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金沢犀星まつり

先週の土曜日のこと。土曜日の朝の恒例行事である河川敷ランニングをしていたところ、何やらイベントものの設営をしている人たちを発見。家へ帰ってローカルニュースを見ると、どうやら河川敷で「金沢犀星まつり」なるものが行われるらしい。さほど興味は無いが、おそろしくすっきりさわやかな日なので河川敷をぶらぶらもよかろう、とカメラを片手に行ってきた。

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河川敷には屋台がたくさん出ている。人出も少なすぎず、多すぎずといった感じで、なかなか雰囲気がよろしい。これが東京だと、人であふれるんだよなあ・・・。
ステージでは、いろんな催し物がある。私が行ったときにはラジオ番組の生中継をやっていたが、伝統芸能(西茶屋街の芸者衆の踊り他)、篠笛・琴・三味線などが演奏される時間帯もあるらしい。うーん、そういう時間に行けばよかった。芸者の芸なんて、なかなか生で見る機会が無いからねえ。
ちなみに金沢を流れるもうひとつの川(浅野川)では、5月に「浅の川園遊会」なるイヴェントが開催され、こちらでは東茶屋街の芸者衆の芸を見ることができる。それに対抗して、「金沢犀星まつり」を始めたのだろうか。

さて屋台で何か食料を調達しなければ・・・と見ていると、なんとカレーの屋台があった。しかも店を出しているのは金沢市郊外にあるインド料理店「ルビーナ」。私は1年365日カレーでもOKという人間なので(注:インド風のさらっとしたカレーに限る)、即決で昼食はカレーに決定。朝イエスの「海洋地形学の物語」を聴きながらジョギングをしたせいで、カレーの神様の思し召しがあったのかも(何のこっちゃ全然わからないと思うので、「海洋地形学の物語」「カレー」でググってみそ)。
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注文すると、ナンを1枚ずつこのようなナン焼き器?で焼いてくれる。日本的カレーはご飯が合うが、365日食べても平気なのは、カレー&ナンのコンビだな、やっぱ。
小さなカップに入ったカレーと共に焼きたてのナンを受け取り、早速昼食。近くにはテントと机・椅子が設営されているが、河川敷のコンクリート上に座って食べている人たちもいる。この日は風がちょっと強いが快晴、テント下で食べるなんてアホちゃいますか?ということで、河川敷コンクリート上で川を見ながら食べることにした。ああ、なんたる幸せ。

幸せをかみしめてからは河川敷を後にし、金沢の繁華街へ。金沢の繁華街と言えば「片町・竪町」といったところだが、その途中にある新竪町商店街をぶらぶらした。この商店街は昔からの店の他に、ちょっとこじゃれた店がぽつぽつあるという、謎の地域である。
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商店街中程にある、ちくは寿し。テイクアウト・巻物専門の寿司屋である。噂では戦前からあるらしい。注文すると、その場で作ってくれるという、Japanese fastfood。制服姿の高校生やカップルがちょこちょこ立ち寄る姿が見られた。

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左は子供用のモカシンを売っている靴屋、KOKON。中はよく見えなかったが、実はオーダーメイドの靴を売っているらしい。サイトを見ると、今の私の財力で買えるのはワラビーくらいである。次回は客となって来たいものよ。
右はギャルリ・ノワイヨという店の店内。この店は古い家をそのまま使っているようだ。何の店かと問われれば、雑貨屋のカテゴリーに入るんだろうか? しかし置いてある陶芸その他の作品は、プロが作ったシックなものばかりなので、「雑貨」とは呼びたくない。最近はバザーに出品するようなレベルのものを作る人を、ネット上で「作家」なんて呼んだりする傾向があるが、やはりきちんとした「作家」の作る「作品」は素敵だ。

新竪町から竪町にはいると、とたんに人が多くなり、騒がしくなる。そろそろ帰り時だな、とバス停に向かったはいいが、バスがなかなか来ない。うーん走って帰ったろか、と思ったりしたが、さすがに朝10km&家から河川敷ぶらぶら3kmのあとだし、だいたいカメラ2台を背負って走れないわな(笑)


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