August 19, 2009

サーバ死亡中です

すみませんサーバ管理人です。サーバが死んだので現在建て直し中です。なんとか新マシンを設定し、メールやWebなどを新マシンで復旧しましたが、Blogはページのみの移行になっています。というわけで、現在新規投稿もコメントもかけません。

元データ移行も面倒だし、まあBlogも6年間になったので、そろそろ心機一転新しいBlogを立てて、こちらはアーカイブとして残しておこうかと思います。新Blogはうげさん & MyP's Wine研究所(NY支店)へどうぞ。

August 13, 2009

2009/8/12

20090812 PAPAPIETRO PERRY PN LERAS RRV 2006.jpg
◆2006 Papapietro Perry PN Leras Family Vineyard Russian River Valley
1998年創業。2008/6に訪問したパパピエトロ・ペリー。最近の注目株です。
Letas畑は樹齢16年、クローンはPommard、115、667、777。ワイン造りはminimalist approach。
オーナー兼ワインメーカーはBen Papapietro、共同オーナーはBruce&Renae Perry。
赤みの強いルビー色に赤ベリー、チェリーの香り。酸は中庸だがミネラル感が特徴的。
味わいも赤系果実味中心だが時間経過とともに旨みも。舌には凝縮感。余韻は中庸。
美味しいですね。日本人好みかも。後半部分の伸びがあればさらによい。追跡級です。
購入価格$49.00(2008/6)。

August 08, 2009

2009/8/7

20090807 DOMAINE SERENE PN YUMHILL 2006.jpg
◆2006 Domaine Serene PN Yamhill Cuvee Willamette Valley Oregon
1989年創業のドメーヌ・セリーヌ2004/6の比較試飲でDRCに勝ったらしい。
飲んだのは商品ラインの一番下。クローンはPommard54%、Dijon33%、Wadenswil13%。
ルビー色に赤ベリー、チェリーの香り。後から土。酸が立ちタンニンも感じる。
スパイシーで複雑さはないが味わいは素直な果実味中心。余韻はさほどない。
ブルゴーニュよりも濃いが上品なニュアンスを湛えておりコスパはよさそう。
購入価格$35.09(2009/5)。

August 06, 2009

2009/8/5

20090805 BINNER RIESLING KATZENTHAL 2004.jpg
◇2004 Binner Riesling Vignoble de Katzenthal Alsace
1770年創業。ビオワインの造り手。Josephの後は息子Christianと嫁Audrey。
ペトロール香あるも酸化気味で甘い根菜の香り。酸はあるが熟成色強し。
アプリコット、マンゴーなどなぜかトロピカルな香り。厚みはあるがキレがない。
これがSO2無添加ゆえか流通時の保管によるかは不明。いずれにせよ不満。
購入価格$19.79(2009/7)。

August 04, 2009

2009/8/4

20090804 CHAMPAGNE BARONS DE ROTHSCHILD NV.jpg
☆N/V Champagne Brut Barons de Rothschild
3日前えめぞ~さんの持ち込みでブラン・ド・ブランを飲んだロスチャイルド・シャンパン
セパージュはCH50%、PN/PM計50%でドザージュ(糖分添加)は約6gと少量との由。
優しいタッチの泡。リンゴ、洋梨など果実の香り中心。トーストちっくな香りはなく素直。
しかし甘い。ドサージュの影響あるでしょ。最初は美味しいが温度が上がると凡庸。
シャンパンメーカーとしては発展途上。ところで最近は「ロスチャイルド」表記が優勢?
購入価格4,980円(2009/6)。

August 03, 2009

2009/8/2

20090802 BOUCHARD FINLAYSON CH 2008.jpg
◇2008 Bouchard Finlayson CH Missionvale Walker Bay South Africa
Bouchard Aine社と南アのPeter Finlaysonのコラボ、ブシャール・フィンレイソン
白は漫画「神の雫」に赤は漫画「ソムリエール」に取り上げられている。
濃い目の黄色にトロピカルフルーツ、白桃、洋梨の香り。南方系果実味主体。
案に反して酸はほどほどでだれた印象なし。味わいも果実の美味さ中心。
温度を上げても輪郭はくっきり。凝縮感や余韻は今一歩だが合格レベル。
取り沙汰されるだけあって美味いワイン。本家ブシャール・エイネより上手い。
購入価格2,852円(2009/4)。

August 02, 2009

2009/8/1-WINE会@のみ山-

日本への一時帰国を利用してカリピノ会メンバー中心にワイン会を開催。
昼14時から開催というスケジュールにも拘わらずご参集いただき感謝。

20090801 WINES.jpg

20090801 WINES2.jpg


◇2006 Domaine Serene Coeur Blanc Willamette Valley Oregon (Blind)
最初の白はブラインドにて供出。2000年ぐらいのカリフォルニアのシャルドネと推測。
正解はオレゴンしかもPNから造った稀少な白ということで。そりゃわかりませんわ。

☆N/V Champagne Blanc de Blancs Barons de Rothschild
Mouton、Lafite、 Clarkeの3つのワイナリーが協力して2009/6にデビュー
洋梨、リンゴの香りで後口に若干の苦味。軽い仕上がりで夏向きのBdB。

◇1998 Georg Breuer Rudesheim Berg Schlossberg Rieslig QbA Rheingau
1880年創業。当時はベルンハルト、現在はハインリッヒ・ブロイヤーが当主。
はっきりしたペトロール香。切れのある酸、熟した洋梨の味わいが良好。

◇2006 Peter Michael SB L'Apres Midi Sonoma
「午後」という名のSB。1995年植樹でクローンはPreston70%、Sauvignon Musque30%。
草木の香りはせず洋梨、パッションフルーツの香り。果実味が相変わらず美味い。

◆2007 Lewman PN Nicolas Cuvee Willamette Valley Oregon
1992年から葡萄栽培、2002年からワイン醸造を始めたルーマン。奥様は日本人。
ワイン仲間のミヤパパ訪問記あり。再訪もされたようです。
果実味はさほど立たず酸がありまだ堅い印象。Pommardクローンだそうです。

◆2005 Arista PN Russian River Valley
Kendall Jacksonで働いていた人が2002年に興したアリスタ。ワインメーカーも同窓。
赤ベリー系、スパイスふんだんでタンニンも感じる。しっかりした造りで好評でした。

◆2004 Kongsgaard Syrah Napa Valley
最近、シャルドネを飲んだコングスガード。シラーはHudson畑、軽鬆土壌より。
シルキーで滑らかな口当たり。上品な果実。シャルドネ風造りのシラー?

◆2005 Araujo Syrah Eisele Vineyard Napa Valley
カルトワイン会でカベルネを飲んだアラウホ。Syrah96%にViognierが4%入っている。
黒ベリーとチョコレートの香りに凝縮感ある味わい。後口もかなり伸びる。美味い。

◆2005 Qupe Syrah Alisos Vineyard Santa Barbara
Au Bon ClimatのJim Clendenenと醸造設備をともにするキュペ。シラーは1991年植樹。
色も濃くスパイス、タンニンも旺盛な力強い男性的なシラー。アタック強し。

◆2004 Cline Mourvedre Contra Costa County
麻布十番日進で試飲して買ったクライン。以前、シャープのCMに登場しましたね。
珍しくムールヴェードル100%。プラムの香りで味わいはちょっと甘過ぎ。

◆2005 Roar PN Garys' Vineyard Santa Lucia Highlands
Garys'畑のひとりGary Franscioni運営のロアー。醸造担当はEd Kurtzman。
黒ベリー系果実の香りでいつもは濃厚な印象だがこれはバランスのよい味わい。

◆2007 Izutsu Merlot Tarujyuku Nagano Japan
田中康夫氏が推進したNagano Appellation Controlの井筒ワイン
ブラインドで薄いなと感じたが所謂癒される味わい。抑制果実と味噌風樽香。

◇2007 Honig SB Napa Valley
TV東京のポチたまで紹介されたこともある(らしい)ホーニッグ
パッションフルーツ、グレープフルーツ、シトラスの香り。最後の〆で飲みやすい。

July 26, 2009

2009/7/26

20090726 PULIGNY MONTRACHET PERNOT 2006.jpg
◇2006 Puligny-Montrachet Paul Pernot
毎度ながらブルゴーニュ白では好きなペルノ。同銘柄を2009/2にも試飲。
秘中の秘(マット・クレイマー)ということだが米国では相当売られているような。
黄緑色でまずは樽、ミネラル、その後は洋梨、リンゴ、白桃、シトラスの香り。
ピュアな果実と爽快なミネラル感が特徴。ボディはないが味わいは一言美味。
時間経過に伴って舌に果実の甘さを感じる。アルコール14.2%!を感じさせず。
前回飲んだ時よりもこなれて美味くなった。夏の暑さが過ぎればさらに期待。
購入価格$32.29(2009/3)。

July 25, 2009

2009/7/24

20090724 CHAPUY BRUT NV.jpg
☆N/V Champagne Brut Tradition a Oger Chapuy
日本では見かけないシャピュイ。Ogerのネゴシアンです。Garnet WineのSaleで購入。
商業的な創業は1952年。家族経営で現在は父と娘二人で運営しているらしい。
黄色に泡は旺盛。リンゴ、レモンのすきっとした香りとローストっぽい香りが第一印象。
次第にハチミツの香りも出るが基本はフレッシュ&フルーティ。複雑さは感じない。
さほど特徴ある味わいではないが標準的と言える。買ってきた寿司の邪魔はしない。
67%CH、33%PN。なお、Ogerは319クリュ中僅か17しかない格付100%のクリュとの由。
HPには"An Advice: Never drink Champagne with Chocolate!"ですって。禿同。
購入価格$30.59(2009/7)。

July 20, 2009

2009/7/19

20090719 REBECCA K PN SONOMA 2006.jpg
◆2006 Maboroshi Rebecca K PN Sonoma Coast
日本人醸造家私市(Kisa-ichi)さんの奥様レベッカさんの名を冠したピノ
2008/10に訪問。傾斜のきつい葡萄畑でした。あの時の犬は元気かなぁ。
澄んだルビー色で赤ベリー系果実の香り。酸も感じるが酸っぱい感はない。
口当たりもチャーミングで果実味もストレート。なんとなく懐かしい感触が漂う。
クローンが115というのと符合するかな。最後まで澄んだ色。フィルタリング?
確かに料理に合うワイン。圧倒的な果実感や複雑さはないがほっこりおいしい。
購入価格$24.00(2008/10)。

2009/7/18-WINE会@NYC-⑨

月イチ定例のワイン会。今回のお題は「シャルドネ」。世界一周シャルドネの旅でした。
シャルドネは最も有名な白ワインの葡萄品種だと思うがそんなに香りやアクは強くない。
主宰の資料にはいつも巻頭の言葉があるが今回は「無であり、没個性である」品種と。
言い得て妙ですね。テロワールをこれほど素直に表す品種もないんじゃないかと思う。

20090718 WINES.jpg

◇1998 Gaja CH Rossj-Bass Piedmonte Italy
4代目アンジェロが運営するガヤ。ハチミツ、リンゴの香りに少し苦味。
ピュアで美味しい果実が特徴的。ステンレスタンクらしくクリーンな印象。

◇1988 Weingut Knoll CH Smaragd Loibner Wachau Austria
珍しいオーストリーのシャルドネ。果実味はあまりなくキノコのような香り。
やや下り坂の印象だが舌にねっとり感とほんのりとした甘さが残る。

◇1999 Chablis Grand Cru Les Clos Rene et Vincent Dauvissat Bourgogne France
ラヴノーと名声を二分するドーヴィサ。レモン、リンゴの香りに切れのよい酸。
流石のミネラル感。火打石。若干、舌先に樽由来の苦味が張り付く感触あり。

◇1999 Montrachet Grand Cru Bouchard Bourgogne France
「脱帽し跪いて飲むべし」の特級モンラッシェ。ブシャールの自社畑から醸造。
果実味よりもハチミツ。後口に続く栗のニュアンス、余韻の長さが秀逸。

◇1992 Corton Charlemagne Grand Cru Louis Latour Bourgogne France
1797年創業のネゴシアン、ルイ・ラトゥールの看板銘柄。これはドメーヌ物。
レモン、白い花に白トリュフの香り。酸もしっかり。すっと伸びる凝縮感がよい。

☆1998 Champagne Blanc de Blancs Grand Cru Avize Millesime Jacques Selosse
入手困難なジャック・セロスのミレジメ。オレンジマーマレード、ブリオッシュの香り。

◇2006 Vina Aquitania CH SoldeSol Maipo Valley Chile
ここからは新世界。新樽使いのようで熟したリンゴ、バニラの香り。味わいには苦味。

◇2006 Chateau Mercian CH Hokushin Nagano Japan
日本から持ち込んでもらったもの。塩、ミネラル感が強く、樽や味噌風の香り。還元的。

◇1993 Mount Eden Vineyards CH Estate Central Coast CA USA
もうひとつのパリ事件として紹介された銘柄。樽由来のバニラにアプリコットの香り。

◇2005 Kongsgaard CH The Judge Napa Valley CA USA
カリフォルニアを代表するシャルドネ。レモン、リンゴ、ハチミツ、ミネラル。
複雑な香りに余韻も長く、後口はナッティー。非の打ち所ないですね。

◇2006 Bodega Catena Zapata CH Catena Alta Adrianna Vineyard Mendoza Argentina
第一印象はイタリアの白。樽香にアプリコット、黄桃の香り。味わい濃厚。

◇1997 Leeuwin Estate CH Art Series Margaret River Australia
色合いは褐色。酸化かと訝ったが味は健全。熟したリンゴ、ハチミツの香り。


20090718 WINES2.jpg
個人的な嗜好ではコルトン・シャルルマーニュとコングスガード。
コルトン・シャルルマーニュは冷淡な印象ながらも凝縮感があり陶然とさせてくれる。
コングスガードは熟した果実、リンゴにミネラルがあり余韻が長く美味いと思わせる。

20090718 MONTRACHET.jpg
将来性を感じたのはモンラッシェ。余韻の長さとアフターの栗は比類なし。

最初に参加者22名に新世界が好きか旧世界が好きかでアンケートを実施。
新が9、旧が13。上記すべて飲んだ後も意見を変える人はいませんでした。


会の後は吉例の飲み会に突入。カレーライスを食しながら余韻を楽しみつつ閉会に。

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◆2003 Mapreco DOC Dao Portugal
★N/V Le Grotte Lambrusco Rosso Dolce Reggiano Italy
☆1996 Champagne Brut Duval Leroy
◇2007 Rochioli SB RRV
◆2006 Kutch PN RRV

July 18, 2009

2009/7/17

20090718 KUTCH PN RRV 2006.jpg
◆2006 Kutch PN Russian River Valley
2008/10に日本に持ち帰って飲んだクッチ。当時はジャミーなカリピノとの印象。
裏ラベルによれば30%Whole Clusterで畑は60%Kanzler、40%La Jons。畑はこちら
濃いめのルビー色に赤黒ベリー、ブルーベリー、スパイスの香り。ジャミーさはない。
口に含むとなめらかな果実味が流れるように舌先で溶ける。妖艶なタッチ。意外。
前回飲んだ時との落差が激しいがこれなら最近のWinebid落札価格上昇も納得。
Jamie Kutchは30代半ば。元々はウォール街のトレーダー。なんとDVDも販売中。
購入価格$45.00(2008/7)。Winebid。