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先日「10ミニッツ・オールダー~人生のメビウス~」という映画を見てきました。これは10分の短編映画7本から成るオムニバスなのですが、各映画の監督があっと驚く巨匠ばかりなのです。

しかーし、長めのこってり映画が好きな私にとっては、10分は短すぎ。元々センスが欠如しているのか、淡々かつ10分では「よくわからんぞー」というのも多々ありっす。
ちなみにこの映画を作った巨匠7人はアキ・カウリスマキ、ビクトル・エリセ、ヴェルナー・ヘルツォーク、ジム・ジャームッシュ、ヴィム・ヴェンダース、スパイク・リー、チェン・カイコーでございます。どうです?豪華メンバーでそ??

ヘルツォークの作品はドキュメンタリー映画で、「そりゃ反則じゃないかい」って感じ。10分すら長かった・・・。スパイク・リーも2000年アメリカ大統領選挙のゴアvsブッシュネタで、ゴア陣営のインタビューばっか。「あの10分で形勢が逆転した」というのをいいたかったのはわかるけど、これも飽き飽き。
一番良かったのは、チェン・カイコーの作品。変わりゆく昔の街に対する思いを、シニカルかつコミカルに表現していたかと。次に良かったのは、ヴェンダースかな。エリセのは別格でよろし。さすがっ!て感じ。カウリスマキとジャームッシュの作品を結構好きな人が多いようですが、私にこの世界はわからん。単に理解力とセンスの不足?

最近は見たいものを絞って見ているので、あまり映画に関する失敗はないのですが、この映画に関してはいまイチという評価でございます。
ちなみにこの映画を上映していた映画館は、唯一金沢市中心部に残った「シネモンド」という映画館で、いわゆるミニシアターです。ここで来週から「Dogville」やるんだよね。見に行こうか行くまいか、悩むところです(^^;)

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