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インヴェンションのさらい方

9月は予想以上に仕事が楽チン・来年度に向けた勉強もまだ始まったばかり・・・ということで、想定外の余裕の日々。
というわけで、またまたぽつぽつとピアノを弾いている。言うなれば「リハビリ」といったところだが(何回目のリハビリだよ、ったく)、いつもリハビリに使うのがJ.S.Bachの「2声のインヴェンション」。左手も右手と同じように動かす必要があるので、脳みその訓練にもいいんじゃないかと思っている。歳をとると、脳みその心配までしなければならないのだ(爆)
私は去年の6月にも、インヴェンションを弾いている話を書いているんだよね。全く進歩無しといったところか。

しかし毎回同じようなさらい方をしていてもつまらないので、今回は変わったことをやってみた。「のだめカンタービレ」で出ていた方法だが…
1. 全部の声部を歌えるようにする。
2. ソプラノを歌いながらアルトを弾く。ソプラノを弾きながらテナーを弾く。バスも同じように弾く。
3. アルトを歌いながらソプラノを弾く。テナー、バスも同じように弾く。
4. テナーを歌いながら・・・以下同じ。
インヴェンションは2声しかないので上声部ー下声部のみだし、メロディを覚えるなんざ楽勝よ、とやってみたのだが・・・
・・・難しいです。はい.。  ・・・できません。
特に上声部を歌いながら下声部を弾くのは、あっという間に撃沈。これが3声、4声と増えたら、ガクブルものである。

昔読んだ本に「同時通訳をやるということは、手でベートーヴェンのピアノソナタを弾きながら北海盆唄を歌うようなものだ」という一節があったが、口と手で違うことをやるというのは、何と難しいことだろう。「手で伴奏、口で歌」はできるものだが、バッハの音楽はそういうものではないのだ。
以前から楽器を弾きながら歌を歌ったり、コーラスをつけたりしているロックな皆さんをすごいと思っていたのだが、やっぱりすごいのだ。私の言う「ロックな皆さん」とはスティング、グレッグ・レイク、ジョン・ウェットンといった皆さんを指すのだが(なぜかベーシストばっかり)、まさかライヴではごまかしていないだろうなー、と自分ができないものだから他人まで疑惑の目で見たりしてしまう。

ともかく、今後の課題はインヴェンション15曲をすべてこの方法でさらい、きっちり弾けるようになること。そのうち忙しくなって、また中断するのは目に見えているんだけどね。他にもインヴェンションの効果的なさらい方をご存知の方、ぜひぜひ教えてくださいましm(__)m

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