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STARKERS IN TOKYO / WHITESNAKE

前回ちょこっと書いたホワイトスネイクの「Starkers in Tokyo」というアルバムについて。

starkers in tokyo.jpg

これは以前書いたように1997年に東京でレコーディングされたライブアルバムであり、デヴィッド・カバーデールがエイドリアン・ヴァンデンバーグのアコギ1本をバックに、ホワイトスネイクの曲を淡々と歌うというもの。でもこれがいいんだ。デヴィッドって、ほんとに味のある歌を歌う人なんだな~、としみじみ。

ホワイトスネイクといえばディープ・パープルの3代目ヴォーカリストであるデヴィッド・カヴァーデールが結成したバンドであり、80年代半ばからはギタリストにジョン・サイクスやエイドリアン・ヴァンデンバーグを迎え、商業的ヘヴィメタアルバムを作成→アメリカでの大ヒットという歴史を持っている。
念のために言っておくが、私はヘヴィメタルは嫌いである。大好きなのはハードロック。したがって、ヘヴィメタ化したホワイトスネイクには全く興味が無く、80年代半ばからはほとんど聴かずじまいで20年(!)が経過してしまった。しかしディープパープル解散~1982年までのデヴィッドが歌っていたのはブルージーなハードロックで、それはそれは私のツボにぴったりはまりまくっていたのだ。カヴァーデール・ペイジではロバート・プラントばりのハイトーンで歌ったり、ディープ・パープルの「BURN」でもイアン・ギランの後釜らしくハイトーンでシャウトなんかしているが、やはり彼の持ち味はブルースだと思う。まぁヘヴィメタも歌える、ということで。

こんないいアルバムを聴かずにホワイトスネイクを敬遠していたなんて、ごめんよ>デヴィッド。特に最後の「Soldier of Fortune」はディープ・パープル時代の曲で聴き慣れているせいもあり、鳥肌が立つほど素晴らしかったよ。しかもCDジャケットの写真が最高。デビカバと言えばロバート・プラントと並んで、くるくる巻き毛のロングヘアがトレードマークだが(デビカバは巻き毛度は低いけど、とにかくロング巻き毛)、このジャケット写真ではダークブラウンのショートヘアで登場している。それがとにかく格好いい。これを撮影した頃は40代後半と思われるが、若いときよりもはるかにセクシーで色っぽいオヤジとなっている。またまた惚れますた。

ところで、今キース・エマーソンが来日しているってぇぇぇーー! うーん、一生に一回は彼のキーボードプレイを見ておきたいんだけどなぁ。金沢には来るわけないよな…ホール&オーツはこないだ来たんだけど(笑)

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