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松本・安曇野への旅(その2)

そばを食べた後は、一路安曇野アートラインへ。安曇野アートラインとは、北アルプスに沿って安曇野市~大町市をつなぐ道路で、その近辺には美術館が点在しているのでこの名が付いた…と思っていたが、公式サイトによると道路ではなくて「美術館をラインで結んだもの」らしい。

閑散とした信濃大町駅近辺に比べると、こちらは観光客で大にぎわい。まずはとんぼ玉美術館へ行ってみようかと思ったが、人が多そうでパス。
それなら…とミッションその2-森の中の喫茶店でまったりする-を決行することに。といっても、皆持っている情報は同じのようで、どこへ行ってもいっぱいである(涙) そんな中、偶然とある喫茶店の駐車場が空いていたので、無事入ることができた。当然オープンテラスですわよ、と外の席に座るが、これまた暑い。日陰といっても、金沢よりちょっと涼しいくらい。まあこれも気分の問題だから、と写真をパチパチ撮りまくり、アイスコーヒーを片手に文庫本のページを開くが、あまりに暑くて脳みそがとろけそうである。というわけで、さっさと退散。がっくり。雰囲気はすごくいいので、次回はぜひ人のいない頃に来たい。

左はガラスに映る私め。頭大きい… 右はこの喫茶店のプレート。ぶれてしまったのでよくわからないかもしれないが、シジュウカラらしき鳥が2羽いる。

お次は安曇野アートヒルズ美術館へ。一応「美術館」となっているが、以前はガラス工芸品の販売や体験ができるショップのみだった。気がつくとエミール・ガレの作品を集めて「美術館」になっていたが、ガレなら北澤美術館よねぇ、やっぱり。
人で一杯のアートヒルズを後にして向かうのは、穂高駅近くの碌山美術館。ここは荻原守衛(碌山)の彫刻や、彼に縁のある人の作品が置かれている美術館である。大学生の時以来だから20年以上ぶりに行ったのだが、駅の近辺はあまり変わっていないような気がする(本当かよ)。

この建物と建物に絡まるツタは、コピーしたように昔と同じ。しかしコントラストの強いものを撮るのはむずいです。思いっきり逆光だったし。荻原守衛が亡くなったのは30歳で、さあこれから日本で制作活動を、という時だったそうな。以前見に来た時は30歳なんてはるか先のことだったのだが、気がついたら自分はとっくにその歳を追い越していた。天才は早逝し、凡人は…以下略(w


このようなベンチがあちこちに置かれているので、ちょっと座ってカメラを取り出したり。人も少なく、さっきの喫茶店よりはよっぽどくつろげる。いや喫茶店も、人と車さえ多くなければすごく良かったんだけどね。昔と違う点は、道路を挟んだ反対側に大きな駐車場があることだろうか。駐車場の奥には研修棟があり、そこで美術講座がいろいろ開催されているらしい。開催講座はテラコッタ作りや彫塑、石膏デッサンか…参加したいよ。

本日の宿泊先は松本市内ということで、その後は一路松本へ。松本市内ではパルコのサンクゼールでまたまたジャムやブルーベリーコンポートを買い漁る。「サンクゼール」なんてかっこいいメーカー名だが、以前は「斑尾高原農場」だったのさ。
予約したホテルはネットで値段が安いところを探したのだが、車が出入り自由で建物が2階建てという、アメリカのモーテルを思わせるようなものだった。というわけで、好感度高し。ちなみにアメリカでは車で長距離旅行もよくある話なので、ハイウェイ出口にはDays InnやBest Westernといったモーテルが建っていることが多い。
チェックインを済ませて、ふと見るとこんな張り紙が…(続く)


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