« そうだ 京都、行こうツアー(その4) | メイン | 着インコ »

ついにロードレースデビューだぜ

まだジョギング続いています。まったくゼロからジョギングを始めて3ヵ月続く確率が5%だそうで、それで言えば私は5%の人間の中に入ったわけだ。ただボケッと走っているのも楽しいが、目標があるほうがやる気が出る。というわけで、ぼちぼちレースに出てみようかと思ったのが、走り出して1ヵ月半経った頃。その頃にはゆっくりなら10kmは走れるようになっていたので、目標は10kmレースである。

金沢では10月に「百万石ロードレース」、11月に「かなざわ市民マラソン」があるが、どちらも制限時間付だ。9月の時点では百万石ロードレースまでに制限時間をクリアできるか自信が無かったので(なんたって亀だから)、かなざわ市民マラソンに申し込むことにした。

ロードレースデビューの日、天気予報ではこの秋一番の寒気がやってくるとのこと。天気予報は雨だし、晩秋の北陸では「弁当忘れても傘忘れるな」である。ちっ、雨かよ。
レースに出るといっても別に気合を入れているわけでもなし、シューズだけは新しく買ったが、いつものウェア(普通のTシャツとスパッツ)で走るぜ、というもくろみはガラガラと崩れる。というのはコットン100%のシャツでは、濡れると重くなるからだ。長袖のTシャツすら持っていない私、仕方がないので前日にランニング用の半袖シャツとアームウォーマーを買う。あああ、また余計な出費が・・・

昔は運動部のトレーニングの一環だったので適当に走っていたが、今回は「走ることがメイン」であるから、一応作戦を立てた。打ち切り地点は4.5kmで30分、7kmで50分の2ヵ所である。問題は4.5kmの30分。普段なら楽勝でクリアだが、この市民マラソンは「台地を駆けよう」というサブタイトルからわかるように、けっこうアップダウンがある。だいたい1km5分30秒なら、坂を上るときのロスタイムを考慮しても楽勝で第1打ち切り点を通過できる。普段のジョグが6分/1kmだから(だって亀だもん)、もう少し速いペースで走ればいいわけだ。某掲示板を見ていると、レースだとアドレナリンが出るわ、周りのペースにつられるわ、で絶対に普段のペースよりは速く走ることになるらしい。

当日朝は寒いものの、雨はなんとか降っていない。ゴールまで持ってくれ~と天気の神様に祈る。
実は2週間前に左足を痛め(歩いていて痛めたって、どういうこと?)、ここ最近は湿布とサポーターでぐるぐる巻きにして短い距離をぼちぼちと走っていたので、10km痛み無しに走れるかどうかちと不安。左足首と左ひざはテーピングで固定することにしたが、まるで「走れる人」みたいで恥ずかしい。
さて、10kmは一番最初のスタート。いつも通りのたのた走っているつもりだが、1kmのラップタイムを見ると5分ちょっと。げっ、速いよ。これじゃ10km持たないよ・・・というわけで、ちょっとペースを落とす。というか、周りもみんな落ちたような気がする。2kmのタイムは作戦よりもはるかに遅くなっていた(おいおい)。
2km後半からは小立野台地に上る上り坂である。ここで私はペースががたんと落ち、何人もに抜かされた。どうして皆さん上り坂でもペースを落とさずに走れるんですか~と心で叫んでいたが、これはこれからの課題として残さねばならない。
なんとか第1打ち切り点を通過。タイムは27分・・・ということは、ぴったり6分/1kmペースである。坂があったとはいえ、これじゃ普段のジョギングじゃないですか、ったく。
兼六園横の坂を下りると、そこは金沢のメインストリート。いやあ、こういう街中の車道を走れるって楽しいねぇ~といいたいところだが、もうこの辺では中だるみしまくり。脳みその中ではシューベルトの交響曲第4番がずっと鳴っている。第2楽章はどんな曲だったか思い出せない。うーん。だらだらと中だるみ走りをしていると、私と同じくらいのスピードで走るおじいさんを発見、そこから2,3km併走させてもらった。このおじいさんにはゴール後に声をかけられ、「お疲れ様でした~」とお別れしたが、私もこんな元気でキュートな老人になりたいものだ。
第2打ち切り点は余裕で通過、あとはマイペースで走るだけである。ところがまたまた存在する上り坂、またしてもペースが落ち、何人かに抜かされた。坂を上ればあとは1.5kmくらいだが、まだペースを上げるには躊躇してしまう。ここで時計を見ると、目標タイムには届かなさそうな気がしてきた。うむむ。「あと1km」の看板を見てからペースを上げて併走していたおじいさんを置き去りにし、何人か抜いたが(なぜか男の人ばかりだった)、それでもラストスパートとは無縁ののたのた走りでゴール。手元の時計では、1時間52秒・・・やっぱりジョギングペースそのものだったか。あと1分だったんだけどなあ。

オリンピックの10000mではゴール後に倒れたりしている姿が映ったりしているが、これくらいのよたよた走りだと、ゴールした後もお気楽なものである。ゴールは9時過ぎなので10時からのテニススクールに行こうかと思ったくらいだが、さすがにそれは偶然会場で会った妹に止められた(笑)
いやー、アドレナリンも大して出ずに淡々と走ったなあ、と家路に向かおうとすると、左足が痛い。家まで1kmくらいなのだが、途中足を引きずりたくなるくらい痛くなってくる。一応アドレナリンは出ていたが、すべて左足に向かっていたらしい。だって走っている最中は全く痛みを感じなかったのだからね。

今後の課題としては「上り坂」「中だるみ」の2つにつきるだろう。フラットな河川敷を走るばかりじゃだめなのね。
フラットなコースだったら、50分台後半になっただろうな~と思っても仕方がない。坂があることはわかっていたのだから。
走った後の爽快感が好き、とか世のレースフリークは語っているけど、私にとっては普段のジョグと同じペースだったせいもあり、特に「よくやった!」的な感想はなかった。しかし、目標があるとモチベーションは上がるし、タイムがもっと縮まればいいな、と思う。とりあえず冬の間はトレッドミルでちょこちょこ走るくらいの冬眠生活をするつもりであるが、もう来年の県内ロードレースを探していたりして(爆)

コメント

昨日の降り続く雨でどうなることかと案じていましたが、どうやら無事開催されたようで何よりでした。

本当に完走しちゃったんですねぇ。10キロ。しかもあのコース。私は自転車でもよう走りませんわぁ。

今日はお疲れ様でした。10KM完走よかったですね。やはりテニスは無理でしょ?アイシングして休んでください。ちなみに3KMに出ていた子どもたちは整列中にあられが混ざるほどの雨が降り可哀想でした。やはり日頃の行い?!

>ありまじろうさん
天気は本当に心配だったのだけど、私が走っている間はちょうど晴れたりして、ラッキーでした。
打ち切り地点を通過できるかどうか心配だったけど、なんとか完走できました。最初は完走が目標だったけど、今となってはタイムが不満。これは次回以降の目標とします。

コースですが、10kmにしてはアップダウンがきついという世間の噂です。街の形状上、どうしてもアップダウンが入ってくるんですよねえ>金沢のロードレース
まあ紅葉した兼六園周辺は走っていても楽しかったっす。片町スクランブル~笠舞交差点がちょっと殺風景かつ中だるみだったけど。
ぜひ天候のいいうちに、自転車で走ってみてください。意外と大したことないって(笑)

>ちづさん
あられ混じりの雨が降ってきたときは、ちょうど3kmレースの頃かなあと思っていました。あれは悲惨だ。ああなった時のためにアームウォーマーまで買ったんだけど(箱根駅伝かよ)、使わなくてラッキーと言うべきでしょう。
アイシングと温泉でゴロゴロしたせいか足は痛くなくなりましたが、今週はおとなしくしていようと思います。マラソンの野口みずき選手はちょっと調子が変だと、ピタッと練習をやめるそうで。見習わなければ。

コメントを投稿