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オペラ座の怪人

アンドリュー・ロイド=ウェバー制作の「オペラ座の怪人」、見てきました。いやー、良かったっすよ。泣けました。
ミュージカルの方は全く見ていないし、知っているのは音楽だけ、という状態で見に行ったのですが、久々に映画で感動。すごく切ないラブストーリーやね。もう一度見に行こうかな。
-以下ネタばれあり-

主役の3人は吹き替え無しだったのですが、まあこんなもんでしょう。「シカゴ」でのリチャード・ギアのダンス並みにはやってくれています。「エミー・ロッサムの歌がいい!」とあちこちのサイトで見かけますが、そんなに上手いか? リリカルソプラノってことですが、声量がないので、デュエットやオペラ座の舞台シーンでは完全に相手やオケに負けているし。ハリウッド女優にしてはええんでないの、とは思いますけどね。 しかも、この人演技はイマイチ。ファントムとラウルの間で揺れる女心っつーやつが全然表現できていないのですわ。
では何がいいって、ファントムでございます。もう少しおじさま的ファントムの方が良くないかと思ったりもしたのですが、情熱的で色っぽくてセクシー、おまけにラストではファントムの哀しさがぐわんぐわん伝わってくる演技に惚れぼれ。誰からも愛されず、見捨てられ、オペラ座の地下で暮らすファントム。そんなファントムの孤独、愛情、苦悩がひしひしと感じられますた(涙) 歌はなぜかロック調ですが、許す(笑)  愛するクリスティーヌを手放して、マスクの取れたファントムがサルのオルゴールを前に「マスカレード」を口ずさむところ、ほんとに泣きましたよ(隣のおねーさんも泣いていたようだ)。あたくしだったら金持ちボンボンの幼なじみラウルよりは、音楽その他ゲージツの天才ファントムを選ぶけどなー。で、充実の音楽ライフを送るのだ。

ミュージカルはあまり得意でないのですが、NYへ行ったときに「The Phantom of the Opera」だけは見ようと意気込んで…見ませんでした。ぜぇぇぇったいロンドンかNYへ行って、舞台を見るぞー!と人生の目標がまた一つ(^^;)
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今回の映画のサントラ盤もありますが、エミー・ロッサムの声が気に入らないので、サラ・ブライトマンがクリスティーヌ役を演じている、ロンドン版をpick upしておきます。これを聴いて、Phantomの世界に浸るべし。

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