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ラ・フォル・ジュルネ金沢(その2)

というわけで、ラ・フォル・ジュルネ金沢の2日目。今日は当初の予定通り、11時から17時過ぎまでコンサートに明け暮れるつもりで午前中から駅周辺へ。

今日行ったコンサートは以下の通り。
11:00~ OEKメンバー:弦楽四重奏曲第8番、大フーガ
13:00~ ポワトゥ=シャラント管弦楽団:ピアノ協奏曲第4番
14:00~ イザイ弦楽四重奏団:弦楽四重奏曲第14番
16:30~ OEK:交響曲第3番「英雄」
19:00~ イザイ弦楽四重奏団:弦楽四重奏曲第9番、第10番

聴くのがハードスケジュールなのはもちろんだが、聴いている時間以上に待ち時間(チケット引き換えに並ぶ時間、開演までの時間、キャンセル待ち時間)があるという一日。しかも場所が3箇所に分かれているため、金沢駅周辺を走り回った。スニーカーとジーンズでよかった・・・ついでに、走ることに慣れていてよかった(ww

今日はもうこれにつきますよ・・・イザイ弦楽四重奏団っす。いやあ、たまげました。何がたまげたって、各パートの楽器の音色から違うのだ。繊細かつエレガントとしか言いようが無い、楽器の音。特にヴィオラの音にびっくり。これがヴィオラと言うなら、私が今まで聴いてきたのはヴィオラという名の違う楽器だったのだろうか?と思うくらい美しい。チェロもヴィオラも低音のガシガシしたところが全く無く、エレガントこの上なし。おまけにアンサンブルもエレガントで軽やか。ベートーヴェンにしては線がちょっと細いかな?とも思ったけど、そんなものノープロブレム。午前中のは細かいところがちょこちょこと気になったが(←私のビョーキ)、イザイの演奏は何もかも考えずに音楽を楽しめた。世界レベルの弦楽四重奏団って、こんなにすごいんだ。これのおかげで、ほかのコンサートは全て私の中から吹っ飛んでしまった。OEK?ああ、なんかやっていましたねー(爆)

チケット4を全て使い果たしてしまったので、19:00からのは聴けない。前売りは全て完売だし。でもどうしても聴きたかったので、キャンセル待ちの列に並ぶ。並ぶこと1時間弱、おかげでアートホールというキャパ300人ちょっとの小さいホールでイザイ弦楽四重奏団を聴くことができた。こちらも期待以上の素晴らしさ。弦楽四重奏曲第9番の第4楽章なんて、鳥肌ものでしたよ。つーか、弦楽四重奏などの室内楽は、生で聴いたことがあまりなかったからなあ。聴く機会もあまり無いし(涙) CDを買ったところで、生演奏での感動は得られないし。うーん。
ところで、このイザイ弦楽四重奏団のチェロ奏者は、ロシアのプーチン大統領によく似ている(w 昼のコンサートが終わった後、音楽堂の入り口に立っていたら、イザイのメンバーが楽器を片手に出てきた。ステージ上でもプーチン氏は小さいなあ、と思っていたのだが、何と私の横に立ったプーチン似チェリスト氏はほんとに小さかった。身長152cmの私よりちょっと大きいか?という感じなので、160cmそこそこではないだろうか。でもチェロですよ、チェロ。手は大きいんだろうな。ちなみに私はヴァイオリンの先生にも「手、小さいですね」と言われたので、チェロの夢はあっさり捨てました(爆) 「先ほどの演奏、素晴らしかったです!!」とプーチン氏に言いたかったが、あいにくフランス語はきれいさっぱり忘れたし、英語はどうなんだろう・・・と思っているうちに去っていってしまった。あ、こういうところで声をかけたがるって、オバの証明ですな(ww

ピアノ協奏曲第4番が始まる前。見てのとおり弾き振りだった。
この角度では弦楽器がダンゴに聴こえることが判明。昨日のクラの音がイマイチだったのも、そのせいだったみたい。
で、曲は・・・ぬるかった(-_-)
こちらは邦楽ホール。これからイザイです。当然提灯は消していた(w

明日の予定はピアノ協奏曲第5番のみ。これは友人と聴きに行くという、「普通のコンサートの聴き方」でございます。

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