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京の和菓子

もう10月です。今年もあと3ヶ月、激忙モードまではあと2ヵ月半(もうぼちぼち忙しいけど)。カウントダウン状態ですな。

兄から実家の方に和菓子が送られてきた。兄は現在京都で働いているので、「京の和菓子」をいろいろとみつくろって送ってくれるのである。私は時同じくして和菓子党となりつつあったので、違う街の(しかも京都の)和菓子を食べられるというのは非常にありがたい。

今回は秋のお菓子。
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左は七條甘春堂の「京の錦」と言う名前のお菓子。練物かとおもいきや、蒸し菓子だった。やはり秋は紅葉ですね。
ここのサイトを見ていて食べてみたい、と思ったのは「京豆水」。あずきどうふってどんなものだろう? ごま豆腐みたいなもの? 豆腐フェチとしては、興味津々。
右は京煎堂の「花の妖精」というお菓子。見た目はサブレっぽいのだが、サイトを見ると薄焼きせんべいのようである。
あと写真は無いのだが、マロングラッセのような栗のお菓子。栗好きにはたまらないのだが、どこの何というお菓子かメモするのを忘れた・・・

夏にもらったお菓子はこれ。夏らしくていいっすね。この手の棹物は、やはり渋めのお茶が合う。
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番外編。うちの近くの「戸水屋」のくずまんじゅうとささげ餅。
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普通くずまんじゅうはくず粉で作り、冷やして食べるものだが、ここのくずまんじゅうはジャガイモの澱粉でつくられている。そして注文すると、暖かいものを包んでくれる。冷めるとあっという間に硬くなるので、買った後は時間との戦いがあるのみ。「ささげ餅」とは金沢の夏のお菓子で、餅の周りにささげ豆がびっしりくっついているというもの。ちなみにこの餅は塩味なのだが、富山では「ささげ豆が甘い」と言う噂を聞いた。「甘いささげ餅」の存在確認が来年の夏の課題となってしまった・・・

以前から思っていることだが、金沢の和菓子は味が淡白なような気がする。私はこの原因が「お茶」ではないかと思っている。というのも、金沢では「お茶」といえば「ほうじ茶(棒茶)」であり、煎茶はお客様用なのだ。最近は前茶の効用がいろいろいわれ、煎茶を口にすることも多くなったが、私が大昔金沢で働いていた頃(お茶汲みお姉さんもやった)は、煎茶を好む人は皆無に等しかった。
あまり渋みの無いほうじ茶には、甘味のきついお菓子は合わないのだ。それに対し、抹茶のときにはある程度しっかりした甘味で無いと、抹茶に負けてしまう。
というわけで、いろんな和菓子を楽しむには、抹茶が不可欠のような気がする。今度チャレンジしてみようかなあ。サラダやスープに使っている器(いちおう益子焼)にプチ泡立器じゃだめだろうなあ、やっぱり。

コメント

こんにちは。
今度は私のほうがコメントさせてもらいます。

さて、戸水屋ですが、確かに暖かいのを渡してくれますよね。
くず粉ではないだろうとは思っていましたが、じゃがいもでんぷんですか。市販の片栗粉と同じですが、冷えたときのボソボソ感は独特ですよね。
しかも、あんこが"つぶあん"。
わが道をいっています。
しかも、戸水屋では「くずまんじゅう」と呼ばず「水まんじゅう」とか言っていませんでしたかね。「くず」ではなかったと記憶してますが。

菓子も独特なら作る店主もユニーク。店頭では無愛想なのに、校下の運動会になると元気なんだよなぁ。
(ローカルに過ぎましたな。また今度。)

無事届いたようでなにより。栗はねえ、鼓月の「山家栗」ではなかっただろうか?

http://www.kogetsu.com/detail/kisetsu/index.php?i_id=21

「京豆水」は考えたんだけど、日持ちもしないのであきらめました。京都へきたときに買ってみれば?京都駅あたりでも買えます。

近くにも湯葉料理店とかあるけど、まあ一人ではいかないからねえ。では、また何か見繕って送りましょう。

やあやあ、いらっしゃいませ>ありまじろうさん

私は最近戸水屋の存在を知ったのだけど(妹に教えてもらった)、ちょっとしたカルチャーショックを受けましたよ。
暖かい水饅頭?しかも餡がつぶあん?? でもまた食べたくなるんだなー、これが。
ささげ餅は結構塩味が効いていて、インパクトのある味でした(^o^)
ご指摘のとおり、葛を使っていないのに「くずまんじゅう」とはこれいかに。正式名称をチェックしてなかったから一般的名称を使ったのだけど、「くずまんじゅう」のわけが無いと思うよ(爆)
四半世紀前にも毎日あの店の前を通っていたはずなんだけどねぇ。店の存在を全然知らなかったわ。

あの辺は「かぶと洋菓子店」や「戸水屋」といった、おしゃれとは縁遠い(失礼!)けどウマーな店があるし、古い町並みといった被写体はたくさんあるし、カメラを持ってお散歩には大変いいところです。
運動会って、○○(←うちの住所が入る)小学校の社会体育大会だよねー(^^)

>なおきさま

毎度ごちそうさまです。そうそう、栗のお菓子はこれよ!鼓月だったのか・・・
偶然、先月訪問した顧問先で出たのが、鼓月の「千寿せんべい」。おいしかったので、どこのものかメモしてあったのさ。伸子さんもこの「山家栗」を絶賛しておりました(^^)

京豆水は向こうで買わないとダメですね。2週間後は「京都お菓子買出しツアー」だな・・・

前に送った和菓子本を研究してきてください。それにも載っているけど、もし時間があるとか雨が降っているようなら「京菓子資料館」によるという手もあります。俵屋吉冨さんのところだな。その前は1,2度通ったことはあるが入っていない。

http://www.kyogashi.co.jp/guild.html

鼓月の「山家栗」おいしいなら自分でも買ってみようかな。ただ、買い続けるにはちょっと高いね。おつかいものです。

そうですねー、前にもらった本&ネットで予習して、見当をつけて生きます。
「亀屋なんとか」というお店が多いような気がしますが、姻戚関係とか師匠-弟子関係とかがあるんでしょうかね?

「山家栗」はマロングラッセの表面を乾燥させたような感じです。でも確かにお高いわね(^^;;

この前鼓月の前を通りかかったので買ってみました。渋皮の部分がおいしいですな。でも続けては買えん。

亀屋さんはいろいろ暖簾わけですかねえ?よくわかりませんなあ。若狭屋さんも本家はいまはないけど、二條若狭屋、三條若狭屋、七條若狭屋にわかれているし。

名前についてここにうまく載っていました。

http://www.kyoto-wel.com/yomoyama/yomoyama10/023/023.htm

亀屋の謎は、調べてもわからないよー。くすん。
二條若狭屋は総本家若狭屋からの暖簾わけ・・・という情報はゲットしました。三條若狭屋と七條若狭屋も暖簾わけらしいけど、これは未確認情報だす。

おお、後のほうのコメントを見逃していたよ。やっと解った「亀屋」の謎。
「一澤帆布」や「キタムラ」みたいに、兄弟争い→分家…ではないのですね(なぜかカバン屋ばかり?)。

ようやく少し落ち着いたので覗いてみたら、和菓子ネタで盛り上がってますね。つい参加してしまったのは、先日「甘いささげ餅」を食べたからです。確かに富山。高岡市にあるお店ですが名前は忘れた・・・。でも美味しかったですよん。おすすめ!
またランチ&お茶しましょう!


「京豆水」売り場の試食で食べました。東京向けのお土産買ったりしたので食べ逃げじゃないよ。なんか微妙なんで伝えにくいなあ。ゴマ豆腐よりはもう少し寒天とかよりの食感です。ただ小豆の粉っぽさはあるが。。。結局伝わらんので自分で食べてみてくれ。

ひぐらしさん、お久しぶり~。
をを「甘いささげ餅」を食べましたか! 高岡ね・・・でもやっぱり夏の季節ものなんだろうな。美味しいのか・・・ますます食べてみたいぜ(^^)
激忙期突入の前にランチしようね! またメールします。

>なおきさん

報告ありがとさん。ごま豆腐はねっとり、という感じだもんね(まああれは葛粉で作るらしいが)。
今週末~来週はいろいろと多忙なので(奥能登出張2回・・・泊ったほうがよかったりして)、サンダーバードの中でお菓子の再研究をすることになりそうです(^^;;

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