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さよなら、Bessaflex TM

また銀塩(フィルム)カメラが製造中止になった。それは「Bessaflex TM」、私が昨年12月30日のblogで書いたカメラである。

以前のblogで書いたように、このカメラは凝りすぎなのだ。露出計だけはついているもののフルマニュアルの機械式、その露出計も「絞り込み測光」というアナクロなシステムを使っている。世の中にはまだまだアナクロカメラヲタが生息しているのだが、マイナーなレンズ(M42マウント)を使用するこのカメラはウケなかったのだろう。M42レンズ好きもひそかに生息しているはずなのだが、純正マウントを使ってPENTAXでも使っているのだろうか? いや、実のところ私もデザインの美しさとLimitedレンズを使ってみたくて、MZ-3を買おうかどうしようか迷ったこともあったのだが・・・M42マウントでも使えるし~と自分に言い訳をしてカードを取り出すところまでいきそうになったのだが、理性が働いて買うのをやめたのだ。当然一週間後、中古のケース内にあったMZ-3とFA43mm 1.9F Limitedは消滅していた(涙)。

PENTAXの話に脱線してしまったが、このカメラにSMCタクマー(これは30年前のASAHI PENTAXのレンズ)をつけて撮ると、最近のやたらシャープなものとは縁遠い、ちょっとふわっとしてまったり・・・でもそれなりにシャープ、という感じになる。大きさも一眼レフにしては小さめなので、のんびり休日のお散歩カメラとしては最高。なんとなくこのカメラには白黒フィルムが合うような気がして、最近はモノクロをよく撮っていた。

Bessaflexを持っていると、こういうなんてことないお散歩写真を撮りたくなるのですよ。そのような意味では、私の中ではCONTAXやミノルタときっちりと一線を画しているカメラなのである。


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