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西田幾多郎記念哲学館

週末に金沢に帰省した兄、妹(金沢在住)との3人で、金沢市のお隣かほく市にある「西田幾多郎記念哲学館」へ行ってきました。
ここは以前行った「ミュゼふくおかカメラ館」と同じ、安藤忠雄氏の設計。新しくできたバイパスのおかげで所要時間は短いものの、駐車場から哲学館までの距離がちょっと・・・といってもたかが知れているのだが、とにかく暑かったのよー。

西田幾多郎はかほく市出身の哲学者で、彼の哲学体系は「西田哲学」などというお名前までついている。彼が京大時代に散策した道も「哲学の道」なんてお名前になり、観光名所になってしまっているし。
石川県の誇る数少ない偉人の一人なのだが(他には中谷宇吉郎くらいか?)、妹は「誰、それ?」なんて言っている。あのねえ、松井秀喜なんかよりもよっぽど知っておくべき郷土の偉人なんだから、と姉貴風を吹かせつつ説教をたれたが、私も実際のところ知っているのは名前だけである。


というわけで、見るからに「ミュゼふくおかカメラ館」と似ている廊下など。1階が哲学全般について、2階が西田幾多郎関係の展示となっているが、真ん中の写真が2階の展示のひとつである。一番右はホワイエでB1Fから上を見上げたところ。NYのグッゲンハイム美術館みたい。パンフには「円に切られた青空が見える、瞑想の空間です」と書いてある。そっか、瞑想か・・・
ここには小さな図書館があり、哲学関係の書籍が並んでいた。いいぐあいにエアコンも効いているし、静かだし、と私がかほく市民だったらここに入り浸るのになー(当然誰もいない)。

夜に大きな本屋へ行ってみたが、やはりシロートには「いきなり哲学」は難しすぎる。パラパラ立ち読みした結果、Amazonユーズドマーケットで「ソフィーの世界」を購入した。この辺がいろんな哲学者を網羅したシロート向け読本として最適だろう。持ち歩くには大きすぎるけど。


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兄がお土産に買ってきた「送り火」なる和菓子。冷やして食べると、まいう~。やはり夏は水饅頭&くず饅頭のシーズンよね。

コメント

ソフィーの世界(上・下)ともあるけど・・・。Amazonユーズドマーケットはもうキャンセルできない?よければ、貸しますよ。

ひぇー、君がそんな本を持っていたとは(読んでいたとは)。失礼しました。
Amazonの方はもうキャンセルできないけど、本代が1円なので(プラス送料)、まあええんでないかと。
こんどデカルトやヘーゲルについてのレクチャーをしてください(^^)

デカルトって誰?(うそぴょん。でもわかりません)私も人間学を学ばないといけないので一応持っていただけです。

人間学っすか? なんかすごい学問をやってるんですねぇ。
いわゆる「哲学」とか「社会学」をミックスさせたものなの??

そんな感じですかねぇ。何せよくわかっていないので。(^^;)

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