍しい。

これは難問。果実味はセリエムだが酸もセリエム。ラ・フォルジュは小梅系。

ブラインドで総選挙。最初がブルに4票、カリピノに4票。色合いが決め手か。

 

二次会は前回関西ワイン会参加者が勤めるお店「ab」に移って、

☆N/V Egly Ouriet Brut Tradition

◇2001 Beringer Nightingale Napa Valley

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◆2004 Red Car PN Amour Fou Russian River Valley

Boxcar、Trolly、Reserveの3ラインを持つレッド・カー。これはReserve内。

2002年~2006年まで物語風に展開したAmour Fouの第3章。続編なし?

濃いルビーに赤ベリー、プラム、スパイスの香り。アルコール感強い印象。

口当たりに甘さを感じるも徐々に解けて滑らかなテクスチャーが支配的に。

創設者Mark Estrinは2005年に逝去。前年にSashi Moormanがコンサル。

購入価格$65.00(2006/12)。Winebid。

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◆2005 Alcina PN Silacci Vineyard Monterey

こちらも米国で購入し日本に持ち帰り再度海を渡って戻った戦友アルチナ

ワインメーカーはGreg Pietigorski。HalleckのRichard Davisがコンサル。

赤みの強いルビー色。熟成入っているがややもっさりした赤系果実の香り。

味わいも鈍重な印象でキレに乏しい。傷んでる感じはしないがいまひとつ。

もっと早く飲むべきだったかも。2007年以降のボトルは見かけない。廃業? 

購入価格$46.99(2007/3)。

関西出張時にワイン仲間だったナベさん(関西転勤中)がワイン会を主宰。

大阪までワイン4本を持参しブラインドも実施。店主藤次氏は奇しくも同郷。

久々の関西弁使用で楽しく過ごす。電車時間の関係で途中退出。残念。

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☆N/V Domaine Ste Michelle Blanc de Blancs Columbia Valley

◇2002 Littorai CH Mays Canyon Russian River Valley

以上、お店に注文。リトライは店主プライベートセラーから。ミネラル感良し。

◇2000 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Pucelles Jean Boillot

◇2000 Puligny-Montrachet 1er Cru Clos de la Mouchere J Boillot

比較試飲。ピュセルは火打石のようなミネラル感。上品。バタール隣接畑。

ムシェールはモノポール。比較的温かみのある酒質。ペリエール畑の一角。

◆2003 Griotte Chambertin Joseph Drouhin

◆2003 Domaine Serene PN Yamhill Cuvee Willamette Valley

ブラインドによる米仏比較試飲。ブルゴーニュ当ては8名中4対4で全く拮抗。

一口目で一番目がブルゴーニュとわかったが次第に曖昧に。決め手は密度。

◆1997 Robert Mondavi CS Reserve Napa Valley

ナベさんから。黒ベリー、ハーブの香りが出ており良い熟成。まだまだいける。

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