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REGGATTA DE BLANC / The Police

ある日ふらふらとネットサーフをしていたら、ポリスの紙ジャケCDが発売されていることを発見した。そうそう、確か1月だか2月に発売とは聞いていたのだが、仕事やプライベートのどたばたですっかり忘却の彼方へ去っていたのだ。
しかし初回発売分は、あっという間に完売となったらしい。道理で地元レコード屋では見かけなかったわけだ。

その紙ジャケCDが3月29日に再発売となることを知り、すかさず全部をゲット。といっても5枚しかないのだが…。
私は1st, 2ndアルバムであるOUTLANDO'S D'AMUORとREGGATTA DE BLANCを持っていなかった。確か同じ部のポリス好きの子にレコードを借り、カセットテープにダビングしたのだ。というわけで、私が最初に買ったポリスのレコードはZENYATTA MONDATTAであり、発表後半年くらい考えてから買った記憶がある。GHOST IN THE MACHINEも同じように、発売後世間の評判やレコード評を見てから買ったはずだ。その頃の高校生の小遣いでは、LPレコードは高すぎる買い物だったからだ。SYNCHRONICITYの時には既に大学生となっていたので(歳がバレバレ)即買いし、その年の夏休みはレコードが擦り切れるのではないか、と思うくらい毎日-しかも一日2,3回-聴いていた。ポリスに関しては、その時にダビングしたカセットテープを延々と保管し続け、CDは全く買わなかった。
それが一気に5枚ですよ。これが大人買いってやつなのね。大人バンザイ。ビートルズがCDになって発売されたときには一気に14枚購入したが(!!)、それに次ぐ大人買い記録である。

今日は朝からポリス祭り開催中。1stアルバムから延々と聴き続けております。幸せってこういうことなのね(爆)
久しぶりに1stから通して何度も聴いているが、昔とは聴くポイントが変わっているような気がする。SYNCHRONICITYは別格として、昔は「つまんねーアルバム」という評価を下していたZENYATTA MONDATTAもなかなかイケる。というのも、全体の曲としてだけではなく個々のパートに注目(耳?)してみると、シンセやホーンを多用したGHOST IN THE MACHINEよりもはるかに楽しめるからだ。そんな中で一押しなのが、REGGATTA DE BLANC。

reggatta.jpg

これはポリスの2ndアルバムで、「俺たちゃただのパンクバンドじゃないぜ!」というのがひしひしと伝わってくる1枚。前にも書いたが、ポリスの音はスカスカである。しかしその音の隙間を味わえるようになると、ポリスというバンドの音楽が「一粒で二度美味しい」ようになると思う。
リズム隊(ドラムス&ベース)が作るリズムとメロディ(歌)の間を埋めるのがギターやキーボードだが、トリオというのは非常に難しい。どうしても音の隙間ができるのだ。その辺をキーボードで厚く埋めていったのがEL&Pであり、第二期U.K.なのだが、ギターでは音を埋めるにも限界がある。アンディ・サマーズのギターはその隙間を生かして、ほとんどバッキング的なギター(リズム、サイドギター)に終始しており、スチュワート・コープランドの手数の多いドラムスと相まって独特の雰囲気を出している。まあスティングもそれなりだけど、歌いながらのベースじゃ、凝ったベースラインなんか作れないわね。つーか、そういうベースラインを作る人じゃないか(シンプル派?)。

そんなアンディ・サマーズやスチュワート・コープランドの職人技が味わえるのがこのアルバム。特にWalking on the MoonやReggatta de Blancはお薦め。
昔のいろんな思い出も相まって、星5つ。捨て曲は無いこともないけど、そういうときは各人の個人技を楽しむべし。

コメント

すんません、よいファンでない私は昨日紙ジャケで SYNCHRONICITY を買いました。後はいいや。でもやっぱり Mother は浮いてるなあ。。。

SYNCHRONICITYは「一家に一枚」のマストアイテムですから、常備は当然ですね。余裕があったら他のも買って、よいファンになってください。
Motherの浮きまくりには慣れてしまいましたが(こういうのはフリップとのコラボに入れて欲しかった)、Murder by Numbersは入れないでいただきたい。このアルバムはTea in the Saharaの余韻の中で終わることに意義があるのだと思っております。どういう意義かと聞かれても困るのですが。

ああ、違和感あると思ったら、Murder by Numbersは昔入ってなかったよねえ。まあ続けて買うならベストかスティングの最初のやつになりそう。

そうそう「GTR」も買っちゃったのよねえ。こんなんだったけ。記憶なし。

元々のアルバムにMurder by Numbersは無かったのだけど、CD化されたときにボートラとして入ったんだと思われ。それなのに、今回のCDにはオリジナルのような顔をして存在するので、それは違うだろうと叫びたい。ぜぇぇぇったいにあの10曲以外は入れてはいけませんがな。
ついでに言うと、Synchronicity IIのあとには30秒くらい間を置いてから、Every Breath You Takeを聴きましょう。

私もGTRのライブをこないだ見ました。感想同じっす。こんなんだったっけ? マックス・ベーコンの声がちょっとねぇ。ジョー・リン・ターナーみたいだ。

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