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こまつクロスカントリー

この季節になると、ロードレースもシーズンオフ。金沢では9月の金沢ロードレースまでレースが無いという、寂しいありさまである。5月末に黒部市(富山県)で黒部名水ロードレースという結構有名なレースがあるので遠征しようかと思っていたのだが、どたばたと毎日を送っているうちにエントリーを忘れてしまった。
じゃあこっちに出てみましょう、と申し込んだのが、今日開催のこまつクロスカントリーである。

この大会は小松にある「憩いの森」という大きな自然公園の中を走る、というもので、今年で23回目となる。主催は「健康村」という怪しい名前が書いてあるが、小松にある「やわたメディカルセンター」のグループ企業「(財)北陸体力科学研究所」のこと…だと思う。こういう大会を一企業で主催して開催するというのは、なかなか大変なことなのだろうなあ。


駐車場に車を置いて、受付へ向かう。受付のある場所は芝生がきれいな広場。たこ焼きの屋台が出ていたり、無料骨密度測定などもやっていて、ちょっとしたお祭りムード。この大会にはタイムレースの他に3kmのタイム申告レースというのがある。3人一組で申し込み時にゴール時間を申告、それと実際の走りとのタイム差で順位を決めるというものであるが、別に3kmで最大申告時間の60分かかってもいいのだ。そういうわけか子供づれも多く(ファミリーでグループ参加もちらほら)、お気楽な雰囲気が漂っている。陸連未公認レースだし。
時間があったので骨密度測定をやってもらったら…平均より10%くらい多かった。10年前はボロボロだったんだけどねぇ。毎日のヨーグルトを始めとした、乳製品摂取が効いているとしか思えない(^^)
おー、ここを走るのか。気持ち良さげ…と喜んだのも、ほんの数分のことだった。

プログラムを見ると、スタートは駐車場近くの道路。平地を1km強くらい走ると、次に待っているのはこの坂らしい、ということが判明。

どひゃー。いきなりこれですか。といっても、この坂は舗装もしてあるし、道幅も広い。憩いの森内に入ってからわかったのだが、コース内で舗装してあるところなんてほんの少し、砂利道のオンパレードである。しかも強烈な登りが数箇所あり、木で階段を作ってあるが、そんなもん走って登れるわけが無い。当然ぜえぜえ言いながら歩く。
登りがあれば、下りもある。私は視力が悪いのだが、普段車を運転する時しかメガネをかけない。今日も当然メガネをかけるわけが無く、下りの階段は足元がぼんやりしてよく見えない。いや、ただの言い訳ですけど。

今日はカラッとした絶好の行楽日和だが、ランニングには暑かった。最初の坂を登った時点で、はや息切れである。1周目の途中で「来年は絶対に3kmにしよう」と何回思ったか。私のエントリーした8kmは、公園内を2周しなければならない。短い距離のレースにしては珍しく、給水ポイントがある。2周するので2回飲めるわけだが、今日はこれがなかったら途中から平地も歩きになったかもしれない。それくらいアップダウンコースは辛かった。
ちなみに本日の脳内再生曲は「Rendezvous 6:02」。全く走るのにふさわしくない曲である。しかしスタート直前までクリムゾンのTHE CONSTRUCTION OF LIGHTを聴いていたのに、なぜこんなにベタな曲が頭の中に流れるのだろう??


これがゴール。本当に緑がきれいなのだが、周りを愛でる余裕は全くなし。しかしゴール後バタンキューとなるわけでもなく、いつもと同じ淡々としたもの。惜しむべきは、財布を車の中においてきたため、たこ焼きが買えなかったことだ。
タイムは相変わらず、亀のごとし。クロカンなので、全く今までのレースと比較対照にならない。まあ来年にタイムを比較する時の資料として残しておくだけだな(来年も8kmなのか?)

レース後は近くの「ダイナミック」というグループ企業の運営するフィットネスクラブで風呂に入れるというので(有料だけど)、そこに寄って着替え、一路帰宅の途へ。途中こじゃれたパン屋を発見し「blogネタじゃ~」と購入したものの、カスクートに挟んであったクリームが気持ち悪くなるくらい甘く、あえなく失格。カンパーニュ系はおいしかったけど、それを帳消しにするかのようなクリームの後味の悪さ。うげげ。カスクートはオー・バカナルのフルム・ダンベールが最高だと思うが、いかがなものか。
うちへ帰っても、ほとんど使いものにならず。持ち帰った仕事だけはとりあえず片付けて、あとはゴロゴロ。いや、本当に疲れました(-_-;)

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