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ランサーエボリューション試乗

財表に落ちたショックから1日で立ち直ったしづです。通知を見たその日の晩から、段ボール箱に封印してあったテキスト類&会計法規集を取り出している私って・・・会計法規集とはまたご対面したくなかったなあ。でも人生そんなに長くないのに、いつまでもなめくじ化していられないって。

ところで、先日車のオイル交換をしに、ディーラーへ行ってきた。そこにはいつも試乗車が置いてあるが、なんとその日にあったのはランサーエボリューションX。通称:ランエボ。三菱が誇るスポーツカーである。
うっひゃ~!乗りたいよー、けど無理だろうなあ・・・買う気も無いのに「試乗させてください」と言えないよ・・・とオイル交換を頼みに行き、ラウンジで待っていると、そこに私の担当のセールスの人がやってきた。

セールスさんと会うのは車を購入したとき以来だから、3年半ぶりである。しかし彼は私がスポーツカー好きであることを知っている。というわけで、無理と思いつつ「あそこに新発売のランエボありましたねー」と言うと、なんと「試乗してみます?」という。ええ、ぜひぜひ!というわけで、ランエボの試乗だ~!!

   
メーターです。この日は天気が悪かったので、シャッタースピードが遅く、思いっきりブレています。
しかし300km/hなんて、日本のどこで出すんだ? サハラ砂漠用か??

運転席はスポーツカーらしくぴったりしたホールドで、私のパジェロミニも真っ青なくらい狭苦しい。しかし、シートを一番前に出しても、前がよく見えない。どうやら私の身長では、背中にクッションを置かないとちゃんとした運転体制にならないらしい。こんなチビッ子がランエボを運転するのは、想定外なんだろうな(w
エンジンを掛けておそるおそる発進するが、クラッチがやたら重い。日々ジョギングとマシントレーニングをしている私ですら重いと思うから、普段運動していない女性は脚が攣ること確実である。だいたい最近は、MT乗る人って希少生物扱いだからねえ。ええ、私は死ぬまでMTのつもりですが、何か?
「クラッチはずっとこんな感じです」とセールス氏が言う。何万キロ走ったところで、クラッチが柔らかくならないのね。ついでに言うと、ブレーキやアクセルも硬い。とにかく脚力の要る車である。しかし、ハンドルにはパワステがついているので、ハンドル操作はそんなに苦労しない。昔、パワステの無いMini Cooperという車に乗っていたため、パワステがあるだけで楽勝である・・・と言うと、セールス氏が「僕もMiniに乗ったことがありますよ。昔、友達と一緒にMiniを運転してロックのコンサートに行ったんですけどね・・・」。そこで"ロックのコンサート"にすかさず反応するあたくし。「ちなみに誰のコンサートへ?」「フォリナーって言うんですけど、知っています?」

知ってるどころじゃないよ、フォリナーはデビュー作から聴いているよ!("4"までに限る)。最近ベスト盤なんかちまちま聴き返しているんだけどねえ。これは・・・と思った私、「私、2月にポリスのコンサートに大阪まで行くんですよ~」というと、「えーっ、ポリス!いいなあ」と言うセールス氏。
そこからは車の話は皆無、いきなり昔のロック話となった。ちなみに私はランエボを運転して、山側環状道路へ。70kmくらい出しているが、回転数はぜんぜん上がらず、おとなしいものである。さすがランエボじゃ。
いろいろ話しているうちに、セールス氏はドラマーだということがわかった。ずっと中断していたが、ここ2・3年再びバンド活動をやっているらしい。セールス氏の推定年齢は私よりも上だが、バンド活動ですよ。うらやますい。

私はクラシックピアノをちょこっとやったのだが、数少ないバンド経験では「楽譜が無いと弾けない」ので、非常に困った。とにかくコード進行がわからないのだ。耳コピーしようにもルート音がわからない、コード自体を教えてもらってもわからないので(AやFならともかく、Asus4なんてとっさに出てきませんがな)、いつもコードブックを持って、音符を書いていた。ショパンやベートーヴェンが弾けても、ダメなんですねえ。全く弾けないよりはマシだろうけど。
・・・という話を運転しながらセールス氏にしたら、彼曰く「クラシックの人って、そうらしいですね。うちのバンドに助っ人に来たキーボードの子も楽譜が無いと弾けませんでした」。
楽譜が無いと弾けないというのは私のコンプレックスで、暇と金と機会があればジャズピアノでも習いに行きたいものだと思っていたが、クラシックをやった人はそういう傾向があるのか。私だけじゃないんだな~と思ったけど、やはりジャズピアノはやってみたい。

私、ヴァイオリンもちょっと弾くんですよ・・・と言ったら、「それじゃU.K.ができますね」とセールス氏。U.K.キター!とばかりに、そこからはU.K.ネタで盛り上がる。
セールス氏によると、ビル・ブラッフォードの叩き方はそれほど難しくないらしい。「なでるような叩き方なんですが、割とやりやすいんです」と言う。へえー、聴いているこっちには、パリパリのパキパキに聴こえるんだけどなあ。それよりも、テリー・ボジオのテクは真似できないらしい。「U.K.の頃はそんなに難しいことをやっているわけではないので、セットさえあればなんとかなるんですがね」とセールス氏。つーことは、ミッシング・パーソンズとかってそんなむずいことやってんの?よくわからん。
そんなセールス氏が一番好きなのは、ZEPのジョン・ボーナム(ボンゾ)だそうだ。ZEPのDVDを見た後は、どうしても叩き方がボンゾ風になるそうな。というわけで、ここでもZEP話に花が咲く(w
あと、意外なところでカーペンターズのカレン・カーペンターが上手いらしい。間合いの取り方とかが独特だそうだ。というわけでyoutubeでいろいろと映像を拾って見たが・・・これもよくわかりませ~ん(爆)

そうこうするうちに再びディーラーに到着、車を降りてからもロック話を少々した後に「次回は3月末に1年点検に来ますから、そのときにはポリスのコンサート話をしますよ」と言ってお別れした。
ロック話は楽しいが、実際に楽器を演奏できる人の話はもっと楽しい。その人の主観と言えばそれまでだけど、ドラムスなんて全然わからなくて聴いているからね>私。
ちなみにセールス氏に「最近ジェネシスに凝っているんですけど、ひょっとしてフィル・コリンズって上手いんじゃないかなあと思うんですが」と言ったら、「・・・・フィル・コリンズ?フィルは上手いですよ~!」と半ば呆れた口調で言われた。私は客だからこの程度で済んだが、「何を言っとるんじゃワレ、一体何を何十年も聴いてるんじゃ~」と内心思ったに違いない(w


というわけで、私が試乗したランエボ。いい車でした。宝くじが当たったら買いますので、お待ちください>セールス氏

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