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松本・安曇野への旅(その3)

先週末、大きな冊子がうちのメールボックスに入っていた。
とうとう来たぜ、と早速作業に入ったのだが…その冊子とは専門学校からの「試験解答速報集」であり、作業とは「自己採点」である。1科目は1ヶ月前から捨てていたからいいとして(やはり働きながらの2科目はしんどい)、もう1科目の採点をしてがっくり。思ったより間抜けな答案を書いていたんだなあ、と。あとは傾斜配点を祈るだけだが、こういう期待はしないほうがいいですね、はい。

それはともかく、松本のホテルで私が見た張り紙とはこれである。

そう、サイトウ・キネン・フェスティバルが開催されているんですねえ。これはどうやら"若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」 (弦楽/管楽)発表会"の参加者用らしい。荷物を持って自分の部屋を探していると、ある部屋の中からヴァイオリンをさらう音が。いやーん素敵、いいじゃないの~。自分の部屋に入るとヴァイオリンの音は全く聴こえなくなった。普段は就寝時の周囲の音に過敏なくらいの私だが、このときだけはもっとホテルの壁が薄くても許す!と思ったのでございます。
ホテルに置いてあるイヴェントプログラムを見ると、どうやら前日に開幕したらしい。私がいる日のイヴェントは何も無いようだ(ちっ)。オーケストラコンサートのBプロは、御大が指揮するベルリオーズの「幻想交響曲」…この曲、大好きなんだよねぇ。これは!と思ったのだが、当然チケットは完売だった。来年はサイトウ・キネンに合わせて来ようかなあ。
夕食は適当に済ませ、翌日の予定を考えながらガイドブックを見ていたら、いつの間にか爆睡。ちなみにこの日の松本の最高気温は36.2度。道理で暑かったわけだ。

さて翌日、どこへ行こうか? 考えたのは次の4つ。
1. 塩尻まで南下して、ワイナリーを見に行く。当然ワインを買う。
2. 長野から上信越自動車道で北上。途中「岩の原ワイン」を作っているワイナリーに立ち寄る。
3. 安房峠を越え、神岡経由で富山へ行く。これといって見るものはない。この場合、高山でもう1泊か?
4. 今来た道を戻る。
ここで一人旅の弊害発生。ワイナリーへ行っても、試飲が出来ないじゃないか! というわけで、1・2は消去(泣)。
3.も別に見たいところがあるわけじゃなし、上高地なら行きたいけど…というわけで、来た道をそのまま戻る単純プランに決定。あたしってヘタレだ…

早々にホテルを出て、大王わさび農場へ。ここは昨日あまりの人の多さに、入るのを挫折したところだ。朝早くなら大丈夫だろうと思ったのだが、朝9時前にもかかわらず人が多い。
   
真っ黒の寒冷紗で日よけをしてあるので、わさび田を撮りに来た私はちょっと悲しくなる。寒冷紗が片付けられるのは10月らしい。寒冷紗が無いのは、10月から4月まで。その時しか撮るチャンスがないのか…

こういう風景にも出会えます。しかし人がいるんだなあ、やっぱり。帰りにお土産屋でわさびソフトクリームを食べてみた。わさびのぴりぴり味は全く無いのだが、しいて言うならスカッとした甘さがわさび入りの所以だろうか?

わさび農場を出て、高瀬川東岸を北上する。それにしてもこの辺は川の合流が多いため、川の名前が変わりすぎである。何度来ても、全く覚えられない。
犀川(金沢のではない)が高瀬川ほか3つの川と合流するあたりで、JAの即売所を発見。野生のカンが「ここに寄れ」と指令を出したため立ち寄ってみると…そこは野菜・果物パラダイス。いやーん、何なのこの安さ!しかも人がいないわ!というわけで、ゲットしたのは桃(小さめ)4個:100円、ぶどう(デラウェア)3房:300円、とうもろこし5本:300円、みょうが一袋:160円(甘酢漬けにするのだ)、ブルーベリー(いちごパック位の大きさ):450円というところ。
他にも自制心が吹っ飛ぶくらい野菜や果物が並んでいたが、かろうじて正気に自分を戻し、再び車に乗り込んで北上を続けることにする(またまた続く)。


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