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白山麓へのドライブ(その1)

白山麓といっても石川県民以外はなんのこっちゃ?と思うだろうが、金沢市の南部にある旧・鶴来町から石川・福井・岐阜県の県境に至る地帯を「白山麓」という。地図を見ていただければおわかりかと思うが、石川・福井・岐阜県の県境には「白山(はくさん)」という2,702mの山があり、全国の「白山信仰」の総本山である。白山は高山帯がある山としては国内最西端であり、独立峰であるため、独自の植物が多い。高山植物の花畑としては白馬岳が有名だが、私の経験では白馬岳よりも白山のほうがはるかにすばらしかった。今年は久しぶりに北アルプスのトレッキングか白山登山でもやってみようかと思っていたのだが、なんと白山の室堂は予約制となっていた。山小屋が予約制なんてアリ?
それはともかく白山麓にはそば屋がいろいろあるとのことなので、母と妹を誘い-もとい、妹の車に乗せていただいて(笑)そばを食べに行ってきた。

噂によると、白山麓のそば屋は結構流行っているらしく、早めに行かないと列をつくことになるという。私が目指したのは、旧・鳥越村にある「みたき」。ここはかき揚げおろしそばが有名らしいので、頼んでみたら…

これですよ。黒っぽい田舎そばの上に、高くそびえるかき揚げ。私はかき揚げが苦手なのだが、このかき揚げは今まで食べた中でベストだったかもしれない。野菜がとにかく甘い。添えてある大根おろしが辛く、脂っこいかき揚げを中和させるのにぴったりである。うまいよー。ちなみに店を出る12:00頃には、すでに多くのお客さんが待ち状態を作っていた。
ちなみに、この店のすぐ近くには「手取峡谷」がある。手取峡谷とは石川県で一番大きな川・手取川の上流にできている渓谷であるが(文字通りやんけ)、こんな感じである。きれいでしょ?

次に行ったのは「ハーブの里ミントレイノ」。ハーブガーデンとかあるのだが、とにかく暑くて見る気力なし。なんつーか、「ちょっとしゃれたお土産やさん」的だったが、どうやら公営らしい。旧・尾口村(現在は白山市に合併)もいろいろと観光客誘致努力をやっていたんですなあ。

さあこれからどうする?というところで、妹が「勝山の恐竜博物館はどう?」と言い出した。妹(教員)はバス遠足で2回ほど行ったことがあるらしい。恐竜なんて興味ないよーと言っていたのだが、ガイドブックの写真を見るとなかなか面白そうである-ということで、県境を越えて恐竜博物館へ行くことに決定。
その途中に旧・白峰村というところを通るのだが、そこの名産品は「栃餅」ということで、当然購入。その栃餅の美味しいこと!! 単にあんこが入った餅(栃の実入り)なのだが、ウマーウマーと一人パソコンの前でほくそえんでしまう(現在食べている最中)。最近はしゃれたケーキよりも和菓子を愛好してしまうのは、金沢にいるからか、単に歳をとったからかは不明である(爆)
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左は栃餅。黒っぽいのは栃の実のせい~。右は旧・白峰村の街並み。なんてことはない山の中の町なんだけど、しっかりときれいに揃えられているのは観光客を意識してか?失礼だが、意識するほど観光客が来るのか??

そうして栃餅を片手に、私たちは一路「恐竜博物館」へと向かったのである。・・・続く。

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