メイン

August 02, 2009

2009/8/1-WINE会@のみ山-

日本への一時帰国を利用してカリピノ会メンバー中心にワイン会を開催。
昼14時から開催というスケジュールにも拘わらずご参集いただき感謝。

20090801 WINES.jpg

20090801 WINES2.jpg


◇2006 Domaine Serene Coeur Blanc Willamette Valley Oregon (Blind)
最初の白はブラインドにて供出。2000年ぐらいのカリフォルニアのシャルドネと推測。
正解はオレゴンしかもPNから造った稀少な白ということで。そりゃわかりませんわ。

☆N/V Champagne Blanc de Blancs Barons de Rothschild
Mouton、Lafite、 Clarkeの3つのワイナリーが協力して2009/6にデビュー
洋梨、リンゴの香りで後口に若干の苦味。軽い仕上がりで夏向きのBdB。

◇1998 Georg Breuer Rudesheim Berg Schlossberg Rieslig QbA Rheingau
1880年創業。当時はベルンハルト、現在はハインリッヒ・ブロイヤーが当主。
はっきりしたペトロール香。切れのある酸、熟した洋梨の味わいが良好。

◇2006 Peter Michael SB L'Apres Midi Sonoma
「午後」という名のSB。1995年植樹でクローンはPreston70%、Sauvignon Musque30%。
草木の香りはせず洋梨、パッションフルーツの香り。果実味が相変わらず美味い。

◆2007 Lewman PN Nicolas Cuvee Willamette Valley Oregon
1992年から葡萄栽培、2002年からワイン醸造を始めたルーマン。奥様は日本人。
ワイン仲間のミヤパパ訪問記あり。再訪もされたようです。
果実味はさほど立たず酸がありまだ堅い印象。Pommardクローンだそうです。

◆2005 Arista PN Russian River Valley
Kendall Jacksonで働いていた人が2002年に興したアリスタ。ワインメーカーも同窓。
赤ベリー系、スパイスふんだんでタンニンも感じる。しっかりした造りで好評でした。

◆2004 Kongsgaard Syrah Napa Valley
最近、シャルドネを飲んだコングスガード。シラーはHudson畑、軽鬆土壌より。
シルキーで滑らかな口当たり。上品な果実。シャルドネ風造りのシラー?

◆2005 Araujo Syrah Eisele Vineyard Napa Valley
カルトワイン会でカベルネを飲んだアラウホ。Syrah96%にViognierが4%入っている。
黒ベリーとチョコレートの香りに凝縮感ある味わい。後口もかなり伸びる。美味い。

◆2005 Qupe Syrah Alisos Vineyard Santa Barbara
Au Bon ClimatのJim Clendenenと醸造設備をともにするキュペ。シラーは1991年植樹。
色も濃くスパイス、タンニンも旺盛な力強い男性的なシラー。アタック強し。

◆2004 Cline Mourvedre Contra Costa County
麻布十番日進で試飲して買ったクライン。以前、シャープのCMに登場しましたね。
珍しくムールヴェードル100%。プラムの香りで味わいはちょっと甘過ぎ。

◆2005 Roar PN Garys' Vineyard Santa Lucia Highlands
Garys'畑のひとりGary Franscioni運営のロアー。醸造担当はEd Kurtzman。
黒ベリー系果実の香りでいつもは濃厚な印象だがこれはバランスのよい味わい。

◆2007 Izutsu Merlot Tarujyuku Nagano Japan
田中康夫氏が推進したNagano Appellation Controlの井筒ワイン
ブラインドで薄いなと感じたが所謂癒される味わい。抑制果実と味噌風樽香。

◇2007 Honig SB Napa Valley
TV東京のポチたまで紹介されたこともある(らしい)ホーニッグ
パッションフルーツ、グレープフルーツ、シトラスの香り。最後の〆で飲みやすい。

July 20, 2009

2009/7/18-WINE会@NYC-⑨

月イチ定例のワイン会。今回のお題は「シャルドネ」。世界一周シャルドネの旅でした。
シャルドネは最も有名な白ワインの葡萄品種だと思うがそんなに香りやアクは強くない。
主宰の資料にはいつも巻頭の言葉があるが今回は「無であり、没個性である」品種と。
言い得て妙ですね。テロワールをこれほど素直に表す品種もないんじゃないかと思う。

20090718 WINES.jpg

◇1998 Gaja CH Rossj-Bass Piedmonte Italy
4代目アンジェロが運営するガヤ。ハチミツ、リンゴの香りに少し苦味。
ピュアで美味しい果実が特徴的。ステンレスタンクらしくクリーンな印象。

◇1988 Weingut Knoll CH Smaragd Loibner Wachau Austria
珍しいオーストリーのシャルドネ。果実味はあまりなくキノコのような香り。
やや下り坂の印象だが舌にねっとり感とほんのりとした甘さが残る。

◇1999 Chablis Grand Cru Les Clos Rene et Vincent Dauvissat Bourgogne France
ラヴノーと名声を二分するドーヴィサ。レモン、リンゴの香りに切れのよい酸。
流石のミネラル感。火打石。若干、舌先に樽由来の苦味が張り付く感触あり。

◇1999 Montrachet Grand Cru Bouchard Bourgogne France
「脱帽し跪いて飲むべし」の特級モンラッシェ。ブシャールの自社畑から醸造。
果実味よりもハチミツ。後口に続く栗のニュアンス、余韻の長さが秀逸。

◇1992 Corton Charlemagne Grand Cru Louis Latour Bourgogne France
1797年創業のネゴシアン、ルイ・ラトゥールの看板銘柄。これはドメーヌ物。
レモン、白い花に白トリュフの香り。酸もしっかり。すっと伸びる凝縮感がよい。

☆1998 Champagne Blanc de Blancs Grand Cru Avize Millesime Jacques Selosse
入手困難なジャック・セロスのミレジメ。オレンジマーマレード、ブリオッシュの香り。

◇2006 Vina Aquitania CH SoldeSol Maipo Valley Chile
ここからは新世界。新樽使いのようで熟したリンゴ、バニラの香り。味わいには苦味。

◇2006 Chateau Mercian CH Hokushin Nagano Japan
日本から持ち込んでもらったもの。塩、ミネラル感が強く、樽や味噌風の香り。還元的。

◇1993 Mount Eden Vineyards CH Estate Central Coast CA USA
もうひとつのパリ事件として紹介された銘柄。樽由来のバニラにアプリコットの香り。

◇2005 Kongsgaard CH The Judge Napa Valley CA USA
カリフォルニアを代表するシャルドネ。レモン、リンゴ、ハチミツ、ミネラル。
複雑な香りに余韻も長く、後口はナッティー。非の打ち所ないですね。

◇2006 Bodega Catena Zapata CH Catena Alta Adrianna Vineyard Mendoza Argentina
第一印象はイタリアの白。樽香にアプリコット、黄桃の香り。味わい濃厚。

◇1997 Leeuwin Estate CH Art Series Margaret River Australia
色合いは褐色。酸化かと訝ったが味は健全。熟したリンゴ、ハチミツの香り。


20090718 WINES2.jpg
個人的な嗜好ではコルトン・シャルルマーニュとコングスガード。
コルトン・シャルルマーニュは冷淡な印象ながらも凝縮感があり陶然とさせてくれる。
コングスガードは熟した果実、リンゴにミネラルがあり余韻が長く美味いと思わせる。

20090718 MONTRACHET.jpg
将来性を感じたのはモンラッシェ。余韻の長さとアフターの栗は比類なし。

最初に参加者22名に新世界が好きか旧世界が好きかでアンケートを実施。
新が9、旧が13。上記すべて飲んだ後も意見を変える人はいませんでした。


会の後は吉例の飲み会に突入。カレーライスを食しながら余韻を楽しみつつ閉会に。

20090718 WINES3.jpg
◆2003 Mapreco DOC Dao Portugal
★N/V Le Grotte Lambrusco Rosso Dolce Reggiano Italy
☆1996 Champagne Brut Duval Leroy
◇2007 Rochioli SB RRV
◆2006 Kutch PN RRV

June 22, 2009

2009/6/20-WINE会@NYC-⑧

定例ワイン会の今回のテーマはロワール。実はあまり馴染みがない地域。
自然派ワインに関する説明も聞きながら試飲。頭の中が整理されました。

20090620 WINES.jpg

ワインの右にある(B)はBiologie、(BD)はBio-Dynamie。紛らわしいけど違います。

◇2000 Muscadet de Sevre et Maine Gorgeois Bregeon (B)
品種はミュスカデ。ペイ・ナント地区。シュールリー4年、瓶熟4年を経て出荷。
淡い色でレモン、シトラス、ミネラルの香り。酸はさほどないが旨味がある。

◇1996 Sancerre Blanc Cuvee Edmond Alphonse Mellot (B)
18代目と19代目のアルフォンス・メロ(皆この名前)が造るソーヴィニヨン・ブラン。
熟れた果実、ハチミツ、スパイスの香り。粘性高く伸びる後口が特徴的。
自己紹介とともに値段当てクイズを実施。回答は$34-$110。正答は$120。
 
◇2006 Pouilly de Fume Silex Didier Dagueneau (BD)
2008/9に亡くなったディディエ・ダグノー。ソーヴィニヨン・ブランの最高峰のひとつ。
まさに火打石。ミネラル感。雑味のない果実は奥に引っ込み出てこない。

◆2003 Sancerre Rouge Edmond Vatan (B)
2003年に一線を退き細々とワインを造る80歳エドモンド・バタンのPinot Noir。
薄い赤系果実でミネラル感強い。貝汁との声も。焦げた感じが舌に苦味を残す。

◆1989 Chinon Les Picasses Olga Raffault
オルガ・ラフォーが名声を築き孫とその夫が運営。トゥーレーヌ。品種カベルネフラン。
特有の青っぽさがあり、血、鉄分の香りも。果実味が若く上品な味わい。

◆1989 Bourgueil Busardieres Domaine de la Chevalerie
トゥーレーヌ地区。品種カベルネフラン。なんとブーレさん訪問済み。
黒ベリーでソバージュ。青臭さより獣臭。このヴィンテージに見えない若々しさ。

◆2004 Saumur Champigny Le Bourg Clos Rougeard (B)
1664年創業。現当主CharlieとNadiが1969年から運営するクロ・ルジャール
品種カベルネフラン。酸はあるもしなやかに伸びる果実と余韻。絹の喉越し。秀逸。

◇1989 Savennieres Clos de la Coulee de Serrant Nicholas Joly (BD)
フランス5大白ワイン(※)の一角。品種シュナン・ブラン。独立したAOCではない。
教祖ニコラ・ジョリーのインタビューは前編後編。音出注意。
杏、ハチミツ、硝煙、ミネラルの香り。酸が生き旨みが伸びる。ワインが若い。
(※)Chateau d'Yquem (シャトー・ディケム、Sauterne、Bordeaux)
   Grand Cru Montrachet (モンラッシェ、Bourgogne)
   Chateau Grillet (シャトー・グリエ、Condrieu、Rhone)
   Coulee-de-Serrant (クール・ド・セラン、Savennieres、Loire)
   Chateau Chalon (シャトー・シャロン、Jura)

◇1995 Vouvray Demi Sec Clos du Bourg Domaine Huet (BD)
1928年設立のドメーヌ・ユエ。1976年に現当主が引き継ぎ1990年に全畑BD移行。
シュナンブラン。半甘口。アプリコットに純粋な果実の甘さ。個性の強い癒し系。

◇2003 Bonnezeaux La Ferme de la Sansonniere (BD)
Mark Anjeli率いるサンソニエール。ソーテルヌから移住し1994年からビオディナミ。
品種シュナン・ブラン。リンゴ、アプリコット、ハチミツの香り。素直な甘口。

以下、ワイン会の後の〆のワイン。

20090620 WINES2.jpg

☆N/V Iranzo Fields Albero Sparkling Spain
グレープフルーツ、梨の香り。品種はマカベオとアイレン。1994年からオーガニック栽培。

◆2006 Chambolle Musigny Domaine G. Roumier
2004年を飲んだルーミエのAOC物。チェリーと酸。デキャンタしても硬い。まだまだ。

June 05, 2009

2009/6/3-チリワイン試飲会-

ワインイベントのメルマガにより第5回Wines of Chile Grand Tastingを知り直行。

20090603 wines of chile.jpg

午後1時~5時は業者対象、午後6時半~9時は一般愛好家向け試飲会。
アポなしでもまったく問題なく入場。しかし、入場料$50は高い ですね~。
全部回るのは無理だと察し、PN全部制覇、上級ライン極力試飲の方針にて。

以下、試飲ワイン計33本。金額はパンフレット記載のもの。斜字はお気に入り。

【白】
◇2007 Corpora Veranda CH Oda Bio Bio Valley $27.00
◇2008 Amayna SB San Antonio Valley, Leyda $21.00
◇2006 Amayna CH San Antonio Valley, Leyda $24.00
◇2008 Cartagena SB San Antonio Valley, Lo Abarca $16.00
◇2008 Cartagena Riesling San Antonio Valley, Lo Abarca $18.00
◇2008 Cartagena Gewurztraminer San Antonio Valley, Lo Abarca $18.00

【PN】
◆2008 Casas del Bosque Gran Reserva PN Casablanca Valley $15.99
◆2008 Cono Sur Vision PN Colchagua Valley $15.00
◆2007 Cono Sur 20 Barrels Limited Edition PN Casablanca Valley $25.00
◆2008 Corpora Agustinos PN Gran Reserva Bio Bio Valley $20.00
◆2007 Lauca Reserva PN Maule Valley $10.99
◆2007 Amayna PN San Antonio Valley, Leyda $32.00
◆2006 Cartagena PN San Antonio Valley, Lo Abarca $28.00
◆2008 Undurraga Aliwen PN Casablanca Valley $12.00
◆2007 Veramonte PN Reserva Casablanca Valley $16.00
◆2008 Viu Manent Secreto PN Casablanca Valley $17.00 (PN85%)
◆2007 Castillo de Motina PN Casablanca Valley $11.99

【その他赤】
◆2006 Sena Aconcagua Valley $78.00 
◆2007 Cono Sur 20 Barrels Limited Edition CS (机の下から出したもらったもの)
◆2006 Errazuriz Don Maximiano Founder's Reserve Aconcagua Valley $90.00
◆2007 Lapostolle Cuvee Alexandre Carmenere Colchagua Valley $34.00 
◆2007 Lapostelle Cuvee Alecandre CS Colchagua, Apalta Vineyards $24.00
◆2006 Neyen Syrah Colchagua Valley, Apalta $37.00
◆2005 Neyen Espiritu de Apalta Colchagua Valley, Apalta $65.00
◆2007 Penaloen CS Maipo Valley, Upper Maipo $21.00
◆2004 Domus Aurea CS Maipo Valley $48.00
◆2005 Domus Aurea CS Maipo Valley $48.00 
◆2007 Amayna Syrah San Antonio Valley, Leyda $30.00
◆2006 Veramonte Primus Colchagua Valley $20.00
◆2007 Viu Manent Single Vineyard Malbec El Olivar Colchagua Valley $25.00
◆2005 Carmen Gold Reserve Maipo Valley $65.00
◆2006 Los Vascos Reserve CS Colchagua Valley $19.99
◆2006 Los Vascos Le Dix de Los Vascos Colchagua Valley $43.99

【まとめ】
・PNは赤系果実主体でスーっと流れるものが多い。少し複雑な味わいを感じるものも散見。
・白はSBが一番よいのでは?CHは樽が効き、他は妙な甘さですべてコナンドラムかと思った。
・総じて上級ラインはボルドー右岸に似ていてエレガントな印象。
・上級でも野性味のあるものはタンニンが堅くて今は飲めたもんじゃない。
・ワイナリーでは樹齢の高さを誇る傾向がある。
・日本で見かけるワイナリーはさすがによくできている。

20090603 amayna.jpg

20090603 cartagena by casa marin.jpg

20090603 cono sur.jpg

20090603 corpora.jpg

20090603 domus aurea.jpg

20090603 los vascos.jpg

20090603 neyen.jpg

20090603 sena.jpg

20090603 viu manent.jpg

June 01, 2009

2009/5/29-お祝いWINE会-

ご成婚されるカップルとワイン会主宰の飲食業引退を祝してオフワイン会を開催。
8名+遅れて1名参加で11.5本。併せてシャンパンとのマリアージュ実験を敢行。

20090529 WINES.jpg

☆2005 Iron Horse Sparkling Brut Wedding Cuvee Sonoma
2006/122007/5にも試飲。祝賀にふさわしい泡。
きりっとした口当たり。次のシャンパン・モエと比べると泡の粗さ、フレッシュさが異なる。

☆N/V Moet Chandon Champagne Brut Imperial
研究課題としてシャンパンと食べ物のマリアージュを実験。まあ、一種の余興ですね。
・イチゴ・・・Pretty Womanマリアージュ。米国苺は甘さが少ないのですんなり合うような。  
・チーズ(Morbier、セミハード青カビ入り)・・・合わせるとカカオ、チョコレートの香り、味わい。
・チーズ(Brie)・・・そのままナチュラルなミネラル感。 すんなり入ります。
・キャビア・・・後口に生臭さが残る。塩気が強調される。合わないと思います。
・海老煎餅・・・海老煎餅そのものの味が勝ってしまう。 これも合わないですね。

20090529 strawberry.jpg 20090529 cheese.jpg

20090529 caviar.jpg 20090529 rice cracker.jpg


その他、参加者の持ち寄りも含めて以下のワインを。デキャンティングは勿論主宰。

★N/V Cleto Chiarli Lambrusco Pruno Nero Emiia-Romagna
◆1986 Clos de Vougeot Mongeard Mugneret Bourgogne
◆1994 Ch. Leoville-Las Cases Saint-Julien Bordeaux
◇2001 Trinbach Riesling Cuvee Frederic Emile Alsace
◇2006 Pierre Frick Gewurztraminer Alsace
◇2007 Dr. Konstantin Frank Riesling Finger Lakes NY
◆1997 Grands-Echezeaux Francois Lamarche Bourgogne
◆2007 Casal Novo Mencia Valdeorras Spain
◇1998 Ch. Rieusse Sauternes (Half)
◆2001 Benjamin Silver Cabernet Franc El Ojo Rojo Cuvee Uno Santa Barbara

1986年クロ・ヴージョはうまく熟成しており、薄旨感に鉄分、血の香りとの声も。
1994年ラスカーズもいい状態でシルキーな口当たりだが酸やタンニンを強く感じる。
2001年ベンジャミンのワインはなかなか好評でした。時間があればさらに絹様。


料理も持ち寄りと言うかその場で調理。出張シェフが入れ替わり立ち替わりという感じ。

20090529 lamb.jpg
ラム。からしとか柚子なんとかをつけていただきます。

20090529 lamb2.jpg
ラム。こちらは生姜、カレー味だったかな?

20090529 zuwaigani.jpg
ズワイガニの炊き込みご飯。う~。うまい。

20090529 curry.jpg
カレーもあるでよ。ソーテルヌに合わせて。絶品です。


April 24, 2009

2009/4/23-「3+1」ワイン会@HAK-

20090423 WINES.jpg

私の転勤後に始まったらしい3人ワイン会に無理やり(?)参加。
で、「3+1会」。場所は昨年10月の一時帰国時にもお伺いしたHAK@赤坂

◇2007 Spy Valley SB Marlborough NZ
参加者の皆さんを少しお待たせしてしまったら先に始めてました(当然)。
ニュージランドはマールボロのスパイバレーのSB。
1993年設立で畑はJohnson Estate、ワイナリーは2000年よりこの名前との由。

◆2007 Rivers-Marie PN Sonoma Coast
馴染みのないリバーズ・マリー。日本登場前なのにこんなことをする人の持ち込み。
アルコール14.2%と高め。Occidental Ridgeの667、Summaの若木、Willow Creekより。
チャーミングな果実と酸に予想外の甘さ。旨味成分が出てくるとさらによいかも。

◆2007 Coterie Cellars PN Saralee's Vineyard RRV
こちらも馴染みのないコトリー。Rivers-Marieの小鳥マークがより合います。
持ち込みはこの方。初めて聞くワイナリーでした。
綺麗な酸と抑制された果実味。広がりはないですがこれは後世評判になるのでは?

◆2003 Kosta Browne PN 4-Barrel RRV
Mailing Listでないと買いにくいがこれはWinebid。4-Barrelは年によって畑が異なるようですね。
赤黒ベリー主体の香りで後口が伸びる。Kanzler、Cohn、Amber Ridge、Koplen混醸

参加させていただき、ありがとうございました。次回は4人会に格上げかな?

April 20, 2009

2009/4/18-一時帰国ワイン会-

一時帰国時に成田到着後、「のみ山」で行われたカリピノワイン会に直行。
ワインを持ち寄り、参加者9名(店ごと参加のくるくんさん含め10名)で12本。

20090418 WINES.jpg

◇2007 Beau Paysage CH Tsugane Japan ★★★ (お店から購入、Blind)
ボー・ペイサージュワイン会開催の報を受け、取り置きをお願いしたもの。
★の意味は夫々自然な醗酵、酸化防止剤の不使用、無補糖だそうです。
薄めの黄色でピュアなCH。ストンと落ちるのが気になるがまとまってます。

☆1998 Vilmart Champagne Cuvee Creation
焦がしたトーストの香りが香ばしい熟成シャンパン。沢庵の燻製と合いそう。

◇2007 Maranges CH Domaine Chevrot
日本人女将Kaoriさんのいるシュブロ。マランジュ村にあります。
レモン、りんごと酸、ミネラルのあるブルゴーニュらしいシャルドネ。深みはない。

◇1988 Kistler CH Dutton Ranch Russian River Valley
米国より持ち帰ったもの其の一。キスラー白は熟成するのか?の検証。
結果:きれいに熟成してました!ハチミツ、モカ、きのこの香り。味わいやわらか。
ダットンはもともとはリンゴ畑だったそうで。キスラーは1979年から造っている?
因みにこれはWinebidで$25.00で落札しました。超お買い得。大当たり。

◆1994 Williams Selyem PN River Block Vineyard Russian River Valley
◆2006 Williams Selyem PN Rochioli River Block Vineyard Russian River Valley
1994年持参の旨を伝えたところ、takuyaさんが同銘柄同畑のVT違いをご提供(感謝)。
色合いは当然違うが1994年は果実味を抑えて酸も強く、よりブルゴーニュ的。
2006年は相対的に外向的で果実、ボリュームが表に出るワインでした。
造り手が変わったそうで。テロワールとワイン醸造技術について暫し沈思黙考。

◆2001 J. Rochiolli PN West Block Russian River Valley
ロキオリの中でも"J"がつく上級品。West Blockは1969年から続く区画との由。
赤ベリーの中に旨み成分が詰まった複雑みのある銘柄。この時にVT違いを飲んでました。

◆1991 Calera PN Central Coast
これもエッジが茶色で中心部にも熟成感。酸、タンニンもこなれて綺麗に熟成。

◆2005 Jonata PN La Poesia de Jonata Santa Rita Hills
Screaming Eagleのオーナーが持つHo-notta。ワイナリー紹介はこちら
サンタリタヒルズだけあって濃い系のピノ。濃厚な果実味が前面に。嗜好とは違うな。

◆1995 Pine Ridge CS Stags Leap District Napa
参加者ebikenさんが米国出張で入手したパインリッジ。CS75%、PV9%、Merlot8%、CF8%。
同銘柄がHPで紹介されています。中川ワインさん取り扱いかな。

◆1999 Great Wall Red Wine China
北京五輪公式ワイン。Foxy Flavorとの声が。確かに一種独特の香りあり。

飲み足りずに最後に割り勘でタコラベルのシラーを。
◆2005 Holus-Bolus Syrah Santa Ynez Valley


20090418 WINES2.jpg
キスラーとマランジュ。熟成の妙。

20090418 WINES3.jpg
ヴィンテージ違い飲み比べ。

20090418 foigras.jpg
お料理もおいしく。特にこのフォアグラ=苺。絶品。

April 12, 2009

2009/4/11-WINE会@NYC-⑦

定例のワイン会。今回のテーマはピエモンテとトスカーナ以外のイタリア。
また今回より拙宅が会場に。参加20名ということでグラスを30脚ほど新調。

20090411 WINES.jpg

◆2003 Peter Solva&Sohne Edizione (Lagrein) DOC Alto-Adige
かつてオーストリー領だったトレンティーノ=アルト・アディジェ。白で有名。
地葡萄のラグレインは赤ベリー主体で酸が強く野生っぽさのあるワイン。

◆2004 Foradori Granato (Teroldego) IGT Trentino
こちらも地葡萄テロルデゴ。ざくろという名の通りの甘酸っぱい香り。
凝縮した果実に酸が立ち、アルコール感と舌にざらざら感が残る。

◆2005 I Vigneri Vinupetra (Nerello, Mascalese etc) IGT Sicilia
お次はシチリア島。南伊のピノと呼ばれるネレッロ・マスカレーゼ種。
赤ベリー、チェリーの香り。火山、石灰質土壌からくるミネラル感も。

◆2000 Gulfi Nero Bufaleffi (Nero d'Avola) IGT Sicilia
シチリア島。地葡萄ネロ・ダヴォラ。エトナ火山周辺で栽培されるとの由。
赤黒ベリーの深い香りで果実のとろみやジューシーさがある。澱が凄い。

◆2001 Salvatore Molettieri Taurasi Riserva (Aglianico) DOCG Campania
カンパーニャ州の葡萄アリアニコから造るタウラージ。36?のDOCGのひとつ。
赤黒ベリーにハーブの香り高くタンニンはやや強め。余韻長く本日のイチオシ。

◆2004 Miani Calvari (Refosco) DOC Friuri-Venezia-Giulia
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のレフォスコ種。超高級ワイン、ミアーニ。
カシス、ハーブの香りで落ち着いた果実味。複雑な味わいだが余韻がさほど。

◆2003 Rivera Puer Apuliae (Uva di Troia) DOC Puglia
プーリア州の葡萄ウヴァ・ディ・トロイア。ギリシャ由来で補助品種の役割多し。
これは100%だがあまり果実の香りが立たずタンニンを強く感じる。熱劣化?

◆2000 Arnaldo Caprai Sagrantino di Montefalco "25 Anni" (Sagrantino) DOCG Umbria
ウンブリア州DOCGサグランティーノ・ディ・モンテファレスコ。葡萄はDOCG名の中。
赤ベリーの香りにシラーかと思うようなスパイス香。落ち着いた果実。現代風。

◆2003 Moschioni Pignolo (Pignolo) DOC Friuli-Venezia-Giulia
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のピニョーロ種。絶滅寸前だった希少品種。
ねっとり甘み系でジャミーの中にも抑えた果実味が心地よい。凝縮感あり。

◆2003 Dettori Tenores (Cannonau) IGT Sardegna
サルデーニャ州の地葡萄カンノナウ。グルナッシュと同品種。ひとこと甘い。
赤ベリー系の甘さで干し葡萄かと思わせる。赤いフィーノとの声も。

◆2003 Latium Morini Amarone della Valpolicella "Campo Leon" (Corvina etc) DOC Veneto
ヴェネト州のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ。甘い赤系果実。

20090411 decantage2.jpg
「神の雫」ばりのデキャンティングをする主宰。

20090411 chicken.jpg
ご持参いただいたチキンとサフランライス。おいしいです。

20090411 pasta.jpg
こちらも持ち込み料理のパスタ。うまいですね。


この後はワイン居酒屋状態。挨拶がわりに所蔵ワインを少しばかり放出。
やや奇を衒ったところでブラインドをしかけたが、ヴィオニエはほぼ正解。
惜しむらくは状態の悪いワイン続出で、ホストとしては残念無念な結果に。

20090411 WINES2.jpg

◆2005 Sula Vineyard Shiraz Dindori Reserve Shiraz India (いただき物)

◆2004 Chambolle-Musigny Georges Roumier
やはり2004年は青臭さが残ります。避けた方がよいかも。

◆1996 Echezeaux Rene Engel ※ブショネ

◆2006 旭洋酒 Soleil PN Yamanashi Japan ※ブラインド
ゆるゆると飲めますがやはり果実は薄い。料理と一緒がいいですね。

◇2006 Whetstone Viognier Catie's Corner Russian River Valley ※ブラインド
昨年のソノマ旅行でお世話になった方のお勧め。花や濃いめのライチの香り。

◇1997 Batard-Montrachet VV Vincent & Francois Jouard ※熱劣化と思われる酸化

◆2005 Peju CS Napa Valley
まっとうなカリカベ。デキャンタのまま翌日飲んだら滑らかで絶品でした。癖になりそう。

April 06, 2009

2009/4/4-WINE会予行演習-

定例ワイン会の会場提供者が帰国することになり、次回から拙宅が会場となることに。
要領を覚えるため有志を集めてワイン会を開催。併せて主宰と会場提供者を慰労。

20090404 WINES.jpg

20090404 WINES2.jpg

20090404 WINES3.jpg

◇2005 Nicolas Joly Savennieres Les Clos Sacres Loire
☆N/V Champagne Brut Reserve Grand Cru Francois Hemart Henri Giraud
★N/V Champagne Brut Rose Grand Cru Egly Ouriet
◇2006 Didier Dagueneau Pouilly-Fume Pur Sang Loire
◆2007 Felton Road PN Central Otago New Zealand
◆2001 Kistler PN Kistler Vineyard Russian River Valley
◆2001 Barolo Cannubi Boschis Luciano Sandrone
◇1999 Montrachet Remoissenet Pere et Fils
◆2005 Vinho Tinto Egoista Alentejo Portugal
◇2001 Bienvenue-Batard-Montrachet Paul Pernot
◇2003 Marcassin CH Marcassin Vineyard Sonoma Coast
◇2003 Meursault Coche Dury
□2005 Casa Larga Fiori Vidal Ice Wine Finger Lakes NY

9人で13本はきついが、参加者の盛り上がりもあり、満足な初ワイン会開催でした。
なお、今回はワイン会予行演習が主目的のため、テイスティングのメモもとらず。
覚えている範囲では、
■ニコラ・ジョリーとダグノーはやはり美味しい。果実本来の味がよく出ている。
■モンラッシェは余韻の長さが、ビアンヴィニュはミネラルと果実のバランスが最高。
■マーカッサンがブショネで途中断念。サランラップ対処法も試したが少し回復程度。
■キスラーはブラインドで供したがカリピノと即座に看破。フェルトンロードとも相違。
■主宰持ち込みの「神の雫」第六の使途バローロは弥勒菩薩半跏思惟像の味わい。

20090404 sushi.jpg
参加者の手料理。しゃけの寿司。

20090404 lasagna.jpg
同じくラビオリ。

20090404 chicken cream.jpg
チキンのクリームソ-ス。帰国者奥様の手になるもの。

March 22, 2009

2009/3/21-WINE会@NYC-⑥

定例ワイン会場提供者の日本帰国を惜しみつつワイン会。今日のワインは凄い。
ドーヴネ、シュバル・ブラン、オーゾンヌ。そしてアンリ・ジャイエの90エシェゾー。

20090321 WINES.jpg

20090321 WINES2.jpg

☆N/V Andre Clouet Champagne Brut Nature
ブージー村のレコルタン・マニュピュラン。ピノ・ノワールが得意らしい。

◇1991 Meursault Les Narvaux Domaine d'Auvenay
主宰がブルゴーニュ1の白と言うドーヴネ。ルロワさんの個人ドメーヌ。
キノコ、胡麻の香り。白トリュフという声も。清らか。分厚いムルソーではない。

◇1998 Puligny Montrachet 1er Cru Folatieres Domaine d'Auvenay
同じくドーヴネ。フォラティエールは好きな畑。リンゴ、ハチミツ、栗のニュアンス。
ミネラル感があり熟した果実がよく伸び凝縮感もある。不良作年1998とは思えず。

◆1998 Savigny les Beaune 1er Cru les Narbantons Domaine Leroy
こちらは高島屋も所有するドメーヌルロワ。赤ベリー、チェリーなどピュアな果実主体。
酸も感じられるが雑味のない果実とのバランス良好。除梗なしという感じがしない。

◆2002 Benjamin Romeo Contador Rioja
主役の求めに応じて供出。以前のスペイン会で人気だった銘柄をWinebidで落札。
赤黒ベリー、プラムの香り。スパイシー。上品だが最後に粗さが残るとの声も。

◆1990 Echezeaux Henri Jayer
まさに一期一会。こいつに出会えるとは。。。アンリ・ジャイエは2006年没。
獣、腐葉土、小梅の香り。存在感はあまりないがテクスチャが複雑に出没。
主宰曰く、これがジャイエ節。わからん。飲むのは2回目だし(最初はブル魂)。

◆2001 Chateau Cheval Blanc
某インポーターの方が白馬の王子様と崇めるワイン。砂利の土壌からの産物。
黒ベリー系でシルキーなタンニン。滑らかでクールな印象。ケンタとは合わない。

◆1976 Chateau Ausone
若い色調。杉、土、キノコの香り主体。タンニンはベルベッティーで上品。
香りが引き立つタイプじゃないが抑制美あり。Petrusの息子醸造との由。

◆1994 St. Francis Zinfandel Pagani Sonoma
雰囲気は普通の飲み会状態。カリフォルニア・ジンの真骨頂(異論出そう)。
黒ベリー、プラム、プルーンの香り。粗野にあらず品なり。いいね。熟成も。

◆2000 Raphael Merlot First Label Long Island, NY
NY州なら赤はメルロー。特にここはポール・ポンタリエが醸造コンサル。
赤黒ベリー、やや薄い果実味が歯茎に残る。無理せずクールな印象。

◆2006 David Hill PN Black Jack Willamette Valley
オレゴンのデヴィッド・ヒル。業界関係参加者の持ち込み。
黒ベリー、カシス。焦がした樽。ブロック21という1965年に植えられた区画から。

◇2004 NuBberg Alte Reben Austria
オーストリーのグリューナー・フェルトリーナ。洋梨の果実味が心地よく。
ニュスベルグはウィーンの街中にある畑だそうです。秀逸な白ですね。

◆2005 Grover Vineyards CS/Shiraz Handi Hills India
1970年にKanwal Groverが創設したグローバー。バンガロールの北にある模様。
赤黒ベリー主体で果実味は抑制的。若干、青臭さが残るのは醸造方法か?

◇2004 Dry Creek Fume Blanc DCV3 Sonoma
1972年創業のドライ・クリーク。多種多様なワインを造ります。
フレッシュで草木系が香るソーヴィニオン・ブラン。果実の強さが特徴的。

20090321 JAYER.jpg
一期一会のアンリ・ジャイエ。

20090321 AUSONE.jpg
上品なオーゾンヌちゃん。

March 15, 2009

2009/3/14 -WINE会@NYC OFF会-

定例ワイン会の会場を提供してくれていたご夫妻の日本帰国が内定。
感謝の意を込めてワイン持ち寄りでOFF会を開催。折しもホワイトデー。

20090314 WINES.jpg

☆N/V Jerome Prevost la Closerie les Beguines Extra Brut
最初にジャック・セロスの弟子ジェローム・プレヴォーのエクストラ・ブリュットで乾杯。
ムニエらしい濃厚な味わいにもキリッとした爽快感。ヴィンテージは2006年との由。

◇2007 Puligny-Montrachet Paul Pernot
私の贔屓銘柄ポール・ペルノ。先日のショップ試飲で2007年ブルブラン試飲済み。
リンゴ、ミネラル主体の香り。少し低い温度から飲みたい。2007年ブル白は秀逸。

ここでワイン会主宰に対し、果敢にも挑戦的にブラインドテイスティングを強要。
ブルゴーニュ特級でもわかりにくいところを持参。入手価格は順に$30、$35、$55。

20090314 WINES2.jpg

◆1997 Chapelle-Chambertin Drouhin Laroze
エッジは熟成退色。枯葉、紅茶の香り。果実味はあまりない。
儚さのある香りで特級らしくなく、モレの1級という答えもむべなるかな。
ヴィンテージはドンピシャ。後になって花開き、さすがに特級の感。

◆1997 Latricierre-Chambertin Drouhin Laroze
赤黒ベリーで果実味ある香り。特級とわかる酒質で参加者にも好評。
酸はさほどないが、タンニンは感じ、舌先に凝縮感が残ります。
ジュヴレ村特級という読みは当たりましたがヴィンテージは違いました。

◆1997 Bonnes-Mares Drouhin Laroze
金持ちドメーヌ、ドルーアン・ラローズの中でも秀逸と言われるボンヌ・マール。
イチゴ、赤ベリー系の香りに酸、ミネラルが旺盛。グラマラス、豊満との声も。
さすがに酒質の格が違っており、まだまだ飲み頃には早いという印象。
これはマジ・シャンベルタンとの回答でしたが、確かにジュヴレのボディ感。

◆2006 Moric Blau Frankisch Burgenland
聞いたこともないオーストリアの赤はブラウフレンキッシュという土着品種。
野性的なブルーベリー基調の香りでカベルネ・フランのような青さ。美味い。

◆2003 Attilio Contini 'Inu Riserva Cannonau di Sardegna
イヌという銘柄名にジャケ買いしそう。カンノナウはグルナッシュのイタリア版。
アルコール感高く、赤ベリー、プラム、カカオの香り。サルディーニャ島産。

◇2004 Clos des Camuzeilles Muscat de Rivesaltes
南仏ルーションはリヴザルトのミュスカ甘口。手作りティラミスとマリアージュ♪

いつもワイン会場を提供いただき感謝感謝。役割は私が引き継ぐことになりました。

March 01, 2009

2009/2/28-WINE会@NYC-⑤

今回のテーマはローヌ。最近はあまり飲まない地域です(私には濃すぎるかも)。
今回でシラーの冷たさ、グルナッシュの外向的な性格がつかめたような気がする。
試飲は南ローヌ赤から始めて白に移り、北ローヌの赤で締める考えられた段取り。

20090228 WINES.jpg

20090228 WINES2.jpg

☆N/V Egly Ouriet Champagne Brut Tradition Grand Cru
私の差し入れ。毎回、チョコレート持参なのだが今回は買う時間なし。
ハチミツ、リンゴ、ブリオッシュの濃厚な香り。評判よくて安堵。

◆2000 Rasteau VV Tardieu Laurent
ミッシェル・タルデューとドミニク・ローランが共同経営するネゴシアン。
ラストーはコート・デュ・ローヌの村名格。プラム系で甘い感じがする。

◆2003 Vacqueyras VV Tardieu Laurent
ヴァケイラスは南ローヌの単独AOC。黒ベリー、インキー、スモーキー。
グルナッシュのほかにシラーが入っているためか冷やかな印象あり。

◆2003 Gigondas "Prestige des Hautes Garriques" Domaine Santa Duc
南ローヌのAOC。ワイン通はジゴンダスでなくジゴンダと発音すること(嘘)。
グルナッシュ80%以上が決まりでココア、ザラメ、肉革の香り。凝縮感。

◆1998 Chateauneuf-du-Pape "Reserve des Celestins" Henri Bonneau
教皇様ヌフパプの中でも教祖的存在のアンリー・ボノー。アンリは皆偉大。
赤ベリー系中心だがエレガントな佇まいで余韻も長く肌理が細かい。
さすがにバランス感よく中心にあるコクも絶妙。フィネスを感じますね。

◇1996 Chateauneuf-du-Pape Blanc Rousanne VV Chateau Beaucastel
ルーサンヌ100%。白い花に熟れた果実。ハチミツ大根の香り。酸に乏しい。
中心線がぼやけたような印象で参加者には不評を託つ。VVらしさはある。

◇1999 Hermitage Blanc Jean-Louis Chave
北ローヌの白。(マル80%、ルー20%)サンヌ。これもハチミツ、白い花、
中心線は甘いが果実味はピュアで素敵。酸が少ないのに熟成する?

◇2001 Chateau Grillet
言わずと知れたグリエです。白い花、キノコ、根菜系の香り。色は薄め。
果実味はストレートに出るしタンニンも感じる。異質な体験だが結構好み。

◆2000 Cornas VV Tardieu Laurent
シラーのみのコルナス。木質系、鉄分、インクの香り。冷淡な印象。
不要な部分を切り取ったような切れ味だが余韻まで切り取ったか?

◆2006 Crozes Hermitage Domaine des Lises
エルミタージュを囲むような地域。シラー85%以上。後はサンヌ兄弟。
赤ベリー、チェリーの香りで南仏を彷彿とさせるが印象は冷たい。
スペインのイエクラにも近い味ではないかと個人的には思う。

◆1998 Hermitage "Le Greal" Marc Sorrel
「エレガーンス!」のエルミタージュ。シラー主体の黒ベリー系。
どことなく醤油っぽく酸も強い。バランス感や舌への凝縮感さすが。

◆1996 Cote-Rotie "La Mordoree" Chapoutier
ここまで来るともうこれ以上飲めない人も出て急遽繰り上げ出動。
シラー100%のモルドレ。黒ベリー、干しブドウのような香り。上品。
繊細な感じのするワインで円やかすぎる感触が口中に広がります。

◆2003 Saint-Joseph "Les Serines" Yves Cuilleron
サン・ジョセフはシラー90%以上。黒赤ベリー系の熟れた果実。
余韻はさほどなくすっきりと飲める(これ単独で飲むと十分濃い)。

20090228 cdp bonneau.jpg
またどこかでお会いしたいアンリ・ボノー。

20090228 hermitage sorrel.jpg
エルミタージュも双璧。

20090228 cote rotie mordoree.jpg
モルドレもよいね。

January 26, 2009

2009/1/24 -WINE会@NYC-④

定例のワイン会。本日のテーマはブルゴーニュのコート・ド・ボーヌ。
北のニュイに対して南のボーヌということで果実味中心の味わい。

20090124 WINES.jpg
※一部ボトルは撮影時には既になく写せず。

◆1997 Auxey Duresses 1er Cru Les Ecusseaux Robert Ampeau
 アンポーは古酒で有名。ぷるんとした赤系果実、鉄の香り。酸は中庸。
 香りは梅干しの紫蘇との表現も。舌にピリピリ感が残り味わいはあまり。。。
◆2000 Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos de la Boudriotte Ramonet
 薄いルビー色にチェリー、赤い花、小梅の香り。可愛らしい香りに反し酸強し。
 白の生産者の造るピノは香りが素晴らしいが体躯は繊細というイメージあり。
◆1993 Clos Vougeot Chopin Groffier (ニュイなのに特別参加)
 1996年に引退したショパン・グロフィエ。アンリ・ジャイエの後継者との由。
 熟れた赤ベリー、梅、革、スーボワの香り。酸残る。凝縮感があり旨い。
◆1993 Monthelie 1er Cru Les Duresses Comtes Lafon
 濃いルビー色で赤ベリーのコンフィ、リキュールの香り。酸はほどほど。
 甘やかさのある赤系果実の味わいでタプナードとナイスマリアージュ。
◆1996 Volnay 1er Cru Clos des Ducs Marquis d'Angerville
 モノポール。若々しく赤い果実味全開。凝縮感が舌にぎゅっと残る感触。
◆1990 Pommard 1er Cru Les Rugiens Michel Gaunoux
 熟成色で赤系果実のコンフィ、カシスの香り。甘さを感じる。滑らか円やか。
◆1990 Santenay 1er Cru Les Gravieres Pousse d'Or
 ジューシーで滑らか。チェリー、濃い目の紅茶の香り。澱が多い。
◆1988 Beaune 1er Cru Clos des Ursules Louis Jadot
 肉付きのよい赤系果実の香り。酸、タンニンは滑らか。余韻はさほど。
◆1998 Savigny les Beaune 1er Cru Les Narbantons Domaine Leroy
 赤い花、革、ナツメグの香り。ビオ的な果実の香り。バランスよし。
 凝縮感があり、鼻から広がる香り。これがルロワ節なんですかね。
◆1998 Volnay 1er Cru Santenots-du-Milieu Domaine Leroy
 チェリーにプラムの香り。ふくよかな果実の裏に静かなトーンの味わい。
 酸を少し強く感じる。唾液を出させる味わいというか。美味いです。
◆1998 Corton Renardes Domaine Leroy
 繊細、静謐なミネラル感あるワイン。酸が強くまだまだ熟成待ちかな。
◆2005 Domaine Serene PN Evenstad Willamette Valley Oregon (差し入れ)
◇1999 Cascade d'Or Sauterne (差し入れ)

南とはいえVolnayには静謐さを感じ、Beaune近辺にはふくよかな果実味を感じる。
あまり好んで飲まないボーヌの赤ですが、コスパは頗るよいですね。

20090124 CHOPIN GROFFIER.jpg
ショパン・グロフィエ。もう出会うことはないかも。

20090124 LEROY CORTON.jpg
ドメーヌルロワのコルトン。ポテンシャル高し。

January 12, 2009

2009/1/10 -WINE会@NYC 新年会-

定例ワイン会でお世話になっている主宰の慰労会兼新年会を開催。
ワインと食事は持ち寄りとのことで、日本酒とブルゴーニュ白を持参。

20090110 WINES1.jpg

□米のささやき 大吟醸 (兵庫)
□白牡丹 大吟醸 (広島)
◇2007 Sancerre Cuvee Buster Louis/Dressner
◆2006 Chassagne-Montrachet 1er Cru Clos-Saint-Jean Michel Niellon
◆2007 Dolcette di Dogliani Luigi Einaudi
◇2005 Puligny-Montrachet Etienne Sauzet
◇1997 Meursault 1er Cru Goutte d'Or Comtes Lafon
◆1999 Chateau Musar

日本酒はフルーティーな「米のささやき」と辛口の「白牡丹」が対照的。
ニーヨンのシャサーニュ・モンラッシェ赤は初体験。チェリー香が愛らしい。
ソゼのピュリニーはリンゴ、白桃、樽からのバニラの香り。ミネラルも上品。
ラフォンはハチミツやトロピカルな果実香。凝縮感がありアフターも伸びる。
ミュザールはレバノンのワイン。CS、カリニャン、サンソー。スパイシー。

20090110 WINES2.jpg