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2005年01月26日

秋山真之

毎日激忙なのですが、今日はダッシュで帰宅してTVを見ました。というのもNHK「その時歴史が動いた」のテーマが日本海海戦&連合艦隊参謀の秋山真之だったから。
この番組は第1回目も日本海海戦だったのよね。それ以来見ていなかったような気がしますが、やはりこのテーマは外せませんわ。

秋山真之って誰?というそこのあなた、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読むべし。途中中だるみ状態があるけど、非常に面白いです。マイ司馬遼太郎作品ランキングの第1位であり(ちなみに2位は「花神」、3位は「播磨灘物語」)、アメリカにも持って行って何度も読み返した本なのだ(^^)
また読みたくなってきたけど、ヒマがない…

2005年01月23日

ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲

来月は早々にオケの演奏会があります。前回の演奏会からわずか3ヵ月、それはちょっと早くないか?と思うのですが、仕方ない。
東京でやっていたときは室内管弦楽団だったのですが、今はフルオケ。おかげで?いろんなことを初体験しております。ワーグナーもその一つ。ワーグナーなんて人生において接点がないだろうな~と思っていた音楽の一つだったのでありました。

いや、クライバー指揮の「トリスタンとイゾルデ」は昔BSで見たし、有名どころの前奏曲and序曲は聴いているし…ですが、なんつーかあの仰々しさが好きになれない。
そんな私めがマイスタージンガーで1st.Vnを弾いちゃったりしているのですが、テンポはコロコロ変わるわ(拍子は変わらんが)、転調しまくるわ、いろんな部分(テーマ)がぐちゃぐちゃとつながっているわ、と書いていると、まるでイエスの音楽のようですなぁ。全然違うか(^^;

とりあえず「弾く」ことはクリアーしてから楽譜を眺めていると、なかなか面白いものです。手元には1stと2ndのVnの楽譜しかないのですが、きっとスコアを見るともっといろんな発見をするんだろうな。

といっても、やっぱりワーグナーを聴いている分にはあまり好きにはなれません。演奏して、楽譜を眺めて、好きになる音楽もあるんですね。

2005年01月09日

あさり

予想されていたこととはいえ、やはり激忙ですがな。体が資本だから、そーゆうときこそまともな食事をしなければ、とパック入りあさりを買ってきました。
砂出しするべ、と適当に塩水を作ったものの、あさりーずは全く口を割らない。「あさり 砂出し」でググって、そのとおり塩水を作ったら…あーら不思議、あさりーずはこんな風になったではありませんか。ネットってほんとに便利だわぁ。

あさりってこんなに管が長いっすか?! よく見ると気持ち悪かったりして…
これからこのあさりーずは酒蒸しにされ、パスタと共に私の胃に収まるのであった。合掌。

2005年01月03日

ダ・ヴィンチ・コード

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますだ。

大晦日の晩から実家でぐだぐだとワインを飲みつつ過ごしたのですがl、貧乏性のせいか、TVのみを見てのんびりするということができません。あ、紅白のマツケンサンバIIは当然見ましたけど。ちょうど年末に友人から、昨年話題になった「ダ・ヴィンチ・コード」を借りていたので、それを読むことに。
以下ネタばれ注意

davinci1.jpgdavinci2.jpg

一言でいうと、「インディ・ジョーンズ 現代版」って感じ。展開が早く、わずか1日半の出来事が書かれているし、読む方もあっという間に読めてしまう。ちなみに私は5時間程度で上・下を読んでしまった。 来年夏にトム・ハンクス主演で映画化が決定しているそうだが、視覚的な作品なので映画化はたやすいと思うし、アクションあり・謎解きあり・ラブロマンスあり…でウケるんじゃないだろうか。主演はハリソン・フォードの方が似合っていると思うが(それじゃインディ・ジョーンズそのものだって)。
しかしキリスト教の知識があまり無い人間(大多数の日本人が当てはまる。もちろん私も)にとっては、おもしろさも半減。というか、ちゃんと知識を持って読むと、もっと深く読めるんじゃないかなぁと思ってしまい、自分の無知さが悲しくなってしまう。なぜマグダラのマリアにかかわる某説が、法王庁を揺るがすようなネタなのか?聖杯って、インディ・ジョーンズでもみんなが奪い合っていたけど、キリスト教ではどういう扱いなのか??ああ、わかんない~。
謎解きモノとしては、非常にしんどい。というか、読者に解かせようとは一つも考えていない展開で、ミステリとは言えないことがよくわかる。向こう(作者側)から勝手に繰り出される謎解きネタに「なるほど~」とうなずくしかないのだ。しかもそれがキリスト教的ネタばかりなのがさらに悲しい。私がわかったのは、貸金庫の口座番号だけ。あれはすぐにわかりましたよ、奥さん(←意味無し)。

海外文学を読んでよく思うのだが、その国の文化や作者の文化背景を知らないと、本を読んで感じる面白みも上っ面だけなのかな、と。ちょこっと翻訳の勉強をやっていたときに言われたのは、「英米文学を翻訳するなら、聖書とシェイクスピアの知識は不可欠」とのお言葉。うーむ。

どうでもいいことだが、「Rosslyn」の語源が「Rose line」(ローズライン=子午線)とは初耳だった。95へぇ~を進呈。Rosslynというのはポトマック川を挟んでDCの対岸にある街なのだが、この本ではスコットランドにあるRosslyn Chapelがらみで出てくる。スペルを見ておわかりのとおり、日本人には地獄のような発音で、私はこれを何度聞き返されたか(涙) ちなみにカナ表記では「ロズリン」と簡単だけど、この通り言っても絶対に通じないので、ご注意を(-_-;