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楽器の調整

私が使っている楽器はヴァイオリンを始めたときに購入したものであり、ラベルを見ると「anno 1990」と書いてある。先日、その楽器を18年目にして初めて調整に出した(ひどい持ち主だ)。

というのも、G線を弾くたびに妙なうなり音がするようになったため。いや、以前から音は気になっていたのだが、最近一層ひどくなってきたような気がする。新しい楽器を買うべきか、はたまた調整に出すか・・・と考えたのは10年位前のこと。まだその頃には、変なうなりはなかったんだけどね。
今回も散々考えたのだが、思うところがあって新規購入ではなく調整に出すことにした。


これが調整に出す前の状態。真ん中の写真の黒ずみは、クリーナーで拭いても取れず。右の写真を見るとお分かりかと思うが、弦が駒に思いっきり食い込んでおります(w

金沢には弦楽器専門店が3件しかない(たぶん)。アマオケも3つしかないのは偶然だろうか。その専門店のひとつに行って、お願いしてみると・・・駒はゆがんでおり、魂柱は完全にずれている。調整どころか修理になってしまった。「買ったときの音に戻ると思いますよ」とお店のお兄さんは言ったが、買ったときは一音も弾けない初心者だったので、どういう音だったのかはまったくわからない。おまけに新しい楽器はどんどん音が変わっていく(らしい)ので、買ったときの音に戻ることは無いと思うのだが(w


戻ってきた楽器でございます。おおお、きれいだのう。クリーニングも頼んだかいがあったってもんだ。手触りも怖ろしく良くなっている。買ったときはこうだったのだろうか。
当然駒もまっすぐになり、うなり音もほとんどなくなった。オケでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をやるのだが、この曲の第1楽章始まってすぐのメロディは、ずーっとG線で弾かなければならない(なんとdまでだ)。先日のイベントでは2nd Vnだったし、今回はこのsur G地獄があるので、G線のうなりが気になったというわけだ。
お店のお兄さん曰く「指板もはがれかかっていました」。どひゃー。安物楽器とはいえ、放ったらかしにしておいてごめんよーー。

楽器の調整に加えて弓の毛替えもし、気合を入れて何をするかと言うと・・・ヴァイオリンのレッスンに通うことにしたんですねえ。長くなりそうなので、この話はまた次回。

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