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ICON3キター!

えー、ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズがコンビを組んでのプロジェクト"ICON"の3作目がリリースされました。日本発売は4月22日。ファンの皆さん、お布施の用意はよろしいかな?
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しかーし海の向こうではもう発売されているわけだ、これが。おまけに最近はミュージシャンサイトで直接注文すると、「直筆サイン入り」なんてものを購入できる。普段はミュージシャンのサインなんて全く興味が無いのだが、JWは別よーー・・・というわけで、JWのサイトに注文。Amazon.comに注文したら2,000円程度で済むのに、直筆サイン&送料込みで35ドル。いくら円高と言っても・・・アホか。

注文してから待つこと半月、やっとICON3が手元にやってきた。スティーヴ・ハケットのときはリリース前から注文しておいたせいもあり、なんと発売の翌日には我が家に到着。これってミュージシャンの性格にもよるのだろうか。そんなことは無いと思っているあなた、クリス・スクワイアのを注文した知り合いは、忘れた頃に届いたという話でしたぜ(爆)

直筆サインの入ったライナーノーツ。相も変わらずメタボなお二人だが、JWはキューピー人形、ジェフはブラック・ジャックと化している。いや、ブラック・ジャックはもっと細身のはずでは・・・。

で、曲のほうはどんなもんかというと、"やっぱりICON"なじっくりまったり(もしくはブリティッシュ・ムード歌謡)な曲調のオンパレード。ギターがデイヴ・キルミンスターということで、ハードっぽい曲もあるのだが、この人たちの曲にこーいうギターはちょっとねえ。キルミン君は以前キース・エマーソンのバンドにもいたことがあるということで、その筋の人(wには評価が高いのだろうか。うーん、私はICON、RUBICONでギターを担当していた、ジョン・ミッチェルのほうが好きですが。
ところでICONに欠かせないのがヒュー・マクダウェルのチェロだが、今回はちょっと一歩後に引っ込んでいるというかなんというか。もっと前に出して欲しいと思うのは私だけか。ミックスダウンが私の好みじゃないんだな、きっと。ギターはちょっとうるさいし・・・。
毎度おなじみの女性ヴォーカリストとのデュエット曲は、このアルバムのが一番好み。JWがコーラスをつけているのだが、つけかたがうまいですねえ。声質も非常にマッチしているし、バックのチェロとハープがこれまた美しいのですよ。ちなみにこの曲のタイトル"Raven"は「カラス」のこと。別に鳥ネタの歌ではないのだけど。

で、再度アルバムに関していうと、良く言えば「じっくり聴く曲が多くて、シック」、言い方を変えると「似たような感じの曲が多い、もうちょっとアレンジにバリエーション無いの?」である。
いつもながらの曲調だけどさ・・・ちょっと同じ感じばかり。バリエーションという点では、RUBICONはよかったですね。ASIAもどき、ELOもどき、アイリッシュカントリー風・・・といろいろあって。曲自体はICONのほうがはるかに好きなんだけど、RUBICONはアレンジで聴かせたというかなんと言うか。それに比べると、ICON3はすごく中途半端である。JWの声も、ICONのとき程度にイマイチだからなあ・・・もしかして、また酒飲んでる?(w せっかく"2009 Progressive Rock Hall of Fame"でBest Progressive Rock Vocalist に選ばれたのだから、がんばっていただきたいものです。
というわけで、すべてにおいてイマイチだなあと思っていたのだが、毎日ひたすら聴いていたら、「これもありじゃない?」という感じには進歩?した。やはりじっくり聴くタイプの音楽ということですな(そういう意味じゃないって)。これも愛のなせる技か(爆)


私のiPod touch。アーティスト、偏りすぎ。どれくらい偏っているかというと、ブラームスとアンディ・サマーズ以外は「ジェネシス関係者」と「ジョン・ウェットン関係」しかないのだ。
ブラームスは6月に演奏するので、耳タコで聴いている。しかーし、むずいんです、これが・・・(泣)

コメント

前言撤回。毎日聴いていたら、すごーくいいです>ICON3
聴けば聴くほど味が出る、これもスルメですな。
ライナーノーツのJWの文が、なかなか面白いです。各曲についてのコメントとかね。
それにしても謝辞の中に"Johann Sebastian, Mahler"ってあるのだけど、Mahlerも好きだったんですか・・・(JWのBach好きは有名)。

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