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2009/4/11-WINE会@NYC-⑦

定例のワイン会。今回のテーマはピエモンテとトスカーナ以外のイタリア。
また今回より拙宅が会場に。参加20名ということでグラスを30脚ほど新調。

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◆2003 Peter Solva&Sohne Edizione (Lagrein) DOC Alto-Adige
かつてオーストリー領だったトレンティーノ=アルト・アディジェ。白で有名。
地葡萄のラグレインは赤ベリー主体で酸が強く野生っぽさのあるワイン。

◆2004 Foradori Granato (Teroldego) IGT Trentino
こちらも地葡萄テロルデゴ。ざくろという名の通りの甘酸っぱい香り。
凝縮した果実に酸が立ち、アルコール感と舌にざらざら感が残る。

◆2005 I Vigneri Vinupetra (Nerello, Mascalese etc) IGT Sicilia
お次はシチリア島。南伊のピノと呼ばれるネレッロ・マスカレーゼ種。
赤ベリー、チェリーの香り。火山、石灰質土壌からくるミネラル感も。

◆2000 Gulfi Nero Bufaleffi (Nero d'Avola) IGT Sicilia
シチリア島。地葡萄ネロ・ダヴォラ。エトナ火山周辺で栽培されるとの由。
赤黒ベリーの深い香りで果実のとろみやジューシーさがある。澱が凄い。

◆2001 Salvatore Molettieri Taurasi Riserva (Aglianico) DOCG Campania
カンパーニャ州の葡萄アリアニコから造るタウラージ。36?のDOCGのひとつ。
赤黒ベリーにハーブの香り高くタンニンはやや強め。余韻長く本日のイチオシ。

◆2004 Miani Calvari (Refosco) DOC Friuri-Venezia-Giulia
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のレフォスコ種。超高級ワイン、ミアーニ。
カシス、ハーブの香りで落ち着いた果実味。複雑な味わいだが余韻がさほど。

◆2003 Rivera Puer Apuliae (Uva di Troia) DOC Puglia
プーリア州の葡萄ウヴァ・ディ・トロイア。ギリシャ由来で補助品種の役割多し。
これは100%だがあまり果実の香りが立たずタンニンを強く感じる。熱劣化?

◆2000 Arnaldo Caprai Sagrantino di Montefalco "25 Anni" (Sagrantino) DOCG Umbria
ウンブリア州DOCGサグランティーノ・ディ・モンテファレスコ。葡萄はDOCG名の中。
赤ベリーの香りにシラーかと思うようなスパイス香。落ち着いた果実。現代風。

◆2003 Moschioni Pignolo (Pignolo) DOC Friuli-Venezia-Giulia
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のピニョーロ種。絶滅寸前だった希少品種。
ねっとり甘み系でジャミーの中にも抑えた果実味が心地よい。凝縮感あり。

◆2003 Dettori Tenores (Cannonau) IGT Sardegna
サルデーニャ州の地葡萄カンノナウ。グルナッシュと同品種。ひとこと甘い。
赤ベリー系の甘さで干し葡萄かと思わせる。赤いフィーノとの声も。

◆2003 Latium Morini Amarone della Valpolicella "Campo Leon" (Corvina etc) DOC Veneto
ヴェネト州のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ。甘い赤系果実。

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「神の雫」ばりのデキャンティングをする主宰。

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ご持参いただいたチキンとサフランライス。おいしいです。

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こちらも持ち込み料理のパスタ。うまいですね。


この後はワイン居酒屋状態。挨拶がわりに所蔵ワインを少しばかり放出。
やや奇を衒ったところでブラインドをしかけたが、ヴィオニエはほぼ正解。
惜しむらくは状態の悪いワイン続出で、ホストとしては残念無念な結果に。

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◆2005 Sula Vineyard Shiraz Dindori Reserve Shiraz India (いただき物)

◆2004 Chambolle-Musigny Georges Roumier
やはり2004年は青臭さが残ります。避けた方がよいかも。

◆1996 Echezeaux Rene Engel ※ブショネ

◆2006 旭洋酒 Soleil PN Yamanashi Japan ※ブラインド
ゆるゆると飲めますがやはり果実は薄い。料理と一緒がいいですね。

◇2006 Whetstone Viognier Catie's Corner Russian River Valley ※ブラインド
昨年のソノマ旅行でお世話になった方のお勧め。花や濃いめのライチの香り。

◇1997 Batard-Montrachet VV Vincent & Francois Jouard ※熱劣化と思われる酸化

◆2005 Peju CS Napa Valley
まっとうなカリカベ。デキャンタのまま翌日飲んだら滑らかで絶品でした。癖になりそう。

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