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2009/6/20-WINE会@NYC-⑧

定例ワイン会の今回のテーマはロワール。実はあまり馴染みがない地域。
自然派ワインに関する説明も聞きながら試飲。頭の中が整理されました。

20090620 WINES.jpg

ワインの右にある(B)はBiologie、(BD)はBio-Dynamie。紛らわしいけど違います。

◇2000 Muscadet de Sevre et Maine Gorgeois Bregeon (B)
品種はミュスカデ。ペイ・ナント地区。シュールリー4年、瓶熟4年を経て出荷。
淡い色でレモン、シトラス、ミネラルの香り。酸はさほどないが旨味がある。

◇1996 Sancerre Blanc Cuvee Edmond Alphonse Mellot (B)
18代目と19代目のアルフォンス・メロ(皆この名前)が造るソーヴィニヨン・ブラン。
熟れた果実、ハチミツ、スパイスの香り。粘性高く伸びる後口が特徴的。
自己紹介とともに値段当てクイズを実施。回答は$34-$110。正答は$120。
 
◇2006 Pouilly de Fume Silex Didier Dagueneau (BD)
2008/9に亡くなったディディエ・ダグノー。ソーヴィニヨン・ブランの最高峰のひとつ。
まさに火打石。ミネラル感。雑味のない果実は奥に引っ込み出てこない。

◆2003 Sancerre Rouge Edmond Vatan (B)
2003年に一線を退き細々とワインを造る80歳エドモンド・バタンのPinot Noir。
薄い赤系果実でミネラル感強い。貝汁との声も。焦げた感じが舌に苦味を残す。

◆1989 Chinon Les Picasses Olga Raffault
オルガ・ラフォーが名声を築き孫とその夫が運営。トゥーレーヌ。品種カベルネフラン。
特有の青っぽさがあり、血、鉄分の香りも。果実味が若く上品な味わい。

◆1989 Bourgueil Busardieres Domaine de la Chevalerie
トゥーレーヌ地区。品種カベルネフラン。なんとブーレさん訪問済み。
黒ベリーでソバージュ。青臭さより獣臭。このヴィンテージに見えない若々しさ。

◆2004 Saumur Champigny Le Bourg Clos Rougeard (B)
1664年創業。現当主CharlieとNadiが1969年から運営するクロ・ルジャール
品種カベルネフラン。酸はあるもしなやかに伸びる果実と余韻。絹の喉越し。秀逸。

◇1989 Savennieres Clos de la Coulee de Serrant Nicholas Joly (BD)
フランス5大白ワイン(※)の一角。品種シュナン・ブラン。独立したAOCではない。
教祖ニコラ・ジョリーのインタビューは前編後編。音出注意。
杏、ハチミツ、硝煙、ミネラルの香り。酸が生き旨みが伸びる。ワインが若い。
(※)Chateau d'Yquem (シャトー・ディケム、Sauterne、Bordeaux)
   Grand Cru Montrachet (モンラッシェ、Bourgogne)
   Chateau Grillet (シャトー・グリエ、Condrieu、Rhone)
   Coulee-de-Serrant (クール・ド・セラン、Savennieres、Loire)
   Chateau Chalon (シャトー・シャロン、Jura)

◇1995 Vouvray Demi Sec Clos du Bourg Domaine Huet (BD)
1928年設立のドメーヌ・ユエ。1976年に現当主が引き継ぎ1990年に全畑BD移行。
シュナンブラン。半甘口。アプリコットに純粋な果実の甘さ。個性の強い癒し系。

◇2003 Bonnezeaux La Ferme de la Sansonniere (BD)
Mark Anjeli率いるサンソニエール。ソーテルヌから移住し1994年からビオディナミ。
品種シュナン・ブラン。リンゴ、アプリコット、ハチミツの香り。素直な甘口。

以下、ワイン会の後の〆のワイン。

20090620 WINES2.jpg

☆N/V Iranzo Fields Albero Sparkling Spain
グレープフルーツ、梨の香り。品種はマカベオとアイレン。1994年からオーガニック栽培。

◆2006 Chambolle Musigny Domaine G. Roumier
2004年を飲んだルーミエのAOC物。チェリーと酸。デキャンタしても硬い。まだまだ。

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