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白山麓へのドライブ(その2)

目標を決めた私たちは、国道157号線をひたすら南下する。ときどき高所恐怖症の人間が気を失いそうな箇所もあったが、この国道は道幅も広く、極めて快適な峠越えの道である。
車中のBGMはなぜかQueen。流れているのはQueenのベスト盤らしいが、リアルQueenヲタだった私は鼻歌半分、なんでSomebody to Loveの次がRadio Gagaなんだ、やっぱりQueenは「JAZZ」までがよかったなぁ、などと薀蓄?半分を一人でわめきちらしていた。
・・・と見えてきたのが福井県立恐竜博物館
そ、それにしても何なんだ、この車と人の多さは。ここは東京か?と思えるような人の多さ。ぐえっ…

しかしここまで来たのだから、やはり入ってみなければ。ちなみにこれがエントランスから正面を見るの図。建物は西田幾多郎哲学記念館並みにモダンである。

三階のエントランスからは、いきなり地下一階にエスカレーターがつながっている。地下一階でエスカレーターを降りた私たちを待っていたのはこれですよ。化石だ! 化石だ~~!!

右はウミユリ、左は海竜とか。それにしても、みなさん化石に興味がないのか、素通りしていくわけさ。私だって全然興味ないけど、こういうのを見て「なんや、これ」と思わないんですかねえ。もったいない。しかも実物だとか。

通路の突き当たりにあるのが、ボーンベッドの複製。ボーンベッドとは「骨化石包含層」のことで、これはワイオミング州で発掘されたものの複製である。…と偉そうに書いているが、そんなものの存在を初めて知った。

それを過ぎると、いきなり恐竜ですよ!「dinosaourだ!!dinosaurだ!!!!!」とお子ちゃまのように大騒ぎしていたのは私です。すみません。だってさ、複製とはいえ、骨格標本がボコボコ置いてあるわけですよ。全部複製かと思いきや、今手元にあるパンフレットを見ると、何体かは実物骨格が展示されているらしい。ひー、もっとちゃんと見ておけばよかった…と今だから言うが、あのときは周りに人(特にお子たち)が多すぎて、とてもじゃないがゆっくり見られる状態ではなかったのだ。
恐竜の骨格の他にジオラマなんぞも展示されているが、ジオラマには全く興味がないのでパス。なんたって「Jurassic Park III」を「金を払って見た中で最低の映画」と評しているアタクシざます(日本にいたら絶対に映画館まで行かなかっただろう)。動いたら「うっそぉ~」と思うんだわさ。ほんとにこんな色か?こんな動きか?と疑惑がふつふつと湧き出てくるのだが、骨格はウソをつかない。骨は本物。ということで、私はあくまでも恐竜の骨格愛好家である。

・・・長くなってきたので、またまた続く。

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