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一つの時代の終わり

指揮者のカルロス・クライバー氏が亡くなりました。享年74才。

90年代後半は全く活動が無かったものの、私がクラシックを聴きだした80年代半ば~は「猫も杓子もクライバー」だったような気がします。あ、私の周りだけかい?
初めて買ったオペラのCDはクライバー指揮の「こうもり」だったし、ベートーヴェンの交響曲第4番や第7番は未だに私にとってのベストです。最初に聴いたのがクライバー指揮のだったので、すりこみ状態なんだな、きっと。
彼の指揮を「ニューイヤーコンサート」で見たときは「なんと華麗な指揮なんだろう!」とほれぼれ。しかし演奏する側に立ってみると、合わせるのが難しそうなんですけどね(^^;)
そういう意味では、わたしゃ思いっきりミーハーでございます、はい。

それまでロック一筋だった私が、オペラ・交響曲etc.といったクラシック音楽を聴きだすきっかけとなった、彼の指揮。
彼の死により確実に私の中で、ある一つの時代が終わりました。
(ちなみに演奏するきっかけとなったのは、アシュケナージとポリーニのピアノ、それにラフマニノフのピアノ協奏曲第2番だと思う)

コメント

クライバー指揮のベートーヴェン交響曲第4番のCDを発見したので、通勤時に聴いています。クライバー指揮の4番を聴くのは、ほんとに久しぶり…数年ぶりかも。
これはほんとに「One and only」の演奏、一歩間違えればオケ崩壊です。第一楽章のAllegro assaiの後の第一主題で、ティンパニがうるさくないところが大好き。ライブ演奏のせいかもしれないけど。
他の人の指揮ってここのティンパニが大きいせいか、重たく感じるのよ。まぁティンパニ云々よりも、全体的(第一楽章のAdagio以外)にF1並みのスピードで突っ走っているからねぇ。

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