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提灯行列

今日から金沢では百万石まつりらしい。
「らしい」というのは、私は市内中心部で働いているわけではなく、公共交通機関も使わないし、TVもあまり見ないし(w というわけで、世間の事情に全く疎いからである。いや、疎いからではなく、ピンとこないのだ。

オバの昔話になってしまうが、私が知っている百万石祭りは「市祭」と呼ばれ、6月14日の百万石行列を中心に開催されていた。「都民の日」と同様、6月14日は金沢市立の学校・公共施設等が全て休みである。
私がメインイベントの百万石パレードを意識しなかったのは、高校生(県立だったので休みではない)の時くらいではないだろうか。大学生の時には、利家役が一般公募から俳優になったこともあり、県外出身の友人たちと見に行ったものだ。就職すると、勤務先はパレードの通り道。意識しないわけがない(w
こちらに戻ってきた3年前、百万石祭りが6月の第2週末と聞いてびっくりした。アメリカの祝日じゃないんだから、週末に引っかけるなよ。6月14日ってのは前田利家が金沢城に入城した日なんだからさあ、ちゃんとした由来のある日を変えるなよ。商工会議所と金沢市観光なんとか課が主催だし、週末の方が観光客が多くていいに決まっているけど、なんだか釈然としない。
ましてや今年は「雨で行事が中止にならないように」6月初旬。もーどうにでもしてください。

で、今日は協賛行事の「子ども提灯行列」の日。市内の中央公園に集合し、提灯片手に各人の家の方向に向かってひたすら歩く、というそれだけのことだが、子どもの頃にはずいぶん憧れた。私はずっと市内に住みながら一度も参加したことが無く、どうやったら提灯を持って歩けるのだろうというのが一つの謎だった。あれは町内会単位で参加なのだろうか?
母とこのネタで話したところ、「私は付き添いで参加した」と言う。夜なので大人が付き添いで一緒に歩くのだが、彼女はその付き添いをした記憶があるらしい。たぶん妹の時代だろう、という話で決着がついたが、彼女は提灯行列に参加した経験があるのか。うらやましい。
事務所でこの話をしたら、毎年提灯行列に参加していた、という人がいた。彼いわく「提灯ってすぐ燃えるんですよねぇ」。ついぶらぶらと提灯を揺らして歩き、ロウソクの火が周りに燃え移ったらしい。おいおい、それは危なくないか?と思ったら、「自分だけじゃないっすよ。けっこうあちこちで炎上していました」とのこと。提灯を持って歩くのも、結構大変なのだ。

もう一つの協賛行事、「加賀友禅燈ろう流し」には参加?したことがある。
これは市内を流れる浅野川で燈ろう流しをする、というものである。大学2,3年生の頃だったと思うが、その頃所属していたサークル内で誰ということもなく「自分達で灯籠を作って流そう」という話が持ち上がった。そのサークルとは「美術部」だったため、灯籠作りやお絵かきはお手のものである。灯籠を作って浅野川まで運び、他の灯籠(多分全て主催者側のまっとうなもの)の中に紛れ込ませて流した…はずだ。浅野川べりで灯籠が流れていくのをぼんやりと眺めていた覚えがある。
今考えると、エントリーしていないのにロードレースに出場するようなものだ(なんという例えだ)。かれこれ20年前のことなので、もう時効でしょう。許してください、主催者側の皆さん(爆)

コメント

昔、提灯行列に参加しました。おかんが町内の世話係として離れたところで歩いていました。風などで火が消えると大人の人を呼び火をつけてもらった記憶があります。

うーん、やはり世代の差だろうか。私の頃は学校も小さく、町内の子ども会活動もあまり無かったからなー。
しかし中央公園からうちまでって、結構距離あるじゃん。ずっと歩いたの?

よく覚えていないけど歩いたような気がする。途中からバスには乗っていないような・・・

今とは全く違う、あの真っ暗の田んぼ道を歩いて帰ってきたのか…それはそれで大変ですなあ。うらやましいけど。

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