« 美しい鹿の死 | メイン | ジョギングdays »

毛虫地獄

昨日の早朝のこと。朝早くから家のチャイムがピンポンピンポ~ンと鳴った。無視していると「すみませーん」との声。ドア越しに「何すか?」と応対すると、「これから殺虫剤の散布をしますので、ベランダの洗濯物を片付けてください」。一昨日も来たのだが、私は留守にしていたため(居留守ではなく、ほんまもんの留守である)、伝えられなかったとのことだ。

ベランダに出てみると、そこには某園芸会社のネームが入った大きな車が殺虫剤散布のスタンバイ状態である。そう、家の前の公園の桜の木がここ2,3日で壊滅状態になった、と私も感じたところだった。そしてその原因はアメリカシロヒトリという蛾の幼虫(毛虫)であり、今年はこの毛虫が金沢市中に大発生していることもローカルニュースで聞いていた。
事務所で「今朝うちに殺虫剤散布の車が来て・・・」という話をしていたのだが、そうこうしていると玄関から「おおっ!」という声が。なんと毛虫が事務所の玄関に入りこんできたのだ。うちの事務所には網戸が無い窓があるので(すごいだろ?)、蜂やハエ、トンボ(ギンヤンマ?)、先日はナメクジまで登場しているのだが、毛虫は初めてである。
なんとなく思い立って、事務所の隣のブドウ畑へ行ってみると・・・(虫嫌いの人は、拡大するべからず)
 
左は毛虫に食べられてボロボロになったブドウの葉(毛虫付)、真ん中はゼニゴケの上の毛虫(緑に毛虫の白が映えているわん)、右は土の上の毛虫。
別に毛虫は嫌いじゃないのだけど、このアメリカシロヒトリは全くかわいらしくない。夏の終わりにはセミを食べようとするカラスと、断末魔の叫びを上げるセミの声を聞いたものだが、超雑食性のカラスも毛虫は食べないのだろうか? 毛虫を食べるようになると、カラスの地位も向上すると思うんだけどなあ。どうですか?>向かいの公園のカラス達

コメントを投稿