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鍋帽子

まだ正月休み中である。というと羨望のまなざしで見られるが、うちの事務所では有給休暇という言葉は無いに等しいので、これくらいは休ませていただきたい。ここに勤めて2年9ヶ月、「休みます」と言って仕事を休んだのは、毎年試験の日だけである。ちなみに事務所が休みだと言うだけで、私自身は仕事を家でやっているのだ。
それはともかく、これだけ時間があるのだから普段作ろうと思っていたものを作らねば、と作成したのが鍋帽子。

鍋帽子って何だ?と思っている人が多いと思うが、なんと鍋帽子は登録商標である。紅茶のティーポットが冷めないようにかぶせるティーコジー(tea cozy)を「お茶帽子」と呼んでいるが、その鍋版といえばわかるだろうか。煮込み料理はとにかく鍋を火にかけている時間が長いが、材料に火を通したら火を消し鍋帽子をかぶせて数時間置くと・・・ちゃんと材料に火が通って味もしみている、という具合になるらしい。地球に優しいなんたらかんたら・・・はともかく、これがあれば朝弁当を作るついでに具材に火を通し、鍋帽子をかぶせておけば、仕事が終わって帰宅する頃には料理が出来上がっているじゃないですかぁぁ!という働く自炊マニア(私はほとんど外食をしない)には不可欠グッズとなりそうである。

鍋帽子の作り方をネットで検索、材料を揃えたら早速作り出す。型紙製作から完成まで3時間強。あっという間に出来上がり。
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右が鍋帽子。大きい。左は付属の座布団で、これがないと熱が逃げてしまう。

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座布団に鍋を乗せる。この鍋は直径20cm。ル・クルーゼは普通の鍋よりも保温性が抜群なので、ふだんも材料に火が通って調味料を入れたら、火を消してゆっくり冷ましている。今回は材料に火が通らないうちに鍋帽子に投入するが、どうなることやら。
右は鍋帽子を被せたところ。やはり大きい。

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で、出来上がったふろふき大根。昆布とお米少々(だしパックに入れる)を入れた水に輪切りにした大根を投入、沸騰したらすぐに火を消してガスコンロから下ろし、鍋帽子を被せる。写真は4時間経過後の姿。気温5度の台所に放置したが、4時間経過しても鍋帽子の中は熱いくらいだ。
トロトロではないが、ちゃんと火は通っている。ウマーーー!私は何でも固めが好きなので、これくらいの大根のほうがよろすい。地元味噌屋の作ったゆず味噌とくるみ味噌(正確には隣の市で作っている)をつけて食べると、もう何個でもいけそう。これはご飯のおかずじゃないよな・・・(以下略)。ちなみにこのくるみ味噌をキャベツにつけると、青虫になったかのようにキャベツがすすむ、というシロモノである。大根につけても美味い。
翌朝鍋帽子内の残りを見てみたが、硬さはほとんど変わらない。柔らかめが好きな人は、最初の加熱時間を長くするべきなのだろうか。あと、ふろふき大根では味のしみ方の相違がわからない。この2つが今後の研究ポイントだな。
さあ、連休明けからは鍋帽子とともにまともな料理をするぜ(←だって正月だもん。まともな料理なんかしないよね?!)。

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