April 27, 2003

●022-夜想的間奏曲

クラシック音楽ファンとロックファンでは感性の異なる部分もあると思われますが、 同じクラシック音楽の中でも弦楽とピアノでは音楽の発想といいますか表現といいますか、 微妙に違うようです。本当に簡単に言い切ってしまうなら、旋律的な感性と和声的な感性となります (もちろんこんな簡単なものではないのですが)。私はどうも弦楽的な感性のようです。 音楽のジャンル的にはクラシック、現代音楽、ロック、ジャズ、邦楽と雑食性なのですが。

この夜想的間奏曲などは、ピアノ的な発想の元に作曲されていると思われます。そのため、 c版ではピアノソロにしてみました。Piano Collection の他のパッチを使用してみたいと 思ったのですが、結局スタインウェイ。曲の終わりのお約束的な分散和音は、原曲から勝手に 変えています。マンドリンの合奏形態は弦楽合奏に類した形式ですが、マンドリンの発音機能は、 撥弦楽器的な意味において実はピアノに近いものです。

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April 19, 2003

●021-追憶

いまは80年代の懐古ブームのようですが、人それぞれ若かりし日を追憶したく なる時があるものです。ワルツなのは古き良き時代の思い出ということでしょうか? うーん自分には古き良き時代なんてあったのだろうか。。。
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April 11, 2003

●020-古譚

マンドリン界では古くからの有名曲です。が、枯れた構造だけに曲にするのが 難しい。。。今までの曲とは異なりアーチ型の構造を持ちます。どうしても旋律を しみじみと聴かせなければならないので、DTMには不向き。旋律とかけあいが 単調になりかねないだけに、実演でも難しい。うまくやると効果は大きいでしょうが。 ギターのアルペジオが始まるあたりからは、異様な美意識で、ちとおもしろいです。

GigaStudio のトラブルに切れて HALion String Editon を購入してしまいました。 Sampletankの簡単さに慣れたおぢさんには、Gigaは辛い。弦の 上げ下げまでコントロールするのは入力が大変やん。

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April 01, 2003

●019-アゾレス諸島にて

掲示板でいただいたリクエストを元に・・・というか大学時代クラブの友人から なわけですが、当時の演奏の思い出もあってということで。なんか戦争の話ではなく、 もっと文化的な話題で名前を聞きたかったです。まあそうはいっても、音楽が戦争から 完全に独立しているわけもなく、この曲もマネンテが第1次世界大戦後の戦勝演奏会で 北米へ演奏旅行に行った際に立ち寄ったことにあるようです。

わたくしマネンテはこの曲しか演奏経験がないのですが、はっきり言って どんな曲か忘れていました。3~4分の曲だと思っていたのですが、作ってみると 内容豊富でおもしろいです。出だしがチンドン屋っぽいのですが。。。掲示板にも 書いたのですが、トリオの部分がおしゃれです。でもマンドリン合奏ではおしゃれな 雰囲気を出すのは難しいです。このあたりは音色もイメージがあるでしょう。

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